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魔界調査
23.
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御座やタペストリーは予想通り乾燥させた植物でできていた。色は天然で、葦のような背の高い草を乾燥させると色んな色に変化するらしい。摩訶不思議な草だ。
衣服も麻布みたいだと思った通り、植物を乾燥させて裂いて細かくしたものを縒り合わせて糸にしているという。こちらは元は茶色っぽいものを洗って白くしてから、植物の樹液で染めていた。
靴は獣の皮、武器は獣の牙だったり虫の甲羅だったり色々、大きな刃物は石を加工したものもある。家の木材には防腐効果のある木の実の汁を塗っているらしい。
森の中のものを何でも利用して生活している。前世の日本と比べれば素朴で前時代的ではあるが、原始時代レベルの魔界の中では頭抜けて高度な文明だ。
「ヤオレシアの羽織だけ素材違くない? サラサラしてるし色も濃い」
衣類の素材を知ってから気が付いたが、他の奴が着ている服はざらざらしていて色も淡いけれど、ヤオレシアの羽織は滑らかだし色がはっきりしている。
周りを見てみれば、戦闘員っぽい武器を持ったやつは、マントや頭巾だけヤオレシアの服と同じ素材でできていそうだ。
俺の疑問にヤオレシアは目を細めた。
「この素材を知りたければ、我々の要求を飲んでもらう」
「いいよ」
軽く応えたらヤオレシアが訝し気な目で睨んできた。訝しむというか、これは阿呆を見るような視線だな。魔王に対して不敬が過ぎる。
「頭弱いやつみたいに見るな、俺の力わかってて取引しようってんだろ、下手な要求されても俺は村ごと消せるんだぞ」
だからちまちました駆け引きなど俺には必要ないのだ。どんな交換条件を出されようと、今はダークエルフの謎素材の正体を知りたい。
「これだから外のやつらは……」
俺の力任せの交渉にヤオレシアは呆れかえったように表情をひん曲げた。ここまで一応は村長っぽく背筋を伸ばして座っていたが、気取るのが馬鹿らしくなったのか、背中を丸め、胡坐を掻いた足に肘をついて俺を見据えてきた。
だらしなく座るとオッサンみたいにも見えるが、性別だけでなく年齢も不詳だから、柄の悪い若造にも見える。どちらにせよ、さっきまでの澄まして偉そうな態度よりは随分マシになった。
「村の北東にある大樹に魔力を込めてほしい」
「木に魔力?」
ヤオレシアの要求に俺は首を傾げた。俺の魔力は無尽蔵だからそれくらいはお安い御用なのだが、技術を公開する条件としては簡単過ぎる気がした。
ヤオレシアは俺の顔を見て大きな溜息を吐いた。こいつ絶対に俺のこと阿呆だと思ってる。ボス絶対主義のザランがこの態度を見たらブチギレるだろう。
「いいか、この村を覆う結界は村の四方にある魔力溜まりを利用して保たれている」
呆れながらもヤオレシアは説明してくれた。俺が理解しないことには話にならんと言いたげだ。
曰く、この樹海にある魔力溜まりにはそれぞれ魔力元がある。大岩だったり大樹だったり大昔に死んだ巨獣の死骸だったり物は様々だ。ダークエルフの村は魔力元が丁度よく配置されている中心にあり、それらの魔力を使って村を守っているという。
しかし、ここ数日、村の北東にある大樹の魔力が不安定になっているらしい。そのために村を守る結界も不安定になっている。このままでは村の中に虫や獣が侵入するようになるだろう。
今はヤオレシアが常に四方の魔力元を調整して結界を維持しているが、こんな応急処置はいつまでも使える手ではない。
「森の魔力を操れるのは私だけ、ずっと祭壇に籠っているわけにはいかない」
そりゃそうだ。生き物なのだから飯食ったり眠ったりしないと死んでしまう。食事なら祭壇の中でもなんとかなるが、祭壇から出ただけで結界が不安定になるというなら、おちおちトイレにも行けない。
「緊急事態じゃん、すぐに魔力元再生させよう」
俺はすぐさま立ち上がった。
ヤオレシアはブスッとした顔のまま俺を見上げている。そうしていると高慢ちきなお姫様にも見える。ものっすごーく気に入らないという表情だが、何も言わない。
流石は村長、というかダークエルフたちは俺を村に入れた時点でわかっていたのだろう。
魔王に助けを求めるということは、魔王に恭順するということだ。争う気はないが従う気もないという気位の高そうなエルフたちにとっては、非常に気に入らない事態だろう。
しかし、今は俺に縋る以外に村を維持する方法がないこともわかっている。だから、気に入らなかろうが魔王である俺の元に下るしかない、という現実を渋々飲み込もうとしているのが、今のヤオレシアの渋面というわけだ。
「………………案内してやれ」
ヤオレシアは無駄にドスの利いた声でボソボソと部下に指示する。やっぱりこいつは結構良い歳のオッサンなのかもしれない。ともかく、村の安全より自分のプライドを優先するほどの高慢ちきじゃなくてよかった。
「交換条件だからな、忘れんなよ、これが終わったらおまえの羽織の素材教えろよ」
「わかっているからさっさとしろ、私はもう三日も眠っていないんだ」
思ったより切迫していたらしい。機嫌が悪いのも睡眠不足のせいかもしれない。
俺はダークエルフの戦闘員っぽいやつらの案内で村を出た。結界の外ではザランたちが大人しく待機していたが、ダークエルフたちが出てきたのを見て即座に臨戦態勢に入る。
「待て待て、喧嘩するなよ」
ピリッとした空気を俺は手を上げて振り払った。来た時と同じようにザランの背に乗る。
「どちらに?」
「こっから北東の方角にある大樹だ、こいつらが案内してくれる」
相変わらず木の上から降りてこないダークエルフたちは、何も言わず先へ行ってしまう。俺には従うが獣たちと慣れ合う気はないらしい。ザランたちも不機嫌ではあるが、俺の言うことを聞いて黙ってダークエルフたちの後を追う。
こいつらに今まで何があったのだろうか。別に俺は同じ魔界の仲間だからみんな仲良くしようなんて言わないけれど、こうも空気が悪いのはいただけない。いがみ合いが酷いと俺の魔界改造計画に支障が出そうだしな。
獣とダークエルフだけじゃなく、魔界の中は元の縄張りごとに今でもいがみ合いが結構あるけれど、基本的にぶつかり合ってるのは草原地帯の獣と森林地帯のオーガで、沼地のゴーストと山岳地帯の巨人は他種族にあまり興味がない。
それに、獣とオーガは好戦的だから争いも絶えないだけで、どちらも根が戦闘バカだから、意外にも気が合うらしい。喧嘩はしても好敵手という感じで互いのことは認めている。
だから、ダークエルフさえどうにかできれば、魔界は割と平和に改革を進められると思う。
でも、これはすぐさまどうにかできることではない。もっとダークエルフたちの生活を知っていけば、ピリピリした空気を払拭することもできるだろう。
俺が子分たちの関係に頭を悩ませているうちに、目的の大樹に辿り着いた。
衣服も麻布みたいだと思った通り、植物を乾燥させて裂いて細かくしたものを縒り合わせて糸にしているという。こちらは元は茶色っぽいものを洗って白くしてから、植物の樹液で染めていた。
靴は獣の皮、武器は獣の牙だったり虫の甲羅だったり色々、大きな刃物は石を加工したものもある。家の木材には防腐効果のある木の実の汁を塗っているらしい。
森の中のものを何でも利用して生活している。前世の日本と比べれば素朴で前時代的ではあるが、原始時代レベルの魔界の中では頭抜けて高度な文明だ。
「ヤオレシアの羽織だけ素材違くない? サラサラしてるし色も濃い」
衣類の素材を知ってから気が付いたが、他の奴が着ている服はざらざらしていて色も淡いけれど、ヤオレシアの羽織は滑らかだし色がはっきりしている。
周りを見てみれば、戦闘員っぽい武器を持ったやつは、マントや頭巾だけヤオレシアの服と同じ素材でできていそうだ。
俺の疑問にヤオレシアは目を細めた。
「この素材を知りたければ、我々の要求を飲んでもらう」
「いいよ」
軽く応えたらヤオレシアが訝し気な目で睨んできた。訝しむというか、これは阿呆を見るような視線だな。魔王に対して不敬が過ぎる。
「頭弱いやつみたいに見るな、俺の力わかってて取引しようってんだろ、下手な要求されても俺は村ごと消せるんだぞ」
だからちまちました駆け引きなど俺には必要ないのだ。どんな交換条件を出されようと、今はダークエルフの謎素材の正体を知りたい。
「これだから外のやつらは……」
俺の力任せの交渉にヤオレシアは呆れかえったように表情をひん曲げた。ここまで一応は村長っぽく背筋を伸ばして座っていたが、気取るのが馬鹿らしくなったのか、背中を丸め、胡坐を掻いた足に肘をついて俺を見据えてきた。
だらしなく座るとオッサンみたいにも見えるが、性別だけでなく年齢も不詳だから、柄の悪い若造にも見える。どちらにせよ、さっきまでの澄まして偉そうな態度よりは随分マシになった。
「村の北東にある大樹に魔力を込めてほしい」
「木に魔力?」
ヤオレシアの要求に俺は首を傾げた。俺の魔力は無尽蔵だからそれくらいはお安い御用なのだが、技術を公開する条件としては簡単過ぎる気がした。
ヤオレシアは俺の顔を見て大きな溜息を吐いた。こいつ絶対に俺のこと阿呆だと思ってる。ボス絶対主義のザランがこの態度を見たらブチギレるだろう。
「いいか、この村を覆う結界は村の四方にある魔力溜まりを利用して保たれている」
呆れながらもヤオレシアは説明してくれた。俺が理解しないことには話にならんと言いたげだ。
曰く、この樹海にある魔力溜まりにはそれぞれ魔力元がある。大岩だったり大樹だったり大昔に死んだ巨獣の死骸だったり物は様々だ。ダークエルフの村は魔力元が丁度よく配置されている中心にあり、それらの魔力を使って村を守っているという。
しかし、ここ数日、村の北東にある大樹の魔力が不安定になっているらしい。そのために村を守る結界も不安定になっている。このままでは村の中に虫や獣が侵入するようになるだろう。
今はヤオレシアが常に四方の魔力元を調整して結界を維持しているが、こんな応急処置はいつまでも使える手ではない。
「森の魔力を操れるのは私だけ、ずっと祭壇に籠っているわけにはいかない」
そりゃそうだ。生き物なのだから飯食ったり眠ったりしないと死んでしまう。食事なら祭壇の中でもなんとかなるが、祭壇から出ただけで結界が不安定になるというなら、おちおちトイレにも行けない。
「緊急事態じゃん、すぐに魔力元再生させよう」
俺はすぐさま立ち上がった。
ヤオレシアはブスッとした顔のまま俺を見上げている。そうしていると高慢ちきなお姫様にも見える。ものっすごーく気に入らないという表情だが、何も言わない。
流石は村長、というかダークエルフたちは俺を村に入れた時点でわかっていたのだろう。
魔王に助けを求めるということは、魔王に恭順するということだ。争う気はないが従う気もないという気位の高そうなエルフたちにとっては、非常に気に入らない事態だろう。
しかし、今は俺に縋る以外に村を維持する方法がないこともわかっている。だから、気に入らなかろうが魔王である俺の元に下るしかない、という現実を渋々飲み込もうとしているのが、今のヤオレシアの渋面というわけだ。
「………………案内してやれ」
ヤオレシアは無駄にドスの利いた声でボソボソと部下に指示する。やっぱりこいつは結構良い歳のオッサンなのかもしれない。ともかく、村の安全より自分のプライドを優先するほどの高慢ちきじゃなくてよかった。
「交換条件だからな、忘れんなよ、これが終わったらおまえの羽織の素材教えろよ」
「わかっているからさっさとしろ、私はもう三日も眠っていないんだ」
思ったより切迫していたらしい。機嫌が悪いのも睡眠不足のせいかもしれない。
俺はダークエルフの戦闘員っぽいやつらの案内で村を出た。結界の外ではザランたちが大人しく待機していたが、ダークエルフたちが出てきたのを見て即座に臨戦態勢に入る。
「待て待て、喧嘩するなよ」
ピリッとした空気を俺は手を上げて振り払った。来た時と同じようにザランの背に乗る。
「どちらに?」
「こっから北東の方角にある大樹だ、こいつらが案内してくれる」
相変わらず木の上から降りてこないダークエルフたちは、何も言わず先へ行ってしまう。俺には従うが獣たちと慣れ合う気はないらしい。ザランたちも不機嫌ではあるが、俺の言うことを聞いて黙ってダークエルフたちの後を追う。
こいつらに今まで何があったのだろうか。別に俺は同じ魔界の仲間だからみんな仲良くしようなんて言わないけれど、こうも空気が悪いのはいただけない。いがみ合いが酷いと俺の魔界改造計画に支障が出そうだしな。
獣とダークエルフだけじゃなく、魔界の中は元の縄張りごとに今でもいがみ合いが結構あるけれど、基本的にぶつかり合ってるのは草原地帯の獣と森林地帯のオーガで、沼地のゴーストと山岳地帯の巨人は他種族にあまり興味がない。
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だから、ダークエルフさえどうにかできれば、魔界は割と平和に改革を進められると思う。
でも、これはすぐさまどうにかできることではない。もっとダークエルフたちの生活を知っていけば、ピリピリした空気を払拭することもできるだろう。
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