45 / 49
うつけ村編
45 世界
しおりを挟む
45 世界
上の自分のことばかり考えている連中は嫌いだ。
良い言葉を並べては機関内で動く人間を人として見ているのかも怪しい。駒のように思っているのではないか、そんなことを思う日々だ。
だが、反発したところで良い事もない。面倒なことになるだけだ。それを分かっているからまるで命じられることをこなすようにしてきた。
……でも幼さを残していた俺は、一度だけ上層部に刃向かった。
きっと、それが後にも先にも上のヤツらに見せた大きな反発だった。それの原因を作り出したのは、俺をここで働くように促した志賀内 萬であった。
あの男が突如として消えた。 おかしなアイツのことだ、すぐにケロッと戻ってくる、だがどれだけ経とうともあの男がこの国家機関で俺の前に姿を現すことは無かった。
勘の良かった俺は上のヤツらの見え見えな嘘をずくに見抜いた。 志賀内 萬に関しては何も知らない、勝手に研究が嫌になり逃げた人間と、今までのヤツらと同じだと言った。
あの男がそんな人間なわけないと知っていた。俺は上のヤツらに何度も何度も萬のことを聞いたが、あいつらが口を割ることはなかった。
そんな中で起きた
『うつけ村での大火事』
俺は特に気にかけなかった。 何処かの村が焼かれたのだと、小さな出火原因で人が亡くなった、それくらいにしか考えていなかった。
今にしてみれば、そんな俺が他人にもっと調べろなんて言えた人間では無い。
事は1つずつ、個体のように動いているように見えて全てが繋がっていることがある。だから、何か1つでも見落とせば、取り返しの付かないことになるかもしれない。
俺がそれを痛感したのは、今だった。
「…………咲は遠慮がないな、でもそう思っている自分がいるから言い返せないな」
「思っている、違うだろう。 それが事実だ。 この世界が上手く回るのは、誰かのお陰だ。 その中心の大きな柱を持つのが、朝霧、お前だ」
随分と大きな役割を持たせたものだな。世界を任せられているとでも言われているようだ。
「……じゃあ、その朝霧 奏斗がいなくなれば、世界は動かなくなる。消えるのかな……、それならそれで良いのかもしれないな」
「…………それは私にも分からないな、未来を見れる人間以外には分かり得ないことだ。 現状、今の事態は止まらない。 あの子の聞く声の主が本気なら、多くの人が死ぬ。 そして、そいつの言う通りのカゾク、とやらしか残らない、だがそれも世界の形の一つだ」
そうだ、きっとこの事態は誰にも止められない。 実際、俺がいたとしても止められる、そんな保障は何処にもない。
「君がいなくなると、今の世界は崩れるが新たな世界が出来る。 元が形のないものはなくすことができない、私はそう思うよ。 例え、私たちのいるこの地上がなくなったとしても、世界が消えたわけじゃない。 消えたのは私たちのいる場所だ。 また違った形で世界は作られていく」
咲の話は何処か面白くて、意味が分からない。 誰にも分からないものを見ている、だからこそ今まで他の研究者が作り出せなかった能力や魔法を持たない人間用の力を覚醒させるような薬を作り出せたのかもしれない。
「……そうかもしれないね。 いや、そうなんだよ。 虹のいた、表世界では魔法や能力が使えない、それが当たり前の世界だ。 でも、こちらへ来れば使えたところで何らおかしくはないんだ。 世界なんて同じ言葉を使うくせに、常識は全く違っていても、その世界にいれば誰もおかしいなんて思わない……」
俺はそれを何度も見てきた。 咲の薬をもってしても普通の人間では持てない力が、表世界と裏世界を行き来する力だ。
そして、これを使える人間を俺も自分以外に知らない。 表世界がある、というのは諸説もあれば実際に俺も行っているのだから、この世界でもほとんどの人間が知っている。
……まぁ、表世界では裏世界があるなんて知る人はいないんだろうけど。
「……ふふ、にしても偶然というべきなのか、なんなのか……。 確かにうつけ村の大火事はかなり前のことであるとして、君が表世界から連れてきた虹という子、彼を連れてくる時期とこの壮大な計画の始まりの時期が重なるとはな。 不幸中の幸いというやつか? 彼がいなければH大学であの場にいた人間は死んでいた。 そしてあの化け物が街へと進出し、そうとも知らず、昨日から街外へと出ていたお前がいなくて、街は全滅。 これが免れただけ良かったのかもしれないな」
……そうだ。 あの日に虹を迎えに行ったのも偶然。 あの日に虹の意識の中に声が残ったのも偶然。 そして、虹の中に聞こえる声の主が、裏世界で最も危ない大罪人であることも偶然。 そんな偶然の連鎖で今の状況が出来上がっている。
「……咲、この計画というもの以前に分からないことは沢山あるんだよ。 虹が本当に昔の被検体として使われていた子なのか、そんなことも未だに分からないでいるんだ」
「……ふ、ふふふっ、確かに言ったなぁ、私も。 すっかり忘れていたよ、こんな大事ばかりあるとそんな話すっかり何処かへと消えていたよ」
そう、実際は虹が一体、誰なのか、本当に被検体として扱われ、誰かに表世界へと連れて行かれ、斎賀夫妻に金と引き換えに渡されたのか、何も分かっていない。
