ロリばばぁと一緒にクエストを受けよう

ぴえとらない

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ロリばばぁとギルドに嫌がらせをしよう

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どーもどーもこんにちは、コゾです

今日からギルドへの嫌がらせ開始だぜー


という事で今ハナとギルドに来ています
こういう事は継続が大事だからね
出来るだけ毎日ギルドに顔を出すことにしよう


今日のクエストはこれだ


《冒険者募集》

建物10棟のトイレ掃除

報酬     銅貨10枚



ふふん、これなら他の冒険者に文句は言われないだろう
見たところこのクエスト相当人気がないようで
朝の混雑の中でも誰も受けようとしていない

「儂は嫌じゃ」

ハナからは不満がでた
うん、わかってた

「じゃがコゾのやる事じゃ、何か考えがあるのじゃろ?」


あるよーわかってるじゃん


俺は依頼書を手に取りカウンターへ持っていこうとした

「おい」


きた!

「はい、なんでしょう?」

俺は平静を装い振り返る
そこには昨日も声をかけてきたおっさんがいた

「お前シルバーだろ、なんでそんな依頼受けてんだ
昨日グレイウルフの依頼を受けてただろうが
そんな奴がそんなみみっちぃ依頼受けるんじゃねえょ」

なんだろう?絡んでくるわけでもなし
なんの為に話しかけてきた?

「まぁグレイウルフの依頼は達成しましたけど
…」

オッサンに少し手招きしてちょっと小声で続きを話す

「ここだとグレイウルフの毛皮の買取がクソみたいに安く買い叩かれちゃうんですよ
それでまともな価格で素材を買い取ってくれるところがあるんでそっちに持っていってるんです」

一息いれる

「でも依頼達成して素材をギルドに納品しないってなるとなんかイチャモンつけられそうで嫌なので
こういう依頼も受けておいてギルドの心象を良くしておこうかなと思って」


まぁギルドの心象なんて今最悪だろうけど


「…そんな事…できるのか?」

「そんな事って素材をギルドにおろさない事ですか?できますよ、昨日確認済みですから」


「そうか…あと悪いがその…素材を高く買い取ってくれるとこってのはどこなんだ?貴重な情報なんだろうが教えてくれないか?
もし情報料が必要だってんなら払う
今は大した額は払えないが足りないってんなら後で必ず払うから…教えてはくれないか?…頼む…」


おっさんが頭を下げてきた
いい奴じゃないかおっさん、礼儀がわかってる


「情報料は必要ないです」

「だめか!?頼む!どうかこの通りだ!!」

おっさんが膝をついて頭を下げてようとしてきたので
俺がそれを止めて話しかける

「街の防具屋ですよ、そこで扱いきれない素材なんかは他のお店を紹介してくれると思います
ただ街の方のお店はそこまで経営状態が良くはないので相場より少し安いかもですが、少なくともギルドの買取よりははるかに高いです
だから頭をあげてください、これで情報料取ろうなんて考えてないですから」

「街の防具屋か…そういえばきちんと話とかした事なかったな、それとおま…あーいや、すまん
自己紹介が遅れたな、俺はゲラルドだ
貴重な情報ありがとよ、これでブロンズの奴らも少しはマシな生活できるかもしれん」

「僕はコゾです、で、この娘が僕の妹のハナです
…やはりブロンズの生活は厳しいですか?
すみません何もわかってないもので失礼な事聞いているのはわかってるんですが、確認しておきたくて」

「コゾか…お前さん変わってるな
普通シルバー以上はブロンズなど視界にも入れようとしないほど嫌ってるんだ
そこのハナ…は見たことないがシルバーだろ?
俺達のこと嫌だとか思わないのか?」

「正確にはシルバーではないのじゃが…
まぁ儂もコゾと一緒じゃと考えてもらってよいぞ
特に嫌っておらんよ」

「そうか…おっとブロンズの奴らについてだったな
多分お前達が考えている以上に貧しい
冒険者登録をしてはいるが、知っての通りブロンズのクエストはまともなクエストなどほとんどない
ある意味でギルドの奴隷みたいなもんだ」

「そうですか」

やはりブロンズの扱いはかなり厳しそうだ

「そういえばさっき僕が依頼を受ける時に話しかけてきたのはなんでですか?」

「あぁ、あれはあんな感じの誰でも受けれる依頼は出来るだけガキ共にまわしてやりてーんだ
あいつらには討伐なんかできないし、肉体労働系の
依頼もはじかれちまう
食うためにはあんな依頼でも必要なんだ」


このゲラルド!
すげーいい奴じゃんよ!!


「そうだったんですね、なら依頼書は戻しておきますよ」

「いいのか?なんか目的があったんじゃねぇのかよ」

「大丈夫です、そのクエストじゃなくても全く問題ないので」


実は粗方目的は達成できてるんだよね
こういうクエスト受けてたらブロンズクラスの冒険者と繋がりできるかなとか考えて受けようとしただけだから、後はどのくらい割に合わないか知っておきたかったってのかな

予想以上の効果だったけどね
ゲラルドの信頼を得られたのは大きい
そして多分この感じだと低ランク冒険者のまとめ役とかそういうポジションにいるんだろうな
かなり好都合だ


「あ、でも少しお願いしてもいいですかね?」

「大したことはできんぞ」

「いや、今話した事をブロンズクラスの冒険者達に伝えて欲しいんですよ」

「そんな事でいいのか?」

「はい」

少し近づいて小声で話す

「昨日言いましたよね?俺ここのギルド大嫌いなんです。とことん嫌がらせしてやろうと思ってまして
まずは不当に搾取されてるのを止めていこうかなと考えてるんです。それがそのままギルドの不利益になるじゃないですか」

ゲラルドはニヤリと笑う

「コゾ、おめぇ気に入ったぜ
なんか困った事があったらなんでも言ってくれ
大した事はできないが、声をかけたら色々協力してくれる奴は街中に結構いるからな」


ほうほうほう、いいねいいねぇ
人の数というのは力だ、しかも街中に点在しているとなると情報を掴むのも流すのも都合がいい


「ありがとうございます、じゃあその時がきたら遠慮なく頼らせてもらいますね」


ハナと俺はその場を離れてギルドを後にした

「なんか面白い事になってきたのぅコゾよ」

ハナが嬉しそうに話しかけてきた

「どこまでできるかわからないけどやってみるよ
今の目標はとりあえずブロンズクラスの冒険者達の待遇の改善だね
ハナにも色々協力してもらいたくてちょっと迷惑かけちゃったりするかもしれないけど…」


そうなのだ

これは俺のただの自己満足、ワガママでやってるんだ
ハナを巻き込むのはちょっと申し訳ない

「儂は全く構わんよ」

ハナは優しく話しかけてくれた

「儂の目的は精霊王様に会う事じゃが、コゾの生き方も見ていきたいのじゃよ
これは儂のワガママじゃ」

「ハナ…」

「好きなようにやるがよいコゾよ
儂はそれについていくだけじゃ手助けもしよう
儂の目にかなったお主の生き方を見せてくれ」


「わかったよハナ
もうこれから遠慮なく頼らせてもらうからね!」

「どんとこいじゃ」


「じゃあ早速…」


これは決めていた事だ、やるなら早い方がいい








「俺に魔法を教えてくれないか?」





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