ある腐男子の妄想

佐野 臣

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番外編

テスト勉強の日 side はっしー

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はっしーside

 テストが近づいてきたある日の授業終わり、帰り支度をしているねこに俺は声をかけた。

「なぁ~ねこ、ちょっといい?」
「ん?大丈夫だけど、どうしたの?」

 俺は今日、一か月前くらいにした約束を思い出した。
 しかし、ここで大きな声で話してしまうと邪魔者が入ってしまうかもしれないと危惧した俺は他の皆には聞こえないように小声で話し始めた。

「もうすぐテスト近いよな?」
「?そうだね?」
「ところでねこは前にした約束を覚えてるか?」

 そう聞くと、キョトンとした顔をした後、思い出そうとしているようだったが、結局、思い出せなかったようだ。

 まぁ一か月前くらいだし、俺も今日思い出したから、忘れてるかもな~と思ったけど笑

「でも、約束は約束だから!ねこなら破らないよな!?」

 ねこと二人で!ふ・た・りで!←ここ重要!
 二人でいれる機会なんて逃したくないからな!ちょっと押しが強くなってしまっても致し方あるまい!

 その念が伝わったのか、ねこは首がとれるんじゃないのかと思うくらい首を縦に振っていた。

「さすがねこ!てことで、ねこが勉強を教えてくれるっていう約束はいつの日にする?」
「確かにその約束はしてた気がする...僕はいつでも大丈夫だよ。」
「じゃあ、明日とか!休みだし!」
「わかった。はっしーの家でいいの?」
「大丈夫!明日楽しみにしてるわ!じゃあな~」

 いや~よかった、よかった!明日、楽しみだな~ あ!そうと決まれば早く帰って、部屋の片づけでもしねーとな!

翌日。

 いや~ねこと会えると思うと、夜が明けるのが早く感じるな~

 そうこうしているうちに、来客を告げるインターホンの音が鳴った。

 お!ねこ、来たかな~玄関行くか~

 自分の部屋から玄関に向かっていると、微かに話し声が聞こえてきた。

 ん?何で、話し声がするんだ...?まさか…!

 急いで、玄関に向かうとそこには予想通り、

「ちょっと、母さん!勝手に出るなよ!!」

 俺の母親がいた。

 いや、なんでいるんだよ!全然、気づいてなかったわ!!
 いつも、この時間はどこか行ってるのに、なんで今日に限っているんだよ...

「何よ~それくらい、いいじゃない!それにお母さんに対してその言い方は何なの!?」
「あ~はいはい、俺が悪かったよ...それより、とりあえず玄関で話すのはやめね?」
「確かにそうね!さぁさぁ、ねこくん上がって上がって!」

 母さんの勢いにねこが押されているのを見て、苦笑してしまった。

 まぁ、母さんマシンガンだからな~息子の俺でさえ勢い負けするし笑

「騒がしい母親でごめんな~ねこ、先に俺の部屋行ってていいよ!」
「え、でも、さすがにそれは...」
「いいって、いいって!すぐ行くから!ほら行った行った!」
「う、うん...わかった。」

 とりあえず、これ以上ねこにちょっかいをかけられる前に部屋に避難させておこう。

 ねこが部屋に行ったのを確認してから、俺は母さんのいるリビングに向かった。

「あれ!?ねこくんはどうしたの?」
「先に部屋に行かせたけど?」
「え~もう少しお話したかったのに~」

 案の定、ちょっかいかける気満々だったようで、俺の判断ナイス!と自分で自分を褒めた。

「そう言うと思ったから、行かせたんだよ!」
「え~でも気になるじゃない!あなたがいっつも顔ニヤけさせながら語るねこくんのことだし。」
「え、俺そんな顔してんの...?」
「うん。」

 マジか...完全に自覚なかったわ...
 まぁ、いいや、これからは気をつけよう!

「そんなことより、これからテスト勉強するから邪魔するなよ!」
「え、珍しいわね!いつも、ギリギリまでやらないのに~」
「じゃあ!」
「え、ちょっと」

 母さんの言葉を待ってたらいつまでも続くからな、すぐに切り上げるのが吉だ。
 それにしても、母さんがいるとは想定外だったな~
 なんか一気に疲労がこみ上げてくるわ...

 そう思いながら自分の部屋へと入ると、ねこがすぐに話しかけてきた。

「あ、はっしー!...なんか疲れてる?」
「ん?いや~まぁ、大丈夫かな?」

 そんなにわかりやすく疲れが目に見えるのか...
 すべての元凶はあの母親なんだけどな...!

