悠遠の誓い

angel

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Happy Halloween♪

魔法使いになっちゃう①

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「オマエ、ジャマダ。ソコドケ」


白い丸いボディを震わせ、上部をほんのり赤い色で点滅をする50cmほどのロボットが怒りを表現するかのようにボディを左右に揺らす。

「かわいいやろ」

そういうわたるだが可愛いと言うより憎たらしいんだが。

「ワタルサマ コノ ウスノロ ナンダ?」


渉が作ったかわいい癒しオモチャロボを見にわざわざオフィスに来たっていうのに現れたのは口の悪い卵みたいなロボットだった。


「こいつのAIの思考回路のパターンの基本はショタやからなーまぁ会話次第で成長過程が違うからどう育つかはユーザー次第やけど」

わたるが抱き上げた1体100万円近くもする癒し系ロボット【SHOW】は来月から全世界に向け予約販売される。


「この性格で売れるのか?」

見た目は丸っこく表情も可愛いが口が悪すぎやしないだろうか。

「ごじゅじん様一途やからなー ほかの人にはデレたりせーへんねん」

「デレなくてもいいけど普通に接したほーがいいんちゃうん」

「ダマレ ショタ ノ ブンザイ デ」

「キィー!!!腹立つ!卵のくせに」

拳を握り殴るそぶりを見せると途端に上部を青く染めプルプルと震えだしわたるに甘えだすSHOW。

「やめとけて おーよちよち、こわないで~」

オレからSHOW隠すように廊下へ消えていく渉の背中に「そんなん売れへんわ!」と言ってやる。

あんなロボットが一人暮らしの人の癒しに使えるのかはなはだ疑問だと憤懣やるかたないオレに気の抜けた声がかかった。


「ハッピーハロウィ~ン♪」

現れたのはオレンジと黒の衣装を着た魔女 明日香さんだった。


明日香さんの後ろから現れた女性スタッフ二人も同じように黒い衣装に身を包んでいる。

「Trick or Treat!」

「Happy Halloween!」

手にしたカボチャのバッグからお菓子を取り出してはオフィスへばらまいていく。

降ってきたお菓子が頭や頬に当たっては落ちていくのを茫然と見つめる。

(そうか今日って10月31日だっけ)

だがここは仕事する場だろうにお遊び全開はいつものことだが今日はいつも以上にぶっ飛んでる。

「明日香さん」

そう話しかけるオレに緑色の顔の黒のマントを羽織り金色のステッキを持った魔女はステッキを左右に振りながら


「ノンノン 私は西の魔女エルファバ。今宵はハロウィンナイトよ、そんな恰好じゃダメダメ」



嫌な予感がして後ずさるオレに三人の魔女が迫ってきた。
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