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File 5
剪定し薄青 4
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―ヘキサ―
「全てをって」
六花は目を見開く。全てとはなんだ、頭の中にその言葉が響く。
「文字通り“全て”だよ。政財界の大物が隠したがってる秘密。警察や自衛隊、軍から流れた武器弾薬の動き。発表されなかった新薬の情報。AI開発に関して世界がどう牽制し合っているのか。他にも組織が関わったもの全てを記憶、記録させてるって話だよ」
六花は初めて聞いた事実を前に目が回りそうだった。
六花自身、特殊な訓練を受けているわけではないため情報系には強くないが、以前の仕事でたまたまライースが交渉するところを目にし、情報の持つ力についてほんの少しだけ理解していた。
(戦わなくても相手の弱みとなる情報を持っていれば……)
六花は息を呑む。ライースは血を見ずに相手を制圧し、意のままに動かして見せた。情報の持つ力を正しく評価し、そしてそれを効果的に扱う力があれば、どんな武力よりも強力な武器になりえる。
情報と一口に言ってもなんでも良いわけではない。
相手にとって急所となる核心をついたものである必要はある。しかし、組織が集めた情報ならそのほとんどは“その類”の物だろうということは六花にも容易に想像できた。
それを全て……。全て?
ハッとして六花は声を出す。
「もしかしてその中に!」
「そう、その中になら今まで組織が実行してきた作戦や、その作戦に関わった工作員の情報があるはずなんだ。六花ちゃんのいうように工作員殺しがもともと……その……オクタさんの生徒でウチにいたのなら記録として残ってるはずだよ」
「そ、そうですか」
嬉しさとは違う微妙な気持ち。悲しくもありながら、どこかホッとしたようでもある。
「私も他のチームの仕事や過去の仕事にまで手を出すことは難しくてさ」
リコリスは両手を上げる。言葉通りお手上げの様だ。
「でも」とリコリスは言葉を続ける。
「火のないところに煙は立たないっていうし、それに近しい何かはあるはずなんだ。何とかそこにアクセスできないか探ってみてるけど、それの場所から漁らないとだし結構骨の折れる作業になりそうだよ」
彼女の仕事で六花に手伝えることはない。助けになれないのは苦しいが、居ても邪魔になるだけだと分かっていた。
「組織に攻撃する様なもんだし、節ちゃんや先生が作ったガードも何とかしなきゃだし、……時間かかるのは許して?」
その言葉を聞いて六花はリコリスが自分の先生や同僚どころか姉妹弟子のエランティスと敵対しなくてはならない状況になっていることを再認識した。
(エランティスさん、リラさん)
ホテルの部屋で会ったあの2人の顔が浮かんできた。
大浴場で出会った薄紫色の髪をした女性、エランティス。冷静で感情をあまり表に出さず、凛とした雰囲気を纏っていて気品がある。
六花には気品などないが落ち着きようや考え方の面で、どちらかと言えば六花に近いのはリコリスではなく彼女の方だ。戦いに敗れた六花を救出する際には力を貸してくれたりと、仲間思いな一面もあり、六花はあの一件以降より好感を持つ様になっていた。
ホテルで話した大人の女性、リラ。オクタと同期でリコリス、エランティスの先生。彼女たちの先生と言うことで情報系に通じている。それだけかと思っていたが、彼女の所作は洗練されたものを感じさせた。
オクタたちの代は現在残っている中では最古の代だ。この世界で長く生き残っているというだけでその強さは疑いようがない。機密の奪取、破壊、隠蔽などを主に命じられる潜入班にいるのも頷けるほどで、後方支援がメインのリコリスとは明らかにレベルが違う。
そんな2人と――戦い、戦わせることになるとは考えてもいなかった。
「秋花さんは何で……」
「ん?」
沈黙ののち、六花は再び口を開く。
「何で、私に協力してくれるんですか?」
六花にも自分がなぜこんな質問をしたのか分からなかった。動くと決めておきながら、それが正しいことなのか迷っていた。
リコリスは抜けていて少し頼りないが、それでも姉のように大切に思っている。そんな彼女にも仲間と戦わせる可能性を孕んだ危険な行いをさせようとしている。
六花はリコリスの言葉で自分は間違ってないと思いたかったのだ。
「何でだろ」
リコリスは珍しく考え込む様な様子を見せたが、すぐに頭を振って答えを出した。
「――面白そうだったから」
「――――は?」
開いた口が塞がらなかった。
リコリスは六花の目の前で考え、そして、考えた結果答えた。それが
「面白そうだったから」。
(私が……どれだけ……!)