「何かあったなら言ってね?」

 はぁ~ねこは天使だな~
 一気に疲れが癒えた気がするわ~

「了解!さて、ちょっと時間食ったけどテスト勉強しようぜ!」
「そうだね!」

 それから、しばらくの間それぞれ教科書を見ながら勉強し、偶に分からないところがあったら教え合うということを繰り返していた。
 そんな中、ふとねこが語り掛けてきた。

「ねぇ、はっしー」
「ん~?どうした?」
「いや、どこか分からないところとか大丈夫かな?と思って。」
「あ~今のところは大丈夫かな!ありがとう~」

 そう答えると、ねこは少し落ち込んだような様子を見せた。
 俺、何かマズイこと言ったかな...?

「あのさ、実は僕がいなくても問題無かったりしない?」

 その言葉に俺は一瞬、思考停止した。そして、なぜその結論になったのか少し考えてみた。

 もしかして、俺があんまりねこに質問しないから、気にしてるとか?

 そう思うと、そんなことで落ち込むなんて可愛いなと思うのと同時に、笑いがこみ上げてきてしまった。
 しかし、あんまり盛大に笑うとねこの機嫌が急降下しそうだから、横を向いて控えめに笑うと、

「はっしー、僕のこと馬鹿にしてない?」

 と言ってきた。

「へ!?いやいやいや、ソンナコトナイヨ。」
「うわ、もうそれ完全にウソだよね。」

 ねこはジト目になりながらこちらを見てきた。

 いや、ほんとに馬鹿にはしてないんだけどな~
 ただ、可愛いなと思っただけなのに~
 ...もしかして、これが馬鹿にしているように感じるのか!?

「ウソじゃないって~そんなに怒らないでよ~」
「...もういいけどさ。というか、はっしーいつも授業中とか寝てるのに何でそんなに問題解けてるの?」
「それはもう、ここの出来がいいからだよ!」

 俺はそう言いながら、自分の頭を指差すと、ねこは一瞬、無の表情をした後、呆れたような表情になった。

「そっか...でも授業はちゃんと聞いた方がいいと思うよ。」
「まぁな~しっかし退屈なんだよ!同じようなこと繰り返してるときとかあるし!」

 俺が愚痴を零すと、ねこは苦笑していた。

「それにしても、それだけできるなら別に僕と勉強しなくてもよかったんじゃないの?」
「あ~俺はただ単にねこと...いや、やっぱり何でもないわ!」

 危なかった...!あとちょっとで、ねこと一緒にいたかっただけとか、口滑らすところだった~
 さっさと話題変えて話を逸らそう!

「あ!ちょっと提案なんだけど、お互いある程度復習も終わったことだし、ゲームしない?」

 俺が唐突にそう言ったからか、ねこは少し驚いたあと不思議そうな表情を浮かべた。

「あの、勉強するために来たんだよ?それなのにゲームするの?」

 もしかして、ねこ勘違いしてるかも?

「たぶん、ねこが思ってるゲームじゃないから!」
「え?...じゃあ何?」
「お互いに過去問を解いてって、間違えた方が罰ゲームで一つ質問に答えるっていうのはどう?」

 我ながら、咄嗟に思いついたにしてはいいんじゃね?
 これで、俺もねこに聞きたいこととか聞けるし!
 まぁ、ねこが間違えるかどうかは賭けだけど笑

「面白そうだね!やってみようかな!」
「お!OK!じゃあ早速この問題を解いていこうぜ!」
「わかった!」

 ねこも乗り気みたいだし、よかった!
 よ~し、俺も間違えないように頑張るとするか~
 しかし、問題を解き始めて十数問目くらいで詰んだ...

「うわ!!やっちまった~」
「え!?何!?びっくりした...」
「あ~ごめん。答え間違えてたからつい...くそ~先に間違えてたまるかと思ってたのにな~」

 あ~悔しい!でも勝負は勝負だから、罰ゲーム受けるしかねーな...

「じゃあ、はっしー罰ゲームだね!」
「はぁ~仕方ねーな!何でも聞いてくれていいよ。さぁどんと来い!」

 そう言っても、ねこは特に聞くことを考えてなかったらしい。
 しばらく考えた後、あ!と何かひらめいたような顔をして質問をしてきた。

「あ、じゃあはっしーは今好きな人とかいるの?」

 さて、何の質問が来るのかなと思って、来た質問がそれって笑

「考えた末に思いついたことがそれ!?他になかったんだ笑」

 正直に思ったままを言うと、ねこは図星をつかれたような表情をして、拗ねてしまった。
 そういうところがいちいち可愛いの、なんで気づかないのかな~と、微笑ましくなった。

「もう、そんな拗ねるなって~」
「拗ねてない...で、どうなの?早く答えて!」

 ねこはそれでも、興味はあるのか目を輝かせながら聞いてきた。

 さて、どう答えたもんか...
 まぁ、でも質問にはちゃんと答えるか~

「いるよ。好きな人。」
「え...?」

 俺が好きな人がいると答えると、ねこは固まってしまった。

 きっと、俺はいないって答えると思ったんだろうな笑
 どこまでもねこは鈍感だよな~結構、あからさまな気がするんだけど...

 ねこは硬直から解けると、興味が沸き上がったのかさらに質問してきた。

「はっしーに好きな人いたの!?僕が知ってる人?」
 俺はそれにニヤニヤしながら、

「...そんなに気になる?」

 と言うと、ねこは少しイラっとしたような表情をした後、頷いた。

 お、素直だな。そんなに気になるのか~
 でも、ここで「ねこだよ。」とか言っても戸惑うだけだよな~
 それも可愛いけど、もう少し鈍感なねこを見守っていたいかな...
 だから、

「教えてあげな~い。」
「え!?」
「だって、もう質問は答えたし~」

 俺は屁理屈を述べて笑った。
 ねこは不服そうな顔をして、深いため息をついた。しかし、次には何か吹っ切れたような顔をしていた。

 次、俺が間違えたら好きな人が誰なのか聞いてきそうだな~
 これは絶対に間違えられない笑

「そうだね...じゃあ、問題の続きしようか。」
「そうだな!もう間違えないぞ~」

 また、二人で黙々と問題を解き始めた。
 しかし、ある問題を解いているとき、ねこの動きが止まった。

 もしかして、詰まったとか?

「はっしー、僕この問題わからない。」

 ねこから掛かった声は予想通りの内容だった。

「え?あ~これ難しいからな~こうすれば解けるんじゃない?」
「あ、ほんとだ!ありがとう!」

 俺もちょっと前に同じような問題を解いてなかったら詰まってたかもな~
 なんて、少し反則だったかもしれないがこれも運だろ!ということで、

「いえいえ。ということで、ねこ罰ゲームだな!」

 ねこは微妙な顔をして、諦めたような声で内容を聞いてきた。

「じゃあ、俺の好きなところ教えて?」
「...は?」

 俺がした質問が予想外だったのか、またねこは固まってしまった。
 しばらくフリーズしているねこを見て、何て答えるのかなと楽しみに待っていると、

「う~ん、明るいところとか?」
「え~それだけかよ~」

 ありきたりな答えだけで終わらせようとしてくるから、思わず不満を口にした。
 すると、ねこは焦ったように他に俺の好きなところを答え始めた。

「え、えっと...あとは皆を楽しませようとさせてくれるところとか、何気に頼れるところとかかな。」

 まさか答えてくれるとは思わなかったから、俺の心の中でジワジワと嬉しさがこみ上げてきた。
 ねこは言い終わった後に、恥ずかしさからか顔が赤くなっていった。
 それを見て思わず、からかいたくなってしまったのは仕方ないと思う...

「へぇ~そんなに俺のこと好きなんだ~」

 自分でもわかるくらい、顔をニヤけさせながらそう言うと、ねこはさらに顔を赤く染めて、ついには自分の顔を手のひらで隠してしまった。

「あ!手で隠すなよ~」

 こう隠されると見たくなるのって男の性分だと思うんだよな~

「ほら、顔見せてよ~」

 と言いながら、俺はねこの手を掴んで外そうとした。
 ねこはよほど見られたくないのか抵抗していたが、俺の方が力が強くてその手を外すことに成功した。

 お!やっと見れるな~さてさて、どんな顔をしているのか...

 ねこの顔を見ようとしたら、思ったよりも顔が近くなっていたことに驚いた。
 ねこも同じように驚いたのかパニックになっているようだった。
 しかし、それよりも...

 ちょっと待って、ねこ、涙目になってるんだけど...!?しかも上目遣い!!
 これは確実に俺のこと殺しに来てる!

 心の中で悶絶していると、ねこはパニックからか目をギュッとつむった。
 それにまた、

 なんでここで目をつむるかな!?何をされても文句言えないぞ?

 と悶絶していた。
 そんな風に自分の欲望と闘っていると、ねこは少し落ち着いたのかそろ~っと目を開け、俺のことを見つめてきた。

 もうこれは完全に俺のこと煽りに来てるだろ!...なんて、ねこはそんなことしないよな~
 はぁ~天然って怖いわ~

 俺は今更だなと思いながらも、少しは自覚を持てよ。という思いを込めてねこにデコピンをした。

「いたっ!も~何でデコピンするの~!」

 ねこは俺に怒ってきたが、俺は笑いながら話を逸らした。

「あはは、気分...?さぁ、勉強続けようぜ!」
「気分って...はぁ~まぁ、そうだね。」

 多分この感じ、ねこには伝わってないなと思い、また笑いそうになりながら勉強を再開した。
 それからは二人とも間違えることなく、勉強会は終わりを迎えた。

 帰り際、

「あら!もう帰るの!?結局、ねこくんと話せてないわ!」

 待ち伏せしていたかのように母さんが現れた。

 うわ、そう言えばいたわ...すっかり忘れてた~
 とりあえず今は追い返そう!

「ほら、母さんはリビングに戻って!もう、ねこは帰るから!」
「え~そんな~仕方ないわね...ねこくんまた遊びに来てね!」

 ねこはそれに笑みを浮かべてはいと返事して、帰っていった。

 なんで、最後になって母さんが出てくるんだよ...

 うんざりしながら母さんのいるリビングへと行くと、母さんは待ってましたというように声をかけてきた。

「もう、すぐに追い返そうとするなんてひどいわね!」
「いや、そもそもなんで今日いるんだよ...いつも休みの日とか出かけてるのに。」

 ずっと疑問だったことを聞くと、母さんは笑みを浮かべて答えてきた。

「だって、あなたが昨日帰ってきてからソワソワしてたから、これは今日何かあるのかなと思ったのよ!」

 俺、そんなに浮かれてたのか?それとも母親の勘が良いのか...
 だからといって、一日待ってるのもどうかと思うけどな。

「それにあの浮かれ具合からして、もしかしたら噂のねこくんに会えるんじゃないかと思ったら、居ても立っても居られなかったのよね~」

 あ、もう認めたくないけど、完全に俺が浮かれまくってたやつだ...
 これ、ちょー恥ずかしいやつじゃね?ちょっとこれからは、ねこの話するの控えようかな...?

「はぁ~それで、噂のねこに会えたご感想は?」
「ん?聞いてた通り、とってもいい子ね!あなたにはもったいないくらい!」

 俺は感想を聞いた後に、聞いたことを後悔した。

 一言余計なんだよな~確かに、俺にはもったいないくらいなんだけどさ!

「だろ!ねこ、めっちゃいいやつなんだよ!礼儀正しいし、真面目だし、俺より頭良いし、それに仕草がいちいち可愛いんだよ!」

 って、何を言ってるんだ俺!?母親相手にすごい馬鹿正直に語っちゃったんだけど!?
 うわ~これじゃあ、ねこのこと言えないわ...

 俺が落ち込んでいる間、俺の発言を聞いた母さんは目を見開いて驚いていたが、顔を綻ばせて笑った。

「あなたがそこまで語るなんて珍しいわね...今日は珍しいことばかりだわ~」
「うわぁ...ちょっと今の忘れてくんね?恥ずかしすぎるわ...」
「ふふ、それにしてもあなた、ねこくんのことそんなに好きなのね~」
「は!?」

 唐突に告げられた言葉に俺は素っ頓狂な声を出してしまった。

 いや、確かにねこのことは好きだけど!ちなみにLoveの意味で好きだけど!
 まさか、そんなことまでわからないよな...?

「まぁ、お母さんはねこくんだったら大歓迎よ!応援してるわね~」

 母さんは意味深な笑みを浮かべながら、意味深な言葉を残してリビングを去っていった。

 え、まさかだよな...?でも、歓迎って、応援してるって...
 これ、完全に俺がねこのこと好きってバレてない...?

 リビングに一人残された俺は、叫びだしたくなる衝動をなんとか抑えながら、「母親の勘、怖ええええぇぇ」と、恐怖していたのだった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 いや~はっしーそのままキスとかしちゃえよ!とか思ったけど、さすがに順序って大事だからな、よく耐えたな~
 それにしても女の勘って結構、侮れないものがあるんだよね...
 俺も好きな人とかできたとき、すぐに察知されてからかわれたからな(遠い目)
 まぁ...はっしーのお母さんとか一回もあったことないから完全に妄想オンリーなんだけど笑

 そう思いながら、さて今何時だろう?と時計を見ると、現実逃避に2時間も時間を使っていた事実に気づいた。

「うわあああぁぁぁヤバい!!テスト勉強間に合わないぃぃぃ!!!!」

 俺は泣きながらも、結果、テストが終わるまで徹夜を続けたのだった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ということで、無事はっしーsideも上げられました!
 お待たせしてしまってすみません!(;つД`)
 7月の大学生はテストでしょ!なんて書き出したはいいものの、「いや、現実もテスト死ぬ...」なんて呟いて生死をさまよっておりました笑
 でも、せめて一話でも上げねば!と死にそうな自分にムチ打ってなんとか生き長らえました!
 7月といったら七夕かな?とも思ったのですが、そちらは間に合わなかったので、また機会があれば書いてみたいなと思います笑
 では、ここまで読んでくださりありがとうございました!また、皆様に会える日を楽しみにしております。
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