悠遠の誓い

angel

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15章

超能力

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どんどん暗くなる森の中を迷わずに進む海瑠かいる

「お前帰る方向わかるのか?」

「大体はね」

道もないのに歩きやすそうな斜面を見つけては登り、獣道を下る。

「ふふ、ホントはね来るときに木の枝を折り曲げながら来たんだ」

「賢いな」

よく見るとそこここの木が折れていた。天才かよ。

「暗くなったら帰れないとこだったじゃねーか。寝てるオレを叩き起こせばよかったのに」

「そっか、そうだね危なかった」

だから嬉しそうに笑うんじゃない。泥にまみれてもカッコイイ顔を直視できず胸に顔をうずめる。しかしその胸はシャツも着ておらず剥き出しなんだ。あわてて反対側に顔を背ける。

「お前…なんでオレがいる場所わかったんだ?」

わかるわけないのに。広い森の中のあんな穴に落ちたオレを見つけれるなんてコイツもしかして…

「隠してたけど俺しょーちゃんの居場所がわかる超能力があるんだ」

まじめな顔をして言う海瑠。やっぱりそうなのか。前世の記憶があるだけじゃなくそんな超能力まであるなんて最強かよ。

「スゴイ能力でしょ。だからどこに逃げても無駄だからね」

逃げたりなんかしないのに、コイツさっきから変なことばっか言うな。

「逃げてねーし」

「だってあのメモ…『さがさないでください』って書いてたんじゃないの?」

「はぁ?!」

怪訝な顔で立ち止まる海瑠。人が必死に書いたメモを失礼な…

 「『おさんぽいってきます』 だYO!誰が家出人だ」

ほっぺを膨らませオレは海瑠の腕をつねった。

「象形文字みたいで読めなかったよ。なんだ、そっかおさんぽか~」

軽い足取りで歩き出した海瑠。オレが逃げたと思ったんだ。

『どこに行こうともスグに見付けて連れ帰っちゃうからね。逃げようなんて思わない方がいいよ』って言葉の意味がようやく分かった。こえーな、ストーカーだなお前は。

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感想 12

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