声を上げようとした。どれだけ自分が悩んでいるか。どれだけ危険なことをしているか。リコリスに言ってしっかりと理解してもらいたかった。
今、自分たちのやっていることは組織を疑い、裏切っているも同義。いつ刺客が送られて殺されてもおかしくないのだと。
しかし、不思議なことに怒りよりも呆れが優ってしまった。彼女ならこう言っても可笑しくないと納得できてしまった。
何も考えていないリコリスを見て、悩んでいる事がバカらしくなった。六花が意を決して部屋に話に行った時も、銃を向けつつふざけているような人だ。そう、不思議なことはない。
「っ。何ですかそれ。考えた結果それですか?」
口調には若干の棘があるが、その顔には笑みが溢れていた。
「六花ちゃんと一緒なら楽しそうだと思ったんだよ。先生は怒るかもだけど、節ちゃんと本気でやり合うとも思えなかったし」
彼女の言うように仲間思いのエランティスと刃を交えることになるとは考えづらい。しかし、彼女の本当の顔を知っているのかと問われれば、答えは否。あまりにも浅はかで、考えなし。でも、そんなリコリスに六花は救われた。
「さっ、報告は今んとここんな感じ。そっちはどうなの?」
リコリスの問いに六花は自分を見つめ直す。
走っている時も、素振りをしている時もいつだって頭にいるのはあの金髪。オクタに育てられた者同士、戦い方は熟知している。
ライースの右腕だったリエールが倒されたと数日前に連絡があった。間違いなく、彼女の仕業だろう。もはや彼女を止められるのは六花か、オクタしかいない。そんな段階まで来ていた。
組織内でも相当の実力者として認められていたリエールでも勝てないとなれば、状況は一刻を争う。単独でリエール以上の力を持つ者はほんの一握り。
初めこそ「お縄についてもらう」などと言っていたが、戦闘中の彼女の殺気は本物だった。彼女の側にアクシデントがなければ、六花もあの場で殺されていただろう。
工作員殺しの狙いが組織を潰すことならば、もう猶予はない。戦闘が主であるもの以外はすぐに狩りつくされるだろう。
だからこそ、六花は焦る。自分は工作員殺しに勝てるのか、と。
「まだ……勝てる未来が見えません」
正直に不安を吐露する。工作員殺しはオクタから教わった戦闘術を会得し、それらを用いて六花よりも多くの戦場を渡り歩いているはずだ。実戦では何よりも経験がものをいう。
六花はまだ若い。彼女に勝るほど戦闘を経験していない。
殺気の影に刃を隠す六花たちにとって戦いは常に裏の読み合いとなる。読み合いで彼女を超えられるのか、六花は頭を悩ませていた。
一度の戦闘。それがこんなにも頭に焼き付いて離れないのは初めてだった。何度も思い返し、挑戦し、そして負ける。
彼女は強い。
「まだ……ですが、必ず……」
(師匠にさせるくらいなら……私が)
オクタの姿が頭をよぎる。それはいつか見た記憶。
ベランダで、ボーッと遠くを見つめて夕日に向かって煙を吹かす。正気が抜かれたような寂しげな背中。
以前のオクタを知らない六花は彼の違和感に気づけなかった。でも、今なら、分かる。
彼も大切な何かを失っていたのだ。
――オクタに斬らせてはいけない。
「私がやらないと、いけないんです」
「そうやって背負い込みすぎるの、お姉さん良くないと思うよ」
「全てをって」
六花は目を見開く。全てとはなんだ、頭の中にその言葉が響く。
「文字通り“全て”だよ。政財界の大物が隠したがってる秘密。警察や自衛隊、軍から流れた武器弾薬の動き。発表されなかった新薬の情報。AI開発に関して世界がどう牽制し合っているのか。他にも組織が関わったもの全てを記憶、記録させてるって話だよ」
六花は初めて聞いた事実を前に目が回りそうだった。
六花自身、特殊な訓練を受けているわけではないため情報系には強くないが、以前の仕事でたまたまライースが交渉するところを目にし、情報の持つ力についてほんの少しだけ理解していた。
