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第18話 ろしゅつきょー
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ええと、「ちんちんは?」とは?
ある子から、リーシアさんへの質問。
変な質問が飛んできたな……? と思ったのもつかの間だった。
あれ? 僕の足もとにもぞもぞと違和感が?
いつのまにか男の子が一人、僕の股間にもぐりこんでいる!?
そしてマントを両手で持ち上げている!?
つまり今、彼の目の前にあるのは……僕の、ぱおーん。
しまった! 裸マントのままだった!
「ちんちん!」
「ちんちん!」
そして子どもたちのちんちん連呼が始まってしまった! ぬあああっ!
「そ、そうでしたっ。服! 服買わなくちゃですわ!」
エミーさんがあわてている。
「そ、そうだな! 服、服だった! おかみさん、この近くに服屋はないだろうかっ!?」
リーシアさんも同じくあわてつつ、早口で用件を伝えた。
おかみさんはカウンターにいて、僕らのやりとりをあっけにとられて眺めていたが、すぐに我に返ると、
「あ、ああ……それだったらすぐそこの——」
「すまない! 恩にきる!」
言うが早いかリーシアさんは僕をかつぎ、すごい勢いで宿屋を飛び出した。そして目当ての服屋を見つけると、さらにすごい勢いで飛びこんで、
「ご主人! 服を一式お願いしたい!」
と叫んだのだった……。
◇
「まったく我ながらうかつだった。いちばんに優先すべきアスト殿の服のことを完全に失念していた……すみませ……すまない」
リーシアさんが頭を下げている。
「あ、いえいえ」
と僕はとまどいながら応じる。こちらに怒る理由はまったくない。むしろ服屋さんで一式あつらえてもらったわけで、感謝するのは僕の方だ。
もちろん今現在、僕は一文無しである……。
僕用のマントも用意してもらったので、リーシアさんのマントは本人に返却することとなった。けれどその……いいのかな? 今リーシアさんが身にまとっているのは、僕の肌とか、ええと、股間——とかが直接触れたりしてたんだけど。
しかし何はともあれだ。晴れて僕は裸マント人間から、服を着た人間に進化したわけだ。
けれど——
「やーい、ろしゅつきょー」
「ろしゅつきょー」
「ろしゅつきょーの、おにいさーん」
行く先々での子どもたちのかけ声が容赦ない……。
この村での僕の呼び名が〈露出狂〉になってしまった……。
とりあえず宿屋まで戻り、外のベンチに腰かける。子どもたちはそれからも僕らのまわりをうろうろしたり、再度の質問攻めをしてきた。けれどだんだん飽きてきたのか、
「なー、なー、ダンジョン行こうぜー!」
「行こう行こう!」
みたいな感じで、主に男の子たちが盛りあがりはじめた。
「ダンジョン!?」
それを聞いたリーシアさんとエミーさんが、目を白黒させている。
ある子から、リーシアさんへの質問。
変な質問が飛んできたな……? と思ったのもつかの間だった。
あれ? 僕の足もとにもぞもぞと違和感が?
いつのまにか男の子が一人、僕の股間にもぐりこんでいる!?
そしてマントを両手で持ち上げている!?
つまり今、彼の目の前にあるのは……僕の、ぱおーん。
しまった! 裸マントのままだった!
「ちんちん!」
「ちんちん!」
そして子どもたちのちんちん連呼が始まってしまった! ぬあああっ!
「そ、そうでしたっ。服! 服買わなくちゃですわ!」
エミーさんがあわてている。
「そ、そうだな! 服、服だった! おかみさん、この近くに服屋はないだろうかっ!?」
リーシアさんも同じくあわてつつ、早口で用件を伝えた。
おかみさんはカウンターにいて、僕らのやりとりをあっけにとられて眺めていたが、すぐに我に返ると、
「あ、ああ……それだったらすぐそこの——」
「すまない! 恩にきる!」
言うが早いかリーシアさんは僕をかつぎ、すごい勢いで宿屋を飛び出した。そして目当ての服屋を見つけると、さらにすごい勢いで飛びこんで、
「ご主人! 服を一式お願いしたい!」
と叫んだのだった……。
◇
「まったく我ながらうかつだった。いちばんに優先すべきアスト殿の服のことを完全に失念していた……すみませ……すまない」
リーシアさんが頭を下げている。
「あ、いえいえ」
と僕はとまどいながら応じる。こちらに怒る理由はまったくない。むしろ服屋さんで一式あつらえてもらったわけで、感謝するのは僕の方だ。
もちろん今現在、僕は一文無しである……。
僕用のマントも用意してもらったので、リーシアさんのマントは本人に返却することとなった。けれどその……いいのかな? 今リーシアさんが身にまとっているのは、僕の肌とか、ええと、股間——とかが直接触れたりしてたんだけど。
しかし何はともあれだ。晴れて僕は裸マント人間から、服を着た人間に進化したわけだ。
けれど——
「やーい、ろしゅつきょー」
「ろしゅつきょー」
「ろしゅつきょーの、おにいさーん」
行く先々での子どもたちのかけ声が容赦ない……。
この村での僕の呼び名が〈露出狂〉になってしまった……。
とりあえず宿屋まで戻り、外のベンチに腰かける。子どもたちはそれからも僕らのまわりをうろうろしたり、再度の質問攻めをしてきた。けれどだんだん飽きてきたのか、
「なー、なー、ダンジョン行こうぜー!」
「行こう行こう!」
みたいな感じで、主に男の子たちが盛りあがりはじめた。
「ダンジョン!?」
それを聞いたリーシアさんとエミーさんが、目を白黒させている。
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