ロリばばぁと一緒にクエストを受けよう

ぴえとらない

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ロリばばぁと気配察知をしよう

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「なんじゃその地味だな~とか思っとる顔は」

心を読まないで欲しい
あれ?でも記憶の映像はわかるんだっけ?

「オ、オモッテナイヨー」

「怪しすぎるわい、気配察知は地味に聞こえるがものすごく重要な魔法じゃからな?」

確かに遠くにいる敵がわかるというのはすごいよな
自分を狙う敵がいるとなれば尚更だ

「命を狙われてる今なら凄い有難い魔法だよね」

「わかっとるならよい、で、肝心のやり方じゃが
何パターンかある、すぐに出来るやり方と時間がかかるかもしれんやり方じゃ」

「とりあえず簡単な方を聞こうかな」

「簡単と言ってもコゾが行うからじゃよ
普通の者には少し難しいぞ
まず魔力を形を作って放出するのじゃ」

「はいよ」

腕から腕を出す

「腕じゃなくてもよいのじゃが…」

「なんかスムーズにいくんだよね」


ハナはちょっと呆れ顔だ
なんでやねん


「じゃあその腕に込める魔力を極限まで下げるんじゃ」

「はーい」

腕から生えた腕が徐々に薄くなっていく
そして目を凝らさなければ見えなくなった

「これでいいの?」

「いや、もっとじゃ」

むむ、これは俺に対する挑戦か?
いいだろうやってやるぜ

目を閉じて瞑想する

魔力の腕はそこにあるが存在を薄くしていく
すでに目を凝らしても見えない
もっとだもっと薄くしてやる
存在を薄く…見えないがそこにあるようにするには
湿気…そう湿気だ
水蒸気を意識して魔力を形作っていく
自分ではわかるがそこに何かが存在しているようには見えない

「コゾ…おいコゾ…」

まだだ、まだいける
俺が認識している最小単位はなんだ
分子、原子、電子だ
電子は…ちょっと難しいな
ビジュアルの想像がうまくできない
だが分子、原子はどうだ?

瞑想する

お、いけそうだ

原子をイメージして魔力で生成する
原子は出来た、認識もできた
ではこのまま腕を作る
…だめだ腕を作ると存在感が増してしまう
腕を作らず空間に留めるだけにしてみるか

「おいコゾ、聞こえてるかコゾ…」

…出来た
魔力の腕の存在を認識せずに魔力の原子だけを
空間に留める事が出来たぞ

ゆっくりと目をあける

「ふぅ~疲れたぁ、あれ?ハナどうしたの?」

「儂の声が全く聞こえておらんかったようじゃの
どれほど集中しておったんじゃ」

「え、話しかけてた?ごめんごめん
ちょっといいところだったから周りの音聞こえてなかったかも」

「まぁよいわ、ところで何をやっておった」

「何をって…言われた通りに極限まで
魔力を下げたんだよ、ほら」

ハナの目の前に腕の形に合わせて魔力でてきた原子の集合体を見せる

「…全くわからん…ここに本当にあるのか?」

「あるよ」

「にわかには信じ難いのぅ
そうじゃコゾよ、その魔力の腕に触れると
お主にも伝わらんか?」

そういうとハナは目の前で手を振りだした

あ、なんかわかる

「うん、なんかそこを通ってるのがわかるよ」


うーんといった感じでハナが悩んでいる風だ


「コゾよ、ちょっと後ろを向いてくれんか?」

「?わかったよ」

ハナに言われて後ろを向く


「ではそのまま背中から先ほどの極限まで薄めた腕を出してもらえんか?」

「出したよー」


一度出す事が出来たら後はイメージは簡単だ
背中は見えないがそこにイメージは形成できる

ん?

んん?

「ハナ今なんか触った?」

俺は振り向いた

ハナは驚愕の表情でこちらを見ている


「さっき言ってたのは本当じゃったのか…」

何を言っているんだ?
俺はハナに嘘なんかつかないぞ

「どういう事?」

「ここに魔力があるという事じゃ
儂が全く感知出来んというのに驚いとるんじゃよ」

「考えうる限界まで存在を薄めたイメージしてるからね」

「イメージか…戻り人の凄い所はそういう所かもしれんの、こちらには無い概念がある」


ハナはうんうんと一人納得しているようだ


「で、結局これが何なわけ?」

「わからんか?これが気配察知…というか感知魔法じゃよ、この魔力分布を自分ができる範囲で広げてみい」

「そういう事か」


やってみよう

今までは腕イメージしてばっかりだったけど
次はそうだな、風船、風船をイメージしてみよう
まずは自分を中心に半径1メートルくらいの風船をイメージする
その中に魔力を散らすんだ


イメージイメージイメージ…


…出来てる…か?

魔力を散らした空間内にはまだ何も無い
わからんな…
倍の大きさにしてみよう
範囲内にはハナがいる


おお、わかる、わかるぞ
ハナが僅かだが動いてる
呼吸の動きかな?
 
「ハナが僅かに動いてるのがわかるよ
多分呼吸してる動きだと思う」

「恐ろしい精度じゃの、普通は止まっておるものはわからんぞ、歩いておったりしてるのがわかるくらいじゃ」

「精度はともかく範囲がね」

先ほどからもうちょっと範囲を広げようとしているのだが、これ以上なかなか広がらないのだ
半径2メートルくらいが限界ってことかな

「どれくらいじゃ?」

「今ハナがいる所よりちょい先くらいまで
自分を中心に全体を包めるくらいだね」

「包める…ここまでの?この範囲内なら何が動いても先ほどの精度でわかるという事か?」

「ちょっと伝わりにくいかな、俺が円の中心にいるとして端っこがハナそこまでの距離を前後左右上下
までわかるよ、土の中になんか変な虫が蠢いてるのもわかるね」


ハナはポカンと口を開けている


「レディがそんな大口開けてポカンとするもんじやわないよ?」

「誰がレディじゃ…むぅ、しかしもう儂の理解が追いつかんのぅ
土の中までとはどういうことじゃ…」


ハナがなんだかブツブツ言ってる
ちょっと怖い

「で、結局これが気配察知?でいいの?
随分と範囲が狭いけど」

「お、おぅそうじゃな、これでは気配察知ではなく
範囲内の完全感知じゃ、遥かに上級の魔法になってしまったわい」

上級かぁ
なんかいいね!そういうの

「でも遠くの敵とかわかる方がいいんだけど」

「そんなのはもうコゾになら簡単じゃろ
魔力を細く薄く生成して遠くまで伸ばしてみるがよい」


とりあえず言われた通りやってみる
細いといったらなんだろ棒じゃ太いよね
糸をイメージしてみよう


ハジの街の方面に向かって魔力で出来た糸を飛ばしてみる
見えるわけではないから距離はいまいち分からない
だが糸が何かに触れた

「遠くに何かいるよ、動いてこっちに向かってきてふかな」

「それが気配察知じゃ、まぁ厳密には気配ではないがの
魔力が強すぎたら対象に気づかれるが
コゾならそこは全く問題ないじゃろ
ただこの魔法も万能ではない
対象物が何かまではわからんのじゃ」


そうなの?

まぁ確かに触れている感覚はあるが形まではわからないな

ん?でもこの魔力糸何本か出せば
大体の形がわかるんじゃないか?

魔力糸を数本出して飛ばしてみた

あ、ちょっとわかるぞ
糸の位置を微妙にずらしたりして
触れる位置で形が認識できていく

「人間だね、馬に乗ってる」

「わかるのか?」

「うん、糸を何本か出して触れている位置で
形が大体わかったよ」

もうちょっとやってみよう
糸を左右に振ってみる

お、一人じゃないな

1.2.3.4…11.12.13人
多いな

「13人いるよ、皆んな馬に乗ってるね」

「凄いのう、精度がハンパないの
しかし13人か…」

「どうかした?」

「こんな所で13人もの人数で皆馬に乗ってるとのるとよほどのクエストかそれとも…」


ハナが何かを言いかけた時
遠くから馬のかける音が聞こえてきた
目を凝らして見てみると
どうやら先ほど察知した一団のようだ
全員武装している


その中央には軽装ではあるが見覚えのある
人物が腰に剣を携えて馬を操っていた




薄ら笑いを浮かべてこちらへ一直線に
向かってくるエリカ嬢だった

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