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第8話「豹洞」
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20XX年4月14日7時18分。山原家。
「じゃあ、行ってくるね。文。」
「いってらっしゃーい!気を付けてね!!」
今日は豹洞さんと仕事だ。しっかりしておかないと豹洞さんに怒られてしまう。
しゃきっとして仕事をやり遂げるぞ。
20XX年4月14日8時21分。横浜駅。
「おはようございます。豹洞さん。お待たせしました。」
「おう、じゃあ行こう。」
「ちなみに今日はどこ行く予定なんですか?」
「東京の新橋駅付近で闇取引があるというタレコミがあってな。」
「なるほど。それも豹洞さんのお知り合いからの依頼というわけですか??」
「まぁ、そうだな。」
「すごいなぁ、豹洞さん。」
「俺の何がすごいんだ?」
「そうやって、誰かに頼られてるのって信頼されてる証拠じゃないですか?」
「・・・。いんや、そうではない気がするけどな・・・。まぁ、水鶏もうちの探偵たちに信頼されてるではないか?」
「まぁ、みんな。そういってくれますが。」
「信頼してる人がいるというのはとてもいいことだ。あくまで仕事なんて割り切り方は俺は好きじゃないんだ。」
「なるほど。」
「自分の思ったように生きて、仕事ではなく人間として動き続けることが大事だと思うんだ、俺は。」
「そうですね。」
「・・・。少し話過ぎたな。」
僕は少し勘違いをしていた気がする。豹洞さんは自分のことを嫌ってると思っていたが結構話してくれた。今日は頑張って豹洞さんの役に立とうと思った。
20XX年4月14日9時30分。新橋駅近くの喫茶店。
「ここなら、だいぶ駅前が見やすいからな。ここでまずは2時間」
「はい。」
2時間僕らは張り込みをし続けたがあまり進展はなかった。
時間が過ぎたので僕らは店を出ようとしたときに動きがあった。
「水鶏、行くぞ」
「はい。」
20XX年4月14日11時41分。新橋駅東口。
「これでいいのか?」
「あぁ、それなら約束通りだ。それをこちらに渡せ。」
「あぁ。」
「そこまでだ。『葉琉怒:Leo(パルドレオ)!』」
売人たちは一瞬にして豹洞さんの手によって気絶させられていた。
「豹洞さん、この人たちどうしますか?」
「俺は、県警に引き渡すためにここへ残るが、水鶏は事務所に戻っていいぞ。報告書等も完成してるからな。」
「え?ほんとですか?」
「あぁ、2人を護送したら俺はそのまま帰宅する。また明日だ。」
「わかりました。では、お疲れ様です。」
僕は豹洞さんのお役に立てのだろうか。結局僕はいなくてもよかったのでは。
そんなことを思いながら歩いていた。
「そうだ、水鶏。今日は助かった。また、話そう。」
豹洞さんのお言葉で少し気持ちが楽になった僕は探偵事務所に戻った。
「じゃあ、行ってくるね。文。」
「いってらっしゃーい!気を付けてね!!」
今日は豹洞さんと仕事だ。しっかりしておかないと豹洞さんに怒られてしまう。
しゃきっとして仕事をやり遂げるぞ。
20XX年4月14日8時21分。横浜駅。
「おはようございます。豹洞さん。お待たせしました。」
「おう、じゃあ行こう。」
「ちなみに今日はどこ行く予定なんですか?」
「東京の新橋駅付近で闇取引があるというタレコミがあってな。」
「なるほど。それも豹洞さんのお知り合いからの依頼というわけですか??」
「まぁ、そうだな。」
「すごいなぁ、豹洞さん。」
「俺の何がすごいんだ?」
「そうやって、誰かに頼られてるのって信頼されてる証拠じゃないですか?」
「・・・。いんや、そうではない気がするけどな・・・。まぁ、水鶏もうちの探偵たちに信頼されてるではないか?」
「まぁ、みんな。そういってくれますが。」
「信頼してる人がいるというのはとてもいいことだ。あくまで仕事なんて割り切り方は俺は好きじゃないんだ。」
「なるほど。」
「自分の思ったように生きて、仕事ではなく人間として動き続けることが大事だと思うんだ、俺は。」
「そうですね。」
「・・・。少し話過ぎたな。」
僕は少し勘違いをしていた気がする。豹洞さんは自分のことを嫌ってると思っていたが結構話してくれた。今日は頑張って豹洞さんの役に立とうと思った。
20XX年4月14日9時30分。新橋駅近くの喫茶店。
「ここなら、だいぶ駅前が見やすいからな。ここでまずは2時間」
「はい。」
2時間僕らは張り込みをし続けたがあまり進展はなかった。
時間が過ぎたので僕らは店を出ようとしたときに動きがあった。
「水鶏、行くぞ」
「はい。」
20XX年4月14日11時41分。新橋駅東口。
「これでいいのか?」
「あぁ、それなら約束通りだ。それをこちらに渡せ。」
「あぁ。」
「そこまでだ。『葉琉怒:Leo(パルドレオ)!』」
売人たちは一瞬にして豹洞さんの手によって気絶させられていた。
「豹洞さん、この人たちどうしますか?」
「俺は、県警に引き渡すためにここへ残るが、水鶏は事務所に戻っていいぞ。報告書等も完成してるからな。」
「え?ほんとですか?」
「あぁ、2人を護送したら俺はそのまま帰宅する。また明日だ。」
「わかりました。では、お疲れ様です。」
僕は豹洞さんのお役に立てのだろうか。結局僕はいなくてもよかったのでは。
そんなことを思いながら歩いていた。
「そうだ、水鶏。今日は助かった。また、話そう。」
豹洞さんのお言葉で少し気持ちが楽になった僕は探偵事務所に戻った。
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