20 / 214
20
しおりを挟む
ひどい筋肉痛で動けないレッドを尻目に、最近の予定であった『神の玩具』についての資料を探していたリベルテは、これまた大量の資料を部屋に積んでいた。
「この数日でよくそんなに集めたな……」
「たぶんこの国で手に入る資料はすべて集まったと思いますよ?」
「おまえ、これ……。国で管理してる資料じゃないか?」
まだだるい体を動かしてなんとなく資料を手に取り、表情をしかめる。
「さすがにそんなわけないでしょう。写しですよ」
「それをどうやって入手したんだよ……」
「それは秘密です」
その国にとって外に出すことが憚られる文書というのはあるもので、当然、国が厳重に管理しているものだ。それを写してきたのかもらったのかは不明であるが、それでも一冒険者がおいそれと入手できるものではない。
真っ当に入手したならばその人脈に、裏から入手したのであればその手腕に、恐れればよいのか呆れればよいかわからなくなるレッド。
リベルテは「いい女には秘密があるものです」などと上機嫌である。
「今回の内容はこれです! 『ハルグラント王国の三英雄』。突如現れて勢力を伸ばす魔王に対するため、ハルグラント王国の三人の英雄が立ち上がり、見事打倒するお話です」
リベルテは一冊の本を取り出してレッドに見せる。
「また、子どもの寝物語から見てくのか」
「国が自分たちの国を称え広めるのに絶好の物ですし、この手のはある程度の元があって書かれたはずのものですから。その当時を推測するのにいいと思うのですよ」
「んで、ハルグラント王国の三英雄が『神の玩具』ということか?」
またかとばかりの態度を見せるレッド。
「いえ。魔王の方ですね」
「おいおい。たしかに人に過ぎた力を持ってるって話だったが、前は人を助けるような人物だったろ。なんで、人に災禍を及ぼすような人物になってるんだよ」
予想とは違う切り出しに、レッドは体を起こす。
「前に言いましたよね。いい話だけなら『玩具』と言わないでしょう、と。
当人がその国を滅ぼしたいと思うなにかがあったのか、それとも世界全てを支配しようとしたのかはわかりませんが、素直にこの世界で生きてくれる存在ではない、と私は考えます」
「なんだよ、その発想は。素直にこの世界で生きてくれないってどういう意味だ?」
「『神の玩具』と呼ばれる人たちは、私達の世界について何も知らない存在と考えていますよね? ですが、これも前に言いましたよね? 国の発展に関与した中にも居そうだと」
レッドはどういう続きになるのか気になり、黙って続きを促す。
「確証は無いただの推測ですが……『神の玩具』は今より発展した世界を知っているのではないでしょうか?」
「はぁ?」
あまりに突飛な言葉に思考が止まるレッド。
さすがに予想していない荒唐無稽なセリフだった。
「なんだよそれ。未来から来たとでも言うのか?」
「未来かも知れませんし、本当にこの世界とは違う世界かもしれませんね」
「そんな妄想みたいな話が実際にあるものかよ」
胡散臭い推測になったため、すでに今回の推測は無駄だと思っているレッドに、リベルテは1枚の紙を見せる。
「これ、今では便利に各国に広まっていますが、その出現が突然なの知ってますか?」
紙の内容を読むレッドだが、書いてある内容はリベルテの雑記で何が言いたいのかわからなかった。
「この紙です。これが出てくるまでは羊皮紙だったんですよ。それが羊に代わり、木から作れるようになったんです」
「たしかに、羊皮紙に比べれば書きやすく、枚数もあって安いから広まったな。それに羊皮紙に比べれば薄いし、丸めるより折りたたんで仕舞える方が場所を取らないし」
植物から作られる紙の便利さに頷くレッド。
「便利さは分かっていますが、そこじゃありません。この紙の製法は画期的すぎるんです。木から作れるなんて考えもしなかった代物です。ですが急に出てきて一気に周辺諸国に広がったのです。おかしいでしょう」
「いや、それはわかるが、それに関わっていると?」
「これの存在、作り方を知っていないと出てこない発想です。これが当たり前にある世界で、この世界には無いから作って広めたと考えるのが早いのです」
レッドの眼前にビッと指を立てるリベルテ。
「だから、『神の玩具』が関わっていると?」
「私達の世界にそれまでこの紙はありませんでした。ですが、『神の玩具』はこれを知っていた。この時点で私達の世界より発展していた世界と考えていいと思うのです。
だからこそ、この世界に来た彼らは、素直に今のこの世界で生きることができないのではないでしょうか? 彼らにとってこの世界は不便すぎるのですから。
そしてこの世界に過ぎた力を持って現れるのです。その力で相手を従わせることもできるのですから、大人しくしている必要はないでしょう?」
「それが魔王と呼ばれる行動につながった、か」
リベルテの推論は荒唐無稽な話であることに目をつぶれば、筋が通っているように思え、レッドは頷くしかなかった。
「彼らも一方的に支配地を広げようとしたのではないと思いたいですね。
先の紙もそうですが、自分たちの権益を脅かす物を彼らは作り出せてしまうのです。彼らにとっては当たり前にある物ですから、この世界でどんな利権を誰が持っているとか気にしないのでしょう。そうなれば、彼らの作り出した物や彼ら自身を排除しようと動く人が出てもおかしくはありません。
そして排除に動いた人たちは自身の名聞を良くするために、彼らを人ではなく魔と。彼らとともに行動する者たちの上に立って動いていることから、魔の王、魔王と呼んだのではないかと思います」
「いい話だけではない、か……」
一気に話をしたリベルテは水を飲みつつ、資料を整理し始めていた。
「結局、『神の玩具』ってのはなんなんだろうな」
「本当に神様にとっての玩具ということだと思いますね。この世界に人に過ぎた力を与えて放り込み、どう生きるのかを見ているのだと。この世界の人々を助けて生きるのか、自身の利益を求めて発展した知識をひけらかすのか、はたまたその力に溺れて災禍を振りまく存在となるのか」
「今を生きてる俺らにしたら、たまらん話だなぁ」
天井を仰ぐレッド。
「『神の玩具』にはどう相手したらいいんだろうな」
「何もすることはありませんよ。国や権力者が手中に収めようとしても価値観、考え方そのものが違う存在です。もしかしたら、王なんていない世界かもしれないのですから、こちらの生き方や世界のあり方を理解しても納得しないでしょう。こちらから関与する必要はないのです。
その代わり、言い方は悪いかもしれませんが監視することは必要でしょう。この国で暮らしていて困っているのであれば、他の人同様に手助けしてあげればよいですし、もし他の者に害を向けたのなら……、討つことになるでしょうね。過ぎた力を持っているのです、捕まってくれる相手ではないでしょう」
「あの女性もあの村の住人として生きてくれるなら、それだけってとこか」
そうあってほしいと願いながらレッドはそう言葉をこぼす。
「私達を警戒していましたから、すでに国や権力者から逃げてきたのかもしれませんが。戦うなんてことにならないといいですね……」
「そうだな。勝てるかもわからんしな。なんとなく『神の玩具』ってのがどんなのか分かった気がするよ。他のやつらに広められない話だが、少なくとも俺達はそう考えて動ける。余計なもんは踏まずに済みそうだ」
「褒めてくれるなら、相応の報酬をいただきたいのですが?」
茶目っ気にレッドを見るリベルテ。
降参とばかりにレッドは手をあげる。
「はいはい。俺は動けなかったし、すべて任せたようなもんだからな。今日の飯代こっちが出すよ」
「では行きましょう! 少し高めのお酒を頼んでもいいかもしれませんね」
「ほどほどで勘弁してくれ」
二人は食堂に向かう。
情報を集め、その真偽はどうであるか刷り合わせることは、冒険者にとって大事な作業である。
実際に役立つ機会があるかわからない、考えをめぐらせるだけで終わってしまった一日であったが、二人にとって何気ない日の過ごし方としては、有意義な休息であった。
「この数日でよくそんなに集めたな……」
「たぶんこの国で手に入る資料はすべて集まったと思いますよ?」
「おまえ、これ……。国で管理してる資料じゃないか?」
まだだるい体を動かしてなんとなく資料を手に取り、表情をしかめる。
「さすがにそんなわけないでしょう。写しですよ」
「それをどうやって入手したんだよ……」
「それは秘密です」
その国にとって外に出すことが憚られる文書というのはあるもので、当然、国が厳重に管理しているものだ。それを写してきたのかもらったのかは不明であるが、それでも一冒険者がおいそれと入手できるものではない。
真っ当に入手したならばその人脈に、裏から入手したのであればその手腕に、恐れればよいのか呆れればよいかわからなくなるレッド。
リベルテは「いい女には秘密があるものです」などと上機嫌である。
「今回の内容はこれです! 『ハルグラント王国の三英雄』。突如現れて勢力を伸ばす魔王に対するため、ハルグラント王国の三人の英雄が立ち上がり、見事打倒するお話です」
リベルテは一冊の本を取り出してレッドに見せる。
「また、子どもの寝物語から見てくのか」
「国が自分たちの国を称え広めるのに絶好の物ですし、この手のはある程度の元があって書かれたはずのものですから。その当時を推測するのにいいと思うのですよ」
「んで、ハルグラント王国の三英雄が『神の玩具』ということか?」
またかとばかりの態度を見せるレッド。
「いえ。魔王の方ですね」
「おいおい。たしかに人に過ぎた力を持ってるって話だったが、前は人を助けるような人物だったろ。なんで、人に災禍を及ぼすような人物になってるんだよ」
予想とは違う切り出しに、レッドは体を起こす。
「前に言いましたよね。いい話だけなら『玩具』と言わないでしょう、と。
当人がその国を滅ぼしたいと思うなにかがあったのか、それとも世界全てを支配しようとしたのかはわかりませんが、素直にこの世界で生きてくれる存在ではない、と私は考えます」
「なんだよ、その発想は。素直にこの世界で生きてくれないってどういう意味だ?」
「『神の玩具』と呼ばれる人たちは、私達の世界について何も知らない存在と考えていますよね? ですが、これも前に言いましたよね? 国の発展に関与した中にも居そうだと」
レッドはどういう続きになるのか気になり、黙って続きを促す。
「確証は無いただの推測ですが……『神の玩具』は今より発展した世界を知っているのではないでしょうか?」
「はぁ?」
あまりに突飛な言葉に思考が止まるレッド。
さすがに予想していない荒唐無稽なセリフだった。
「なんだよそれ。未来から来たとでも言うのか?」
「未来かも知れませんし、本当にこの世界とは違う世界かもしれませんね」
「そんな妄想みたいな話が実際にあるものかよ」
胡散臭い推測になったため、すでに今回の推測は無駄だと思っているレッドに、リベルテは1枚の紙を見せる。
「これ、今では便利に各国に広まっていますが、その出現が突然なの知ってますか?」
紙の内容を読むレッドだが、書いてある内容はリベルテの雑記で何が言いたいのかわからなかった。
「この紙です。これが出てくるまでは羊皮紙だったんですよ。それが羊に代わり、木から作れるようになったんです」
「たしかに、羊皮紙に比べれば書きやすく、枚数もあって安いから広まったな。それに羊皮紙に比べれば薄いし、丸めるより折りたたんで仕舞える方が場所を取らないし」
植物から作られる紙の便利さに頷くレッド。
「便利さは分かっていますが、そこじゃありません。この紙の製法は画期的すぎるんです。木から作れるなんて考えもしなかった代物です。ですが急に出てきて一気に周辺諸国に広がったのです。おかしいでしょう」
「いや、それはわかるが、それに関わっていると?」
「これの存在、作り方を知っていないと出てこない発想です。これが当たり前にある世界で、この世界には無いから作って広めたと考えるのが早いのです」
レッドの眼前にビッと指を立てるリベルテ。
「だから、『神の玩具』が関わっていると?」
「私達の世界にそれまでこの紙はありませんでした。ですが、『神の玩具』はこれを知っていた。この時点で私達の世界より発展していた世界と考えていいと思うのです。
だからこそ、この世界に来た彼らは、素直に今のこの世界で生きることができないのではないでしょうか? 彼らにとってこの世界は不便すぎるのですから。
そしてこの世界に過ぎた力を持って現れるのです。その力で相手を従わせることもできるのですから、大人しくしている必要はないでしょう?」
「それが魔王と呼ばれる行動につながった、か」
リベルテの推論は荒唐無稽な話であることに目をつぶれば、筋が通っているように思え、レッドは頷くしかなかった。
「彼らも一方的に支配地を広げようとしたのではないと思いたいですね。
先の紙もそうですが、自分たちの権益を脅かす物を彼らは作り出せてしまうのです。彼らにとっては当たり前にある物ですから、この世界でどんな利権を誰が持っているとか気にしないのでしょう。そうなれば、彼らの作り出した物や彼ら自身を排除しようと動く人が出てもおかしくはありません。
そして排除に動いた人たちは自身の名聞を良くするために、彼らを人ではなく魔と。彼らとともに行動する者たちの上に立って動いていることから、魔の王、魔王と呼んだのではないかと思います」
「いい話だけではない、か……」
一気に話をしたリベルテは水を飲みつつ、資料を整理し始めていた。
「結局、『神の玩具』ってのはなんなんだろうな」
「本当に神様にとっての玩具ということだと思いますね。この世界に人に過ぎた力を与えて放り込み、どう生きるのかを見ているのだと。この世界の人々を助けて生きるのか、自身の利益を求めて発展した知識をひけらかすのか、はたまたその力に溺れて災禍を振りまく存在となるのか」
「今を生きてる俺らにしたら、たまらん話だなぁ」
天井を仰ぐレッド。
「『神の玩具』にはどう相手したらいいんだろうな」
「何もすることはありませんよ。国や権力者が手中に収めようとしても価値観、考え方そのものが違う存在です。もしかしたら、王なんていない世界かもしれないのですから、こちらの生き方や世界のあり方を理解しても納得しないでしょう。こちらから関与する必要はないのです。
その代わり、言い方は悪いかもしれませんが監視することは必要でしょう。この国で暮らしていて困っているのであれば、他の人同様に手助けしてあげればよいですし、もし他の者に害を向けたのなら……、討つことになるでしょうね。過ぎた力を持っているのです、捕まってくれる相手ではないでしょう」
「あの女性もあの村の住人として生きてくれるなら、それだけってとこか」
そうあってほしいと願いながらレッドはそう言葉をこぼす。
「私達を警戒していましたから、すでに国や権力者から逃げてきたのかもしれませんが。戦うなんてことにならないといいですね……」
「そうだな。勝てるかもわからんしな。なんとなく『神の玩具』ってのがどんなのか分かった気がするよ。他のやつらに広められない話だが、少なくとも俺達はそう考えて動ける。余計なもんは踏まずに済みそうだ」
「褒めてくれるなら、相応の報酬をいただきたいのですが?」
茶目っ気にレッドを見るリベルテ。
降参とばかりにレッドは手をあげる。
「はいはい。俺は動けなかったし、すべて任せたようなもんだからな。今日の飯代こっちが出すよ」
「では行きましょう! 少し高めのお酒を頼んでもいいかもしれませんね」
「ほどほどで勘弁してくれ」
二人は食堂に向かう。
情報を集め、その真偽はどうであるか刷り合わせることは、冒険者にとって大事な作業である。
実際に役立つ機会があるかわからない、考えをめぐらせるだけで終わってしまった一日であったが、二人にとって何気ない日の過ごし方としては、有意義な休息であった。
0
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
勝手にダンジョンを創られ魔法のある生活が始まりました
久遠 れんり
ファンタジー
別の世界からの侵略を機に地球にばらまかれた魔素、元々なかった魔素の影響を受け徐々に人間は進化をする。
魔法が使えるようになった人類。
侵略者の想像を超え人類は魔改造されていく。
カクヨム公開中。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
七日後に神罰が落ちる。上層部は「下を切り捨てろ」と言った——私は全員を逃がす
蒼月よる
ファンタジー
七日後、この港に神罰が落ちる。
追放された元観測士イオナだけが、その事実を知っていた。
しかも災害は自然現象ではない——誰かが、意図的に引き起こそうとしている。
港の上層部はすでに手を打っていた。「下層区画を緩衝被害区として切り捨てる」秘密契約。被害を最小限に見せかけ、体制を守る冷徹な計画だ。
イオナは元護送隊長ガルム、荷運び組合長メラとともに動き出す。
犯人を暴き、証拠を公開し、住民を逃がし、工廠を止める——すべてを七日で。
被害を「選ぶ」管理か、全員を「残す」運用か。
追放観測士の、七日間の港湾カウントダウン・サスペンス。
この作品は以下の箇所にAI(Claude Code)を利用しています。
・世界観・設定の管理補助
・プロット段階の壁打ち
・作者による執筆後の校正
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる