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ロリばばぁと能力値の確認をしよう
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初っ端からつまづいてしまったが
エリカ嬢に代筆をお願いしている
とは言っても書けるところなどほとんどない
名前にコゾって記入するくらいだ
後は紹介人の欄にハナの名前を書く、ランクも記入するようだ
なんかランクによってスムーズに受付してくれるらしいしね、もう遅いけど
あと一応兄妹というのは言ってある
「ランク79…やはりハナ様の兄上様なので実力もおありなのでしょうか?」
来たー!!
ちょっと探り入れてきてる感じだな
「さあどうだろう?冒険者登録は初めてだし
まだ能力値の確認もしてないからね」
「倒した魔物でどのくらいのランクに該当するかはある程度わかりますよ」
ふむふむ、でも俺魔物は倒した事ないな
「いやぁ魔物とか倒した事ないんでわかんないですね
あ、記入終わりましたよね?基本的な冒険者の説明お願いします」
あまり余計な会話をするとどんどん探られちゃうからね
「あ…わ、わかりました書類の記入はこちらで完了です、次は能力値の確認ですがあちらの別室にて行います」
冒険者の基本的な説明を受けた後に
エリカ嬢に案内されて別室へと向かう
部屋の前にはカーテンで仕切られた囲いがあり
そこで荷物、装備等を一旦置いて中に入るらしい
装備などを身につけたままだと
能力値を計る時にその分も加算されたり(かなりの謎技術だよな)で正確な数値が出ないからとの措置らしいが…
「部屋の中ってそんなに狭くないよね?
このまま入って中で脱ぐよ」
「で、ですがこちらの方が広くていいですよ?
皆さんそうしてますし、そのための囲いですから」
ちょっと怪しいよね
中で能力値計測してる間にこっちの荷物とか調べられそうだもん
下手に囲いとかしてるから他からは見えないし
計測にかかる時間がわかってれば
その間はバレる危険もなく調べられるもんな
「いや、僕はいいですよ
身体も小さいし他の方々よりも場所とらない
ですから中で脱ぎます
じゃ、中に行きましょうか」
反論させる隙を見せず扉に手を掛け中に入ってしまう
「あっ…待っ」
エリカ嬢は止めようとするがもう遅い
中に入ると机と椅子が置いてあり机の上には針で指すタイプのアナログなメーターが付いた機械のようなものがある
機械からはコードが何本か伸びていてそれぞれの先にはバンドのような物が付いている
「これ、どうやって使うんですか~」
入り口のところで若干険しそうな表情のエリカ嬢に問いかける
「これはですね、バンドを腕に巻くと体内の能力値をこちらのメモリでわかるというものです」
「じゃあ4つそれぞれ自分の違う能力値がわかるんだ」
「そうですね、では一つずつ教えていきますので
まずは腕を出して頂けますか?」
彼女はさぁといった感じで一番奥にあったバンドを手に持ち
俺の腕につけようとしてくる
とりあえずそのバンドを俺は受け取ってから
先に質問をする
「えっとその前にこの4個ってどれが何の能力値
がわかるようになってるんですか?」
「今お渡ししたこの白い印がついてるものが
潜在値ですね、先程の冒険者の説明の時にさせて頂きましたが、現在の呪いの取得状況と今後の取得可能性が大まかにわかります、後は赤が身体値、青が魔力値、緑が精霊との親和性がわかるようになっています」
こいつは本当にやってくれるよな
ここまで来てまだ俺の情報を引き出そうとしてくるんだから
身体値、魔力値なんかは討伐クエストの状況やなんかである程度判断しやすいから無理に今知る必要はない
精霊との親和性も重要だが昨日ハナから少し聞いた話だと今この世界では精霊を見かけることはほとんどないらしい
だからここで親和性がわかっても大した事ではない
だが呪いは別だ
その力は通常とはかなり異なる
ハナの例から考えると呪いというのはその人固有の特殊能力だ
しかも有用性が高い能力があると見ていいだろう
そして誰もが持っているものではないということだ
それを今所持している能力があるのか、あとこれから身に付けるかのがあるのかというのはその冒険者のかなり重要な情報だ
それをごく自然に当たり前の様に一緒にいて知ろうとしている
もし冒険者の事を思うのであればやり方だけ教えて退出するなりせめてそこまで重要でない赤や緑などのバンドから着けさせるべきなのだ
それを最初に白だと?