(戦わなくても相手の弱みとなる情報を持っていれば……)
六花は息を呑む。ライースは血を見ずに相手を制圧し、意のままに動かして見せた。情報の持つ力を正しく評価し、そしてそれを効果的に扱う力があれば、どんな武力よりも強力な武器になりえる。
情報と一口に言ってもなんでも良いわけではない。
相手にとって急所となる核心をついたものである必要はある。しかし、組織が集めた情報ならそのほとんどは“その類”の物だろうということは六花にも容易に想像できた。
それを全て……。全て?
ハッとして六花は声を出す。
「もしかしてその中に!」
「そう、その中になら今まで組織が実行してきた作戦や、その作戦に関わった工作員の情報があるはずなんだ。六花ちゃんのいうように工作員殺しがもともと……その……オクタさんの生徒でウチにいたのなら記録として残ってるはずだよ」
「そ、そうですか」
嬉しさとは違う微妙な気持ち。悲しくもありながら、どこかホッとしたようでもある。
「私も他のチームの仕事や過去の仕事にまで手を出すことは難しくてさ」
リコリスは両手を上げる。言葉通りお手上げの様だ。
「でも」とリコリスは言葉を続ける。
「火のないところに煙は立たないっていうし、それに近しい何かはあるはずなんだ。何とかそこにアクセスできないか探ってみてるけど、それの場所から漁らないとだし結構骨の折れる作業になりそうだよ」
彼女の仕事で六花に手伝えることはない。助けになれないのは苦しいが、居ても邪魔になるだけだと分かっていた。
「組織に攻撃する様なもんだし、節ちゃんや先生が作ったガードも何とかしなきゃだし、……時間かかるのは許して?」
その言葉を聞いて六花はリコリスが自分の先生や同僚どころか姉妹弟子のエランティスと敵対しなくてはならない状況になっていることを再認識した。
(エランティスさん、リラさん)
ホテルの部屋で会ったあの2人の顔が浮かんできた。
大浴場で出会った薄紫色の髪をした女性、エランティス。冷静で感情をあまり表に出さず、凛とした雰囲気を纏っていて気品がある。
六花には気品などないが落ち着きようや考え方の面で、どちらかと言えば六花に近いのはリコリスではなく彼女の方だ。戦いに敗れた六花を救出する際には力を貸してくれたりと、仲間思いな一面もあり、六花はあの一件以降より好感を持つ様になっていた。
ホテルで話した大人の女性、リラ。オクタと同期でリコリス、エランティスの先生。彼女たちの先生と言うことで情報系に通じている。それだけかと思っていたが、彼女の所作は洗練されたものを感じさせた。
オクタたちの代は現在残っている中では最古の代だ。この世界で長く生き残っているというだけでその強さは疑いようがない。機密の奪取、破壊、隠蔽などを主に命じられる潜入班にいるのも頷けるほどで、後方支援がメインのリコリスとは明らかにレベルが違う。
そんな2人と――戦い、戦わせることになるとは考えてもいなかった。
「秋花さんは何で……」
「ん?」
沈黙ののち、六花は再び口を開く。
「何で、私に協力してくれるんですか?」
六花にも自分がなぜこんな質問をしたのか分からなかった。動くと決めておきながら、それが正しいことなのか迷っていた。
リコリスは抜けていて少し頼りないが、それでも姉のように大切に思っている。そんな彼女にも仲間と戦わせる可能性を孕んだ危険な行いをさせようとしている。
六花はリコリスの言葉で自分は間違ってないと思いたかったのだ。
「何でだろ」
リコリスは珍しく考え込む様な様子を見せたが、すぐに頭を振って答えを出した。
「――面白そうだったから」
「――――は?」
開いた口が塞がらなかった。
リコリスは六花の目の前で考え、そして、考えた結果答えた。それが
「面白そうだったから」。
(私が……どれだけ……!)
