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004.覚醒
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苦しさが少しずつ薄れていく。
普通なら当たり前のことだけど、今は違う。
俺の体力がら0になった。
それは自分の死を意味する。
だから普通なら意識や感覚がなくなっていき、最終的に死に至る。
なら、なぜ俺の苦しみは消えていく?
感覚が麻痺してきている?
いや、違う。
というか、それもおかしいことだ。
今もなお、土の感触がある。
感覚が麻痺してない。
………もしかして、これが俺の『スキル』?
でも、詳しいことはわからない。
…怖いし危険けど、あいつを誘導して確かめる。
キル「ま……………ま……て……」
俺は苦しんでいる演技をする。
FB「ふん、お前は引っ込んでろ!」
キル「グッ…………」
リーア「もうやめて!」
FB「お前にできるのはそこでのたれ死ぬことだ!」
キル「く……………そっ……」
FB「さて、と………もう疲れたんだ、終わらせようぜ?」
FBは俺を踏んづけて、再びリーアに注目した。
賭けに勝った。
FBの最悪な性格には腹が立つが…今だけは別だ。
そんな性格でありがとよ。
お陰で大まかには理解した。
俺の『スキル』、それは………
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私は、生きることを諦めた。
これじゃ勝てない。
勝つ為には魔力が足りない。
ポーションを最大限に利用しても、倒せない。
キルがいれば…倒せたかもしれない。
でも、もうキルはいない。
殺された。
目の前の男にしてやられた。
彼がいなければ、私は…
……………
お父さん、お母さん、ごめんなさい。
私…守れなかった。
両親との約束を…………………………………………
FB「武器を手放せ。」
私はその通りにした。
もう、抗う意味がない。
FB「ほう、あっさり諦めたな。なら…この一撃で楽にしてやる。じゃあな………天国であいつに会ってこい。」
『悪いな。』
リーア「え…?」
FB「ナニィ!?」
そこには………
『あいにく、俺はここにいるんだ。』
生きているキルの姿があった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
リーア「キル!」
FB「バカな!?お前の体力は尽きたはず…」
キル「ああ、それはあってる…お前は知ってるよな?生物が死ぬ条件を。」
FB「………体力が0になって、魂が消滅した時だ。なのに、お前は体力0でありながら生きている。どういうことだ…どういうことなんだ!?」
キル「俺の体力は確かになくなった。でも…俺のスキルは、魂を力として戦える。俺を倒したかったら…魂まで削り切ってみろ。」
そう言って、俺の体力バーをFBに突きつける。
FBは理解しようと体力バーをまじまじと見て…
FB「………体力バーの右側が、削れている!?」
キル「『ヒール』、『ヒール』、『ヒール』」
3連ヒールで回復した体力は、削られた最大体力の上限で止まった。
キル「まだ死なない、まだ終わらない…絶対に、お前を倒してやる。」
FB「……っ、ふざけるなぁ!」
FBは怒りのままに突進してくる。
もちろん、俺は軽々と避けて、
キル「その行動は悪手すぎるな、FB。」
FB「なっ…」
全力で剣をFBに突き刺す。
FB「グッ…この野郎!」
キル「っと、やっぱり怪力は怪力か。」
FBは思いっきり体を捻り、俺の手から剣を離す。
FB「回復したところで、お前の魂も破壊し尽くすだけだ!調子に乗るんじゃねぇ!!」
FBは再びハンマーを構え、突進しようとした…が、
FB「ぐはっ!?」
それより先に、FBの体を貫通した氷の剣が、FBの体力を削り切った。
FB「しまった…忘れてたな…」
リーア「おかげで楽だったわ。」
俺はFBに近寄る。
キル「3でやるぞ。1、2の…」
キル・リーア「「3!」」
FB「ゴハッ…」
体に栓をしていた2つの剣を引き抜かれ、FBはその場に倒れ込んだ。
キル「これで、終わりか?」
FB「ああ、俺の………負けだ。」
リーア「地獄で罪を償いなさい。」
FB「…ああ、大人しく反省するよ。」
そう言っているFBは…笑っていた。
キル「何で笑ってるんだ?」
FB「嬉しいんだ…お前みたいな強者に出会えて。俺はよ、元々闘技場で金稼ぎをする為に強くなったんだ。ジジイの病気を治す薬を買う為にな。ジジイの病気を治す薬を売っていたのは、周りにはどこにも無かったんだ…が、旅人から商談を持ちかけられたんだ。」
キル「それが、病気を治す薬のことか。」
FB「ああ。金額はものすごく高かったが、ジジイを救うためならやるしかなかった。それで俺はコロシアムでコツコツお金を貯めて貯めて貯めまくって、遂に薬を買ったんだ。そして急いで家に帰ったら…ジジイが殺されていた。」
キル「え………」
FB「やったのは最後にコロシアムで戦ったやつだった。しかも、あの旅人もグルだった。買った薬はただの水で、ジジイを殺したのは、負けて腹が立ったからだそうだ。」
リーア「酷い………」
FB「そこから俺は狂ったんだ。その2人を殺し、それからは色んなところで盗みを働いたんだ。とっくに死んでいる親父の病を治す為にな。」
キル「狂気に飲まれたのか…つらいな。」
リーア「でも、罪は許されない。」
FB「ああ、それは受け入れる…なあ、戦士。」
キル「何だ?」
FB「お前の力はすげぇんだ…その力で、何かでっかい事を成し遂げてみろ。」
キル「ああ。」
FB「それじゃあ、また…な………」
その言葉を最後に、FBは息絶えた。
その瞬間、FBから何かの欠片のようなものが出てきて、俺の体に入り込んだ。
リーア「大丈夫!?」
キル「ああ、FBに削られた魂が帰ってきたんだ。」
リーア「な、なるほど…」
これで終わったんだと思うと、
キル「疲れた…」
リーア「私も。」
?「君たち、大丈夫か!?」
突然の声に、一体だれかと思ったら…
キル「あ、警備員さん!」
リーア「よかった、来てくれて。」
警備員「これは…君たちが?」
キル「はい。とても強かったけど、なんとか倒せました。」
警備員「よくやった。後の処理は、私達に任せろ…と言いたいが、少し事情聴取したいんだ。」
リーア「それは良かった、実は色々話したいことがあったんです。」
キル「俺達が知っている範囲なら、なんでも。」
警備員「よし、準備できたら、すぐ出発だ。」
キル・リーア「「はい。」」
リーアは荷物の確認を始めた。
と言っても、必要なものはないが。
俺は…FBの生死を確認する。
もしこいつが何かしらの手段で生き返ったら、間違いなくこの村は壊滅だ。
俺が丁寧に調べようと近づいた…その時だった。
突如、FBの体から魂が浮き上がった。
リーア「えっ!?」
警備員「何だ?まさか隠し球か?」
キル「いや、多分…俺だ。」
警備員「何?」
俺は更に近づく。
警備員「待て!危ないぞ!」
リーア「何が起きるかわからないよ!」
キル「確かにそうなんだが…不思議と思ったんだ。『大丈夫だ。』って。」
魂に手をかざす。
魂がすこし動いた。
手を戻すと、手のひらの上で浮かんでいた。
俺はその魂を…自分の体へと押し込んだ。
不思議なことに、感覚はなかった。
俺は手を動かす。
特に異常はない。
リーア「………大丈夫?」
キル「ああ、特に何もない…が、試したいことがあるんだ。」
俺は鞄の中を探しながら、
キル「警備員さん、よかったら、魔力補給ポーションをくれませんか?」
警備員「うーん…流石にタダではな…」
キル「まあですよね。だから…」
俺は中からお金を取り出し、交渉する。
キル「定価の2割増なら、どうですか?」
警備員「そう来たか…よし、交渉成立だ。」
俺は2割増で買った魔力補給ポーションを飲んだ。
キル「よし、これなら試せる。」
リーア「何を試すの?」
キル「『ヒール』」
リーア「あ、ありが…え?」
俺はそれを意識して、魔法を唱えた。
結果は良かった。
警備員「な、何事だ?唱えたのに…」
その瞬間、リーアの体が癒された。
リーア「!!」
警備員「まさか、これって…」
キル「ああ…FBのスキル。魂を受け取った時に貰ったんだろうな。」
警備員「………君は、何者なんだ?」
キル「うーん…ただの一般人だと思ってるけど。」
警備員「まあいい、いい機会だ。近くにあるロスティア城下町で、事情聴取及びスキル精密検査を行う。準備はこちらでする、ついてこい。」
(以降、スキル紹介あり)
~Character~
・キル
16歳の人間。
スキル『魂の器』
クールで冷静沈着。
親に捨てられた。
戦う姿に影響され、戦える人になろうとする。
簡単な武器と防具の扱いに慣れた、いわゆるオールラウンダー型である。
・リーア
16歳の猫型獣人。
補足:猫型獣人は人間に猫耳と尻尾が生えた感じ。
人間よりも身体性能が高い。
猫らしく?魚が好きでマタタビの匂いで酔う。
スキル『氷結の力』
クールで冷静沈着。
キルの幼馴染。
魔法の力に憧れ、魔法使いになろうとする。
魔法の扱いに格段に長けている。
・ジェフ
38歳の人間。
スキル『鍛治』
優しくて情に厚い。
キルに対して兄貴のように振る舞う。
『鍛治』の力を得たことをきっかけに鍛冶屋を始める。
扱うのは無理だが、作るなら何でも。
・マーズ
274歳のエルフ。
補足:エルフは長寿で、大体1500~1600年生きると言われているが、実際はわからない。
正しいのなら彼女は人間に例えると17歳半くらい。
スキル『縫い物』
優しい。メチャクチャ優しい。
この村の古参。
『縫い物』のスキルを見て即縫い物に没頭した。
何かしらめでたいことがあると、すぐにプレゼントを送る。本人曰く、「そうしないと気が済まない」とのこと。
・フルブレイカー
通称FB。
34歳の人間。
無慈悲で残酷だが、少しだけ慈悲もある。
過去に342件ほどの犯罪を犯した。
スキル『時間差魔法』
このスキルを利用して逃げたり、反撃したりされ、国の兵士を大量に送り込んでも捕まえられなかったことも30回ほどある。
~Skill~
・キル『魂の器』Lv.2
・スキルを持った敵を倒した時、
その敵の魂を取り込める。
・取り込んだ敵のスキルが使える。
性能は少し向上している。
~現在の獲得スキル一覧~
・時間差魔法
対象にした魔法を
好きなタイミングで好きな対象に
発動させることができる。
魔法ストックは1→3つまで。
・魂を1割削り、
取り込んだ敵を呼び出せる。
ステータスは従来+Lv依存。
帰還した際に魂が戻り、
通常体力が帰還時の体力に応じて
回復する。
(例:P1が体力8割で帰還
→魂ゲージ全快、体力98%)
呼び出している間は対応スキルの
効果向上が無くなる。
・リーア『氷結の力』
・強力な氷の力を操れる。
・固有奥義『 氷爪連撃』
・発動中、攻撃力が1.3倍
魔法攻撃力が1.5倍
防御力が0.7倍
魔法防御力が0.8倍
素早さが1.7倍
・爪に鋭い氷がつく。
攻撃力・魔法攻撃力依存。
普通なら当たり前のことだけど、今は違う。
俺の体力がら0になった。
それは自分の死を意味する。
だから普通なら意識や感覚がなくなっていき、最終的に死に至る。
なら、なぜ俺の苦しみは消えていく?
感覚が麻痺してきている?
いや、違う。
というか、それもおかしいことだ。
今もなお、土の感触がある。
感覚が麻痺してない。
………もしかして、これが俺の『スキル』?
でも、詳しいことはわからない。
…怖いし危険けど、あいつを誘導して確かめる。
キル「ま……………ま……て……」
俺は苦しんでいる演技をする。
FB「ふん、お前は引っ込んでろ!」
キル「グッ…………」
リーア「もうやめて!」
FB「お前にできるのはそこでのたれ死ぬことだ!」
キル「く……………そっ……」
FB「さて、と………もう疲れたんだ、終わらせようぜ?」
FBは俺を踏んづけて、再びリーアに注目した。
賭けに勝った。
FBの最悪な性格には腹が立つが…今だけは別だ。
そんな性格でありがとよ。
お陰で大まかには理解した。
俺の『スキル』、それは………
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私は、生きることを諦めた。
これじゃ勝てない。
勝つ為には魔力が足りない。
ポーションを最大限に利用しても、倒せない。
キルがいれば…倒せたかもしれない。
でも、もうキルはいない。
殺された。
目の前の男にしてやられた。
彼がいなければ、私は…
……………
お父さん、お母さん、ごめんなさい。
私…守れなかった。
両親との約束を…………………………………………
FB「武器を手放せ。」
私はその通りにした。
もう、抗う意味がない。
FB「ほう、あっさり諦めたな。なら…この一撃で楽にしてやる。じゃあな………天国であいつに会ってこい。」
『悪いな。』
リーア「え…?」
FB「ナニィ!?」
そこには………
『あいにく、俺はここにいるんだ。』
