遥か闇なる世界 ~世界の絶望に立ち向かう黒神子の少女と、真の勇者になる事を夢見る心優しい青年の物語

藤田作磨

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第三章 二人の聖女編

3-15.幼い少女が抱く小さな夢

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           3ー15.幼い少女が抱く小さな夢


「お外から来たお兄さん、荷物置き場のお部屋の中も一緒に整理をしてくれてありがとう御座います。おかげで大いに助かっちゃいました。やっぱり私たちの細腕だけでは大きくて重い荷物は運べないですからね」

「ハア、ハア、ハア、ここでいいのか。ヨイショッと。もう、もう流石に動けないぜ。ちょっとだけ休ませてくれ。もう休憩、ここで少し休憩だ!」

 艶のあるツインテールの髪型をした小さな女の子の頼みでフロアの奥にある倉庫に荷物を運んだラエルロットは、もう動けないとばかりにその場へとへたり込む。

 身体からは大量の汗を掻き、むせ返るほどの荒い息はラエルロットがどれだけ真面目に少女達の頼みを聞き、忠実にこなしたかを示している。

 誰もいない倉庫の中で一人静かに息を整えるラエルロットの目の前に冷たく冷やされた水の入ったコッブが差し出される。

「お疲れ様でした。はい、よ~く冷えた水です」

「おお、水か、ありがたい。遠慮無くいただくよ!」

 差し出された水に意識と体が反応したラエルロットは喉の渇きを癒やす為にその水を一気に飲み干す。

 ゴク、ゴク、ゴク、ゴク、ゴク、ゴク、ゴックン!

「ぷっはあぁぁぁ、旨かったぜ、お嬢ちゃん、ありがとな!」

「どう致しまして」

「君は確か……」

「私は○○○○○の少女のクローン体、99754番といいます」

 疲れているせいか少女が発した最初の言葉が聞き取れなかったが、ラエルロットは構わず思いを口にする。

「数字が並ぶとなんだか覚えづらいな。髪型がツインテールだから、ツインのお嬢ちゃんでいいかな。ちゃんとした名前は後日考えると言う事で」

「ええ、私にも名前をつけてくれるんですか」

「俺が付ける思い付きの名前で良ければな」

「はい、それでいいです、是非ともかわいらしい名前をお願いします。流石に髪型がツインテールだからツインじゃ適当過ぎですからね」

「まあ、確かに……な」

「だから、約束ですよ!」

 後日名前をつけてやるという約束をしたラエルロットは、なんだかうれしそうにはしゃいでいるツインテールの少女を見つめながら床に置いた荷物を指さす。

「何回もいろいろと運ばされたが、この荷物の中身は一体なんだ?」

「私達の私生活に使う備品や小物とかです。それと……道半ばでいきなりいなくなった仲間達の所持品や衣類とかも……入っています」

 どこか悲しげに言葉を紡ぐまだ幼い少女の口から遠巻きに仲間の死を言わせ、更にはそのつらい記憶を思い出させてしまった事にラエルロットははっとしながら後悔する。

「す、すまない、聞かなくてもいい事を聞いてしまったな」

「いいえ、いいんです」

 そのしんみりした雰囲気にいたたまれなくなったラエルロットは話の話題を変えるためにこのフロア内で暮らす少女達の中では最年長と思われるテファの事について話を聞く。

「所であのテファニアによく似た金髪の女性の事について教えてはくれないか。このフロアに導かれてから彼女のことを知ったが、彼女は一体どんな女性なんだ。まあ見た感じ悪い人間ではないとは思うが、一応彼女の人となりを君の口から聞いてみたいと思ってな」

「そのテファニアさんと言う人が誰か、私は解らないけど、95657番のお姉ちゃんはとても優しくていい人よ。それにとっても頼りにもなるしね。やっぱり選ばれた特Aランクの才能を持つサンプル体なだけあってこのフロアではリーダー的な存在よ。色々ときめ細かい気配りもできるしね」

「そ、そうなのか」

「うん、それはもういつも笑顔を絶やさない、まさにお日様のような人だよ!」

「お日様ね……」

「どんなにつらいことが合っても、95657番はいつも優しく元気づけてくれるの。いつだって希望は捨てちゃ駄目だって。諦めない限りいつか必ずチャンスはあるって、いつも口癖のように言っているわ!」

「そ、そうか、彼女がねぇ……」

 テファの人となりの性格を他の少女達への接し方から探ろうとしたラエルロットだったが、聞けば聞くほど裏表の無いまさに聖人のような女性である事を知り好感を抱くが、逆に今度は彼女達の聖女の力について一つの疑問を抱く。

「テファ、いいや、その95657番のお姉さんも特Aランクの聖女の力を宿したサンプル体らしいが、君たちも聖女の力をその体に宿しているのか」

「はい、勿論宿しています。逆に宿していなかったら壊れた不良品と言う事で、研究員達の手で直ぐに廃棄処分にされちゃいますからね。そんな仲間達をこれまでも沢山見てきました。私はCランクの力を宿したサンプル体なのですが大した力でもないので今の今まで生き残れたこと事態が奇跡のような物です。やはり体を張って守ってくれた仲間達や、必ず覚醒し役に立つと説得してくれた95657番のお姉ちゃんのお陰です」

「仮に聖女の力が使えるのならその力を使って、皆協力してこの研究所から脱出しようとは考えなかったのか?」

「勿論考えましたがそれは出来ません。なぜならこの階のフロアには特殊な魔法消失結界が施されていて、聖女の力だけを封じる術式が至る所に設置されています。だからこそ特別な力を持つ特Aランクの95657番のお姉ちゃんもその強大な力を振るうことは最初からできなかったのです」

「そうか、少女達はこのフロア内では大なり小なり聖女の力は一切使えないと言うことか。全く難儀なことだな。まあこのエリアは彼女達の逃走を阻止し拘束する為に作られたフロアらしいから、その対策はしててもおかしくは無いか。それで、テファの……いいや、特Aランクの力を持つとされる95657番の能力は一体どういった物なんだ?」

 好奇心を抱きながら迫るラエルロットの素朴な疑問に耳を傾けていたツインテールの少女は、首を横に振るうと知らない事をアピールする。

「分かりません。実は私たちもまだお姉ちゃんの真の能力を直に見たことが無いんです。なんでも私達がその能力を直接この目で直に見てしまったら、かなり危ない物らしいです」

「聖女の力を宿した君たちでさえも容易には近づけず、危険で危ない力だと言う事か。と言う事はかなり広範囲に渡り広がる強力な力だと言う事が軽く想像できるな。話の断片から推察するにその能力は一個人に対して小規模単体で使用ができる類いの物ではないようだ。その能力有効射程距離範囲が自由に絞れないとなると、非常に使い勝手が悪い謎の能力だと言うことか。むむむ、非常に興味深い話だぜ!」

「95657番のお姉ちゃんの話だと、暁の光を凝縮した能力だと言っていました。なんだかとても神秘的で綺麗そうですよね。私も一度は見てみたい物です!」

(暁……光……太陽という意味か。それがなぜそんなに危険なんだよ。それともまさか、その光の強さや熱量の範囲に問題があるのか?)

 ラエルロットはカラになったコップを床に置きそんな事を考えていると、ツインテールの髪型をした少女は期待を込めた明るい声である事を聞く。

「ねえねえ、外の世界って一体どんな所なの。聞いた話じゃ、暖かなそよ風が流れる天気の日はまるで楽園のようなお花畑が野山に咲き乱れ、その自然を感じさせる甘美な香りは嗅覚だけでは無く、他の視覚や聴覚や触覚といった感覚すらも自然に覚醒させる。その感覚とは綺麗なお花を見た時の感動や、匂いを嗅いだ時の清々しさや、小川を流れる水の冷たさを感じた時の驚きや、他の生き物達が発する生の鳴き声から生命の脈動や息吹を感じる事ができるんでしょ。それにお空に見えるお日様はとても熱く、そしてまぶし過ぎて、その目で直に見る事はまずできないのだとか。ねえ、それは本当なの。そんなに外のお日様は汗を掻くくらいに暖かで……目を明けられないくらいにまぶしくって……外の世界を黄金色に照らすくらいに美しいの。私は話に聞くばかりでお外の世界を直接この目で見たことがないから、もしも外に出る事が出来たら是非この目で見てみたいの。外の世界を見たことがあるという95657番のお姉ちゃんが言っている事は本当なのかを」

「そうか、君たちは本体の被験者のクローンとして培養液で作られて産まれ出た以降はこの施設内でズーとその時間を過ごしているんだったな。なら外へは一度も出た事は無いか。でも仮に外の世界に出られたとして、その後は一体どうするんだ?」

 不思議に思うラエルロットの素朴な疑問にツインテールの髪型をした小さな少女は希望に満ちたにこやかな笑みを向けると期待を込めた言葉を話し出す。

「勿論私の家族に、パパとママに会いに行くの!」

「あ、会いに行くのって、それは一体どういう事だよ。だって君は……?」と一瞬言いかけたが、そこでラエルロットは続きの言葉を呑み込む。

(い、言えない、君は本体の被験者の細胞から造られたただのクローン体だから、本体がこの世にいる以上、君が帰る家は当然そこには無いのだと。それが君に課せられた残酷で過酷な現実なのだと言う事を、その厳しい事実を直接言って聞かせる事は流石に俺にはできそうにないようだ。て言うか君の本体でもあるその被検体を聖女にしたがっているのはそのご両親のはずだ。出なければこの研究所の被検体には絶対に慣れはしないからだ。恐らくこのツインテールの髪型をしたその少女の本体の親は、彼女を聖女にする為に多額の寄付をこの研究所にしているはずだ。つまり両親公認でクローン体である君は道徳を無視され、その欲望と様々な願いと悲願の為に作られたのだ。そしてその後に出荷される頃には、君の身体からは命の源とも言うべき七色魔石とその神聖なる聖女の血液を抜き取られて、その本体でもある被験者の体の中に全てを移す事になるはずだ。そう君のそのか細い命と引き換えにだ。だがそんな残酷な事は彼女の前では口が裂けても言えやしない。そして自分勝手で情け容赦の無いそのご両親がなぜクローン体である君を受け入れてくれるかも……と思ってしまっているのか。その訳をどうにかして聞き出したい物だが……さて、どうした物か)

 ご両親に会いたいというツインテールの少女の願いを聞いている内に本気で心配するラエルロットはどう話を切り出していいのかをかなり悩んでいたが、その会いたい理由を彼女の方からうれしそうに話し出す。

「実は私宛に、本体の私と、そのパパとママからポストカードが届いたの。そのポストカードには、【私達は離れていても家族だって……できる物なら一度は会ってみたい】って書かれてあったわ。だから会いに行くの、私のパパとママに!」

 いや、それは言葉の綾だし流石にまずいだろ、と言おうとしたラエルロットだったが慌ててその言葉すらも深く呑み込む。

(まずい、まずいぞ、それは、そのポストカードの文面を彼女は本気にしている!)

 その短い文章の内容からして罪悪感を覚えたその家族が自分達の無慈悲な非人道的な行いを紛らわす為に送った言葉だと何となく分かったからだ。

 手紙では無く一枚の小さなポストカードからもわかるように、その薄っぺらい言葉には心は最初から無く、クローン体である彼女が最初からこの研究所から出られない事をいいことに耳障りのいい短い言葉を書き上げて自分達の正当性を示すために送ったポストカードだと言う事が何となくわかってしまう。そうとどのつまりは罪悪感から贈った物だ。だがその行いがサンプル体である彼女に余計な期待と希望を抱かせる結果になってしまった。もしかしたら自分は本当の家族として受け入れてもらえるのではないかという甘い期待だ。

 だがそんな事は決して無い事を何となく理解していたラエルロットは、その彼女の期待に合わせるようにしながら笑顔で答える。

「ああ、そうだな、君が来たらそのご両親はきっとびっくりするかもな。そして暖かく迎え入れてくれるかもな……いや絶対に受け入れてくれるはずだ。だって血のつながりで言ったらその被検体の少女とサンプル体であるクローンの君は双子の姉妹のような物だからな。だからきっと大丈夫だ。ああきっとな……」

「そうだよね、きっと暖かく迎え入れてくれるよね。だってこの世界に一組しかいない……血の繋がった私の本当の家族なんだから。ああ、楽しみだな、早くお外に出て、私のパパとママに会いたいな。あって色々とお話がしたいな!」

「家族……か」

 ラエルロットは僅かな期待に心踊らせるまだ十代にも満たない幼い少女を見つめながらつい心にも無い事を言って元気づける。

 つい悲観的に考えるラエルロットの推察が実は的外れで、本当は凄く優しいご両親である事を心の底から祈るのだった。

 Cランクのサンプル体、製造番号99754番、言霊の聖女ツインです。
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