ロリばばぁと一緒にクエストを受けよう

ぴえとらない

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ロリばばぁとクエストを確認しよう

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おはようございます、コゾです


ハナが精霊だとわかってから一晩明けました
今日からギルドで依頼を受けていこうと思います

なんか色々分からないこともあるけど
のんびりやっていこうじゃないか

という事で

「おはようハナ、朝だよ~」

隣のベッドで寝ているハナを起こす

「お…おぉコゾか早いのぅ」

「いやいや、普通だから、宿屋の朝御飯もうできてるみたいだよ」

精霊というのは朝弱いのかな

「早く朝御飯食べてギルドに行こうよ、なんだかんだでクエスト受けるの楽しみなんだ~」



ハナをせかして朝御飯をいただきギルドへと向かう


知ってるんだぜ、いいクエストは朝から取り合いになるって、なら早いとこギルドに行っていいクエスト見つけないとな!


そしてギルドへと辿り着いた
中に入ると大勢の冒険者でごった返していた

「クエストボードは向こうじゃ」

ハナが案内してくれた先のクエストボードの周りにはちょっとガラの悪そうな奴らが多かった


気にせずクエストボードを見ようとすると
その中の一人が声をかけてきた

「おいガキ!邪魔だ!どいてろ!!」

身体がごつくて身なりの悪いおっさんが怒鳴ってきた
ちょっとイラっとしたけど揉め事もごめんなので
一礼してちょっと下がった

「それで正解じゃコゾ、よく見てみい」


ハナに言われてクエストボードの周りをよく見る
ボードに集まっている冒険者達の身なりは一様に悪い


「あの者達は優先クエストの恩恵を受けられないランク9以下のブロンズカードの冒険者じゃ
ブロンズが受けられるクエストは碌なもんがないからの、少しでも条件の良いクエストを受けようと皆必死なんじゃ」


そうか…俺はハナのおかげでシルバーカードだからまともなクエストを受けられるんだな
邪魔してちょっと悪かったな


「ハナも知ってたなら教えて欲しかったよ」

「現実を知るには身をもって体験するのが一番じゃ
これがこのギルドの実態じゃよ」


クソみたいな仕事は全てブロンズ任せってか
割の良い仕事はシルバー以上にしか回さないと
よほど酷いクエストばかりなのかな


しばらくするとクエストボードの周りも空いてきたので近寄って依頼内容を見てみる




《冒険者募集》

建物10棟のトイレ掃除

報酬     銅貨10枚


《冒険者募集》

街の周辺の堀の拡張

報酬     銅貨30枚(1日任務)


《冒険者募集》

牧場の糞掃除

報酬     銅貨15枚


《冒険者募集》

街道の延長工事

報酬     銅貨40枚(1日毎食後支給)


《冒険者募集》

討伐依頼(ゴブリン)

報酬     銅貨10枚(一体につき)


《冒険者募集》

廃材処理

報酬     銅貨10枚



なんかさ…これ
冒険者の仕事…か…?
ただの雑用や汚れ仕事じゃないの?
他もみんな似たようなクエストばかりだ


《冒険者募集シルバー以上推奨》

討伐依頼(モアクロウ)

報酬     銀貨2枚(一体につき)


《冒険者募集シルバー以上推奨》

討伐依頼(ビッグアント)

報酬     銀貨1枚(一体につき)


《冒険者募集シルバー以上推奨》

街の巡回

報酬     銀貨2枚(1日任務)


《冒険者募集シルバー以上推奨》

護衛任務ツグの街まで

報酬     銀貨4枚(1日当たり)+成果報酬



他のクエストも似たようなものだけど
確かにこりゃ酷い
格差が半端ないな


「ねえハナ、討伐依頼がほとんどシルバー以上になってるのってなんで?」

「低ランク冒険者に無茶をさせない為となっておるがな…実際は割の良いクエストはシルバー以上出ないと受けさせんという事じゃ」

「もし受けて成功したらどうなるの?」

「ランク外ペナルティで報酬半額じゃ」



半端ないなこのクソっぷりは


「それでもペナルティ承知でクエストを受ける者がほとんどじゃ、それほどにブロンズ以下のクエストは
割に合わん
だから少しでも条件の良いクエストを探して殺到しておるのじゃ」

