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7章
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次の日の朝食後、すぐにでも出発するのかと思ったのに
「探検に行こうぜ」
飛幻魔獣の長時間の飛行で気を失うようにグッタリして運ばれていた千早が回復してそう言いだした。
「たんけん!いきたい!」
興奮気味な永遠が答えるのを見て、ちょうど今日の段取りを話し合っていた宰相と顔を見合わせ苦笑する。
「急ぐ旅ではございません」
腰を折り永遠の目線に合わせ宰相が言うと
「たんけん、いーい?」
俺の顔を見上げる永遠は、ダメだなんて言われるはずがないのをわかってるのに聞いてくる。
「あぁ、気をつけていくんだぞ」
頭を撫でながら、部屋の中にいる永遠専属警護のクウガ族に目配せをすると、2人のクウガ族が服従の礼を取り強く頷く。
視線を永遠に戻すとキョトンとしている。
「くおんもいっちょ」
俺と一緒に行きたいと言う。
(宰相との話の最中だったんだが)
チラと視線を宰相に戻すと、服従の姿勢の宰相が目元に笑み皺を作り頭を下げた。
「さいしょ、くおんもたんけん、いーい?」
床に這いつくばり頭を下げる宰相の顔をしたから覗き込む永遠に、宰相があわてて床に額をつける。
「私にお二方の行動をお止めする権限はございません。思うがままに行動なさってくださいませ」
顔を上げない宰相の難しい言葉遣いに戸惑ったのか、永遠が俺を見上げてくる。
「宰相は永遠の好きにしていいって言ってる」
困ったような顔をしていた永遠が笑顔になると、部屋中の者がつられてみな笑顔になった。
大きな街の大通りを歩くと、声掛けが禁止されているのか腰を折り会釈するだけの人々。
第一幻魔獣隊長グニスタを先頭に、通りを歩く俺と永遠と千早。
その周りには幾人ものクウガ族とクテニ族の護衛たちという物々しさに
「ここまでしないといけないほどの危険がこの街にはあるのか?」と先頭を歩くグニスタに問いかけると
「ここは王都の端とはいえクウガ族・クテニ族以外の種族もたくさんおります。その者たちも最強のクウガ族の更にその頂点たる黒の王に危害を加えようなどと考える者はおりません」
立ち止まり腰を折り答える。
--------なのになぜ
俺の表情を察しグニスタが続ける
「この警護体制は永遠さまをお守りするためでございます」
--------永遠を?
隣に立つ永遠を見下ろすと、今日もラウミが用意したであろう、真っ白な布地の上下を着ており、よく見れば繊細な刺繍と煌めく宝玉が縫いこまれた美しい衣装をまとって俺を見上げてくる夜空の星屑をちりばめたような黒い大きな瞳とよく似あっていていつも以上に可愛らしく輝いて見える。
「このような華美な衣装にしなくとも…」
そのせいで永遠が狙われるならば、今までどうりの質素なマムンの服で良いと説明しようとすると、グニスタが地面に片膝をつき服従の礼をとる。
「衣装のせいではございません」
グニスタの大きな体を見下ろし、ふと周りを見回すと数多くの目が集まっているのに気づく。
「探検に行こうぜ」
飛幻魔獣の長時間の飛行で気を失うようにグッタリして運ばれていた千早が回復してそう言いだした。
「たんけん!いきたい!」
興奮気味な永遠が答えるのを見て、ちょうど今日の段取りを話し合っていた宰相と顔を見合わせ苦笑する。
「急ぐ旅ではございません」
腰を折り永遠の目線に合わせ宰相が言うと
「たんけん、いーい?」
俺の顔を見上げる永遠は、ダメだなんて言われるはずがないのをわかってるのに聞いてくる。
「あぁ、気をつけていくんだぞ」
頭を撫でながら、部屋の中にいる永遠専属警護のクウガ族に目配せをすると、2人のクウガ族が服従の礼を取り強く頷く。
視線を永遠に戻すとキョトンとしている。
「くおんもいっちょ」
俺と一緒に行きたいと言う。
(宰相との話の最中だったんだが)
チラと視線を宰相に戻すと、服従の姿勢の宰相が目元に笑み皺を作り頭を下げた。
「さいしょ、くおんもたんけん、いーい?」
床に這いつくばり頭を下げる宰相の顔をしたから覗き込む永遠に、宰相があわてて床に額をつける。
「私にお二方の行動をお止めする権限はございません。思うがままに行動なさってくださいませ」
顔を上げない宰相の難しい言葉遣いに戸惑ったのか、永遠が俺を見上げてくる。
「宰相は永遠の好きにしていいって言ってる」
困ったような顔をしていた永遠が笑顔になると、部屋中の者がつられてみな笑顔になった。
大きな街の大通りを歩くと、声掛けが禁止されているのか腰を折り会釈するだけの人々。
第一幻魔獣隊長グニスタを先頭に、通りを歩く俺と永遠と千早。
その周りには幾人ものクウガ族とクテニ族の護衛たちという物々しさに
「ここまでしないといけないほどの危険がこの街にはあるのか?」と先頭を歩くグニスタに問いかけると
「ここは王都の端とはいえクウガ族・クテニ族以外の種族もたくさんおります。その者たちも最強のクウガ族の更にその頂点たる黒の王に危害を加えようなどと考える者はおりません」
立ち止まり腰を折り答える。
--------なのになぜ
俺の表情を察しグニスタが続ける
「この警護体制は永遠さまをお守りするためでございます」
--------永遠を?
隣に立つ永遠を見下ろすと、今日もラウミが用意したであろう、真っ白な布地の上下を着ており、よく見れば繊細な刺繍と煌めく宝玉が縫いこまれた美しい衣装をまとって俺を見上げてくる夜空の星屑をちりばめたような黒い大きな瞳とよく似あっていていつも以上に可愛らしく輝いて見える。
「このような華美な衣装にしなくとも…」
そのせいで永遠が狙われるならば、今までどうりの質素なマムンの服で良いと説明しようとすると、グニスタが地面に片膝をつき服従の礼をとる。
「衣装のせいではございません」
グニスタの大きな体を見下ろし、ふと周りを見回すと数多くの目が集まっているのに気づく。
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