声を上げようとした。どれだけ自分が悩んでいるか。どれだけ危険なことをしているか。リコリスに言ってしっかりと理解してもらいたかった。
今、自分たちのやっていることは組織を疑い、裏切っているも同義。いつ刺客が送られて殺されてもおかしくないのだと。
しかし、不思議なことに怒りよりも呆れが優ってしまった。彼女ならこう言っても可笑しくないと納得できてしまった。
何も考えていないリコリスを見て、悩んでいる事がバカらしくなった。六花が意を決して部屋に話に行った時も、銃を向けつつふざけているような人だ。そう、不思議なことはない。
「っ。何ですかそれ。考えた結果それですか?」
口調には若干の棘があるが、その顔には笑みが溢れていた。
「六花ちゃんと一緒なら楽しそうだと思ったんだよ。先生は怒るかもだけど、節ちゃんと本気でやり合うとも思えなかったし」
彼女の言うように仲間思いのエランティスと刃を交えることになるとは考えづらい。しかし、彼女の本当の顔を知っているのかと問われれば、答えは否。あまりにも浅はかで、考えなし。でも、そんなリコリスに六花は救われた。
「さっ、報告は今んとここんな感じ。そっちはどうなの?」
リコリスの問いに六花は自分を見つめ直す。
走っている時も、素振りをしている時もいつだって頭にいるのはあの金髪。オクタに育てられた者同士、戦い方は熟知している。
ライースの右腕だったリエールが倒されたと数日前に連絡があった。間違いなく、彼女の仕業だろう。もはや彼女を止められるのは六花か、オクタしかいない。そんな段階まで来ていた。
組織内でも相当の実力者として認められていたリエールでも勝てないとなれば、状況は一刻を争う。単独でリエール以上の力を持つ者はほんの一握り。
初めこそ「お縄についてもらう」などと言っていたが、戦闘中の彼女の殺気は本物だった。彼女の側にアクシデントがなければ、六花もあの場で殺されていただろう。
工作員殺しの狙いが組織を潰すことならば、もう猶予はない。戦闘が主であるもの以外はすぐに狩りつくされるだろう。
だからこそ、六花は焦る。自分は工作員殺しに勝てるのか、と。
「まだ……勝てる未来が見えません」
正直に不安を吐露する。工作員殺しはオクタから教わった戦闘術を会得し、それらを用いて六花よりも多くの戦場を渡り歩いているはずだ。実戦では何よりも経験がものをいう。
六花はまだ若い。彼女に勝るほど戦闘を経験していない。
殺気の影に刃を隠す六花たちにとって戦いは常に裏の読み合いとなる。読み合いで彼女を超えられるのか、六花は頭を悩ませていた。
一度の戦闘。それがこんなにも頭に焼き付いて離れないのは初めてだった。何度も思い返し、挑戦し、そして負ける。
彼女は強い。
「まだ……ですが、必ず……」
(師匠にさせるくらいなら……私が)
オクタの姿が頭をよぎる。それはいつか見た記憶。
ベランダで、ボーッと遠くを見つめて夕日に向かって煙を吹かす。正気が抜かれたような寂しげな背中。
以前のオクタを知らない六花は彼の違和感に気づけなかった。でも、今なら、分かる。
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