ある公爵令嬢のお話

Hani

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3 学園に到着

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「もう少しで着くわね。」

「そうですね。そういえばお嬢様は新入生代表の挨拶は誰がするのでしょうね。お嬢様をも抜いて1位なんてそんな人いるんですかね……」

「そういえばそうね。私は2位だったからね。」

うーん、思い当たる人がいないわ。てっきり私が1位かと思ったら違うのね。ちょっと気になるわ。

「もしかしたらバスカルナ帝国の皇子ですかね?文武両道で才能に溢れているので次期帝王になるであろうと噂されていますしね。」

そういえばそうな噂もあったな。それなら納得だ。

何度かあったことがあるけどあんまり思い出せないわ。

「でもバスカルナ帝国学園があるわよね?あの学園は剣術を中心にしているらしいけど、魔法の方に興味があったのかしらね。」

「学園の内容はもう学び終わったらしいので可能性はありますね。そういえばあの皇子、婚約者がいらっしゃらないらしいですよ。」

あら、お仲間じゃない。でも不思議だわ、あんなにも女性から人気なのに。

「もしかしたら私みたいに過保護なのかしらね。でもだいたいは帝王が小さい頃に決めているはずなのだけどね。」

「噂によると皇子は婚約を断ったらしいですよ。今、皇子への求婚が多くて困ってるらしいですよ。誰かが婚約者になれば解決するので探してるらしいですよ。(チラッ)

「なに?私の可能性もあるって事?ありえないわ。そもそも全然知らないのよお互いに。」

「婚約者を探すんじゃなかったんですか、お嬢様。そんなんじゃ誰とも結婚できませんよ。」

「あら、厳しいこと言うじゃない。私も興味が湧いたり、仲良くなれたら婚約を申し込むわよ。」

「そういう人が現れることを願いましょう。さあ、もう目の前にサファリエ帝国学園が見えますよ。」

そう言われて窓の外を見てみるとサファリエ帝国学園があった。宝石の国と呼ばれているだけあり、キラキラとしていてとても綺麗だわ。

「こんなとこで寮生活と学生生活ができるなんて幸せね。本当に楽しみだわ!」

「本当に楽しみですね。私もお嬢様が充実した学園生活をおくれるようしっかりサポートさせていただきます!」

「頼りにしているわよ、エナ。寮では向かいの部屋が従者の部屋らしいからすぐ会えるわね。」

「はい!私も懐かしの母校に来れて嬉しいです。」

そうそう、エナはこの学園の卒業生だ。3年前にこの学園を卒業した。

「従者科を首席で卒業したあなたが私の元に来てくれてとっても鼻が高いし嬉しいわ。」

「滅相もありません。私もお嬢様の元で働けてとても幸せです。」

ガチャ

ちょうど到着したみたいだ

御者「到着しました。どうぞお降り下さい。」

「ありがとう。エナ、降りるわよ。」

「はい!」
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