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ぴえとらない

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ロリばばぁは冒険者

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湖のほとりでしばし待つ

彼女はす~っと湖の中に歩いていった
なんかもやっとしたオーラ的な何かが身体の周りを覆っていて、何もないように湖に入っていった
あれも魔法なんだろうな
そしてどうやら彼女はこの湖の中に住んでるらしい
何を糧として生活してるのかわからないけど
街から離れて隠居のような生活をしている事から
なんか事情があるかもしれない

恩人だしわざわざそんな事情を聞いたりは
しないけどね
失礼じゃん

ん?失礼?

「ああっ!!」

しまった!

「なんじゃ騒々しい」

彼女が湖から出てきた

「すいません、俺まだ名前名乗ってなかったです
俺の名前は…名前………あれ?」

わっかんねぇ!!
自分の名前わっかんねぇよ!!!

「記憶がないのじゃから名前もわからんじゃろ」

そうか…俺名無しか…
何者なんだろ俺

「そういえば儂も名乗っておらんかったの
儂の名前はハナじゃ」

お、なんか元の世界っぽい名前だな

「可愛らしくていい名前ですね」

「そうか?」

自分の名前が気に入っているのか
彼女は嬉しそうにはにかみながら微笑んでいる

こうしてみると年相応なんだけど
多分見た目通りの年齢ではないんだろうな
異世界だし色々あるんだろう
なんか自分でも不思議だが
やたら簡単に納得する事多いな

「しかしお主の名が無いのも困るのぅ」

「なんか適当に付けてもらってもいいですよ」

名前大事だけど自分で自分の名前つけるのも
ちょっと恥ずかしい

「そうか?
じゃあお主の事は今後コゾと呼ぶ事にするか」

「ちなみに由来は?」

「小僧だからじゃ」

「まんまだな!!」

やば、ついつっこんでしまった

「す、すいません」

「よいよい、ずっと敬語だと使う方も使われる方も
疲れるじゃろう
儂の事もハナと呼び捨てで構わん」

「見た目だけならお互い同じくらいだしの」




そして彼女…ハナと二人で湖を出発した


森の中の獣道をひたすら歩き続ける

「そういえばえっとハナ…街に向かってるんだろうけど街に着いたらどうするの?」

「まだぎこちないのう
兄妹という設定じゃからあまりぎこちないと
不自然じゃぞ?」

「え!?そうなの?今初めて聞いたよ!?」

「うむ、街に着いたらギルドにいって冒険者登録をしなければならんからな
冒険者や有力者の紹介人がいればスムーズに登録できるんじゃ
兄妹という事じゃったらまぁ怪しまれず
いけるじゃろ」

「紹介人がいない場合は?」

「そういう者も多くいるぞ
どこからか流れ着いた者だったり孤児だったり
その場合受けれる依頼に制限がかけられるのじゃ
下手な事されたらギルドの信用も落ちるからの
ある程度功績が認められれば制限も解除されるがな」

「てことはハナは冒険者登録してるの?」

「一応な」

「冒険者ってランクとかあるんですか?」

「うむ、下は1から上は大体100位じゃ」

「なんか多いね」

「活動内容によってどんどんランクが加算されていくからの、だから上限はないのだが今登録している冒険者の最高がおおよそそれくらいという事じゃな
一般の冒険者のランクは大体10~49といったところかの」

「49?」

「50以上に上がるには条件があっての
普通の冒険者にとってはクリアするのが難しいのじゃ」

「ハナはいくつなの?」

「79じゃ」

おおっとかなりの高ランク!
やっぱ凄いんだな
サルとか瞬殺してたもんなぁ

「もしかして80以上はまた条件がいるの?」

「そうじゃの、80以上は国が絡んできたりで
面倒なんじゃ
条件は満たしておっても申告せずに79で止めておる奴らはいるじゃろうな」

今の口ぶりだとハナもそれっぽいな

「紹介人になるのってランクが関係してる?」

「冒険者ランクは30以上必要じゃな」

やはり紹介するくらいだからそれなりに実績のある人じゃないとだめなんだな

あ、大事なこと忘れてた

「紹介してもらえるのはすごくありごたいけど、兄妹って設定大丈夫かな
年は近く見えるけどあんまり似てないというか
特に髪の毛の色が全然違うし怪しまれない?」

「おおっと忘れておった、よう気付いたの」

「どうするの?」

「隠蔽魔法を使うぞい」

途端、ハナの髪の毛が真っ黒に変わった

「これでコゾと同じ色じゃから
まぁ問題ないじゃろう」

自分じゃ見えないけど俺黒髪なんだな




しばらくすると獣道を抜けて森に挟まれた街道にでた

「ここを道なりにまっすぐ行けばハジの街じゃ
あんまりのんびりはできんがこのペースなら
日が暮れる前には街につくじゃろ
夜営は色々面倒くさいからの」

今何時くらいとかはわからないけど、太陽の高さからすると元の世界と同じなら昼過ぎくらいかな
てことはあと数時間くらいかかるのか

「無理はするでないぞ、疲れたら休み休み歩けばよいのじゃ」

「ありがとうハナ」

気を使わせて申し訳ないけど、気づかってくれるのは嬉しい


「よいよい、さぁ行こうぞ」



二人はハジの街を目指して歩き出した












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