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16章
ただいま 海瑠side
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ハッカー事件の事後処理の報告を受けながら庭にいるしょーちゃんの様子をうかがう。
「うん、すぐ見つけて連れて帰ったしケガもなかったから」
昨日あの後 音信不通になったのを心配してたであろう渉にこっちの事も報告する。
庭先で洗濯物を物干し竿にかけようと苦戦してるしょーちゃんが可愛すぎて、笑い声が漏れてたみたいで渉に『何笑ってんねん』と怒られる。
シャワーを浴び散歩して、お昼ご飯を食べた後『お仕事してて』とこの部屋に押し込まれた。しょーちゃんはお昼ご飯に豚胡麻しゃぶパスタを作ってくれた。最近覚えたレシピでしょーちゃんの得意料理だ。ちょっと茹ですぎ感はあったけど胡麻タップリで美味しかった。しょーちゃんは紫蘇が苦手だから俺のにだけ紫蘇を刻んで乗っけてくれるんだ。
夕飯は俺が作ろうかな なんて考えてたら電話口の向こうの渉が切ろうとする。
「待って…あのさ」
言いにくいけど言っとかないと
「明日…来なくていいから。……じゃなくて、んと…」
うまく言えなくて言葉に詰まる。照れくさくてストレートには言いにくくて。
「…だからだな、あー」
『わかったて、皆まで言うな』
明日は食材を持ってきてくれる日だった。車で一緒に昼食を食べに行く約束だった。
恥ずかしい。察してくれて良かった。
電話を切った俺は体温が上がった気がして窓を開ける。
ちょうど洗濯を干し終わったしょーちゃんが俺を見つけて笑顔を向ける。
高校生にしては小さい手をブンブンと振りながら「お仕事がんばって」だって。
輝く青空、降り注ぐ陽光。さわやかな風が洗濯物のシャボンの香りを運んでくる。
いよいよ今夜だ。
長い長い間、堪えてきたんだ。しょーちゃんが愛しくて気が狂いそうな日々。何度自分で自分を慰めたことか。
俺は王寺海瑠だ。
オーディンだった時の記憶がシルヴァリオンを求めるよりも強く、今の俺自身が真道正太朗を求めるんだ。
前世の約束は果たされないとしても俺はこの選択を後悔はしない。
「うん、すぐ見つけて連れて帰ったしケガもなかったから」
昨日あの後 音信不通になったのを心配してたであろう渉にこっちの事も報告する。
庭先で洗濯物を物干し竿にかけようと苦戦してるしょーちゃんが可愛すぎて、笑い声が漏れてたみたいで渉に『何笑ってんねん』と怒られる。
シャワーを浴び散歩して、お昼ご飯を食べた後『お仕事してて』とこの部屋に押し込まれた。しょーちゃんはお昼ご飯に豚胡麻しゃぶパスタを作ってくれた。最近覚えたレシピでしょーちゃんの得意料理だ。ちょっと茹ですぎ感はあったけど胡麻タップリで美味しかった。しょーちゃんは紫蘇が苦手だから俺のにだけ紫蘇を刻んで乗っけてくれるんだ。
夕飯は俺が作ろうかな なんて考えてたら電話口の向こうの渉が切ろうとする。
「待って…あのさ」
言いにくいけど言っとかないと
「明日…来なくていいから。……じゃなくて、んと…」
うまく言えなくて言葉に詰まる。照れくさくてストレートには言いにくくて。
「…だからだな、あー」
『わかったて、皆まで言うな』
明日は食材を持ってきてくれる日だった。車で一緒に昼食を食べに行く約束だった。
恥ずかしい。察してくれて良かった。
電話を切った俺は体温が上がった気がして窓を開ける。
ちょうど洗濯を干し終わったしょーちゃんが俺を見つけて笑顔を向ける。
高校生にしては小さい手をブンブンと振りながら「お仕事がんばって」だって。
輝く青空、降り注ぐ陽光。さわやかな風が洗濯物のシャボンの香りを運んでくる。
いよいよ今夜だ。
長い長い間、堪えてきたんだ。しょーちゃんが愛しくて気が狂いそうな日々。何度自分で自分を慰めたことか。
俺は王寺海瑠だ。
オーディンだった時の記憶がシルヴァリオンを求めるよりも強く、今の俺自身が真道正太朗を求めるんだ。
前世の約束は果たされないとしても俺はこの選択を後悔はしない。
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