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番外編
睡眠の秋 はっしーver.
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はっしーは寝ているところをよく見るけど、ねこくんはあまり寝ているところを見ないんだよな~
ねこくんは真面目だから、基本ちゃんと授業を受けているし、マジ偉いわ~
と感心しつつも、それだとネタがないんだよな~と思っていた。
しかし、あ!と閃きの神様が突如舞い降りてきた。これならいいのでは!?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
はっしーver
授業終了の声が先生からかけられ、いつもならすぐに帰る準備をするのだが、今日は授業が終わった後に、俺とねこは少し勉強してから帰ろうという約束をしていた。
「あれ、ねこくんとはっしーは帰らねーの?」
「おー俺たちはちょっと勉強のために残ってくから、じゃあな~」
「了解~じゃあ、また明日~」
よくいるメンバーとは別れを告げ、二人で残った。
「さて、勉強始めますか!」
「そうだね!」
ねこは微笑んでそう返してきた。
今日は、俺が授業プリントを見ていて理解できなかったところや、穴埋めで埋まっていないところを、ねこに見せてもらうために残ってもらった。
最初、声をかけたとき、「だから、授業はちゃんと受けないとダメでしょ!」と呆れながら言われたが、なんだかんだ付き合ってくれるということになった。
理解できなかったところをある程度ねこに聞き終わるころには、教室内には誰も残っておらず、二人きりになっていた。
あとは穴埋めをするだけだと、黙々と書き写していると、教室内が静かなのとやることがなくなったからか、ねこは首をコクコクとし始めて、眠そうにしていた。
「ねこ、寝ててもいいよ?終わったら起こすから。」
「でも、う~ん...じゃあ、終わったら起こして...ね...」
ねこは申し訳なさそうな顔をしたが、眠気には勝てずそのまま机に伏せて寝てしまった。
俺はその様子に微笑みを浮かべて、早く穴埋めを終わらせようとペンを動かした。
しばらくして、やることが全部終わり、俺は背伸びをした。
はぁ~やっと終わった~
これからはちゃんと授業起きてないとな~
ねこにも申し訳ないし...
そう思いながら、ねこの方を見ると、幸せそうな寝顔を浮かべていた。
俺はその寝顔をしばらく眺めながら、少しねこの髪をいじったりしていた。
それでも、ねこは起きる様子がなかった。
一体、ねこはどんな夢を見ているんだろうな~?と考えていると、ふとねこから寝言が聞こえてきた。
「はっしー...ふふ、気持ちいいね~...」
そう、幸せそうな顔で、普段は聞けないような蕩けた声で呟いた。
俺はそれを聞いて、心中荒れ狂っていた。
は!?え、俺!?今、ねこの夢の中に俺がいるの!?ちょっと待ったぁぁぁ!!
どういうことだ...夢の中の俺が羨ましすぎる...!
というか、夢の中で何をしているんだ!?
気持ちいいって、何!?
俺の脳内ではピンク色の想像しかできなかった。
そう思うと、余計に夢の中の俺が羨ましくなり、さらには憎しみまで持ちそうになった。
いや、でもねこはそんな夢を見ないだろう!
きっと、マッサージとかお風呂とかそんな夢を見ていて、気持ちいいなんて言葉が出てきたはずだ!
...でも、それはそれで羨ましいんだけどな!
どのみち俺が出てくる夢を見ていることを図らずも知ってしまい、少し照れくさくなった。
ねこは寝ているときでも、天然を仕掛けてくるんだな...これは要注意すぎるだろ...
はぁ~とため息をついてねこを見るが、俺の心配とは裏腹にねこは変わらず微笑みを浮かべて寝ていた。
俺はその様子に、呆れながら笑ってしまった。
まったく~無防備に寝やがって!しかも、天然を仕掛けてくるし!
少しは危機感持てよな~
そう思い、少し悪戯心が沸いた俺は、教室に二人きりなことをいいことに、体を少し起こし、ねこの額にキスをした。
ねこは俺の動きを感じたのか、その感触を感じたからなのかわからないが、目を覚ました。
ねこはしばらくボーっとしていたが、頭が冴えてくると徐々に頬を赤く染めて額を手で押さえた。
あ、この感じはもしかして、俺が額にキスしたこと気づいているのかも?
まぁそれでもいいんだけどね~俺は満足したし~
「は、はっしー...今...」
ねこは動揺した様子で言葉が上手く出てこないようだった。
「今...キ...ス...した?」
ねこは恥ずかしいのか、小声でそう聞いてきた。
正直に答えてもいいけど、これで正直に言ったら逃げそうだしな~
よし!ごまかそう!
と、最低な結論を出したが、ねこに嘘はつきたくないな~と思い妥協案で、
「したかもな~なんてね!さぁ、もう時間も遅いし、帰るぞ~」
と冗談めかして言った。
これなら本当のことも言っているし、オッケーじゃない?笑
そして、俺がさっさと帰る準備をすると、ねこも慌てて荷物を片付け始めた。
教室を出る頃には、すっかりねこの頭からさっきの出来事は抜けたのか、いつも通りの様子に戻っていた。
それから、帰り道でねこに寝言を言っていたことを伝えると、ねこは楽しそうに夢の内容について話し出した。
「はっしーとペットショップに行って、犬を触っていたんだよ~もこもこで、ふわふわしていて、とても気持ちよかったな~」
俺の想像していた内容は全部外れていたが、その犬のことを思い出して嬉しそうにするねこを見て、まぁ平和でいっかと思ったのだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そんな二人だったが、そのとき俺は帰り道の途中で忘れ物に気づいて大学へ戻った。そして、教室を覗くと、はっしーがねこくんの髪をいじっているのを目撃してドアの前で撃沈。さらに、はっしーがねこくんの額にキスをしているのを目撃して鼻血をふき出しながら倒れたのだった。床には鼻血で“尊い”と書かれていたとかいなかったとか...なんてね!
いや、マジで最高!なんか、ねこくんに振り回されているはっしーって好きなんだよな~
いつもは逆だから、ギャップ?感があって笑
でもほんと、でこチューとか好きすぎるんですが?(←唐突ww)
普通に唇にキスするのも好きなんだけど、おでこにキスするのってすごく大事にしてる感があって好きなんだよな~いや~いいよね~
と、しみじみと思っていると、授業もあと数分で終わる時間になっていた。
結局、授業をほとんど聞けていなかったが、素晴らしい妄想ができたため、余は満足じゃ!と目の前の二人に感謝した。
本当にありがとうございます!俺は二人の後ろの席で心底よかったと思うよ...
そう俺は馬鹿げたことを考えていたが、ふと二人とも静かなことに気がついた。
そっと二人の様子を窺うと、二人とも寝てしまっているようだった。
おいおいおい!俺があんなに寝るかもしれないって言っていたときは苦笑いしていたのに、二人とも寝ているってどういうこと!?
人のこと言えねーぞ!
俺が心の中で文句を言っている間に時間は経ち、授業が終わった。
授業が終わると一気に周りの声が大きくなり、二人は同時に目を覚ました。
俺は同時に目を覚ましたことにも「同時とか、仲良しかよ!」なんて萌えを感じて悶えていたが、それもほどほどに、ちゃんと起きた二人に俺はドヤ顔で告げた。
「やっぱり...睡眠の秋、加えるべきだろう?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
皆様、お久しぶりです!と言っても、いつもより日数は空いていないのですが笑
前回がだいぶ予定より遅れていたので、詰め込まれた感じですね...はい。
それは置いておいて、どうしても、今回のお話を“秋分の日”に上げたい!と思い、見切り発車で書き始め、なんとかねこくんとはっしー両方とも上げることができてよかったです!
秋ってあんまりイベントが思いつかなくて、作者なりに秋を考えた結果、こんな感じの仕上がりになりました笑
また、今までは同じシーンの視点切り替えで書いていたのですが、今回は寝ちゃっているので(笑)それぞれ別の内容の妄想話になりました!
どちらも楽しんでいただけたなら良かったです。
では、ここまで読んでくださりありがとうございました!
また、皆様に会えるのを楽しみにしております。
ねこくんは真面目だから、基本ちゃんと授業を受けているし、マジ偉いわ~
と感心しつつも、それだとネタがないんだよな~と思っていた。
しかし、あ!と閃きの神様が突如舞い降りてきた。これならいいのでは!?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
はっしーver
授業終了の声が先生からかけられ、いつもならすぐに帰る準備をするのだが、今日は授業が終わった後に、俺とねこは少し勉強してから帰ろうという約束をしていた。
「あれ、ねこくんとはっしーは帰らねーの?」
「おー俺たちはちょっと勉強のために残ってくから、じゃあな~」
「了解~じゃあ、また明日~」
よくいるメンバーとは別れを告げ、二人で残った。
「さて、勉強始めますか!」
「そうだね!」
ねこは微笑んでそう返してきた。
今日は、俺が授業プリントを見ていて理解できなかったところや、穴埋めで埋まっていないところを、ねこに見せてもらうために残ってもらった。
最初、声をかけたとき、「だから、授業はちゃんと受けないとダメでしょ!」と呆れながら言われたが、なんだかんだ付き合ってくれるということになった。
理解できなかったところをある程度ねこに聞き終わるころには、教室内には誰も残っておらず、二人きりになっていた。
あとは穴埋めをするだけだと、黙々と書き写していると、教室内が静かなのとやることがなくなったからか、ねこは首をコクコクとし始めて、眠そうにしていた。
「ねこ、寝ててもいいよ?終わったら起こすから。」
「でも、う~ん...じゃあ、終わったら起こして...ね...」
ねこは申し訳なさそうな顔をしたが、眠気には勝てずそのまま机に伏せて寝てしまった。
俺はその様子に微笑みを浮かべて、早く穴埋めを終わらせようとペンを動かした。
しばらくして、やることが全部終わり、俺は背伸びをした。
はぁ~やっと終わった~
これからはちゃんと授業起きてないとな~
ねこにも申し訳ないし...
そう思いながら、ねこの方を見ると、幸せそうな寝顔を浮かべていた。
俺はその寝顔をしばらく眺めながら、少しねこの髪をいじったりしていた。
それでも、ねこは起きる様子がなかった。
一体、ねこはどんな夢を見ているんだろうな~?と考えていると、ふとねこから寝言が聞こえてきた。
「はっしー...ふふ、気持ちいいね~...」
そう、幸せそうな顔で、普段は聞けないような蕩けた声で呟いた。
俺はそれを聞いて、心中荒れ狂っていた。
は!?え、俺!?今、ねこの夢の中に俺がいるの!?ちょっと待ったぁぁぁ!!
どういうことだ...夢の中の俺が羨ましすぎる...!
というか、夢の中で何をしているんだ!?
気持ちいいって、何!?
俺の脳内ではピンク色の想像しかできなかった。
そう思うと、余計に夢の中の俺が羨ましくなり、さらには憎しみまで持ちそうになった。
いや、でもねこはそんな夢を見ないだろう!
きっと、マッサージとかお風呂とかそんな夢を見ていて、気持ちいいなんて言葉が出てきたはずだ!
...でも、それはそれで羨ましいんだけどな!
どのみち俺が出てくる夢を見ていることを図らずも知ってしまい、少し照れくさくなった。
ねこは寝ているときでも、天然を仕掛けてくるんだな...これは要注意すぎるだろ...
はぁ~とため息をついてねこを見るが、俺の心配とは裏腹にねこは変わらず微笑みを浮かべて寝ていた。
俺はその様子に、呆れながら笑ってしまった。
まったく~無防備に寝やがって!しかも、天然を仕掛けてくるし!
少しは危機感持てよな~
そう思い、少し悪戯心が沸いた俺は、教室に二人きりなことをいいことに、体を少し起こし、ねこの額にキスをした。
ねこは俺の動きを感じたのか、その感触を感じたからなのかわからないが、目を覚ました。
ねこはしばらくボーっとしていたが、頭が冴えてくると徐々に頬を赤く染めて額を手で押さえた。
あ、この感じはもしかして、俺が額にキスしたこと気づいているのかも?
まぁそれでもいいんだけどね~俺は満足したし~
「は、はっしー...今...」
ねこは動揺した様子で言葉が上手く出てこないようだった。
「今...キ...ス...した?」
ねこは恥ずかしいのか、小声でそう聞いてきた。
正直に答えてもいいけど、これで正直に言ったら逃げそうだしな~
よし!ごまかそう!
と、最低な結論を出したが、ねこに嘘はつきたくないな~と思い妥協案で、
「したかもな~なんてね!さぁ、もう時間も遅いし、帰るぞ~」
と冗談めかして言った。
これなら本当のことも言っているし、オッケーじゃない?笑
そして、俺がさっさと帰る準備をすると、ねこも慌てて荷物を片付け始めた。
教室を出る頃には、すっかりねこの頭からさっきの出来事は抜けたのか、いつも通りの様子に戻っていた。
それから、帰り道でねこに寝言を言っていたことを伝えると、ねこは楽しそうに夢の内容について話し出した。
「はっしーとペットショップに行って、犬を触っていたんだよ~もこもこで、ふわふわしていて、とても気持ちよかったな~」
俺の想像していた内容は全部外れていたが、その犬のことを思い出して嬉しそうにするねこを見て、まぁ平和でいっかと思ったのだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そんな二人だったが、そのとき俺は帰り道の途中で忘れ物に気づいて大学へ戻った。そして、教室を覗くと、はっしーがねこくんの髪をいじっているのを目撃してドアの前で撃沈。さらに、はっしーがねこくんの額にキスをしているのを目撃して鼻血をふき出しながら倒れたのだった。床には鼻血で“尊い”と書かれていたとかいなかったとか...なんてね!
いや、マジで最高!なんか、ねこくんに振り回されているはっしーって好きなんだよな~
いつもは逆だから、ギャップ?感があって笑
でもほんと、でこチューとか好きすぎるんですが?(←唐突ww)
普通に唇にキスするのも好きなんだけど、おでこにキスするのってすごく大事にしてる感があって好きなんだよな~いや~いいよね~
と、しみじみと思っていると、授業もあと数分で終わる時間になっていた。
結局、授業をほとんど聞けていなかったが、素晴らしい妄想ができたため、余は満足じゃ!と目の前の二人に感謝した。
本当にありがとうございます!俺は二人の後ろの席で心底よかったと思うよ...
そう俺は馬鹿げたことを考えていたが、ふと二人とも静かなことに気がついた。
そっと二人の様子を窺うと、二人とも寝てしまっているようだった。
おいおいおい!俺があんなに寝るかもしれないって言っていたときは苦笑いしていたのに、二人とも寝ているってどういうこと!?
人のこと言えねーぞ!
俺が心の中で文句を言っている間に時間は経ち、授業が終わった。
授業が終わると一気に周りの声が大きくなり、二人は同時に目を覚ました。
俺は同時に目を覚ましたことにも「同時とか、仲良しかよ!」なんて萌えを感じて悶えていたが、それもほどほどに、ちゃんと起きた二人に俺はドヤ顔で告げた。
「やっぱり...睡眠の秋、加えるべきだろう?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
皆様、お久しぶりです!と言っても、いつもより日数は空いていないのですが笑
前回がだいぶ予定より遅れていたので、詰め込まれた感じですね...はい。
それは置いておいて、どうしても、今回のお話を“秋分の日”に上げたい!と思い、見切り発車で書き始め、なんとかねこくんとはっしー両方とも上げることができてよかったです!
秋ってあんまりイベントが思いつかなくて、作者なりに秋を考えた結果、こんな感じの仕上がりになりました笑
また、今までは同じシーンの視点切り替えで書いていたのですが、今回は寝ちゃっているので(笑)それぞれ別の内容の妄想話になりました!
どちらも楽しんでいただけたなら良かったです。
では、ここまで読んでくださりありがとうございました!
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