19 / 52
2
第19話 魔法
しおりを挟む
すると僕らのそばに残っていた女の子たちの一人が教えてくれた。
「ダンジョンっていうのはねー。普通のダンジョンじゃなくて、あっちのちょっと高いところのちょっとしたほら穴? みたいなところだよ。男の子たちのたまり場? っぽいとこ。非常食もあるらしいよ!」
「そうか……。ということはモンスターは?」
とリーシアさんが問うと、
「ないない。ぜんぜんそういうのじゃなくて、ただの穴。ちょっと奥に行ったらすぐ行き止まり」
「なら大丈夫ですわね」
エミーさんもホッとした表情になった。
なるほど。「普通のダンジョン」と言っているので、この世界にはモンスターが出現するダンジョンが普通にあるらしい。会話の端々からもいろんな情報を得られるものだ。
そして男の子の一人が、ある女の子に声をかけていた。
「なー、アシュリンも行こうぜっ」
「えー、別にいいよ……」
アシュリンと呼ばれた女の子はあまり乗り気でない様子。しかし少年は引き下がらない。
「いやさ、一緒に行くとさ、きっと絶対楽しいぜ? な? な? 一緒に行こうぜ!」
するとその様子を見ていた他の子たちが、
「おっ。お熱いねー」
「スヴァンはいつもアシュ子ばっか見てるからなー」
「ひゅーひゅー」
と、はやしはじめた。
なるほどそういうことかぁ。僕らはほっこり。そしてにんまり。
「ばッ!? ちげえよ! そんなんじゃないし!」
全力で否定するスヴァン少年の耳が真っ赤だ。がんばれ少年!
けれどアシュリンちゃんは、
「あー……。今はほんとにそんな気分じゃないかな。ごめんね」
やっぱりダンジョンに行く気はないようだ。
「そっか……」
わかりやすく肩を落としてしまった少年の姿がいたいたしくて見ていられない……。その場にいた僕らは、「くぅ……、少年よ、これにめげずにがんばるんだぞ」と彼をおもんぱかり、彼のかわりに涙をのんだ。
「じゃあ、そろそろ行こうぜ! いざゆかん、謎と不思議のダンジョンへ!」
「「「ダンジョンへ!」」」
男子チームは彼らだけで行くことにしたらしい。掛け声があがる。
「じゃーなー」
「またなー」
と、僕らやアシュリンちゃんたち女子チームに手を振りつつ、ダンジョン探索へむかう男子たち。その最後尾で、しゅん……と肩を落とし気味の少年が一人、ぽつんと歩いていく。がんばれ少年! 負けるな少年! と勝手にエールを送っていると、
「ね、おにいさん?」
スヴァンくんの想い人? であるところのアシュリンちゃんが話しかけてきた。
「違うよアシュリン。その人は、ろしゅつきょーのおにいさん? だよ?」
隣の女の子がきっちり訂正する。
いやもう普通に「おにいさん」でいいんだよ!?
「そっか。ろしゅつきょーだね!」
「ろしゅつきょー」
「ろしゅつきょー」
すると別の女の子が、
「そうだ。ママがね、暗くなったら、墓地の近くにろしゅつま? っていうのが出るから気をつけなさいって言ってた」
「ろしゅつま!」
「ろしゅつま!」
「そっか! ろしゅつま。それで、ろしゅつまのおにいさんは、何ができるの……かな?」
とアシュリンちゃんからの質問。
僕の職業が〈露出狂〉から〈露出魔〉にレベルアップしてしまった……!
いや、狂と魔では、どっちが上なんだろう? ……どうでもいいか。それに「何ができるの」とは?
質問の意味がわからずとまどっていると、リーシアさんが助け舟をだしてくれた。
「ふふふ、どうなのかな……? 露出魔のおにいさんは、くふふふ……魔法とか使えたりするの? と、その子は聞きたいんだろう……ぷくくく」
ちょっと! リーシアさんがものすごく笑いをこらえてるんですけど!
「魔法とか、特には……」
僕は、自分の能力についてはまだよくわかっていない。何ができるのかもわからない。たぶんチート的な何かは、あの駄女神様たちに付与してもらってる……とは思うんだけど。あのいい加減なチュートリアルじゃなあ……。さっぱりわからない。
転生前のあのドタバタを思い出して遠い目をしていると、
「なんだー、役立たずかー」
と別の女の子からの率直かつ辛辣な意見。正論のやいばが、僕の胸をグサリと刺しつらぬいて、
「役立たずで、ろしゅつまかー」
さらに別の子からさらに追撃がきた。
いや、なんだかほんとに胸がいたい……。あれ? 僕なんの役にも立っていない? 足も動かなくて、ここまで二人のお世話になりっぱなしだし、と落ちこんでいると、
「そうだっ。アシュリンはね、魔法が使えるんだよ。すっごいんだよ!」
と女の子の一人が話しだした。よかった! 話題がかわった!