その昔の実験のことだって、上層部はきっと話そうとしないだろう。
誰かが何かを隠すから、本当のことが見えてこない。全てを皆が白状すればきっと全て解決する。もちろん、そんなことあるわけはないが。
「……でもね、偶然は偶然でも、今私たちが敵とするのは、虹の中に聞こえている声の人間であることに間違いはない。 きっと、その人間に辿りつけば虹のことも分かると踏んでいるよ」
「……………ま、そう考えても無理は無いな」
そう言うとすぐに咲は「話が逸れたな」と話題を変えるような言葉を発する。
「……うつけ村の大火事の犯人、あとはあの場にいたオークション参列者……、見つかる気はしないが、奴隷だった人間、そちらも探ってみよう。 まぁ、そう時間は無いからほとんど情報がなくても責めるなよ」
「……ああ、助かる」
次はあの村でのオークション、そこにいた金目的で買おうとしていたやつら、そして金も得ようとしていた人間、それらを抹殺することが向こうの狙いだろう。
ただ、分からないのは、H大学の時には全く関係の無い街の人間を狙ってきたのに今度はターゲットを絞っている。
それにわざわざ、うつけ村という場所で何かを起こそうとしている。
街から飲み込みたいのであれば、街に、多くの前回のような化け物を送り込めば良いだけだ。 なぜ、今更……というか、向こうの人間は奴隷の一人なのか? それならばそれを恨み復讐するのも分かる。
だが、無関係の化け物を作り出す研究者ではないのか? 関係しているのは化け物の中に入れられるであろう奴隷だった人間ではないのか……?
思考回路が意味不明で考えるだけで、頭がおかしくなりそうだ。
常人ではない、狂った考えの持ち主としか思えない。そもそも、カゾク以外を要らないとする点で普通では無いが。
うつけ村、前回のこともある。 上層部も隊員を駆り出すことに反論はできないだろう、と思い、出来れば会いたくも話したくもない上のおじい様方のもとへ向かった。
上の自分のことばかり考えている連中は嫌いだ。
良い言葉を並べては機関内で動く人間を人として見ているのかも怪しい。駒のように思っているのではないか、そんなことを思う日々だ。
だが、反発したところで良い事もない。面倒なことになるだけだ。それを分かっているからまるで命じられることをこなすようにしてきた。
……でも幼さを残していた俺は、一度だけ上層部に刃向かった。
きっと、それが後にも先にも上のヤツらに見せた大きな反発だった。それの原因を作り出したのは、俺をここで働くように促した志賀内 萬であった。
あの男が突如として消えた。 おかしなアイツのことだ、すぐにケロッと戻ってくる、だがどれだけ経とうともあの男がこの国家機関で俺の前に姿を現すことは無かった。
勘の良かった俺は上のヤツらの見え見えな嘘をずくに見抜いた。 志賀内 萬に関しては何も知らない、勝手に研究が嫌になり逃げた人間と、今までのヤツらと同じだと言った。
あの男がそんな人間なわけないと知っていた。俺は上のヤツらに何度も何度も萬のことを聞いたが、あいつらが口を割ることはなかった。
そんな中で起きた
『うつけ村での大火事』
俺は特に気にかけなかった。 何処かの村が焼かれたのだと、小さな出火原因で人が亡くなった、それくらいにしか考えていなかった。
今にしてみれば、そんな俺が他人にもっと調べろなんて言えた人間では無い。
事は1つずつ、個体のように動いているように見えて全てが繋がっていることがある。だから、何か1つでも見落とせば、取り返しの付かないことになるかもしれない。
俺がそれを痛感したのは、今だった。
「…………咲は遠慮がないな、でもそう思っている自分がいるから言い返せないな」
「思っている、違うだろう。 それが事実だ。 この世界が上手く回るのは、誰かのお陰だ。 その中心の大きな柱を持つのが、朝霧、お前だ」
随分と大きな役割を持たせたものだな。世界を任せられているとでも言われているようだ。
「……じゃあ、その朝霧 奏斗がいなくなれば、世界は動かなくなる。消えるのかな……、それならそれで良いのかもしれないな」
「…………それは私にも分からないな、未来を見れる人間以外には分かり得ないことだ。 現状、今の事態は止まらない。 あの子の聞く声の主が本気なら、多くの人が死ぬ。 そして、そいつの言う通りのカゾク、とやらしか残らない、だがそれも世界の形の一つだ」
そうだ、きっとこの事態は誰にも止められない。 実際、俺がいたとしても止められる、そんな保障は何処にもない。
「君がいなくなると、今の世界は崩れるが新たな世界が出来る。 元が形のないものはなくすことができない、私はそう思うよ。 例え、私たちのいるこの地上がなくなったとしても、世界が消えたわけじゃない。 消えたのは私たちのいる場所だ。 また違った形で世界は作られていく」
咲の話は何処か面白くて、意味が分からない。 誰にも分からないものを見ている、だからこそ今まで他の研究者が作り出せなかった能力や魔法を持たない人間用の力を覚醒させるような薬を作り出せたのかもしれない。
「……そうかもしれないね。 いや、そうなんだよ。 虹のいた、表世界では魔法や能力が使えない、それが当たり前の世界だ。 でも、こちらへ来れば使えたところで何らおかしくはないんだ。 世界なんて同じ言葉を使うくせに、常識は全く違っていても、その世界にいれば誰もおかしいなんて思わない……」
