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File 5
剪定し薄青 6
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―ヘキサ―
部屋には重い空気が漂っていた。
本来、六花たちのチームは組織に敵対する者を始末するための“実行部隊”である。内部の人間の調査、暗殺は専門外だ。
専門外の仕事。それを六花たちに依頼しなければならないほど人が減ってしまっているという事なのだろう。
六花は「代わりはいくらでもいる」という言葉が好きではなかった。六花の住む世界では仕事の失敗は死につながる。敵に殺されて死ぬか、組織の人間に始末されるか。どちらにせよ、与えられた仕事をこなせなければ工作員に明日はない。
「名前持ち」と称される六花たちと言えど仕事で下手を打てば黒服と変わらず切り捨てられる。
席が空けば新しい工作員が入ってくる。
六花もいつしかそれが当たり前だと思うようになってしまっていた。
代わりはいる。自分が死んでもきっとそこを埋めるように誰かが……そう思っていた所に突き付けられた事実。
“工作員殺し”の仕業に違いない。六花はそう思った。
(あの時私が負けていなければ、きっとリエールだって……)
初めに動いたのはリコリスだった。机のグラスに手を伸ばすと、シュワシュワと小さな泡が立っては消えるソレをゴクゴクと飲み干した。
「――――――!」
「は」とも「か」とも取れる、声にならない声を吐き出した後、再び話し始めた。
「まあ、仕方ないんじゃない?切り替えてこう」
「……そう、ですね」
六花も恐る恐るカップに口をつけ、ココアを飲み込んだ。乾いた喉を潤すには向いていなかったが、今の六花には何かを飲み込むことがきっと必要だった。
「対象のコードは見ての通り"O1508"。コードネーム"リースト"」
「リーストってーと?」
「“葉”だな。花の名前でも数字でもない。司令部にいるのは間違いないだろう」
オクタはそう口にした。
司令部のみが“上”と呼ばれる組織の頭と直接連絡を取ることができる。基本的に上下の関係がない工作員たちの中でもやはり司令部の人間は特別だ。
そして、彼らは他の工作員たちとの区別を明確にするため、コードネームを意図的に変えている。"彼岸花"や"鬱金香"など、花の個別の名前を冠したコードネームではなく"根単語"、"蔦単語"、"幹単語"など、樹木の部位やその総称で呼び合っているのだ。
つまり、"葉単語"の名を使うということ自体が司令部の人間であることの証と言える。
リコリスはオクタの言葉を肯定するように頷いた後リーストについて分かっていることをまとめた。
「体型はやや痩せ型。年齢はラーレと同じか少し上だから……30前後ってとこ?」
「だな」
ラーレが答えたことで六花は初めてラーレの年齢を知った。元々服装やチャラチャラした性格から20代なのだろうとは思っていたから特段の驚きも感想もなかったが。
「顔写真と住所、使ってる車については後で皆んなのスマホに送っておくね」
リコリスはそう言うとタブレットを机におく。
「さてと、どーする?」
夕食を何にするか聞いているのかと錯覚するほど自然な声。不自然な揺らぎも、力の入った感じもしない。
しかし、ここで彼女が聞いているのは対象のリーストにどのようにして尻尾を出させるか、どのように始末するかと言うことだ。
ここにいる4人にとって夕食のメニューを決めるようなこのやりとりこそが日常であり、それはきっとこれからも続いていくことだ。
六花は口を閉ざしてオクタに視線を送る。この組織の中で、今や最古参となるオクタの言葉を待った。もっとも経験があり、仕事を依頼してきたライースのことを一番よく知っていて、なにかに気づくかもしれないと感じたからだ。
ライースは以前もただの護衛と見せかけて裏ではその一連の騒動を利用して極道を操るAI推進派の政治家を潰そうと暗躍していたこともあった。
六花は戦うことが嫌だというわけではない。当然好きでもなかったが、今はその戦いの意味が知りたいと思うようになっていた。
それが今自分の抱える問題の答えにはならずとも“きっかけ”にはなるだろうという期待もあった。
―オクタ―
六花の視線に気づきオクタは口を開いた。
「ライースのことだ。証拠もなしに動くとは思えない」
オクタのその視線の先には淡い湯気を立ち上らせるカップがあった。カップに淹れられたコーヒーは昏く深い黒をしていた。
今回の仕事の裏でもライースは別の何かを同時に進めているのだろう。六花やリコリス、ラーレは今回の仕事は人手不足によるものからくると言っていたが、本当にそうだろうか。
オクタに限らず、この組織の大半の人間が組織の規模を正確に理解できていない。だからこそ、人手が足りないというところに違和感を感じた。24席の“名前持ち”は“工作員殺し”の手によって減らされている。それは事実だろう。しかし、黒服や以前であった“鍵屋”のように他所にも手はあるはずだ。
オクタは思案する。
リーストという内通者の容疑がかけられている人物の始末以外にも別の目的があり、人をそちらに割いている。あるいは――
(見られているのは俺らか……)
嫌な考えが頭をよぎる。
工作員殺しの正体はライース曰く、オクタの生徒の恵冬だ。そして六花は彼女の妹弟子であり工作員殺しと戦闘した中で唯一の生き残りでもある。
何かある可能性が一番高いのは“実行部隊”だ。
カップから覗く黒い液体にはなにも映らない。
ライースとオクタはなんだかんだと長い付き合いではあるが、結局のところライースの考えていることは分からない。
濁った水を見通すことはできない。
常に戦うことを求められて来たオクタにとって彼はまるで別世界の住人だ。目を凝らそうが、耳を澄ませようが、彼のことは分からないし、ライースもオクタのようにはなれない。
それでも問題はない。オクタにはオクタの仕事があって、ライースにはライースの仕事がある。
ライースが何をしようとしているのかは分からない。しかし、疑われている可能性はある。注意しておくに越したことはないだろう。
「……2週間。リーストの動向を探る。そのために――」
オクタは机のタブレットを手に取り、住所が記載されているところを見つけるとプロジェクターに該当する箇所を映し出した。
「リーストの住むマンションは川沿いか。部屋が見えるよう対岸のマンションで部屋を借りよう」
11月17日(土)
―リコリス―
「ありがとうございますッ!」
リコリスは管理人から部屋の鍵を受け取ると気合の入った会釈を返す。
管理人は小太りの男で作業着に近い服装をしていた。この時期にも首にタオルを巻いていて精力的に日々を過ごしていることが窺える。
「いえいえ、でも珍しいですよね。こんな時期に」
男はリコリスの隣にいるオクタに顔を向け笑顔を見せる。
「いや~来年娘が大学生になるってんで親戚のところを頼りにさせてもらう予定だったんですが、そっちの予定が合わなくてね。そっちが片付くまでの間ですがよろしくお願いします」
「そうかい。一人暮らしは慣れないと大変なこともあるだろうし、何かあったらすぐ言ってくださいね」
人の良さそうな管理人に小さく安堵のため息を漏らすリコリス。
2人して管理人に頭を下げた後エレベーターに乗り込んだ。
部屋は801号室。所謂角部屋で、内見のときに向かいのマンションが見えることも確認済みだ。さらに建物の角度時にベランダの端が向かいのマンションから見えないところも気に入ってリコリスはすぐに契約を決めた。
部屋に着くなり、オクタは鍵を閉めると部屋の中を隅々まで確認し始めた。リコリスは以前ホテルでリッカと泊まった時にも見た光景に笑いが込み上げてきた。
「それ、お父さんが教えたの?小夜ちゃんに」
「大事なことだぞ椛。あと、水も初めは少し出しとけ」
「それは……どんな意味が?」
リコリスは監視カメラや盗聴器の類を警戒するオクタが次に発する言葉を楽しみに、ワクワクしていた。が、その気持ちはあっさりと冷めることとなる。
「単純に言えばしばらく使われてなかった水道の水は汚い」
「あっ……そう」
部屋には重い空気が漂っていた。
本来、六花たちのチームは組織に敵対する者を始末するための“実行部隊”である。内部の人間の調査、暗殺は専門外だ。
専門外の仕事。それを六花たちに依頼しなければならないほど人が減ってしまっているという事なのだろう。
六花は「代わりはいくらでもいる」という言葉が好きではなかった。六花の住む世界では仕事の失敗は死につながる。敵に殺されて死ぬか、組織の人間に始末されるか。どちらにせよ、与えられた仕事をこなせなければ工作員に明日はない。
「名前持ち」と称される六花たちと言えど仕事で下手を打てば黒服と変わらず切り捨てられる。
席が空けば新しい工作員が入ってくる。
六花もいつしかそれが当たり前だと思うようになってしまっていた。
代わりはいる。自分が死んでもきっとそこを埋めるように誰かが……そう思っていた所に突き付けられた事実。
“工作員殺し”の仕業に違いない。六花はそう思った。
(あの時私が負けていなければ、きっとリエールだって……)
初めに動いたのはリコリスだった。机のグラスに手を伸ばすと、シュワシュワと小さな泡が立っては消えるソレをゴクゴクと飲み干した。
「――――――!」
「は」とも「か」とも取れる、声にならない声を吐き出した後、再び話し始めた。
「まあ、仕方ないんじゃない?切り替えてこう」
「……そう、ですね」
六花も恐る恐るカップに口をつけ、ココアを飲み込んだ。乾いた喉を潤すには向いていなかったが、今の六花には何かを飲み込むことがきっと必要だった。
「対象のコードは見ての通り"O1508"。コードネーム"リースト"」
「リーストってーと?」
「“葉”だな。花の名前でも数字でもない。司令部にいるのは間違いないだろう」
オクタはそう口にした。
司令部のみが“上”と呼ばれる組織の頭と直接連絡を取ることができる。基本的に上下の関係がない工作員たちの中でもやはり司令部の人間は特別だ。
そして、彼らは他の工作員たちとの区別を明確にするため、コードネームを意図的に変えている。"彼岸花"や"鬱金香"など、花の個別の名前を冠したコードネームではなく"根単語"、"蔦単語"、"幹単語"など、樹木の部位やその総称で呼び合っているのだ。
つまり、"葉単語"の名を使うということ自体が司令部の人間であることの証と言える。
リコリスはオクタの言葉を肯定するように頷いた後リーストについて分かっていることをまとめた。
「体型はやや痩せ型。年齢はラーレと同じか少し上だから……30前後ってとこ?」
「だな」
ラーレが答えたことで六花は初めてラーレの年齢を知った。元々服装やチャラチャラした性格から20代なのだろうとは思っていたから特段の驚きも感想もなかったが。
「顔写真と住所、使ってる車については後で皆んなのスマホに送っておくね」
リコリスはそう言うとタブレットを机におく。
「さてと、どーする?」
夕食を何にするか聞いているのかと錯覚するほど自然な声。不自然な揺らぎも、力の入った感じもしない。
しかし、ここで彼女が聞いているのは対象のリーストにどのようにして尻尾を出させるか、どのように始末するかと言うことだ。
ここにいる4人にとって夕食のメニューを決めるようなこのやりとりこそが日常であり、それはきっとこれからも続いていくことだ。
六花は口を閉ざしてオクタに視線を送る。この組織の中で、今や最古参となるオクタの言葉を待った。もっとも経験があり、仕事を依頼してきたライースのことを一番よく知っていて、なにかに気づくかもしれないと感じたからだ。
ライースは以前もただの護衛と見せかけて裏ではその一連の騒動を利用して極道を操るAI推進派の政治家を潰そうと暗躍していたこともあった。
六花は戦うことが嫌だというわけではない。当然好きでもなかったが、今はその戦いの意味が知りたいと思うようになっていた。
それが今自分の抱える問題の答えにはならずとも“きっかけ”にはなるだろうという期待もあった。
―オクタ―
六花の視線に気づきオクタは口を開いた。
「ライースのことだ。証拠もなしに動くとは思えない」
オクタのその視線の先には淡い湯気を立ち上らせるカップがあった。カップに淹れられたコーヒーは昏く深い黒をしていた。
今回の仕事の裏でもライースは別の何かを同時に進めているのだろう。六花やリコリス、ラーレは今回の仕事は人手不足によるものからくると言っていたが、本当にそうだろうか。
オクタに限らず、この組織の大半の人間が組織の規模を正確に理解できていない。だからこそ、人手が足りないというところに違和感を感じた。24席の“名前持ち”は“工作員殺し”の手によって減らされている。それは事実だろう。しかし、黒服や以前であった“鍵屋”のように他所にも手はあるはずだ。
オクタは思案する。
リーストという内通者の容疑がかけられている人物の始末以外にも別の目的があり、人をそちらに割いている。あるいは――
(見られているのは俺らか……)
嫌な考えが頭をよぎる。
工作員殺しの正体はライース曰く、オクタの生徒の恵冬だ。そして六花は彼女の妹弟子であり工作員殺しと戦闘した中で唯一の生き残りでもある。
何かある可能性が一番高いのは“実行部隊”だ。
カップから覗く黒い液体にはなにも映らない。
ライースとオクタはなんだかんだと長い付き合いではあるが、結局のところライースの考えていることは分からない。
濁った水を見通すことはできない。
常に戦うことを求められて来たオクタにとって彼はまるで別世界の住人だ。目を凝らそうが、耳を澄ませようが、彼のことは分からないし、ライースもオクタのようにはなれない。
それでも問題はない。オクタにはオクタの仕事があって、ライースにはライースの仕事がある。
ライースが何をしようとしているのかは分からない。しかし、疑われている可能性はある。注意しておくに越したことはないだろう。
「……2週間。リーストの動向を探る。そのために――」
オクタは机のタブレットを手に取り、住所が記載されているところを見つけるとプロジェクターに該当する箇所を映し出した。
「リーストの住むマンションは川沿いか。部屋が見えるよう対岸のマンションで部屋を借りよう」
11月17日(土)
―リコリス―
「ありがとうございますッ!」
リコリスは管理人から部屋の鍵を受け取ると気合の入った会釈を返す。
管理人は小太りの男で作業着に近い服装をしていた。この時期にも首にタオルを巻いていて精力的に日々を過ごしていることが窺える。
「いえいえ、でも珍しいですよね。こんな時期に」
男はリコリスの隣にいるオクタに顔を向け笑顔を見せる。
「いや~来年娘が大学生になるってんで親戚のところを頼りにさせてもらう予定だったんですが、そっちの予定が合わなくてね。そっちが片付くまでの間ですがよろしくお願いします」
「そうかい。一人暮らしは慣れないと大変なこともあるだろうし、何かあったらすぐ言ってくださいね」
人の良さそうな管理人に小さく安堵のため息を漏らすリコリス。
2人して管理人に頭を下げた後エレベーターに乗り込んだ。
部屋は801号室。所謂角部屋で、内見のときに向かいのマンションが見えることも確認済みだ。さらに建物の角度時にベランダの端が向かいのマンションから見えないところも気に入ってリコリスはすぐに契約を決めた。
部屋に着くなり、オクタは鍵を閉めると部屋の中を隅々まで確認し始めた。リコリスは以前ホテルでリッカと泊まった時にも見た光景に笑いが込み上げてきた。
「それ、お父さんが教えたの?小夜ちゃんに」
「大事なことだぞ椛。あと、水も初めは少し出しとけ」
「それは……どんな意味が?」
リコリスは監視カメラや盗聴器の類を警戒するオクタが次に発する言葉を楽しみに、ワクワクしていた。が、その気持ちはあっさりと冷めることとなる。
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