「ほう」リーシアさんが目を見開き、
「それはすごいですわね」エミーさんが素直に驚き、
「魔法かー」僕はまだよくわかっていない。
「え、そんなことないよ……っ」
当のアシュリンちゃんは、顔の前で手をぶんぶん振っている。いきなり注目されて恥ずかしくなったのか、顔が真っ赤になった。さっきはやしたてられていたスヴァンくんよりも真っ赤だ。
「えー、でも出せるじゃん。見せちゃいなよー」
「ちゃいなよー」
女の子たちがおだて上手。
「えー、でも……。うーん、じゃあ……」
見事におだてられたアシュリンちゃんがベンチを、ぴょんと飛びおりた。謙遜はしてるけど、ちょっぴり自慢もしたいお年頃なんだな。
「ちょっとだけだよ? ……すぅ……はぁ……」
気息を整え、
「ええと……、〈大気にあまねくおわしますマナよ、しばし私……我に力をかしておくれ——ええと、舞いあがる塵にひらめく一瞬の光、山の端にしずむ入り日のなごり、我が息に吹かれて舞い踊る熾火の火、その一瞬の煌めきをしばしのあいだ我が手の中で燃やしたまえ——ファイヤーボール〉!」
詠唱というのかな。
アシュリンちゃんが言葉を紡ぐたびに、彼女の周囲の気配がかわり、何かが集まっていくのが感じられた。
そして彼女が〈ファイヤーボール〉! と言った瞬間、彼女の手のひらから——
ほょん、とかわいい火の玉が出て……すぐに消えてしまった。
あれ、これだけ? と僕がとまどっているのをよそに、
「おお~、すごい!」
と子どもたちが拍手。
「おお~、すごいのぉ~」
まだベンチに残っていたおばあちゃんズも大拍手。
「おお~、すごい、すごいっ」
リーシアさんとエミーさんもパチパチと手を叩く。
な、なるほど、すごいのかー、と僕も拍手する。
「え、えへへへ……」
アシュリンちゃんは恥ずかしそうにぴょこんとお辞儀をすると、僕の隣に座ろうとして、
「お、おっととと……」
ちょっとふらついて、バランスを崩した。
そのまま僕の方へ倒れかかってしまって——
「ダンジョンっていうのはねー。普通のダンジョンじゃなくて、あっちのちょっと高いところのちょっとしたほら穴? みたいなところだよ。男の子たちのたまり場? っぽいとこ。非常食もあるらしいよ!」
「そうか……。ということはモンスターは?」
とリーシアさんが問うと、
「ないない。ぜんぜんそういうのじゃなくて、ただの穴。ちょっと奥に行ったらすぐ行き止まり」
「なら大丈夫ですわね」
エミーさんもホッとした表情になった。
なるほど。「普通のダンジョン」と言っているので、この世界にはモンスターが出現するダンジョンが普通にあるらしい。会話の端々からもいろんな情報を得られるものだ。
そして男の子の一人が、ある女の子に声をかけていた。
「なー、アシュリンも行こうぜっ」
「えー、別にいいよ……」
アシュリンと呼ばれた女の子はあまり乗り気でない様子。しかし少年は引き下がらない。
「いやさ、一緒に行くとさ、きっと絶対楽しいぜ? な? な? 一緒に行こうぜ!」
するとその様子を見ていた他の子たちが、
「おっ。お熱いねー」
「スヴァンはいつもアシュ子ばっか見てるからなー」
「ひゅーひゅー」
と、はやしはじめた。
なるほどそういうことかぁ。僕らはほっこり。そしてにんまり。
「ばッ!? ちげえよ! そんなんじゃないし!」
全力で否定するスヴァン少年の耳が真っ赤だ。がんばれ少年!
けれどアシュリンちゃんは、
「あー……。今はほんとにそんな気分じゃないかな。ごめんね」
やっぱりダンジョンに行く気はないようだ。
「そっか……」
わかりやすく肩を落としてしまった少年の姿がいたいたしくて見ていられない……。その場にいた僕らは、「くぅ……、少年よ、これにめげずにがんばるんだぞ」と彼をおもんぱかり、彼のかわりに涙をのんだ。
「じゃあ、そろそろ行こうぜ! いざゆかん、謎と不思議のダンジョンへ!」
「「「ダンジョンへ!」」」
男子チームは彼らだけで行くことにしたらしい。掛け声があがる。
「じゃーなー」
「またなー」
と、僕らやアシュリンちゃんたち女子チームに手を振りつつ、ダンジョン探索へむかう男子たち。その最後尾で、しゅん……と肩を落とし気味の少年が一人、ぽつんと歩いていく。がんばれ少年! 負けるな少年! と勝手にエールを送っていると、
「ね、おにいさん?」
スヴァンくんの想い人? であるところのアシュリンちゃんが話しかけてきた。
「違うよアシュリン。その人は、ろしゅつきょーのおにいさん? だよ?」
隣の女の子がきっちり訂正する。
いやもう普通に「おにいさん」でいいんだよ!?
「そっか。ろしゅつきょーだね!」
「ろしゅつきょー」
「ろしゅつきょー」
すると別の女の子が、
「そうだ。ママがね、暗くなったら、墓地の近くにろしゅつま? っていうのが出るから気をつけなさいって言ってた」
「ろしゅつま!」
「ろしゅつま!」
「そっか! ろしゅつま。それで、ろしゅつまのおにいさんは、何ができるの……かな?」
とアシュリンちゃんからの質問。
僕の職業が〈露出狂〉から〈露出魔〉にレベルアップしてしまった……!
いや、狂と魔では、どっちが上なんだろう? ……どうでもいいか。それに「何ができるの」とは?
質問の意味がわからずとまどっていると、リーシアさんが助け舟をだしてくれた。
「ふふふ、どうなのかな……? 露出魔のおにいさんは、くふふふ……魔法とか使えたりするの? と、その子は聞きたいんだろう……ぷくくく」
ちょっと! リーシアさんがものすごく笑いをこらえてるんですけど!
「魔法とか、特には……」
僕は、自分の能力についてはまだよくわかっていない。何ができるのかもわからない。たぶんチート的な何かは、あの駄女神様たちに付与してもらってる……とは思うんだけど。あのいい加減なチュートリアルじゃなあ……。さっぱりわからない。
転生前のあのドタバタを思い出して遠い目をしていると、
「なんだー、役立たずかー」
と別の女の子からの率直かつ辛辣な意見。正論のやいばが、僕の胸をグサリと刺しつらぬいて、
「役立たずで、ろしゅつまかー」
さらに別の子からさらに追撃がきた。
いや、なんだかほんとに胸がいたい……。あれ? 僕なんの役にも立っていない? 足も動かなくて、ここまで二人のお世話になりっぱなしだし、と落ちこんでいると、
「そうだっ。アシュリンはね、魔法が使えるんだよ。すっごいんだよ!」
と女の子の一人が話しだした。よかった! 話題がかわった!
「ほう」リーシアさんが目を見開き、
「それはすごいですわね」エミーさんが素直に驚き、
「魔法かー」僕はまだよくわかっていない。
「え、そんなことないよ……っ」
当のアシュリンちゃんは、顔の前で手をぶんぶん振っている。いきなり注目されて恥ずかしくなったのか、顔が真っ赤になった。さっきはやしたてられていたスヴァンくんよりも真っ赤だ。
「えー、でも出せるじゃん。見せちゃいなよー」
「ちゃいなよー」
女の子たちがおだて上手。
「えー、でも……。うーん、じゃあ……」
見事におだてられたアシュリンちゃんがベンチを、ぴょんと飛びおりた。謙遜はしてるけど、ちょっぴり自慢もしたいお年頃なんだな。
「ちょっとだけだよ? ……すぅ……はぁ……」
気息を整え、
「ええと……、〈大気にあまねくおわしますマナよ、しばし私……我に力をかしておくれ——ええと、舞いあがる塵にひらめく一瞬の光、山の端にしずむ入り日のなごり、我が息に吹かれて舞い踊る熾火の火、その一瞬の煌めきをしばしのあいだ我が手の中で燃やしたまえ——ファイヤーボール〉!」
詠唱というのかな。
アシュリンちゃんが言葉を紡ぐたびに、彼女の周囲の気配がかわり、何かが集まっていくのが感じられた。
そして彼女が〈ファイヤーボール〉! と言った瞬間、彼女の手のひらから——
ほょん、とかわいい火の玉が出て……すぐに消えてしまった。
あれ、これだけ? と僕がとまどっているのをよそに、
「おお~、すごい!」
と子どもたちが拍手。
「おお~、すごいのぉ~」
まだベンチに残っていたおばあちゃんズも大拍手。
「おお~、すごい、すごいっ」
リーシアさんとエミーさんもパチパチと手を叩く。
な、なるほど、すごいのかー、と僕も拍手する。
「え、えへへへ……」
アシュリンちゃんは恥ずかしそうにぴょこんとお辞儀をすると、僕の隣に座ろうとして、
「お、おっととと……」
ちょっとふらついて、バランスを崩した。
そのまま僕の方へ倒れかかってしまって——
10
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
世界一簡単にレベルアップ ~魔物を倒すだけでレベルが上がる能力を得た俺は、弱小の魔物を倒しまくって異世界でハーレム作る事にしました~
きよらかなこころ
ファンタジー
シンゴはある日、事故で死んだ。
どうやら、神の手違いで間違って死んでしまったシンゴは異世界に転生することになる。
転生する際にオマケに『魔物を倒すだけでレベルが上がる』能力を貰ったシンゴ。
弱小の魔物を倒してレベルを上げ、異世界でハーレムを作る事を企むのだった。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
小さな貴族は色々最強!?
谷 優
ファンタジー
神様の手違いによって、別の世界の人間として生まれた清水 尊。
本来存在しない世界の異物を排除しようと見えざる者の手が働き、不運にも9歳という若さで息を引き取った。
神様はお詫びとして、記憶を持ったままの転生、そして加護を授けることを約束した。
その結果、異世界の貴族、侯爵家ウィリアム・ヴェスターとして生まれ変ることに。
転生先は優しい両親と、ちょっぴり愛の強い兄のいるとっても幸せな家庭であった。
魔法属性検査の日、ウィリアムは自分の属性に驚愕して__。
ウィリアムは、もふもふな友達と共に神様から貰った加護で皆を癒していく。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる