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鼻元思案②
しおりを挟む御機嫌よう
私はハイハイが出来るようになったみたいです。
どうして、そんなことを言うのか?
何故なら、眼が覚めたとき私はハイハイをしている最中だったからです。
お陰様でおでこを怪我しました。
しかし、よく考えてください。
可笑しくないですか?
どうやら、私は本能と自我がいつも同時に目覚めるわけではないようです。
だから、こんなことが起きてしまったのです。
なのでここで
どれだけ成長したのかCheckターーイム!!
いやはや、前自我が目覚めたときは、言葉は発せず、体は起き上がらせれず、散々でした。
もうちょっと成長しているといいのですが………
まず最初に口のCheckから!
「アー、アー、アイシュ!!」
おぉーー!!
言えましたよ!!言えました!!
「アイス」って!!
これでようやく人とコミュニケーションがとれそうです!!
でも、一つ問題が!!
人が、人が来ませーん!!
とそこにドアをノックする音が!!
「クレアお嬢様、失礼いたします。」
「メリー、メリー、ひとがひとがいましぇん!!
どうして?」
私はメリーに抱きついて言いました。
必殺技 UAMEDUKAI☆
「クレアお嬢様、ご家族は只今お出かけ中でございます。
話し相手は私がいたしましょう。」
「じゃあね!!じゃあね!!」
私はここぞとばかりに質問をしました。
まず、私には知らなければいけないことがあります。
「メリー、ここは何処?」
「何処ですか………」
メリーは黙ってしまいました。
多分、子供になんと言えば伝わるのか考えているのでしょう。
「ここはクリアランスとよばれる世界です。
まず、魔法、不思議な能力のことですけども、があります。」
そう言うと、メリーさんは指先に火を灯らせて私に見せてくれました。
本当に魔法なのです。
手品ではないのです!!
「また、魔族、化け物達が蔓延っています。
幸いなことにセーフポイントと呼ばれる魔族が入ってこない場所があるので人間は生きていくことができますが………」
そう言うと、メリーさんはまた黙ってしまいました。
でも、今度は私をじっと見つめていました。
「クレアお嬢様、約束してください。
絶対にお一人で外にはお出にならないと。
セーフポイントは絶対に安全ではございません。
神級以上の魔族にセーフポイントは関係ございません。
だから、クレアお嬢様、絶対にお一人で外にはお出にならないでください!!」
メリーさんはそう言うと
「すいません、失礼します」
と言って私の部屋をでました。
メリーさん、何だか悲しそうでした。
まぁ、追々分かってくるでしょう。
ですが、魔族ですか。
ここは、地球とは違って常に命の危険が伴う世界のようです。
◇ ◇ ◇
それから、私の家族が帰ってくるまでの数日間、私は
メリーさんにたくさんの質問をぶつけていました。
それで分かったことを纏めるとこんな感じになりました。
・魔法が存在し、魔族が存在するということ
・世界はクリアランスと呼ばれていること
・魔族が住む「暗黒大陸」、人族が住む「スイール大陸」、「クーリエ大陸」の3つの大陸を持つこと
・スイール大陸には4つの、クーリエ大陸には5つの国家が存在している
・私が居るのはクーリエ大陸にある最大の国家、聖クレリエント帝国
・そして私は、その帝国の零細貴族の長女
なんかファンタジーですよね!!
私のワクワクファンタジーライフはここから始まるのです!!
しかし、私(私の自我)はまだ家族にあったことないのですが、何処にいんねーん!!
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