生きているキルの姿があった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
リーア「キル!」
FB「バカな!?お前の体力は尽きたはず…」
キル「ああ、それはあってる…お前は知ってるよな?生物が死ぬ条件を。」
FB「………体力が0になって、魂が消滅した時だ。なのに、お前は体力0でありながら生きている。どういうことだ…どういうことなんだ!?」
キル「俺の体力は確かになくなった。でも…俺のスキルは、魂を力として戦える。俺を倒したかったら…魂まで削り切ってみろ。」
そう言って、俺の体力バーをFBに突きつける。
FBは理解しようと体力バーをまじまじと見て…
FB「………体力バーの右側が、削れている!?」
キル「『ヒール』、『ヒール』、『ヒール』」
3連ヒールで回復した体力は、削られた最大体力の上限で止まった。
キル「まだ死なない、まだ終わらない…絶対に、お前を倒してやる。」
FB「……っ、ふざけるなぁ!」
FBは怒りのままに突進してくる。
もちろん、俺は軽々と避けて、
キル「その行動は悪手すぎるな、FB。」
FB「なっ…」
全力で剣をFBに突き刺す。
FB「グッ…この野郎!」
キル「っと、やっぱり怪力は怪力か。」
FBは思いっきり体を捻り、俺の手から剣を離す。
FB「回復したところで、お前の魂も破壊し尽くすだけだ!調子に乗るんじゃねぇ!!」
FBは再びハンマーを構え、突進しようとした…が、
FB「ぐはっ!?」
それより先に、FBの体を貫通した氷の剣が、FBの体力を削り切った。
FB「しまった…忘れてたな…」
リーア「おかげで楽だったわ。」
俺はFBに近寄る。
キル「3でやるぞ。1、2の…」
キル・リーア「「3!」」
FB「ゴハッ…」
体に栓をしていた2つの剣を引き抜かれ、FBはその場に倒れ込んだ。
キル「これで、終わりか?」
FB「ああ、俺の………負けだ。」
リーア「地獄で罪を償いなさい。」
FB「…ああ、大人しく反省するよ。」
そう言っているFBは…笑っていた。
キル「何で笑ってるんだ?」
FB「嬉しいんだ…お前みたいな強者に出会えて。俺はよ、元々闘技場で金稼ぎをする為に強くなったんだ。ジジイの病気を治す薬を買う為にな。ジジイの病気を治す薬を売っていたのは、周りにはどこにも無かったんだ…が、旅人から商談を持ちかけられたんだ。」
キル「それが、病気を治す薬のことか。」
FB「ああ。金額はものすごく高かったが、ジジイを救うためならやるしかなかった。それで俺はコロシアムでコツコツお金を貯めて貯めて貯めまくって、遂に薬を買ったんだ。そして急いで家に帰ったら…ジジイが殺されていた。」
キル「え………」
FB「やったのは最後にコロシアムで戦ったやつだった。しかも、あの旅人もグルだった。買った薬はただの水で、ジジイを殺したのは、負けて腹が立ったからだそうだ。」
リーア「酷い………」
FB「そこから俺は狂ったんだ。その2人を殺し、それからは色んなところで盗みを働いたんだ。とっくに死んでいる親父の病を治す為にな。」
キル「狂気に飲まれたのか…つらいな。」
リーア「でも、罪は許されない。」
FB「ああ、それは受け入れる…なあ、戦士。」
キル「何だ?」
FB「お前の力はすげぇんだ…その力で、何かでっかい事を成し遂げてみろ。」
キル「ああ。」
FB「それじゃあ、また…な………」
その言葉を最後に、FBは息絶えた。
その瞬間、FBから何かの欠片のようなものが出てきて、俺の体に入り込んだ。
リーア「大丈夫!?」
キル「ああ、FBに削られた魂が帰ってきたんだ。」
リーア「な、なるほど…」
これで終わったんだと思うと、
キル「疲れた…」
リーア「私も。」
?「君たち、大丈夫か!?」
突然の声に、一体だれかと思ったら…
キル「あ、警備員さん!」
リーア「よかった、来てくれて。」
警備員「これは…君たちが?」
キル「はい。とても強かったけど、なんとか倒せました。」
警備員「よくやった。後の処理は、私達に任せろ…と言いたいが、少し事情聴取したいんだ。」
リーア「それは良かった、実は色々話したいことがあったんです。」
キル「俺達が知っている範囲なら、なんでも。」
警備員「よし、準備できたら、すぐ出発だ。」
キル・リーア「「はい。」」
リーアは荷物の確認を始めた。
と言っても、必要なものはないが。
俺は…FBの生死を確認する。
もしこいつが何かしらの手段で生き返ったら、間違いなくこの村は壊滅だ。
俺が丁寧に調べようと近づいた…その時だった。
突如、FBの体から魂が浮き上がった。
リーア「えっ!?」
警備員「何だ?まさか隠し球か?」
キル「いや、多分…俺だ。」
警備員「何?」
俺は更に近づく。
警備員「待て!危ないぞ!」
リーア「何が起きるかわからないよ!」
キル「確かにそうなんだが…不思議と思ったんだ。『大丈夫だ。』って。」
魂に手をかざす。
魂がすこし動いた。
手を戻すと、手のひらの上で浮かんでいた。
俺はその魂を…自分の体へと押し込んだ。
不思議なことに、感覚はなかった。
俺は手を動かす。
特に異常はない。
リーア「………大丈夫?」
キル「ああ、特に何もない…が、試したいことがあるんだ。」
俺は鞄の中を探しながら、
キル「警備員さん、よかったら、魔力補給ポーションをくれませんか?」
警備員「うーん…流石にタダではな…」
キル「まあですよね。だから…」
俺は中からお金を取り出し、交渉する。
キル「定価の2割増なら、どうですか?」
警備員「そう来たか…よし、交渉成立だ。」
俺は2割増で買った魔力補給ポーションを飲んだ。
キル「よし、これなら試せる。」
リーア「何を試すの?」
キル「『ヒール』」
リーア「あ、ありが…え?」
俺はそれを意識して、魔法を唱えた。
結果は良かった。
警備員「な、何事だ?唱えたのに…」
その瞬間、リーアの体が癒された。
リーア「!!」
警備員「まさか、これって…」
キル「ああ…FBのスキル。魂を受け取った時に貰ったんだろうな。」
警備員「………君は、何者なんだ?」
キル「うーん…ただの一般人だと思ってるけど。」
警備員「まあいい、いい機会だ。近くにあるロスティア城下町で、事情聴取及びスキル精密検査を行う。準備はこちらでする、ついてこい。」
(以降、スキル紹介あり)
~Character~
・キル
16歳の人間。
スキル『魂の器』
クールで冷静沈着。
親に捨てられた。
戦う姿に影響され、戦える人になろうとする。
簡単な武器と防具の扱いに慣れた、いわゆるオールラウンダー型である。
・リーア
16歳の猫型獣人。
補足:猫型獣人は人間に猫耳と尻尾が生えた感じ。
人間よりも身体性能が高い。
猫らしく?魚が好きでマタタビの匂いで酔う。
スキル『氷結の力』
クールで冷静沈着。
キルの幼馴染。
魔法の力に憧れ、魔法使いになろうとする。
魔法の扱いに格段に長けている。
・ジェフ
38歳の人間。
スキル『鍛治』
優しくて情に厚い。
キルに対して兄貴のように振る舞う。
『鍛治』の力を得たことをきっかけに鍛冶屋を始める。
扱うのは無理だが、作るなら何でも。
・マーズ
274歳のエルフ。
補足:エルフは長寿で、大体1500~1600年生きると言われているが、実際はわからない。
正しいのなら彼女は人間に例えると17歳半くらい。
スキル『縫い物』
優しい。メチャクチャ優しい。
この村の古参。
『縫い物』のスキルを見て即縫い物に没頭した。
何かしらめでたいことがあると、すぐにプレゼントを送る。本人曰く、「そうしないと気が済まない」とのこと。
・フルブレイカー
通称FB。
34歳の人間。
無慈悲で残酷だが、少しだけ慈悲もある。
過去に342件ほどの犯罪を犯した。
スキル『時間差魔法』
このスキルを利用して逃げたり、反撃したりされ、国の兵士を大量に送り込んでも捕まえられなかったことも30回ほどある。
~Skill~
・キル『魂の器』Lv.2
・スキルを持った敵を倒した時、
その敵の魂を取り込める。
・取り込んだ敵のスキルが使える。
性能は少し向上している。
~現在の獲得スキル一覧~
・時間差魔法
対象にした魔法を
好きなタイミングで好きな対象に
発動させることができる。
魔法ストックは1→3つまで。
・魂を1割削り、
取り込んだ敵を呼び出せる。
ステータスは従来+Lv依存。
帰還した際に魂が戻り、
通常体力が帰還時の体力に応じて
回復する。
(例:P1が体力8割で帰還
→魂ゲージ全快、体力98%)
呼び出している間は対応スキルの
効果向上が無くなる。
・リーア『氷結の力』
・強力な氷の力を操れる。
・固有奥義『 氷爪連撃』
・発動中、攻撃力が1.3倍
魔法攻撃力が1.5倍
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