ロリばばぁと一緒にクエストを受けよう

ぴえとらない

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ロリばばぁと買い物をしよう

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部屋から出ると俯いているエリカ嬢がいる


俺が出てきたのを確認すると
どうしていいかわからないのだろうか
挙動不審な動きをしている


さてどうしようか

少し探ってみようか


「すみません、ちょっと器具の調子がおかしいみたいなので先程の方…えっとイガリィさんでしたっけ?
呼んで頂けますか?」


「器具の不調でしたら私が…」

「イガリィさんを呼んで頂けますか?」

「は、はい直ぐに!」


あんたじゃダメなんだよ


しばらくしたらハナと共にイガリィさんがやってきた
予想通りだ

「お待たせいたしました、計測器具の故障との事ですが…」

「その前にちょっと待ってもらっていい?
ハナちょっと」

二人から少し離れたところへハナを連れ出す
ここなら聞こえないだろう

「なんじゃ?器具が壊れた事と関係あるか?」

「針が振り切れて壊れた」

「なんと……ちなみに…いや後でよいか」

「その状態で止まっちゃってて見たら振り切れて壊れたのバレちゃうと思うんだけどどうにかできないかな」

「壊れたのは直せんが、針を中央の0にしておくだけはしておこう。それくらいは出来る」


それなら少し安心かな


「ところであのイガリィって人は信用できる?」

「信用できんな」


即答か
ギルドこりゃだめだな


イガリィとエリカ嬢の元へ戻ると
イガリィが声を発した


「よろしいですか?ではどのように壊れたか
検分を行ないたいので入りましょう」

「その前にちょっと確認があるんでハナと入らせてもらうよ」

「確認でしたら我々がおりますのでお任せください」


お前らには任せらんねぇんだよバカ

エリカ嬢はというと少し俯いたまま何も言わない
こんな事言ってくるって事はエリカ嬢の行動はイガリィの指示ではないって事かな
イガリィからの指示だったら今俺がハナと話してた時に先程疑われた事を軽く報告をするだろうし、それがわかったら現時点でこれ以上無理に探ろうとはしないだろうしな

イガリィはイガリィで情報を知ろうってわけか


俺はチラリとハナを見る
ハナもこちらを見てわかってくれたようだ


「ええからお前らは少し待っておれ!」

ハナが一喝するとビクッとしてイガリィは黙ってしまった

ハナと部屋に入り、ハナは針の細工を始める
触ってもいないのに針は動いていき真ん中で止まった
魔法かな?便利だね


「これでええじゃろ、着けても反応がなかったといえばどれを使ってどのように壊れたかわかるまい」

バンドもどれを使ったかわからないようにランダムに散りばめておいた
下手に小細工すると悟られるかもしれないとの事だ


俺達は部屋を出てイガリィに
壊れた時の状況(嘘)を報告して
受付に戻る
エリカ嬢にももちろん来てもらう
冒険者証の発行してもらわなきゃね

受付に戻ると特に問題もなく手続きは進む
エリカ嬢は終始まごつきながら作業を進めて
俺は冒険者証を受け取った

ランクは1の表記がされている
プレートの色はシルバーだ
ランク9以下はブロンズのプレートなのだが
紹介者がいる場合ランク1からシルバーらしい
どんな輩ががいるかわからないから
ランク10になるまではブロンズなのだろう

ともあれこれで俺も晴れて冒険者になったわけだ

エリカ嬢?
ああ、あいつは放置で
受付での件はイガリィが対象するだろうし
能力値の探ろうとした件は結局知られてはいないから別にいいやって感じだ
流石にこれ以上詮索はしてこないだろう

誰に情報を流していたのかは気になるけど
俺にはもう関係ない


当面の目標はここでの安定した生活が出来るようにすることだ

ハナにばっかり頼るのもアレだしね
あ、ハナといえば能力値の事を聞いておかないとな


「ハナ、能力値の事で相談があるから後で宿屋で話そうか」

「そうじゃな、とりあえずまだ時間もあるし少し買い物してからじゃな
何の武器も防具も無いからクエストもまともにこなせんじゃろ」


僕らはギルドを後にして街へと向かった



まだお昼にならない時間だけど中央の通りはやはり賑わっている

みんなお昼ご飯早い時間に食べるのかな

俺達はさっき朝御飯食べたばかりなのでまだお腹は空いていない

「勘違いしておるようじゃが、そこらで食事しておる者達は皆朝御飯じゃぞ
というか、コゾの世界のように1日3食などかなりこ贅沢じゃな」

「本当?ご飯はたくさん食べたいんだけどなぁ」

「コゾならば飯くらいすぐ好きなだけ食べれるようになるわい」

「そう?だったらいいなぁ」


そんな話をしながら裏道へ入っていく
最初に訪れたのは武器屋だった

「おぅガキども、ここは遊び場じゃ…ってお前
ハナじゃねえか!元気してたか?」

頭がツルッツルだが髭はボウボウのいかにも武器屋ですって感じの親父が声をかけて来た

「久しいのガッツ、儂は特に変わらんよ
お主はどうじゃ?」

「こっちはまぁあれだ、潰れちゃいないがカツカツだな」

うーんここにも糞ギルドの影響があるのかな

「ところでそっちの坊主は誰だ?ついにお前さんも…」

「アホな勘ぐりするでない、儂の兄のコゾじゃ」

「初めましてコゾです、色々あって離れて暮らしてたのですがまたしばらく一緒にいる事になったんでよろしくお願いします」

「随分と礼儀正しいな、しかもなんか貧弱じゃねえか…これがハナの兄だってか?」

「見かけはともかくコゾはすぐに冒険者ランク30越えるぞ」


え、そうなの?確かに能力値的にはそれくらいいきそうだけど冒険者ランクってそんなに簡単に上がるもんなのか?


