召喚アラサー女~ 自由に生きています!

マツユキ

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「まぁ、話を進めよう。まずは、ミナ。お前の事は国王に報告した。ミナの他にも、召喚され、挙句に追放された者がいるかもしれない事もな。報告した時は、驚いていたよ。気づかなかったのかと、聞いたが、まったく気づいていなかったらしい。すぐに調査するって言ってたから、詳細はすぐに分かるだろう。あと、お前に会いたいと言われたが、本人が望んでいないから、会わせないと言っておいたから安心しろ」

「…ありがとうございます。私、実は王様の事、信用していませんでした。正直、今も完全に信じる事は出来ません。だって、おかしいと思いませんか?いくら王宮が広くても、召喚魔法って、使う魔力も膨大になるし、離れていても気づかないなんて事は無いんじゃないのかって思えてならないんです」

「あぁ。それは俺も思うよ。異界から召喚するってのは、簡単な事じゃない。これは、前にも話したよな?この召喚を行った場合、王宮だけでなく王都に居る、俺達にも分かっても不思議じゃない。それほど魔力を消費する、大規模な儀式なんだ。それゆえに、そう何度も行える物でもない。それが、王宮の者達にも気づかれず、召喚をお行っていた。これは、あり得ない話だ。主犯はあの馬鹿王子なんだろうが、その裏には、王子でさえ気づいていない黒幕が、いる様に思えてならない」

グラハムさんが、言う事が本当に起こっているとしたら、その黒幕は相当な強さを持っているのではないのか

「本当の、黒幕…その人が、陰で企みを持って、暗躍している。グラハムさんは、そう思っているんですね?」

「あぁ」

「確かに、王子行いを利用している人がいて、それを誰にも気づかれない様に、サポートまでしている。そして、王様も、利用されている可能性が、あると言う事」

誰にも気づかれず、かつ目的通りに事を進めている。その黒幕が望む通りに、行動させられている事に気づいていないとすれば、これは相当に厄介な相手である事は、間違いないだろう

「その通りだ。あいつに会って、違和感を感じた。俺が知っているあいつのままだったが、俺が知っているあいつでない様にも感じた。だから、馬鹿王子の調査は、あいつに任せたが、この件については、俺が調査しようと思う」

「分かりました。初めは、私だけの問題だろうと思っていましたが、もしかすると、この国全体―――いえ、他の国にも同じような事が起こっていてもおかしくはありませんからね。そちらの方は、グラハムさんにお任せします。何か分かったら、教えて下さい」

「もちろんだ。あ、それからミナがこの国を出る事も言っておいたぞ」

「そうですか」

「その件で、マスター。実はミナさん、この2日で移動資金と備品の購入に必要であろう資金も、もう十分に稼がれているんです。ですから、こちらが思っていたよりも、早く出られる事になるかと思います」

「何?たった2日でか?」

「はい。移動、備品購入、それ以外にも暫くは、働かなくても問題ないくらいには」

「…そうか。想定していたよりも早いな。まぁ、こればかりはどうしようもないだろう。しかし、近接の訓練はしておかないとな…ミナが、と言うより俺が心配だし、ミナがこの国を離れてからの、連絡手段も確保できていないしな…」

「連絡手段か…あ、うーん…でもなぁ…」

「なんだ?何か案があるのか?」

「いや、元いた世界、地球って言う星での事ですが、そこではスマホって言う機械があって、それがあれば遠く離れた場所でも、連絡を取る事が出来ていたんです。「携帯電話」なんですけど」

「そんな便利な物があったのか?」

「はい。魔法は使えませんが、その代わり?に、科学が発達した世界だったんです」

「そうか…しかし、そんな便利な物があればいいが、あいにくこの世界ではその、科学?と言う物は無い。作るとしても、かなり時間がかかってしまうだろう」

「いえ、そこは私の能力とスキルが解決してくれて、実は…」

そう言って、鞄からスマホを取り出して、グラハムに見せる

「実は、牢から出る前に作っていたんです。力や能力も、ある程度つかってはみてて。その時に」

スマホを色んな角度から、眺めているグラハムさん

「―――その、スマホ。俺にも作れるか?」

私がスマホを作った経緯を話すと、グラハムさんは暫く考えた後に、真剣な表情でそう言った
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