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ぴえとらない

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ロリばばぁとギルドに行く

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起きました、目覚めのよい朝です

今日は何か素敵な事が起きそうな、よ、か、ん☆

冗談はともかくとして
昨日の疲れが嘘のように吹き飛んでおります

隣のベッドにはハナがスヤスヤと寝息立てている
ベッドから起き上がるとハナも一緒に起きてきた

「おはようハナ」

「おはよう…」


ハナは眠そうにしている
低血圧なのかな


二人で朝ご飯をいただき、ご馳走さまをすると
すぐにギルドに向かった

遅くなるとちょっと質の悪い冒険者が多くなってくるらしい
朝早いのはまともに冒険者活動をしている者達なので
比較的絡まれにくいそうだ


やっぱり絡んでくる奴はいるのか


そんな面倒は避けたいのでちょっと足早に
ギルドへ向かった


ギルドの前にたどり着いた


「よいかコゾ、昨日話した通りじゃ
他の冒険者はともかくギルドの職員には気をつけるんじゃ
基本的に自分の能力を話さなければならない理由などない、言葉巧みに何かしらの情報を聞き出そうとしてくるぞ」


そんなに酷いのかギルド職員


「大丈夫、何聞かれても知らぬ存ぜぬで貫き通すよ」

「よし、では行くぞ」


ギルドの入り口は解放されていて
中は意外と殺風景だ
クエストボードの様なものがあり沢山の張り紙が
貼られている、そこに何人かの冒険者が集まって
あーだこーだ話している

その他はいくつかテーブルとイスが置いてあり
いくつかの席には冒険者のグループが座って雑談をしているのかな

そんな人達を横目に正面にある
受付へと足を運んだ

受付は3箇所あり両端は冒険者が受付の人と何か話していたので真ん中の受付へと向かう

「何か用ですか?ここはギルドの受付ですよ?」

受付は妙齢の女性が椅子に座り応対していて
話しかけてきた
感じ悪いな…

「今日はこやつの冒険者登録と能力値の確認にきた」

ハナが答える

「その坊やが?まだ早いんじゃないかな~?」

受付嬢はクスクス笑っている

ほんと感じ悪いな、心配というより
小馬鹿にしてきてるようだ

「余計な戯言はいらん
さっさと受付用紙を用意せい」


受付嬢の目が一瞬見開かれる


「お、お姉さんはねぇ坊やの事心配して言ってるんだけどなぁ~」


受付嬢の口元がヒクついている


「ねぇハナ、なんかこのオバさん人頑なに受付させようとしないけどなんか理由あるの」

いい加減イラついてきたので
ハナに聞いてみた

「オバさんって!そんな歳じゃないわよ!!」

「オバさんには聞いてないよ、ね、ハナ☆」

「コゾよ…そうか…まあよい
大した理由はないじゃろうな、面倒なだけじゃろ
優秀そうな奴が来たら普通に受付するじゃろうし」

「そっか受付するって大変なんだね、手間かけさせてごめんなさい」

俺は受付嬢に向かって軽くお辞儀をする

「わかったならいいわ早く家にかえりな…
「オバさんくらいの歳になると面倒が
増えちゃうんだよね?気付かなくてごめんね」



受付嬢の表情が憤怒へと変わった



「ハナ、あっちの若くて綺麗なお姉さんのところで
受付しよ!若いから面倒じゃないもんね☆
あっちいこうよ!」

「そうじゃの、あの顔じゃ仕事するつもりもなさそうじゃし向こうの若いおなごの受付に行くかの」

「ぢょっっどまで!!このクソがきゃあぁぁ!!!」


受付嬢が叫びながら立ち上がった

すげーなこのオバさん、昨日の盗賊でも感じられなかった物凄い殺気放ってるぞ

「あぁそうそう受付嬢よ、お主の行動は全て
後日運営部へ報告しておくぞ、第一声からの発言及び嘲笑
冒険者志望の者への二度にわたる受付拒否、暴言、 
ハッキリ言って受付としての仕事の拒否じゃからの」

「な、何を言って…」

「お主の行った行為はこのハジの街のギルドを貶める行為じゃ、なんせここに来ても冒険者になれないのじゃからな
この事が冒険者の間で話題になればここで冒険者になろうと考えていた者は来ないじゃろう、街の収益にも影響する損害を与えたわけじゃ
早ければ数日中に沙汰がくるじゃろ、それまで怯えて暮らすがよいぞ」


受付嬢は茫然としている
そりゃそうだ数分前には考えもしなかった
仕事の喪失の危機だからな
むしろよくあんなんで受付なんかやってられるな

「ねぇハナ、ギルド職員ってあんな人たちばかりなの?
これじゃ他の受付に行っても冒険者になれないのかな」

心持ち少し大きな声でハナに聞いた
ハナは意地悪そうな表情でニヤリとした

「そうじゃのう~他の受付でも冒険者になれないとなると、他の街に行くしかないかの
ゼンの街とかどうじゃ?ここからは離れておるが
大きな街じゃしクエストも賑わっておるじゃろ
あそこの受付は評判が良いぞ、初心者には親切じゃし、熟練者には街の周辺やクエストの状況などを的確に教えてくれるらしいぞ」


ギルド内が少しザワつく
今のやりとりを見ていた冒険者もいて
周りの冒険者となんだかんだと話している


受付嬢の顔は真っ青だ

「その辺にしておいてくれませんか?」

受付の後ろの扉が開き、中から身なりが良く歳は40くらいだろうか?
少し痩せ型の神経質そうな男が営業スマイルで現れた


「私はこちらのギルドの現責任者のイガリィと申します、先程のやりとりは耳にしておりましたが
こちらの方に不手際があるようです
謝罪させていただきます、今回の件は申し訳ございません」


男が頭を下げた、それにつられて受付嬢もあわてて頭を下げている


「ほう、対応が早いのぅ
まぁ儂らもちょっと頭にきただけじゃから
謝罪を受けよう、そもそもコゾの冒険者登録と能力値の確認さえさせてもらえればええのじゃ」

「コゾといのはそちらの少年ですね
…エリカ支給準備なさい」

「は、はい」

受付嬢は慌てて何か資料を用意している

「今回そちらのコゾ様の冒険者登録と能力値確認のみでよろしいですか?
お嬢様は…ギルドにお詳しいようですが、すでに冒険者登録をされているのでしょうか?」

「そうじゃ、今日は儂はコゾの紹介人として来ておる」

「紹介人…となるとそれなりにランクが…
少女で…………!!!
お、恐れいりますが冒険者証を確認させていただいてもよろしいですか?」

「ほれ、紹介人のところに名を書かねばならんじゃろう」

ハナは懐から冒険者証を取り出しイガリィに手渡す
それを受け取り確認したイガリィの手は震え
額からは汗が流れ出す

「は、ハナ様、申し訳ございません
伝言を言付かってますので奥の部屋へお越しいただけませんか?」

「儂はコゾの付き添いなんじゃがのう…」

「登録はこちらのエリカが責任をもってさせていただきますので…
エリカ、くれぐれも…わかっているな?」

「は、はいお任せください」

最初の頃の余裕など微塵もない受付嬢が
答える

え?結局この人のところで申し込みしなきゃいけないんだ、やだなぁ気まずいよなぁ
まぁでも俺も大人だから(身体は子供だけど)気にしないようにしよう


「では、ハナ様はこちらへ…」

イガリィが奥の部屋へとうながす

「コゾ、儂はちょっと行ってくるが先に言った事を忘れるでないぞ」


ギルドの職員に気をつける件ね
ここまでされたら警戒を解くなんて普通できないよな


「了解ハナ、こっちはまかせておいて」


いつまでもハナにおんぶだっこじゃ男として
恥ずかしいからね


「どちらかが先に終わったらその辺のテーブルで待ってようよ」

「わかったのじゃ、では行ってくる」

ハナは奥の扉へと入っていった



さぁここから俺の戦いだ

とは言っても冒険者登録と能力値確認だけなんだけどね
でもほら、何があるかわからないじゃん
さっきあれだけ憤慨して殺気を放ってた憤怒の受付嬢エリカの怒りがおさまってるかわからないしさ

「先程は申し訳ありませんでしたコゾ様
ではこちらの用紙への記入をお願いします」


俺はペンを手に取る
そして気付いてしまった


彼女に一言放つ


「ごめんなさい、字が書けないので代筆お願いします」







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