夏の夕雷のように、すぐに恋は終わる。

白木飛鳥

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第11話「ファンガ」

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とある平日、夜25時・・・。
俺はイベントのことを考えていた。

「そういえば今日の告知はあんな感じでよかったのかな?」
「いまさら何を言ってるんですか?もうやってしまったんですからいいも悪いもありませんよ?」
「たしかに・・・。みんなマジで来てね。結構金使うことが決定したから・・・。」
「そうですね。轟鬼さんのリスナーたちは来てくれると思いますよ?」
「なんで??」
「だって、声ファンがいると思うんですよ。ギルドのメンバーには顔出しして配信してる人がいるけど声のみで戦っててすごいなって思いますもん。」
「そんなこといったらWANIさんもじゃん。」
「あはは、そうでした。」

配信も終わり寝ようとした時だった。

「これからお眠り??」
「あぁ、うん。ってあれ?一ノ瀬も??」
「そうだよ・・・。明日は休日だからね。」
「あぁそうか・・・。じゃあ。」
「あぁそうそう。あんたのイベント全部予約したから。」
「あぁ、スポンサーだしね。」
「いや??私は自分の金で全部行く。じゃあ。おやすみ。」
「え??」

衝撃の言葉たちを残して一ノ瀬は眠りについた。
次の日起きてすぐに俺は一ノ瀬を起こした。

「どうしたん???私を襲いたくなった??」
「え??いや・・・。」
「それはなれよ。」
「ああごめん。今日この後ご飯行かない??」
「いく。」
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