ある公爵令嬢のお話

Hani

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会場に戻ると沢山の令嬢や令嬢がいて話していた。(壁際にいる人もいるが)なので私が入ってきたことを気にする人はいない。

そっと壁際に移動して周りをもう一度見てみると同年代の人もいるので安心だ。年の差がかなりあるのは避けたいので助かった。

しばらく経って食事ができる別室に移動する人がチラホラ出てきて会場の人数が減ってきた。

人数が少なくなると目立ちやすくなるのでバルコニーに逃げることにした。バルコニーに行く人は少ないし、外なので暗いのでいてもバレにくいだろう。

すると急に後ろから声が掛けられた。

「君、僕と結婚しようよォ?僕はいっぱいお金を持ってるし伯爵なんだよォ。もし断ったらどうなるか分かるよねェ?ニチャァ」

これはまさにスタッフの人に聞いた権力とか力で無理やり来る人だ!と思ったが無視する訳にもいかないので振り返ると50代くらいの男性がいた。

「ごきげんよう。申し訳ないのですが、今体調が優れておらずまた今度にしていただけないでしょうか。」

もちろん嘘だがはやく会話を終わらせたいのでしょうがない。

「そうなのかァ、じゃあ僕の豪邸で介抱してあげるよォ。なんてったって僕は伯爵だからねェ。君は色は地味だがとぉっても美人さんだから僕にふさわしいよォ。」

そういうとニヤニヤしながら私の腕と腰を触ってきた。

流石にこれはやめてもらわないとと思い嫌ということを言おうと思った時、誰かが私を触っていた伯爵の腕をほどいた。

「こちらの女性が困っていますよ、伯爵さん。」

私も伯爵もビックリして声の主を見ると私と同年代くらいの男性がいた。

「おいお前、僕を誰だと思っているのだァ!!貴様を存在ごと消していまう事だってできちゃうぞぉ。」

「さぁ、どうだろうね。俺もこちらのご令嬢もあなたより爵位がたかいかもよ。とりあえず今日は諦めたらどうですしょうか?こちらのご令嬢あなたはふさわしくない。」

「貴様、何様なんだ!!もう、今日はいい!覚えとけよ!!」

はぁ、何が起こっているのだろうか。理解が追いつかない。

この男性は多分爵位がとても高いだろう。話していた内容もそうだが、何より動作がとても優雅だ。

普通の貴族とは別格だ。

とりあえずお礼をしよう。
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