悠遠の誓い

angel

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13章

うまくできないから③

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風呂場にある小さな窓から虫のが聞こえる。

ヌチュヌチュと俺の股間からは厭らしい音が聞こえる。
後腔に収まったチンアナゴをいい位置になるようにこすりつけながら、不自由でない左手で自分自身を扱く。
中腰で始めたけど不安定でコケそうになるから膝をつき蹲るようにして肩で体を支えながらする。
腰を揺らしながらおちんちんを上下するとたまらなく気持ちいい。右手じゃないとイケないと思ってたけどこれならイケそうだと左手の速度を上げていく。皮がむけて覗く頭が泡にまみれてるのに赤くてツルンとしてて厭らしさを増す。

『しょーちゃん…気持ちいぃよ』

背後から海瑠がいつものように耳元でささやく。

「んっ。んんっ…、オレもっ……」

右手が使えたらもっと気持ちいいはずなのに。役立たずの俺の右腕はだらんと床にたれたままだ。
(役立たずのくせに性欲だけは一人前だな)なんて声が脳内を巡る。
だって…だって…。9か月ぶりに会った海瑠は眩しくて。甘い香りに抱きしめられると心臓が暴れ出すんだ。
バードキスっていう触れ合うだけのキスがオレの股間を直撃するんだ。

なのに…その先はしてくれないんだ。

唾液を交換するような激しいキスがしたいのに。全部飲み込まれてしまいそうな熱いキスをしてほしいのに。
一度誘うように舌で海瑠の唇に触れたことがあったけど、驚いた顔をした後サッと離れていったんだ。
こんなことしたいって思ってるのはオレだけなのかって悲しくなった。

こんなオモチャを後腔に入れなきゃ自慰も満足にできない変態はオレだけなんだ。

「っふぅ……あん…あんっ!」

『ここがいいの…?』

「いぃっ!…あぅ、あんっ…もっとぉ……おしりぃ」

『ほんとに変態なんだから』

「やぁ…ちが……んっ、んん」

もうちょっと…もぅイケそうだから。だからもっと、入れて。海瑠の大きいのでオレをもっと―――――



何かの気配を感じ、湯気の向こうに目を凝らす。
薄く開いたドアの向こうに見える青い瞳に一瞬にして全身が冷える。

「ぁ……」


時間が止まったように感じた。
一瞬にして脳内を駆け巡る言い訳。ちがうんだ。何もしてない。洗ってただけだ。

そんな言い訳が通じるわけもない。

泡まみれで蹲り後腔から覗くカラフルなオモチャと、左手で握りしめたおちんちんを凝視され
オレは無様にも泣き出してしまった。

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感想 12

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