「冒険者登録して来たってか、ならお得意さんになってもらわなきゃな、という事でようこそガッツ武器店へ!」

話し方に嫌な感じは全くない
ハナの行きつけであろうこの店の親父さんも良い人なんだろう

「儂は今更買う物はないが、コゾにひと通り揃える所じゃ、サバイバルナイフと棍棒くれるか?」

ナイフと棍棒?棍棒かぁ
剣でズバーっとかっこよくやりたかったけど
まぁハナのオススメに大人しく従っておこう
俺大人だから(精神的に)

俺がうんうん頷いていると
ハナが話しかけてきた

「最初から剣など無理じゃぞ?切ったり刺したりというのはなかなか素人にできるもんじゃないからの
棒で殴る棍棒じゃったらそこまで技術もなく能力値
次第でそこそこいけるからの
ナイフは何かと必要じゃから身に付けておけい」

確かにそうだな
剣があってもきちんと敵を切れるかわからない
練習しないと剣の腹で叩いたりとかひどいことになりそうだね

店の親父ガッツが奥から棍棒を持って現れた…
いやこれ棍棒…なの?

ガッツが持ってきた棍棒は鉄製のバットのようなもので長さは7~80センチくらいで持ち手以外のところに
まばらに三角錐の形をした突起がたくさんある

あれだな、我々の世界ではこれは鬼の金棒というんだ

「棍棒って木で出来てるかと思ってたよ」

「木で出来とるのもあるが、すぐ折れるし
威力も大したことないぞ?」


鬼の金棒で我慢しよう


ガッツに背負えるようにしてもらい
店を後にした


もちろん支払いはハナだ
俺文無しだからな

「ありがとうハナ」


「よいよい、金など沢山あるでの
次は防具屋へ行くが…ちょっとアレな感じで
驚くだろうがまぁ慣れてくれ」


ちょっとアレってなんだろ
でもなんか予想はつくんだよね
アレって言うとアレだろ流れ的には
ショタ好きのお姉さんかオネエ系のゴツいおっさんかどっちかだと思うんだ
どっちもアレだがどちらかといえばまだショタお姉さんの方がいいかな、だって男の子だもん


中央通りを挟んで反対側に防具屋はあった
外観は普通、ごくごく普通だ
なんの特徴もない
防具屋らしき看板があるだけ

あんな事言われたからちょっと緊張するな

「ほれ、そんなところに立ち止まっておらんで入るぞ」

ハナがドアを開けて店に入る
自分も続いて入った

「いらっしゃ~い、あらハナちゃんお久しぶり☆
可愛い男の子連れてどうしたのぉ?」


ちょっと妖艶な感じのお姉さんが現れた
よっしゃ!
これはショタお姉さんだ!!

俺は小さくガッツポーズをした

「儂の兄のコゾじゃ、これから冒険者としてやっていくので装備を揃えて欲しいのじゃ
コゾ、こやつは防具屋のリュカじゃ」

「初めまして、今度から冒険者始めました兄のコゾです」

「あらあらこんなに小さいのに大変ねぇ
じゃあまずは採寸しないとね☆」

お姉さんに採寸されるのであれば
何も文句はない!さあ行こうか


「ドリス~採寸だよ~」


え?



「はぁ~い、ちょ~っとまってぇ~ん」



まさか…



奥から出てきたのは予想していた二人目でした
ファンシー衣装を身にまとった筋骨隆々なおっさんで
頭にはゆるふわウェーブで紫色のカツ…ウィッグを被ってる…んだろう
まさか地毛じゃないよな


「あらハナちゃんお久しぶりねぇん
そっちの男の子は…随分と可愛いお顔してるわね」



じゅるり



舌舐めずりの音がした…

本当に小さな音だったが聞こえてしまった
身体値が高いせいだろうか
そんな音聞きたくなかった…


「は、ハナの兄のコゾです。よろしくお願いします」


くっ俺が気圧されている


「じゃあ採寸ねぇん、奥に行きましょ」


行きたくない
チラリとハナを見る
生温かい目でこちらを見ている
何も言ってくれないところを見ると
もうどうしようもないのだろう


俺は心を閉ざして店の奥へと向かった




「はぁ~い終わりよぉ~、お疲れ様」


店へと戻って来た時
俺の心は閉ざされていた

「お疲れじゃったの」

そんな俺の手をハナが優しく握って話しかけてくれた


心が温かくなった


涙が出そうになったが泣くわけにはいかない
ドリスさんが悪い人というわけではないのだ

それとハナのおかげでちょっと復活したしな


「じゃあ防具は明日には用意しておくわ
動き易さ優先の鱗系でいいわね」

「ああ、それで構わん
よしコゾ、あとは冒険者用の一般的なバッグと荷物を買ってそろそろ宿屋へ向かうぞ」

「あれ?支払いはいいの?」

「お主が採寸してる時に済ませてあるぞ」

「ほんとありがとう」


で、俺達は店を後にした
採寸はもう勘弁だなぁ
でもまたお世話になるんだろうな
まだ子供だしな、成長するだろうし…
ちょっと気が重くなっていたが
相変わらずハナが手を繋いでいたおかげで
心はある程度救われている


その後俺達は
雑貨屋で冒険者用のバッグど道具を一式揃えて
宿屋へとむかった





さあて、ハナに能力値の相談しないとな





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