わかった、わかったよとことん俺を
馬鹿にしているわけだな
追い出す前に大事な事を聞いておかないとな
一度白バンドを少し離れた遠くに置いてから
もう一つ質問をする
「えっとどのバンドを着けてメモリがどのくらい振れるとどの程度の能力値となるのか教えてもらっていいですか?」
エリカ嬢は特に拒否もせずひとつひとつ説明していく
白以外は大体予想通りだな
白だけはちょっと特殊な振り方をするらしく
左に振れたた分だけ現在の所持呪い、右手に振れた分だけこれから取得可能性がある呪いのおおまかな数値が分かるようだ
よし、もういいだろう
「じゃあ使わせてもらおうかな」
そう言うと一瞬だったがエリカ嬢の口角が若干上がったのがわかった
こういうのがわかるのも身体値のおかげかな
ちょっと人より高そう
エリカ嬢はわざわざ一番遠くに置いた白のバンドを
手に取ってまた俺の腕につけようとしてくる
「自分でやるから外出てていいよ」
「いいんですよ遠慮しなくて、これ自分じゃ着けにくいですから他の皆さんにも着けて差し上げてるんです」
「他の人も皆んな着けてもらってるんだ?」
「はい、ですからお着けして…」
「そうやって登録に来た新人冒険者の素質を調べてたわけだね」
エリカ嬢はビクッとする
「い、いえ、決してそのようなことは…」
「汚いやり方するよね~何にもわからない新人だったらそりゃ最初から最後まで教え貰わなきゃわからないもんね
いつもだったら針の振り幅でも見て
これだと所持呪いはこれくらいでこれから取得の可能性はこれくらいですね~とか
あたかも使い方の説明をしているかのように
その人の素質を調べられるもんね
いや~汚い!実に汚いね!」
「……………」
「あれ?黙っちゃった?図星?」
「私は…先程申し上げた通りお一人ではこのバンドをお着けするのはお手間ですからお手伝いを申し出ただけです…他意などごさいません」
エリカ嬢は無表情を装っているが手はわずかに震えている
頑張るねぇ
じゃあ聞こうか
「じゃあ何でその白バンドを着けさせようとしたわけ?貴方わざわざ一番遠くにあるバンドを手に取って着けようとしたよね?どういう事?」
「それはたまたま手に取ったのが…」
「たまたま取るなら手前にある他の色のバンドでしょう?それは通じないよ?」
「質問変えようか?冒険者にとって呪いって重要?
それとも重要じゃない?」
「それは…重要です…」
「重要だって認識はあるんだ?その重要な情報知りたくない?高ランク冒険者のハナの身内の僕の呪いの情報を知りたくはない?」
「…出来ることなら…知りたいとは思います…」
言ったなこいつ
「知りたい、そう知りたいんだ?何で貴方はその情報を知りたいの?」
「え?それは能力値の高い方の情報は知っておきたいと思いますが…」
わかってないのかなエリカ嬢は
「いや、貴方に…というか貴方個人にとって僕や冒険者の情報は必要ないでしょう」
エリカ嬢はえ?って感じの顔をしてる
「貴方はただの受付嬢でしょ?そんな情報あってどうするんですか」
「知っておけば役に立つと……」
「貴方じゃないですよね?具体的には誰の役に立つんですか?」
「……」
エリカ嬢は答えない
俺はたたみかける
「誰にこの情報を売ってるんですか?」
エリカ嬢は俯いて何も答えない
これくらいでいいかな
「とりあえず部屋から出て行ってもらっていいですか?僕はこれ使いたいし貴方に知られたくないんで」
エリカ嬢はえ?といった感じでこちらをみると
すぐに慌てて部屋を出ていった
「流石に盗撮とかそういうのはないよな」
そんなのあったらリスク冒してまで
あんなについてこないか
俺はまず最初に赤のバンドを腕に巻いた
盗賊に襲われた時の事を思い出すと
俺の身体値はかなり高いのではないかと思う
この器具の目盛りは一応1から100までの表記になっていて、先程聞いておいた感じだと身体値は
冒険者ランクとそこそこ近い数値がでるようだ
動き出した針は50から60くらいのところでフラフラしている
この身体で一般の冒険者より高いのであればかなりすごいのではなかろうか?
とりあえず身体値はわかった
次は魔力値調べてみようかな
青のバンドを腕に着けてみる
動き出した針はどんどん右に進んでいき…
90のところでピタリと止まった
高いな…
でも俺魔法の使い方わかんないけどね
あとでハナに聞いてみよう
ちょっと気になるのは身体値の針がはふらふらしてたけど、魔力値はピタっと止まっててるところだな
なんか理由があるのだろうか
これも後で聞いておこう
次は白いっとくか
散々焦らされたが自分の呪いの状況気になるしな
戻り人は何かしら特別っぽいからすごい結果でそう
ということで白のバンドを着ける
針は…全く動かなかった
え?嘘?俺呪いなし?
どういう事だろう…いや、どういう事もなにも
こういう事なんだろ
呪いなし
そう言ってしまうと縁起は良さそうだけど…
呪い…特殊能力なしか俺…
少し残念でもある
ハナの能力とかすごいから
自分も何かしらあるんじゃないかと思ったけど
戻り人ってことが関係あるのかな
落ち込んでいてもしょうがないので
最後に緑、精霊との親和性か
とりあえず緑のバンドを着けてみる
針は瞬時に振り切れた
え?
そして本体はボンっという音と共に煙がたちのぼる
や、やべぇ壊したか?
俺のせいじゃないよな
普通に使っただけだもんな
しかしこれ見られたらちょっとやばいな
メーターは全ての能力値を調べるのに共通なので
なにかの能力値が振り切れて壊れたのがバレてしまう
本体の針は振り切れた所で止まってしまっていて
透明のカバーが付いているので動かせない
試しに赤のバンドを着けてみるがうんともすんとも言わない
精霊との親和性が高いというのは一般に知られたらどうだろう?重要性がいまいちわからない
呪いがもし振り切れたら今後かなりの呪いを取得するという事を知られれば高確率で厄介ごとが起こるだろう
魔力値…これもパスだな
凄い魔法が使えそうな感じだし、もし俺だったら
魔力値の高い冒険者は放っておかないわ
色々出来そうだし
身体値はどうだ?
これはまるまる冒険者の実力みたいなものだが
秘匿性が低いものだ
高ければいつかはバレる
どうする、どうする
悩んだ末に俺は赤のバンド…身体値のバンドを一番手前に置き、部屋を出る事にした
これを見た者が身体値でメーターを振り切ったと思ってくれれば成功だが…
まあ小細工が見抜かれたとしてもどれで振り切れたかはわからないだろう
「とりあえず後でハナに要相談だな」
ちょっと面倒な事になったなと思いつつ
俺は部屋を後にした
エリカ嬢に代筆をお願いしている
とは言っても書けるところなどほとんどない
名前にコゾって記入するくらいだ
後は紹介人の欄にハナの名前を書く、ランクも記入するようだ
なんかランクによってスムーズに受付してくれるらしいしね、もう遅いけど
あと一応兄妹というのは言ってある
「ランク79…やはりハナ様の兄上様なので実力もおありなのでしょうか?」
来たー!!
ちょっと探り入れてきてる感じだな
「さあどうだろう?冒険者登録は初めてだし
まだ能力値の確認もしてないからね」
「倒した魔物でどのくらいのランクに該当するかはある程度わかりますよ」
ふむふむ、でも俺魔物は倒した事ないな
「いやぁ魔物とか倒した事ないんでわかんないですね
あ、記入終わりましたよね?基本的な冒険者の説明お願いします」
あまり余計な会話をするとどんどん探られちゃうからね
「あ…わ、わかりました書類の記入はこちらで完了です、次は能力値の確認ですがあちらの別室にて行います」
冒険者の基本的な説明を受けた後に
エリカ嬢に案内されて別室へと向かう
部屋の前にはカーテンで仕切られた囲いがあり
そこで荷物、装備等を一旦置いて中に入るらしい
装備などを身につけたままだと
能力値を計る時にその分も加算されたり(かなりの謎技術だよな)で正確な数値が出ないからとの措置らしいが…
「部屋の中ってそんなに狭くないよね?
このまま入って中で脱ぐよ」
「で、ですがこちらの方が広くていいですよ?
皆さんそうしてますし、そのための囲いですから」
ちょっと怪しいよね
中で能力値計測してる間にこっちの荷物とか調べられそうだもん
下手に囲いとかしてるから他からは見えないし
計測にかかる時間がわかってれば
その間はバレる危険もなく調べられるもんな
「いや、僕はいいですよ
身体も小さいし他の方々よりも場所とらない
ですから中で脱ぎます
じゃ、中に行きましょうか」
反論させる隙を見せず扉に手を掛け中に入ってしまう
「あっ…待っ」
エリカ嬢は止めようとするがもう遅い
中に入ると机と椅子が置いてあり机の上には針で指すタイプのアナログなメーターが付いた機械のようなものがある
機械からはコードが何本か伸びていてそれぞれの先にはバンドのような物が付いている
「これ、どうやって使うんですか~」
入り口のところで若干険しそうな表情のエリカ嬢に問いかける
「これはですね、バンドを腕に巻くと体内の能力値をこちらのメモリでわかるというものです」
「じゃあ4つそれぞれ自分の違う能力値がわかるんだ」
「そうですね、では一つずつ教えていきますので
まずは腕を出して頂けますか?」
彼女はさぁといった感じで一番奥にあったバンドを手に持ち
俺の腕につけようとしてくる
とりあえずそのバンドを俺は受け取ってから
先に質問をする
「えっとその前にこの4個ってどれが何の能力値
がわかるようになってるんですか?」
「今お渡ししたこの白い印がついてるものが
潜在値ですね、先程の冒険者の説明の時にさせて頂きましたが、現在の呪いの取得状況と今後の取得可能性が大まかにわかります、後は赤が身体値、青が魔力値、緑が精霊との親和性がわかるようになっています」
こいつは本当にやってくれるよな
ここまで来てまだ俺の情報を引き出そうとしてくるんだから
身体値、魔力値なんかは討伐クエストの状況やなんかである程度判断しやすいから無理に今知る必要はない
精霊との親和性も重要だが昨日ハナから少し聞いた話だと今この世界では精霊を見かけることはほとんどないらしい
だからここで親和性がわかっても大した事ではない
だが呪いは別だ
その力は通常とはかなり異なる
ハナの例から考えると呪いというのはその人固有の特殊能力だ
しかも有用性が高い能力があると見ていいだろう
そして誰もが持っているものではないということだ
それを今所持している能力があるのか、あとこれから身に付けるかのがあるのかというのはその冒険者のかなり重要な情報だ
それをごく自然に当たり前の様に一緒にいて知ろうとしている
もし冒険者の事を思うのであればやり方だけ教えて退出するなりせめてそこまで重要でない赤や緑などのバンドから着けさせるべきなのだ
それを最初に白だと?
わかった、わかったよとことん俺を
馬鹿にしているわけだな
追い出す前に大事な事を聞いておかないとな
一度白バンドを少し離れた遠くに置いてから
もう一つ質問をする
「えっとどのバンドを着けてメモリがどのくらい振れるとどの程度の能力値となるのか教えてもらっていいですか?」
エリカ嬢は特に拒否もせずひとつひとつ説明していく
白以外は大体予想通りだな
白だけはちょっと特殊な振り方をするらしく
左に振れたた分だけ現在の所持呪い、右手に振れた分だけこれから取得可能性がある呪いのおおまかな数値が分かるようだ
よし、もういいだろう
「じゃあ使わせてもらおうかな」
そう言うと一瞬だったがエリカ嬢の口角が若干上がったのがわかった
こういうのがわかるのも身体値のおかげかな
ちょっと人より高そう
エリカ嬢はわざわざ一番遠くに置いた白のバンドを
手に取ってまた俺の腕につけようとしてくる
「自分でやるから外出てていいよ」
「いいんですよ遠慮しなくて、これ自分じゃ着けにくいですから他の皆さんにも着けて差し上げてるんです」
「他の人も皆んな着けてもらってるんだ?」
「はい、ですからお着けして…」
「そうやって登録に来た新人冒険者の素質を調べてたわけだね」
エリカ嬢はビクッとする
「い、いえ、決してそのようなことは…」
「汚いやり方するよね~何にもわからない新人だったらそりゃ最初から最後まで教え貰わなきゃわからないもんね
いつもだったら針の振り幅でも見て
これだと所持呪いはこれくらいでこれから取得の可能性はこれくらいですね~とか
あたかも使い方の説明をしているかのように
その人の素質を調べられるもんね
いや~汚い!実に汚いね!」
「……………」
「あれ?黙っちゃった?図星?」
「私は…先程申し上げた通りお一人ではこのバンドをお着けするのはお手間ですからお手伝いを申し出ただけです…他意などごさいません」
エリカ嬢は無表情を装っているが手はわずかに震えている
頑張るねぇ
じゃあ聞こうか
「じゃあ何でその白バンドを着けさせようとしたわけ?貴方わざわざ一番遠くにあるバンドを手に取って着けようとしたよね?どういう事?」
「それはたまたま手に取ったのが…」
「たまたま取るなら手前にある他の色のバンドでしょう?それは通じないよ?」
「質問変えようか?冒険者にとって呪いって重要?
それとも重要じゃない?」
「それは…重要です…」
「重要だって認識はあるんだ?その重要な情報知りたくない?高ランク冒険者のハナの身内の僕の呪いの情報を知りたくはない?」
「…出来ることなら…知りたいとは思います…」
言ったなこいつ
「知りたい、そう知りたいんだ?何で貴方はその情報を知りたいの?」
「え?それは能力値の高い方の情報は知っておきたいと思いますが…」
わかってないのかなエリカ嬢は
「いや、貴方に…というか貴方個人にとって僕や冒険者の情報は必要ないでしょう」
エリカ嬢はえ?って感じの顔をしてる
「貴方はただの受付嬢でしょ?そんな情報あってどうするんですか」
「知っておけば役に立つと……」
「貴方じゃないですよね?具体的には誰の役に立つんですか?」
「……」
エリカ嬢は答えない
俺はたたみかける
「誰にこの情報を売ってるんですか?」
エリカ嬢は俯いて何も答えない
これくらいでいいかな
「とりあえず部屋から出て行ってもらっていいですか?僕はこれ使いたいし貴方に知られたくないんで」
エリカ嬢はえ?といった感じでこちらをみると
すぐに慌てて部屋を出ていった
「流石に盗撮とかそういうのはないよな」
そんなのあったらリスク冒してまで
あんなについてこないか
俺はまず最初に赤のバンドを腕に巻いた
盗賊に襲われた時の事を思い出すと
俺の身体値はかなり高いのではないかと思う
この器具の目盛りは一応1から100までの表記になっていて、先程聞いておいた感じだと身体値は
冒険者ランクとそこそこ近い数値がでるようだ
動き出した針は50から60くらいのところでフラフラしている
この身体で一般の冒険者より高いのであればかなりすごいのではなかろうか?
とりあえず身体値はわかった
次は魔力値調べてみようかな
青のバンドを腕に着けてみる
動き出した針はどんどん右に進んでいき…
90のところでピタリと止まった
高いな…
でも俺魔法の使い方わかんないけどね
あとでハナに聞いてみよう
ちょっと気になるのは身体値の針がはふらふらしてたけど、魔力値はピタっと止まっててるところだな
なんか理由があるのだろうか
これも後で聞いておこう
次は白いっとくか
散々焦らされたが自分の呪いの状況気になるしな
戻り人は何かしら特別っぽいからすごい結果でそう
ということで白のバンドを着ける
針は…全く動かなかった
え?嘘?俺呪いなし?
どういう事だろう…いや、どういう事もなにも
こういう事なんだろ
呪いなし
そう言ってしまうと縁起は良さそうだけど…
呪い…特殊能力なしか俺…
少し残念でもある
ハナの能力とかすごいから
自分も何かしらあるんじゃないかと思ったけど
戻り人ってことが関係あるのかな
落ち込んでいてもしょうがないので
最後に緑、精霊との親和性か
とりあえず緑のバンドを着けてみる
針は瞬時に振り切れた
え?
そして本体はボンっという音と共に煙がたちのぼる
や、やべぇ壊したか?
俺のせいじゃないよな
普通に使っただけだもんな
しかしこれ見られたらちょっとやばいな
メーターは全ての能力値を調べるのに共通なので
なにかの能力値が振り切れて壊れたのがバレてしまう
本体の針は振り切れた所で止まってしまっていて
透明のカバーが付いているので動かせない
試しに赤のバンドを着けてみるがうんともすんとも言わない
精霊との親和性が高いというのは一般に知られたらどうだろう?重要性がいまいちわからない
呪いがもし振り切れたら今後かなりの呪いを取得するという事を知られれば高確率で厄介ごとが起こるだろう
魔力値…これもパスだな
凄い魔法が使えそうな感じだし、もし俺だったら
魔力値の高い冒険者は放っておかないわ
色々出来そうだし
身体値はどうだ?
これはまるまる冒険者の実力みたいなものだが
秘匿性が低いものだ
高ければいつかはバレる
どうする、どうする
悩んだ末に俺は赤のバンド…身体値のバンドを一番手前に置き、部屋を出る事にした
これを見た者が身体値でメーターを振り切ったと思ってくれれば成功だが…
まあ小細工が見抜かれたとしてもどれで振り切れたかはわからないだろう
「とりあえず後でハナに要相談だな」
ちょっと面倒な事になったなと思いつつ
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