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第25話 寝室(2)
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「もうなんですかねーっ。私みたいなエセ弱小ヒーラーの効いてるか効いてないかわからないちまちました治癒魔法じゃなくて、誰かさんが高レベルの広範囲型ヒールをぶちかまして、はいっ、みんな生き生きむくむく完全回復! みたいにすれば万事解決するんですよう!」
エミーさんが駄々をこねるように不満を述べた。
「いや……それをやったら噂になるでしょうが……」
リーシアさんが僕をベッドの縁に下ろしつつ、やれやれ、という表情でたしなめた。そして、「お風呂はどうするかな……」とつぶやいている。
お風呂……お風呂かあ……。知識としては知ってるけど、まだ体験したことないなあ。湯船につかってのんびりするってどんな気分なんだろう……。いや、シャワーかな? もしかしたらサウナっぽいのかもしれない。この世界のお風呂はどんなタイプなんだろうか。
「うーん、そうですね……」
うつぶせ寝していたエミーさんが首だけをねじ曲げ、眠たげな目で僕を見やる。
「どちらかがアストさんと一緒に入らなくちゃでしょうし」
「え」
「え」
「あれ? そうしないと何かと不便じゃありません?」
「む……そそそ、そう言われればっ。移動とか、だな? た、確かに……だな? だ、誰かがつきそってないと……だな?」
リーシアさんがわかりやすく動揺しはじめた……。
ん? ということは? 僕のお風呂は二人のうちどちらかと……混浴!? 人生初のお風呂が裸の美少女と裸のおつきあい!? どどどど、どうする!? と僕も動揺しまくっていると、
「あー、めんどくさいので今夜はこれで。〈浄化〉! えい!」
エミーさんが、ひょいっと人差し指を振ると、小さな光の粒がさらさらと僕らのまわりをめぐっていって——気がついたら体がきれいになっていた……。
「はい、おしま~い。じゃあ、寝ましょう」
エミーさんがごそごそと布団の中に潜りこんだ。
そして、あれれ? どうして布団の端から服がポイポイ脱ぎ捨てられていくんだ!?
それを見てリーシアさんもあわてだした。
「ちょ、何して!?」
「何って、寝る準備ですよ~? ほら、リーシア様もアストさんも脱いで脱いで~っ」
「い、いや、わたしは着たままで……」
「な~に言ってるんですか? 野宿中はともかく、昔からベッドは全裸じゃないと熟睡できないお方がナニ言ってるんですかね~?」
え。そうなの?
「な!? な、なっ、ななな!?」
リーシアさんは今度は言葉まで失ってしまった……。
「それにいいじゃないですか。成り行きとはいえ、昨日の晩も裸で抱きあったんですし、もう今夜もそれでいいじゃないですか?」
「ななな、成り行きとか! あれは治療目的で! あなたがああすればいいって言うから! しかたなく! わ、わたくしは別にしたかったわけじゃ……」
ぶっきらぼうを装ってたっぽいリーシアさんの口調が元に戻ってきた。
「ん~? でもなんだかんだでアストさんにピッタリくっついてましたよね?」
「そそそ、それは治療のためで!」
「それなら今夜も治療してみればいいんじゃないんですかね~。追加治療してみたら、もしかしたらアストさんの動かない足にいい効果があるかもですしね~」
「なるほど。そういう可能性もあるのですね……。で、でも……。うぅぅぅぅ……」
「あー、もういいですからいいですから。もう観念して、すぽーんっていっちゃってください、すぽーんと!」
「う、うううううぅぅう……!」
もじもじとしながらも、なんとリーシアさんも服を脱ぎはじめてしまった!
ど、どうする!?
「はい、アストさんも脱いで脱いで~」
「まあ、ベッドは一つだけですし。アスト殿もよろしかったら……。うぅぅぅ……」
えええ……。
そんなこんなで僕らは一つのベッドにベッドインすることになった。
全員全裸で……。
エミーさんが駄々をこねるように不満を述べた。
「いや……それをやったら噂になるでしょうが……」
リーシアさんが僕をベッドの縁に下ろしつつ、やれやれ、という表情でたしなめた。そして、「お風呂はどうするかな……」とつぶやいている。
お風呂……お風呂かあ……。知識としては知ってるけど、まだ体験したことないなあ。湯船につかってのんびりするってどんな気分なんだろう……。いや、シャワーかな? もしかしたらサウナっぽいのかもしれない。この世界のお風呂はどんなタイプなんだろうか。
「うーん、そうですね……」
うつぶせ寝していたエミーさんが首だけをねじ曲げ、眠たげな目で僕を見やる。
「どちらかがアストさんと一緒に入らなくちゃでしょうし」
「え」
「え」
「あれ? そうしないと何かと不便じゃありません?」
「む……そそそ、そう言われればっ。移動とか、だな? た、確かに……だな? だ、誰かがつきそってないと……だな?」
リーシアさんがわかりやすく動揺しはじめた……。
ん? ということは? 僕のお風呂は二人のうちどちらかと……混浴!? 人生初のお風呂が裸の美少女と裸のおつきあい!? どどどど、どうする!? と僕も動揺しまくっていると、
「あー、めんどくさいので今夜はこれで。〈浄化〉! えい!」
エミーさんが、ひょいっと人差し指を振ると、小さな光の粒がさらさらと僕らのまわりをめぐっていって——気がついたら体がきれいになっていた……。
「はい、おしま~い。じゃあ、寝ましょう」
エミーさんがごそごそと布団の中に潜りこんだ。
そして、あれれ? どうして布団の端から服がポイポイ脱ぎ捨てられていくんだ!?
それを見てリーシアさんもあわてだした。
「ちょ、何して!?」
「何って、寝る準備ですよ~? ほら、リーシア様もアストさんも脱いで脱いで~っ」
「い、いや、わたしは着たままで……」
「な~に言ってるんですか? 野宿中はともかく、昔からベッドは全裸じゃないと熟睡できないお方がナニ言ってるんですかね~?」
え。そうなの?
「な!? な、なっ、ななな!?」
リーシアさんは今度は言葉まで失ってしまった……。
「それにいいじゃないですか。成り行きとはいえ、昨日の晩も裸で抱きあったんですし、もう今夜もそれでいいじゃないですか?」
「ななな、成り行きとか! あれは治療目的で! あなたがああすればいいって言うから! しかたなく! わ、わたくしは別にしたかったわけじゃ……」
ぶっきらぼうを装ってたっぽいリーシアさんの口調が元に戻ってきた。
「ん~? でもなんだかんだでアストさんにピッタリくっついてましたよね?」
「そそそ、それは治療のためで!」
「それなら今夜も治療してみればいいんじゃないんですかね~。追加治療してみたら、もしかしたらアストさんの動かない足にいい効果があるかもですしね~」
「なるほど。そういう可能性もあるのですね……。で、でも……。うぅぅぅぅ……」
「あー、もういいですからいいですから。もう観念して、すぽーんっていっちゃってください、すぽーんと!」
「う、うううううぅぅう……!」
もじもじとしながらも、なんとリーシアさんも服を脱ぎはじめてしまった!
ど、どうする!?
「はい、アストさんも脱いで脱いで~」
「まあ、ベッドは一つだけですし。アスト殿もよろしかったら……。うぅぅぅ……」
えええ……。
そんなこんなで僕らは一つのベッドにベッドインすることになった。
全員全裸で……。
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