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File 5
剪定し薄青 22
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―ヘキサ―
建物の8階。エントランス脇にある階段を登ると真っ直ぐに通路が伸びていた。川に沿って建てられているこのマンションは若干くの字曲がっており、この階の端の部屋は角を曲がった先にある。
通路の左手側に各部屋のドアがついており、数えると丁度くの字に曲がる手前の部屋が7号室のドアであった。
(あの部屋をターゲットが……)
2人はカメラを避けつつ階段を音もなく登りきり、途中誰とも会う事なく部屋の前にやって来た。
カメラを避けつつといってもそれらはエントランスや、角を曲がって少し進んだところにあるエレベーターホールにあるのみで、階段にはダミーの一つも設置されていなかったが。
「開けるぞ」
オクタは手にした鍵で素早く807号室の鍵を開ける。彼はそのままノブに手をかけ、何の違和感もないことを確かめるとそっと扉を開く。
「ありがとうございます」
六花は彼が促すままに開けた隙間から体を滑り込ませ中を警戒する。オクタはその後外を警戒しながら部屋に入った。
狭い玄関。大人2人は並べないが、靴箱もあり、必要最低限は揃っている。黒いプラスチック製の靴べらが傘立てに入っているのが目につくくらいか。
皮靴が2足。今日履いている物を入れると3足を順に回しているらしい。
(あっあった)
尾行中何度か見かけたオフの時に履いているスニーカーに目が留まる。
(休みの時は……これだけ?)
夜中にコンビニに行くときや食材を買いに近くのスーパーやモールに行くときには必ずこのスニーカーを履いていた。
このスニーカーの時はいつものスーツではなく私服を着ていたこともあり、どこにでもいるちょっとツイてないおじさん感が前面に出ていた。
(秋花さんなら演技なんでしょうけど……あの人は……。すれ違っても、素性を知らなければ工作員かどうか考えることすらなかったでしょうね)
どれも手入れは丁寧で長く大切に使われていることが伺えた。
六花はオクタの様子を観察し、後に続こうと考えていた。しかし、オクタはそんな事は知らぬと言わんばかりに堂々と靴を脱ぎ、カーペットを踏んで、恐れることなく部屋の奥に向かっていってしまった。
六花は一瞬呆気に取られたが彼に倣い靴を脱いで部屋に入っていった。
「こっちがリビングか。キッチンは壁で仕切られてはいるが扉の類はなし。で、あっちが寝室を兼ねたスペース。風呂とトイレは玄関横の方かな」
「ちょ、ちょっと師匠。良いんですかこんな」
六花は天井付近を見上げながら迷うことなく進むオクタの後をついていく。
オクタは目視でさっと周囲を確認する。
「トラップを警戒していないわけじゃないが、ここ数日リーストは間違いなくここに帰って来て夜を過ごし、また仕事に出てる。生活空間だというのならそんなものを置いておくのはあまりにも面倒だ」
彼の言いたいことは分かる。自分の休む場所に爆弾やけたたましく鳴り響く警報装置があり、ふとした拍子に装置が発動しようものなら休むどころではない。一々解除して生活するのも合理的とは言えない。
さらに彼は“普通のサラリーマン”としてこのマンションを契約している。外に影響を及ぼすような派手なことは出来ない。
だが、それでもマメな性格のリーストならトラップだらけで都度解除するような生活でも続けられないことはないだろう。
つまり――
「それ、"師匠"が面倒なだけなんじゃ」
「俺なら、しない」
オクタの視線が止まる。リビングの丸テーブルにコンセントに繋がれたままのパソコンを見つけた。
「部屋の中にあるのはこれくらいか。寝室の方にも何かあるか」
「そう言えば、こういう時って何を探してるんですか?」
六花はあまり家探しをする事がない。
ある程度目的のものがあってそれを奪いにいく事はあっても、自分で証拠になりそうなものを探して、というのは滅多にない。そもそも、組織の仲間を探る事自体が稀な状況ではあるのだが。
「そうだな。最近じゃ紙で持ち歩くやつは少ないからな。スマホ、パソコン、タブレット……あとはメモリやカードなんかはどこにあるのか、中身が探れなくても覚えておくと良い。どこで役立つか分からん」
オクタは手当たり次第に棚や引き出しを開けては中を漁り乱雑に戻していく。
「そう、いうものですか……で次は何を?」
一通りリビングを漁る……というより荒らし終わったオクタは再度部屋中を見回していた。
「盗聴器を仕込むタップを、な」
そういってギプソフィラから受け取った盗聴器をポケットから取り出すオクタ。
「部屋には見たところコンセントは5つあるが、いくつかは繋がれている」
「ええ、そうみたいですね」
「抜いて仕込むのは何が仕掛けられているか分かったもんじゃない。万が一抜かれたものが、電気の供給が一時的にでもなくなったことを記録していると設置がバレる恐れがある。空いてて、部屋のどこでも音が拾えそうな場所を考えている」
「なるほど?」
六花はこの手のことに関して全く知識がない。オクタの雑な漁りに違和感を覚えつつも、彼に変わった様子はないし、こんなものなのだろうと納得した。
「そうだな。テレビ台の隣とキャビネットの隣の2カ所にするか」
オクタの指定した場所は部屋のほぼ対角線上に位置し、テレビ台の横が丁度キッチンの壁を避けて音を拾うことができ、キャビネット側は寝室に近く、もう一方だけでは拾い切れない部分の音も拾えそうだ。
「テレビ台のところは俺がつけるからやり方は見て覚えろ。出来るな?」
「は、はい」
オクタはコンセントの前に座り込むと手際よくカバーを外し、ギプソフィラから一緒に貰っていたドライバーで金具を外し始める。六花に解説を交えてつつ盗聴器を設置したが、かかったのはほんの数分。
六花はこんなことで盗聴が出来てしまうのかと不安になった。
(私の部屋は……大丈夫……だよね?)
オクタはそっとカバーを戻すと、フッと息をついた。
「じゃあ、やってみろ。分からないところはあったか?」
「いえ、たぶん大丈夫です……開けたら壁の内側に貼る感じ……で、あってます?」
「あぁ、見たところ底も深くない。万が一取れても問題はない。やってみろ」
六花は数分前のオクタの行動を思い出しながら、コンセントの前に座り込んだ。持ってきた折り畳み式のナイフを隙間に差し込んでカバーを取り外す。
(よし、次はこのネジを)
ドライバーに手を伸ばしたところで、オクタがいなくなっていることに気づいた。
「師匠?」
六花はすかさず立ち上がる。オクタは寝室の方を漁りに向かったらしく、棚や引き出しを漁っていた。
「ん?終わったのか」
「――まだです。いなくなるならそう言ってからにしてくださいよ。もう」
六花は再び座り込み、オクタの背中を思い出しながら盗聴器の設置を完了した。
「はぁ、終わりましたよ」
「あぁ、お疲れさん」
オクタの声は遠く、見られてもいなかったが、それでも「お疲れ様」と言ってもらえたことが嬉しかった。
―オクタ―
「ないな。この部屋にもないか。まさか風呂場に?いや、湿気るだろ。アレだけは場所を把握しておきたかったんだが」
オクタはこの部屋に来てからというもの、あるものを探し続けていた。それは裏切りの証拠でも流した情報でもましてやその先でもない。
しかし、今探しているもの。それが見つからないことが彼をより黒に染めていく。
通常の仕事をこなすだけならリーストにとって然程必要のないもの。しかし、それはつい数か月前突如として申請された。
ライースは不審に思いつつも工作員の不審死が相次いでいたこともあり、自衛・自決用としてその所持を許可した。
それはヘッケラー&コッホ社が開発したセミオートピストル。
――――“H&K VP9”
十数年前に開かれた東京五輪の際、警備用として再生産され配備されたもので、いくつか裏ルートで組織に払下げられたものだ。
(今も持っているのか。あるいは流したか。どちらにせよ面倒なことに変わりない)
オクタは内心愚痴をこぼしていた。
建物の8階。エントランス脇にある階段を登ると真っ直ぐに通路が伸びていた。川に沿って建てられているこのマンションは若干くの字曲がっており、この階の端の部屋は角を曲がった先にある。
通路の左手側に各部屋のドアがついており、数えると丁度くの字に曲がる手前の部屋が7号室のドアであった。
(あの部屋をターゲットが……)
2人はカメラを避けつつ階段を音もなく登りきり、途中誰とも会う事なく部屋の前にやって来た。
カメラを避けつつといってもそれらはエントランスや、角を曲がって少し進んだところにあるエレベーターホールにあるのみで、階段にはダミーの一つも設置されていなかったが。
「開けるぞ」
オクタは手にした鍵で素早く807号室の鍵を開ける。彼はそのままノブに手をかけ、何の違和感もないことを確かめるとそっと扉を開く。
「ありがとうございます」
六花は彼が促すままに開けた隙間から体を滑り込ませ中を警戒する。オクタはその後外を警戒しながら部屋に入った。
狭い玄関。大人2人は並べないが、靴箱もあり、必要最低限は揃っている。黒いプラスチック製の靴べらが傘立てに入っているのが目につくくらいか。
皮靴が2足。今日履いている物を入れると3足を順に回しているらしい。
(あっあった)
尾行中何度か見かけたオフの時に履いているスニーカーに目が留まる。
(休みの時は……これだけ?)
夜中にコンビニに行くときや食材を買いに近くのスーパーやモールに行くときには必ずこのスニーカーを履いていた。
このスニーカーの時はいつものスーツではなく私服を着ていたこともあり、どこにでもいるちょっとツイてないおじさん感が前面に出ていた。
(秋花さんなら演技なんでしょうけど……あの人は……。すれ違っても、素性を知らなければ工作員かどうか考えることすらなかったでしょうね)
どれも手入れは丁寧で長く大切に使われていることが伺えた。
六花はオクタの様子を観察し、後に続こうと考えていた。しかし、オクタはそんな事は知らぬと言わんばかりに堂々と靴を脱ぎ、カーペットを踏んで、恐れることなく部屋の奥に向かっていってしまった。
六花は一瞬呆気に取られたが彼に倣い靴を脱いで部屋に入っていった。
「こっちがリビングか。キッチンは壁で仕切られてはいるが扉の類はなし。で、あっちが寝室を兼ねたスペース。風呂とトイレは玄関横の方かな」
「ちょ、ちょっと師匠。良いんですかこんな」
六花は天井付近を見上げながら迷うことなく進むオクタの後をついていく。
オクタは目視でさっと周囲を確認する。
「トラップを警戒していないわけじゃないが、ここ数日リーストは間違いなくここに帰って来て夜を過ごし、また仕事に出てる。生活空間だというのならそんなものを置いておくのはあまりにも面倒だ」
彼の言いたいことは分かる。自分の休む場所に爆弾やけたたましく鳴り響く警報装置があり、ふとした拍子に装置が発動しようものなら休むどころではない。一々解除して生活するのも合理的とは言えない。
さらに彼は“普通のサラリーマン”としてこのマンションを契約している。外に影響を及ぼすような派手なことは出来ない。
だが、それでもマメな性格のリーストならトラップだらけで都度解除するような生活でも続けられないことはないだろう。
つまり――
「それ、"師匠"が面倒なだけなんじゃ」
「俺なら、しない」
オクタの視線が止まる。リビングの丸テーブルにコンセントに繋がれたままのパソコンを見つけた。
「部屋の中にあるのはこれくらいか。寝室の方にも何かあるか」
「そう言えば、こういう時って何を探してるんですか?」
六花はあまり家探しをする事がない。
ある程度目的のものがあってそれを奪いにいく事はあっても、自分で証拠になりそうなものを探して、というのは滅多にない。そもそも、組織の仲間を探る事自体が稀な状況ではあるのだが。
「そうだな。最近じゃ紙で持ち歩くやつは少ないからな。スマホ、パソコン、タブレット……あとはメモリやカードなんかはどこにあるのか、中身が探れなくても覚えておくと良い。どこで役立つか分からん」
オクタは手当たり次第に棚や引き出しを開けては中を漁り乱雑に戻していく。
「そう、いうものですか……で次は何を?」
一通りリビングを漁る……というより荒らし終わったオクタは再度部屋中を見回していた。
「盗聴器を仕込むタップを、な」
そういってギプソフィラから受け取った盗聴器をポケットから取り出すオクタ。
「部屋には見たところコンセントは5つあるが、いくつかは繋がれている」
「ええ、そうみたいですね」
「抜いて仕込むのは何が仕掛けられているか分かったもんじゃない。万が一抜かれたものが、電気の供給が一時的にでもなくなったことを記録していると設置がバレる恐れがある。空いてて、部屋のどこでも音が拾えそうな場所を考えている」
「なるほど?」
六花はこの手のことに関して全く知識がない。オクタの雑な漁りに違和感を覚えつつも、彼に変わった様子はないし、こんなものなのだろうと納得した。
「そうだな。テレビ台の隣とキャビネットの隣の2カ所にするか」
オクタの指定した場所は部屋のほぼ対角線上に位置し、テレビ台の横が丁度キッチンの壁を避けて音を拾うことができ、キャビネット側は寝室に近く、もう一方だけでは拾い切れない部分の音も拾えそうだ。
「テレビ台のところは俺がつけるからやり方は見て覚えろ。出来るな?」
「は、はい」
オクタはコンセントの前に座り込むと手際よくカバーを外し、ギプソフィラから一緒に貰っていたドライバーで金具を外し始める。六花に解説を交えてつつ盗聴器を設置したが、かかったのはほんの数分。
六花はこんなことで盗聴が出来てしまうのかと不安になった。
(私の部屋は……大丈夫……だよね?)
オクタはそっとカバーを戻すと、フッと息をついた。
「じゃあ、やってみろ。分からないところはあったか?」
「いえ、たぶん大丈夫です……開けたら壁の内側に貼る感じ……で、あってます?」
「あぁ、見たところ底も深くない。万が一取れても問題はない。やってみろ」
六花は数分前のオクタの行動を思い出しながら、コンセントの前に座り込んだ。持ってきた折り畳み式のナイフを隙間に差し込んでカバーを取り外す。
(よし、次はこのネジを)
ドライバーに手を伸ばしたところで、オクタがいなくなっていることに気づいた。
「師匠?」
六花はすかさず立ち上がる。オクタは寝室の方を漁りに向かったらしく、棚や引き出しを漁っていた。
「ん?終わったのか」
「――まだです。いなくなるならそう言ってからにしてくださいよ。もう」
六花は再び座り込み、オクタの背中を思い出しながら盗聴器の設置を完了した。
「はぁ、終わりましたよ」
「あぁ、お疲れさん」
オクタの声は遠く、見られてもいなかったが、それでも「お疲れ様」と言ってもらえたことが嬉しかった。
―オクタ―
「ないな。この部屋にもないか。まさか風呂場に?いや、湿気るだろ。アレだけは場所を把握しておきたかったんだが」
オクタはこの部屋に来てからというもの、あるものを探し続けていた。それは裏切りの証拠でも流した情報でもましてやその先でもない。
しかし、今探しているもの。それが見つからないことが彼をより黒に染めていく。
通常の仕事をこなすだけならリーストにとって然程必要のないもの。しかし、それはつい数か月前突如として申請された。
ライースは不審に思いつつも工作員の不審死が相次いでいたこともあり、自衛・自決用としてその所持を許可した。
それはヘッケラー&コッホ社が開発したセミオートピストル。
――――“H&K VP9”
十数年前に開かれた東京五輪の際、警備用として再生産され配備されたもので、いくつか裏ルートで組織に払下げられたものだ。
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