「そもそもギルドってどうやって儲けているの?」

「基本的には魔物からとれる魔石と素材の流通じゃ
魔石は魔道具の使用に欠かせんし、高性能の武器、防具の開発にもかなり使うからの、それ以外の雑用クエストはほとんど利益になっておらんわ」

てことはブロンズランクが達成したクエストで
ギルドはボロ儲けってわけか
シルバーランクの報酬でも利益を出してるなら
その半額しか払わないブロンズランクが達成した依頼分の利益は凄いだろうな


その結果が過剰に豪勢なこのギルドって事ね
ギルド的には冒険者ランクを上げたくないよな
搾取できる奴が減っちゃうし
ブロンズを大量に抱え込んでるのがいいって考えるのもわかるわ
だけどな、理不尽に搾取される側からしたらたまったモンじゃないはずだ


何かギルドに一泡ふかせてやる良い方法ないかね


「コゾよ、何を考えておるか大体わかるが
改善は難しいぞ、そもそも魔石の流通はギルドしか出来んからのぅ」

「魔石の流通ってギルドしかやっちゃいけないルールみたいなのあるの?」

「特にそういうものはないな、個人の売買やよく商人なんかも直接取引しておるしの」

「あと冒険者が一定期間クエスト受けないといけないとか討伐した魔石なんかをギルドに納めなきゃいけないって事もない?」

「そういうのもないな、儂だって長い間クエストは受けておらん」


ってことは流通さえこっちでなんとかしちゃえば
ギルドに中抜きされずに済むんじゃないか
すぐに方法は思い浮かばないけど覚えておこう
俺はシルバーだからそう搾取はされないんだろうけど
それでもこのギルドを肥えさせてやるのは
嫌だしな


「とりあえずどれかクエストを受注しようか」


戦い方を覚えたいから討伐クエストをやりたい


「これなんかどうじゃ?グレイウルフの討伐」



《冒険者募集シルバー以上推奨》

討伐依頼(グレイウルフ)

報酬     銀貨3枚(一体につき)+部位報酬有り



「俺でも大丈夫?」

「身体値的には余裕じゃろ、クエストランク的には10前後じゃからな」

依頼書を取ろうとすると横から身なり悪いおっさんが話しかけてきた

「おいおいおい、おめえまさかその依頼受けるんじゃないだろうな?」

よく見たらさっき怒鳴ってきたおっさんだ


「もしかしてこの依頼受けますか?だったらお譲りしますよ」


俺は意地は悪いがジェントルマンなのだ
たぶんブロンズであろう冒険者の割の良い依頼を奪おうとは思わない


「いや、ちげぇよ、おめえ新人だろうが
いきなりそんな依頼受けてたら命落とすぞ」


おおお!このおっさん口は悪いが良い奴じゃん!


「御心配してくださってありがとうございます
確かにまだ新人ですが、熟練者の妹が付いてきてくれるので安全面は問題ないかと思います」

「熟練者の妹って…」

「僕の冒険者登録時の紹介人にもなってるんで実力は問題ないですよ」

「紹介人って事はランク…ちっ
心配して損したぜ、シルバーかよ
ギルドの犬が」

舌打ちしておっさんが去っていく
ちょっと悲しいがこれは言っておかないとな



「おじさん、俺このギルドのやり方すげー嫌いですから」


おっさんは振り向きもしなかった
だが聞こえてはいただろう


「じゃあ行こうかハナ」


俺達は受付に依頼書を出してクエストへと出発した

ちなみにエリカ嬢はいなかった


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