11 / 13
2.凍てつく狂気
2話 聲
しおりを挟む
文月「…………」
今日は珍しく寝坊してしまい、遅刻ギリギリになってしまった…。
入山「あら?おねしょでもしたの?」
文月「…………」
全く、最近のJKはでりかちーがないぜ…。
硬縄「どうせ寝坊じゃないの?」
ご明察ですよ…全く、完敗ですよ!
入山「……」
硬縄「……」
文月「…?」
入山・硬縄「なんか喋れよ!」
文月「!!???」
な、なんだいきなり!?俺って喋ってるじゃん!?…あれ…?
そう、開いてくれているはずの口は、通っているはずの喉は、まるで小さいゲートがついてるかのように、空気だけを通していた。
文月「…!…!!」
入山「…表情だけはうるさいわね…」
硬縄「喉でもやっちゃったのかなぁ~?」
「あ、みんなおはよう」
そうしておはようを言い合う俺たちのグループに新しい仲間が増えていた。
墨桜川「…喉、なのかな…。」
硬縄「どうせ攻ちゃんの事だし、ほっとけば治るんじゃない…?」
硬縄はそんなふうに笑っているが、当の本人たる俺は聞き捨てならない。
文月「……!…………!」
入山「えー、どうせとはなんだ、俺も一般人だから、何かの病気かもしれないぞ!…だってさ。」
文月「…!」
ぶんぶん、と勢いよくその訳を肯定した。
墨桜川「…困ったね…飴でも舐める?」
そう言って墨桜川さんは鞄からフルーツ飴を取り出す。
入山「あ、私もちょうだい」
硬縄「私も~」
墨桜川「いいよ。」
先生「それじゃ、1時限目準備してくるべ」
バタン
ワイワイガヤガヤ
先生が教室を出て、HRが終わり、生徒が口を開けて会話を始める。
硬縄「…どう?調子は。」
文月「……。」
声は相変わらず出ない。
本当に困ったな…。
墨桜川「うむ、医務室、行こっか」
文月「……!」
かっこよく「そうするか」とも言えない恥ずかしさか、不自然に顔を伏せるようにして頷いてしまった…。
墨桜川さんが席を立って、俺を待ってくれている。
いくか…。
この時、ウブな俺は、彼女とのデート気分で廊下を歩いていた。
今日は珍しく寝坊してしまい、遅刻ギリギリになってしまった…。
入山「あら?おねしょでもしたの?」
文月「…………」
全く、最近のJKはでりかちーがないぜ…。
硬縄「どうせ寝坊じゃないの?」
ご明察ですよ…全く、完敗ですよ!
入山「……」
硬縄「……」
文月「…?」
入山・硬縄「なんか喋れよ!」
文月「!!???」
な、なんだいきなり!?俺って喋ってるじゃん!?…あれ…?
そう、開いてくれているはずの口は、通っているはずの喉は、まるで小さいゲートがついてるかのように、空気だけを通していた。
文月「…!…!!」
入山「…表情だけはうるさいわね…」
硬縄「喉でもやっちゃったのかなぁ~?」
「あ、みんなおはよう」
そうしておはようを言い合う俺たちのグループに新しい仲間が増えていた。
墨桜川「…喉、なのかな…。」
硬縄「どうせ攻ちゃんの事だし、ほっとけば治るんじゃない…?」
硬縄はそんなふうに笑っているが、当の本人たる俺は聞き捨てならない。
文月「……!…………!」
入山「えー、どうせとはなんだ、俺も一般人だから、何かの病気かもしれないぞ!…だってさ。」
文月「…!」
ぶんぶん、と勢いよくその訳を肯定した。
墨桜川「…困ったね…飴でも舐める?」
そう言って墨桜川さんは鞄からフルーツ飴を取り出す。
入山「あ、私もちょうだい」
硬縄「私も~」
墨桜川「いいよ。」
先生「それじゃ、1時限目準備してくるべ」
バタン
ワイワイガヤガヤ
先生が教室を出て、HRが終わり、生徒が口を開けて会話を始める。
硬縄「…どう?調子は。」
文月「……。」
声は相変わらず出ない。
本当に困ったな…。
墨桜川「うむ、医務室、行こっか」
文月「……!」
かっこよく「そうするか」とも言えない恥ずかしさか、不自然に顔を伏せるようにして頷いてしまった…。
墨桜川さんが席を立って、俺を待ってくれている。
いくか…。
この時、ウブな俺は、彼女とのデート気分で廊下を歩いていた。
0
あなたにおすすめの小説
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
どうやらお前、死んだらしいぞ? ~変わり者令嬢は父親に報復する~
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「ビクティー・シークランドは、どうやら死んでしまったらしいぞ?」
「はぁ? 殿下、アンタついに頭沸いた?」
私は思わずそう言った。
だって仕方がないじゃない、普通にビックリしたんだから。
***
私、ビクティー・シークランドは少し変わった令嬢だ。
お世辞にも淑女然としているとは言えず、男が好む政治事に興味を持ってる。
だから父からも煙たがられているのは自覚があった。
しかしある日、殺されそうになった事で彼女は決める。
「必ず仕返ししてやろう」って。
そんな令嬢の人望と理性に支えられた大勝負をご覧あれ。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる