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ホテル改革ー視察編-2
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大きな姿見に映る自分をジッと見る
・・・、ふふ、別人みたい・・・今日も侍女'sはいい仕事!!
今日は、ホテルのお忍び視察決行の日!
季節は初夏、ベストシーズンなのに、あっさり予約が取れたらしい。
ますます怪しい…。
もう一度、鏡に顔を近づけて、ウィッグの装着具合を念入りにチェック、途中で
ズレたりしたら恥ずか死ねる…。
今日は、ダークブラウンウェーブロングのウィッグを採用、ウィッグだけでずいぶん雰囲気が柔らかくなるものだ。
この国のほとんどの国民は明るめのブラウンヘアーで、ブロンドも珍しくはない。しかし、さすがに私の黄味の強いバターブロンドは目を引く…。
いつもより地味なドレスに着替える。
うん、完璧、設定は地方領主夫人!
護衛騎士に先導され馬車寄せに向かう。
馬車の前に夫役のアンバーが、こちらもウィッグで変装⁈して待っていた。
この国では黒髪は珍しい、貴族で黒髪はアンバーの家系だけなのですぐ身バレしてしまう。
アンバーは一番メジャー色の明るめのブラウンのウィッグを着用してるが、まったく忍べてない!!
くっ、顔がいいやつはこれだから…。
「陛下よくお似合いですよ」
「はいはい、あなたもね」
馬車に乗り込み最終確認をする。
ホテルは王城から近く、20分もあれば着いてしまう。
「ここから先、陛下はなし!ミアね」
「僕はハンスですね」
ふふと、意味深に笑うが、まったくハンス顔ではない!!
ミアとハンスは、四半世紀前の子供に付ける名前ランキングNo.1だ!
巷にわんさかいる。
勝手なイメージだかハンスは優しそうな平凡顔だ!
(世のハンスさんごめんなさい)
そんなくだらい妄想をしてる間にホテルに到着してしまった…。
馬車から降りると自然な流れで腰を抱くアンバー、もといハンス!
ちょいと近すぎやしませんか?
まあ、ここで抵抗しては不自然なのでそのままエントランスに向かう。
ドアマンが穏やかな微笑みを浮かべ、重厚な扉を開けた。
一歩入った瞬間、違和感が半端ない!!
なんだこれ??思わずキョロキョロすると何人かの従業員と目があった。
キビキビ働く者もいれば、あの子爵令嬢のように毛先をくるくるしながら、ハンスをうっとり見つめてる若い女性スタッフもちらほらいる。
あの、くるくるはここでも流行ってるのか?
調度品も以前と変わりなく豪華で配置も特に変わった様子はない。
しかしなんだ、このくたびれ感、全体的にくすんでるって表現がピッタリくる。
記憶の中のロビーはキラキラしてて、活気に溢れてた。
ホテルスタッフもゲストも洗練されてて、大人の社交場だったはずだ。
チェックインをするためフロントカウンターに向かったが、ここのスタッフも横柄な態度で、人を値踏みするかのような嫌な視線を向けてくる。
前世ならこの時点でブチ切れて「責任者出せ!」とはじまってたところだ。
すごいぞ、今世の自分、辛抱強い!!
荷物を運んでくれた若い男性ポーターは、とっても愛想がよく、部屋の説明も丁寧にしてくれた。
ポーターが部屋を出て行き、お供の侍従と侍女にも各自の部屋で待機を命じた。
ふぅ~とため息をつく…。
「想定以上におかしなことになってるわね…」
コクリとハンスが頷く…。
部屋の掃除も行き届いてない、無理だ~こんな部屋に宿泊したいと思わない!!
さっさと片付けて自室のベッドでゆっくり寝るぞ!!
・・・、ふふ、別人みたい・・・今日も侍女'sはいい仕事!!
今日は、ホテルのお忍び視察決行の日!
季節は初夏、ベストシーズンなのに、あっさり予約が取れたらしい。
ますます怪しい…。
もう一度、鏡に顔を近づけて、ウィッグの装着具合を念入りにチェック、途中で
ズレたりしたら恥ずか死ねる…。
今日は、ダークブラウンウェーブロングのウィッグを採用、ウィッグだけでずいぶん雰囲気が柔らかくなるものだ。
この国のほとんどの国民は明るめのブラウンヘアーで、ブロンドも珍しくはない。しかし、さすがに私の黄味の強いバターブロンドは目を引く…。
いつもより地味なドレスに着替える。
うん、完璧、設定は地方領主夫人!
護衛騎士に先導され馬車寄せに向かう。
馬車の前に夫役のアンバーが、こちらもウィッグで変装⁈して待っていた。
この国では黒髪は珍しい、貴族で黒髪はアンバーの家系だけなのですぐ身バレしてしまう。
アンバーは一番メジャー色の明るめのブラウンのウィッグを着用してるが、まったく忍べてない!!
くっ、顔がいいやつはこれだから…。
「陛下よくお似合いですよ」
「はいはい、あなたもね」
馬車に乗り込み最終確認をする。
ホテルは王城から近く、20分もあれば着いてしまう。
「ここから先、陛下はなし!ミアね」
「僕はハンスですね」
ふふと、意味深に笑うが、まったくハンス顔ではない!!
ミアとハンスは、四半世紀前の子供に付ける名前ランキングNo.1だ!
巷にわんさかいる。
勝手なイメージだかハンスは優しそうな平凡顔だ!
(世のハンスさんごめんなさい)
そんなくだらい妄想をしてる間にホテルに到着してしまった…。
馬車から降りると自然な流れで腰を抱くアンバー、もといハンス!
ちょいと近すぎやしませんか?
まあ、ここで抵抗しては不自然なのでそのままエントランスに向かう。
ドアマンが穏やかな微笑みを浮かべ、重厚な扉を開けた。
一歩入った瞬間、違和感が半端ない!!
なんだこれ??思わずキョロキョロすると何人かの従業員と目があった。
キビキビ働く者もいれば、あの子爵令嬢のように毛先をくるくるしながら、ハンスをうっとり見つめてる若い女性スタッフもちらほらいる。
あの、くるくるはここでも流行ってるのか?
調度品も以前と変わりなく豪華で配置も特に変わった様子はない。
しかしなんだ、このくたびれ感、全体的にくすんでるって表現がピッタリくる。
記憶の中のロビーはキラキラしてて、活気に溢れてた。
ホテルスタッフもゲストも洗練されてて、大人の社交場だったはずだ。
チェックインをするためフロントカウンターに向かったが、ここのスタッフも横柄な態度で、人を値踏みするかのような嫌な視線を向けてくる。
前世ならこの時点でブチ切れて「責任者出せ!」とはじまってたところだ。
すごいぞ、今世の自分、辛抱強い!!
荷物を運んでくれた若い男性ポーターは、とっても愛想がよく、部屋の説明も丁寧にしてくれた。
ポーターが部屋を出て行き、お供の侍従と侍女にも各自の部屋で待機を命じた。
ふぅ~とため息をつく…。
「想定以上におかしなことになってるわね…」
コクリとハンスが頷く…。
部屋の掃除も行き届いてない、無理だ~こんな部屋に宿泊したいと思わない!!
さっさと片付けて自室のベッドでゆっくり寝るぞ!!
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