召喚アラサー女~ 自由に生きています!

マツユキ

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「ミナさん!いったいこれはどういう事ですか!?」

今、解体場には11匹のドーズと、756匹のキュラスが山積みになっていた

「ドーズは、初めは一匹だったんですけど、倒した後にまた襲われて。キュラスは罠を作って…そしたら、こんなに大量になってしまって」

ハハッと笑って誤魔化す。そんな私に、ニスカさんは深い溜息をついた

「しっかし、こらぁまた綺麗に仕留めてるなぁ!素材になる部分がかなりとれる!報酬は期待してな!」

ガハハッと豪快に笑いながら、早速仕事に取り掛かるガースさんは、本当に生き生きとしていた

「後は、お任せしました。さて、ミナさん。報酬ですが、査定の結果が出てから、全ての報酬をお渡しする形でいいでしょうか?」

「それで、大丈夫です。じゃぁ今日はこのまま帰っても大丈夫ですか?」

「構いません。明日には結果は出ていますので、その時に報酬をお渡ししますね」

「分かりました!じゃぁ、宜しくお願いします!」

後の事はガースさんにお任せして、宿に帰る事にする

宿に着いてすぐに夕食をとって、その後入浴。保護した子も汚れていたので、ついでに洗ってあげた。ちなみに、洗っている時も眠ったままだったから、慎重に洗ったよ

ついでにと、クロもハクも洗ってあげたら、ご満悦な様子だった。入浴後は、ハクが皆を乾かしてくれたので、そのまま部屋へ向かった

部屋について、ペット用の寝床を魔法で作り、そこに保護した子を寝かせる。安心した様な寝姿に、ホッとして眠りにつく事にする



―――翌朝


顔の上に、フカフカのフワフワな物が乗っている感触が、心地よくて無意識にモフモフしてしまう

『キュキュッ』

テシテシと、顔をフニフニされる

『キュ~』

弱々しい声に、ハッとして起き上がると、膝の上には、昨日保護した子が乗っていた

『キュゥ~!』

嬉しそうな鳴き声を上げ、膝の上でクルクル回る、その子はとても愛くるしかった

「か、可愛い~!!」

『キュウゥ~』

撫でると、気持ちよさそうにする、その子は、愛くるしいさとは反対に、美しい姿をしていた。真っ白な毛に、銀糸の様な毛が混じっていて、幻想的な雰囲気を出している

そして極めつけは、額にある大きなダイアモンドの様な石だ。子猫くらいの大きさに、リスの様な要望に相まって、とても美しい

『彼女はカーバンクルの希少種でしょう』

「女の子何だね!で、カーバンクルって何?」

『カーバンクルは、存在自体が希少ゆえに、人前には滅多に姿をあらわさない。カーバンクルは、幸運を運ぶと言われている』

『それゆえに、カーバンクルはを見つけた者達は、非常に大切にします。しかし、それはその者にとっての、です。カーバンクルにとっては、違うと言う事ですね』

「そっか…あ、でもこの子がカーバンクルなら、側に置かずに、仲間の元に帰してあげた方が、」

『キュ――!!!』

言いかけた時、凄い勢いで、飛びついてきた。その姿はまるで、「私を捨てないで」そう言っているみたいだった

「でも、私といると危険な目に合うかもしれないよ?」

『キュゥ』

グリグリとお腹に頭を擦り付けてくる

「分かったよ。よし、じゃぁ、名前を決めないとね!何が良いかな…あっ、額の宝石が綺麗だから、ジュエリーをもじって、ジュリはどう?」

『キュウゥ~』

嬉しそうに膝の上で、回るジュリに頬が緩んでしまう

『ジュリはまだ、赤ん坊です。時期に話せるようになるでしょう』

『ジュリの教育は任せろ』

「ふふ。任せるよ」

嬉しそうに、ゆったりと尻尾を振るクロ。ほんといいお兄ちゃんだよね。あ、ちなみにクロとハクは兄弟で、クロがお兄ちゃんなんだって

クロもハクも、お互いに信頼し合っていて、良い兄弟。そこに新しく妹が出来て、ハクもクロと同じように嬉しそうだ

『主、ギルドに参りましょう』

「分かった。行こう!」

身支度を整え、宿を出てギルドに向かった
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