俺はそれを何度も見てきた。 咲の薬をもってしても普通の人間では持てない力が、表世界と裏世界を行き来する力だ。
そして、これを使える人間を俺も自分以外に知らない。 表世界がある、というのは諸説もあれば実際に俺も行っているのだから、この世界でもほとんどの人間が知っている。
……まぁ、表世界では裏世界があるなんて知る人はいないんだろうけど。
「……ふふ、にしても偶然というべきなのか、なんなのか……。 確かにうつけ村の大火事はかなり前のことであるとして、君が表世界から連れてきた虹という子、彼を連れてくる時期とこの壮大な計画の始まりの時期が重なるとはな。 不幸中の幸いというやつか? 彼がいなければH大学であの場にいた人間は死んでいた。 そしてあの化け物が街へと進出し、そうとも知らず、昨日から街外へと出ていたお前がいなくて、街は全滅。 これが免れただけ良かったのかもしれないな」
……そうだ。 あの日に虹を迎えに行ったのも偶然。 あの日に虹の意識の中に声が残ったのも偶然。 そして、虹の中に聞こえる声の主が、裏世界で最も危ない大罪人であることも偶然。 そんな偶然の連鎖で今の状況が出来上がっている。
「……咲、この計画というもの以前に分からないことは沢山あるんだよ。 虹が本当に昔の被検体として使われていた子なのか、そんなことも未だに分からないでいるんだ」
「……ふ、ふふふっ、確かに言ったなぁ、私も。 すっかり忘れていたよ、こんな大事ばかりあるとそんな話すっかり何処かへと消えていたよ」
そう、実際は虹が一体、誰なのか、本当に被検体として扱われ、誰かに表世界へと連れて行かれ、斎賀夫妻に金と引き換えに渡されたのか、何も分かっていない。
その昔の実験のことだって、上層部はきっと話そうとしないだろう。
誰かが何かを隠すから、本当のことが見えてこない。全てを皆が白状すればきっと全て解決する。もちろん、そんなことあるわけはないが。
「……でもね、偶然は偶然でも、今私たちが敵とするのは、虹の中に聞こえている声の人間であることに間違いはない。 きっと、その人間に辿りつけば虹のことも分かると踏んでいるよ」
「……………ま、そう考えても無理は無いな」
そう言うとすぐに咲は「話が逸れたな」と話題を変えるような言葉を発する。
「……うつけ村の大火事の犯人、あとはあの場にいたオークション参列者……、見つかる気はしないが、奴隷だった人間、そちらも探ってみよう。 まぁ、そう時間は無いからほとんど情報がなくても責めるなよ」
「……ああ、助かる」
次はあの村でのオークション、そこにいた金目的で買おうとしていたやつら、そして金も得ようとしていた人間、それらを抹殺することが向こうの狙いだろう。
ただ、分からないのは、H大学の時には全く関係の無い街の人間を狙ってきたのに今度はターゲットを絞っている。
それにわざわざ、うつけ村という場所で何かを起こそうとしている。
街から飲み込みたいのであれば、街に、多くの前回のような化け物を送り込めば良いだけだ。 なぜ、今更……というか、向こうの人間は奴隷の一人なのか? それならばそれを恨み復讐するのも分かる。
だが、無関係の化け物を作り出す研究者ではないのか? 関係しているのは化け物の中に入れられるであろう奴隷だった人間ではないのか……?
思考回路が意味不明で考えるだけで、頭がおかしくなりそうだ。
常人ではない、狂った考えの持ち主としか思えない。そもそも、カゾク以外を要らないとする点で普通では無いが。
うつけ村、前回のこともある。 上層部も隊員を駆り出すことに反論はできないだろう、と思い、出来れば会いたくも話したくもない上のおじい様方のもとへ向かった。
0
あなたにおすすめの小説
無能妃候補は辞退したい
水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。
しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。
帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。
誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。
果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか?
誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
没落領地の転生令嬢ですが、領地を立て直していたら序列一位の騎士に婿入りされました
藤原遊
ファンタジー
魔力不足、財政難、人手不足。
逃げ場のない没落領地を託された転生令嬢は、
“立て直す”以外の選択肢を持たなかった。
領地経営、改革、そして予想外の縁。
没落から始まる再建の先で、彼女が選ぶ未来とは──。
※完結まで予約投稿しました。安心してお読みください。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる