3 / 3
第3話「テガミ」
しおりを挟む
5年前。5月2日15時ごろ。長崎・土御門家。
「さてと、、、お前ら。いったんここはもういいぞ。引くぞ。」
「えぇ~~、これからもっと好きな感じになるとこだったのに~~~。」
「まぁいいじゃないか。お前には十分実験体いるんだしな。」
「さっさと行くぞ。」
「待て・・・。お前・・・。何をする気だ???」
「まだ生きてんのかよ。生命力が強いのはこの家の特長だな。」
「お前らの計画は絶対に成功はしないからな・・・。」
「うるせいな。」
5年前。5月2日16時ごろ。長崎・土御門家。
「着いたけど・・・・なにこれ・・・。」
「どういうこと・・・。」
「お母様!!!!!!」
「!!??」
声がする方に向かうとお母様や従者などを含めて家族がみんな血だらけで倒れていた。
「みんな。どうしたの!!????」
「息がない方もいるわ・・・。」
「お母様!!!目を覚まして!!!!」
「う・・・。」
『お母様・・・!!』
「あな・・・たたち・・・いますぐ・・・ここか・・らはなれ・・・なさ・・い・・・。」
「なにがあったのですか・・・?」
「・・・。」
お母様は何も言わず息を引き取った。私たちは大粒の涙があふれ止まらなかった。
お父様や浦人お兄様も帰らぬ人となり、和人お兄様は緊急治療室に運ばれた。
5年前。8月2日16時ごろ。長崎・山小屋。
和人お兄様や我々は山奥で小屋で暮らしていた。
「どうしましょうか・・・。これ・・・。」
「そうだな・・・。」
土御門家を襲ったものの使いから和人お兄様あてに呼び出しの手紙が出た。
「まぁでも、存命がばれたんだ。逃げもできないだろう。」
「じゃあ、私たちも行きます。お兄様だけにはできません。」
「いや、あいつらは俺を呼び出した。殺されるとしても俺だけをやれば土御門の血は絶えたと思う。」
「いやだよ。お兄様。私たちから離れないで!!!!」
それから結構長い話をしたがお兄様は聞く耳を持たなかった。
私たちは3人でそのまま眠りについた。
5年前。8月2日16時ごろ。長崎・山小屋の外。
「白寅、恩慈、奏楽、妹たちを守ってくれ。」
「まぁ、それはそうだがお前さんを守るのも我々の役目だ。」
「俺のことはいい。あの子たちはこれからも元気で過ごしてほしいんだ。」
「だがな・・・。」
「いいんだ。それに呼び出されただけだ。どんな要件かもわからない。あと、俺の異能力もある。」
「まぁ、、、しょうがない。だが、何かあれば我々を呼べ。」
「ありがとう。改めてだが、妹たちをよろしく頼む。」
『了解した。』
次の日お兄様は、早朝土御門の家に一人で向かった。
私たちがそれに気が付いたのは夕方のことだった。
「さてと、、、お前ら。いったんここはもういいぞ。引くぞ。」
「えぇ~~、これからもっと好きな感じになるとこだったのに~~~。」
「まぁいいじゃないか。お前には十分実験体いるんだしな。」
「さっさと行くぞ。」
「待て・・・。お前・・・。何をする気だ???」
「まだ生きてんのかよ。生命力が強いのはこの家の特長だな。」
「お前らの計画は絶対に成功はしないからな・・・。」
「うるせいな。」
5年前。5月2日16時ごろ。長崎・土御門家。
「着いたけど・・・・なにこれ・・・。」
「どういうこと・・・。」
「お母様!!!!!!」
「!!??」
声がする方に向かうとお母様や従者などを含めて家族がみんな血だらけで倒れていた。
「みんな。どうしたの!!????」
「息がない方もいるわ・・・。」
「お母様!!!目を覚まして!!!!」
「う・・・。」
『お母様・・・!!』
「あな・・・たたち・・・いますぐ・・・ここか・・らはなれ・・・なさ・・い・・・。」
「なにがあったのですか・・・?」
「・・・。」
お母様は何も言わず息を引き取った。私たちは大粒の涙があふれ止まらなかった。
お父様や浦人お兄様も帰らぬ人となり、和人お兄様は緊急治療室に運ばれた。
5年前。8月2日16時ごろ。長崎・山小屋。
和人お兄様や我々は山奥で小屋で暮らしていた。
「どうしましょうか・・・。これ・・・。」
「そうだな・・・。」
土御門家を襲ったものの使いから和人お兄様あてに呼び出しの手紙が出た。
「まぁでも、存命がばれたんだ。逃げもできないだろう。」
「じゃあ、私たちも行きます。お兄様だけにはできません。」
「いや、あいつらは俺を呼び出した。殺されるとしても俺だけをやれば土御門の血は絶えたと思う。」
「いやだよ。お兄様。私たちから離れないで!!!!」
それから結構長い話をしたがお兄様は聞く耳を持たなかった。
私たちは3人でそのまま眠りについた。
5年前。8月2日16時ごろ。長崎・山小屋の外。
「白寅、恩慈、奏楽、妹たちを守ってくれ。」
「まぁ、それはそうだがお前さんを守るのも我々の役目だ。」
「俺のことはいい。あの子たちはこれからも元気で過ごしてほしいんだ。」
「だがな・・・。」
「いいんだ。それに呼び出されただけだ。どんな要件かもわからない。あと、俺の異能力もある。」
「まぁ、、、しょうがない。だが、何かあれば我々を呼べ。」
「ありがとう。改めてだが、妹たちをよろしく頼む。」
『了解した。』
次の日お兄様は、早朝土御門の家に一人で向かった。
私たちがそれに気が付いたのは夕方のことだった。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる