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第一章 乙女ゲームの世界に生まれて
15 初のお茶会
ついに、お茶会という名のお披露目会が来てしまった。
俺は父に連れられ挨拶周りをしたあと、子供同士の交流の場においていかれた。本当は女なので母と挨拶周りをするべきなのだが…男装してるので、父にお願いした。おかげで父は誰に挨拶をすればいいのかわからないという顔をしながら挨拶していた。申し訳ない。
しかも、俺の髪の色とシュヴァを見ての視線が酷く、ヒソヒソと囁かれていた。本当に申し訳ない。
にしても、女の子はお茶の席で誰が格好いいなどを話していて、男の子は走り回っている。どちらに混ざれば良いのかわからないし、俺が近づくと、シュヴァを見てビクッとして、泣きそうな顔をするので、離れることにした。
ちょうどいい人気がない、椅子に腰掛け、シュヴァを膝に乗せる。
「お披露目会失敗じゃね?」
シュヴァが、ん?と言うように首をかしげる。
「何でもないよ」
念入りに手入れしているので、個人的に最高級ツヤツヤもふもふなシュヴァを撫で回していると、近くに暗めの茶色い髪をした男の子が立っていた。
バチッと目が合う。
「こんなところで何してるんだ?」
「もふもふ休憩…?」
クリクリの目をした将来イケメンになりそうな男の子に話しかけられたので、思わずたじろいでしまい疑問形になってしまった。美少年怖い。
「僕も触っていいか?」
少年は俺の見た目もシュヴァがあからさまにペットレベルじゃない事も関係ないと言うようにそう聞いて来た。
「シュヴァが嫌がらなければ」
そう俺が言うと嬉しそうな顔をし、手を伸ばす。
「シュヴァと言うのか。見事な毛並みだ」
「ガルルルル」
ガチンガチンと歯を鳴らしながら威嚇している。うん、嫌なのな。
そんなシュヴァを見て、伸ばした手を引っ込めた少年は悲しそうな顔をする。なんかごめん。
ちらっと俺の方を見る。触りたいと目で訴えてくる。ごめんよ、嫌がってるのは俺ではどうにもできん。
再び手を伸ばすと、今度は俺の頭を撫でた。え?なんで?
「な、何を」
俺が言うよりもはやくシュヴァが少年の手に噛み付こうとする。っておい!いいとこの坊っちゃんだったらどうするんだよ!止めてくれ…。思わず目をつぶる。
「いっ」
目を開けたときには俺の願いもむなしく、少年の手に穴があき、血が出ていた。
少年が手を抑える。
「大丈夫か!?シュヴァがごめん」
少年には謝り、シュヴァには凄くお説教をする。
「大丈夫だからそんなに叱らないでくれ。僕が勝手に君に触ったのが嫌だったのだろう。」
俺の説教を止めると、俺に怒られて、グルグル喉を鳴らしながら泣きそうなシュヴァの目線に合わせてしゃがんだ。
「主人に勝手に触れてすまなかった。キラキラと輝く髪が懐かしく、綺麗だと思ったら触れていた。主人を守ろうと思ったのだろう?本当にすまなかった」
神かよ。噛みつかれた相手に対しての慈悲すご。
今度は俺に向き直ると、俺にもごめんと、頭を下げた。
「別に俺はいいけど。あ!それより!手!!」
俺のハンカチで止血しようとするが、もちろんそんなことしたことないので、ただ縛っただけの結果になった。
「本当にごめん…止血すらできないとは…今度覚えておく。」
「大丈夫だ。これくらい。父にヒールでもかけてもらえば治る」
そ、そうか!この世界にはヒールがあるのか!得意魔法以外が使えないわけではなく、威力が弱くなるだけで、この世界の人は一般的な魔法は使える。
しかも、俺の家系は水!つまりヒール系が普通の人より得意なのだ!!連れてこう!
「よし!行くぞ!!」
「え?」
俺は少年の怪我してない方の腕をつかむと父のところまで走り出した。
「父上!!」
「り、ヴァイス?どうしたんだい?」
父は友達とお話していたようで、驚いた顔をしている。俺はそんな父の前に縛っただけの手を差し出す。
「シュヴァが怪我させてしまったのでヒールかけてください」
俺は父に連れられ挨拶周りをしたあと、子供同士の交流の場においていかれた。本当は女なので母と挨拶周りをするべきなのだが…男装してるので、父にお願いした。おかげで父は誰に挨拶をすればいいのかわからないという顔をしながら挨拶していた。申し訳ない。
しかも、俺の髪の色とシュヴァを見ての視線が酷く、ヒソヒソと囁かれていた。本当に申し訳ない。
にしても、女の子はお茶の席で誰が格好いいなどを話していて、男の子は走り回っている。どちらに混ざれば良いのかわからないし、俺が近づくと、シュヴァを見てビクッとして、泣きそうな顔をするので、離れることにした。
ちょうどいい人気がない、椅子に腰掛け、シュヴァを膝に乗せる。
「お披露目会失敗じゃね?」
シュヴァが、ん?と言うように首をかしげる。
「何でもないよ」
念入りに手入れしているので、個人的に最高級ツヤツヤもふもふなシュヴァを撫で回していると、近くに暗めの茶色い髪をした男の子が立っていた。
バチッと目が合う。
「こんなところで何してるんだ?」
「もふもふ休憩…?」
クリクリの目をした将来イケメンになりそうな男の子に話しかけられたので、思わずたじろいでしまい疑問形になってしまった。美少年怖い。
「僕も触っていいか?」
少年は俺の見た目もシュヴァがあからさまにペットレベルじゃない事も関係ないと言うようにそう聞いて来た。
「シュヴァが嫌がらなければ」
そう俺が言うと嬉しそうな顔をし、手を伸ばす。
「シュヴァと言うのか。見事な毛並みだ」
「ガルルルル」
ガチンガチンと歯を鳴らしながら威嚇している。うん、嫌なのな。
そんなシュヴァを見て、伸ばした手を引っ込めた少年は悲しそうな顔をする。なんかごめん。
ちらっと俺の方を見る。触りたいと目で訴えてくる。ごめんよ、嫌がってるのは俺ではどうにもできん。
再び手を伸ばすと、今度は俺の頭を撫でた。え?なんで?
「な、何を」
俺が言うよりもはやくシュヴァが少年の手に噛み付こうとする。っておい!いいとこの坊っちゃんだったらどうするんだよ!止めてくれ…。思わず目をつぶる。
「いっ」
目を開けたときには俺の願いもむなしく、少年の手に穴があき、血が出ていた。
少年が手を抑える。
「大丈夫か!?シュヴァがごめん」
少年には謝り、シュヴァには凄くお説教をする。
「大丈夫だからそんなに叱らないでくれ。僕が勝手に君に触ったのが嫌だったのだろう。」
俺の説教を止めると、俺に怒られて、グルグル喉を鳴らしながら泣きそうなシュヴァの目線に合わせてしゃがんだ。
「主人に勝手に触れてすまなかった。キラキラと輝く髪が懐かしく、綺麗だと思ったら触れていた。主人を守ろうと思ったのだろう?本当にすまなかった」
神かよ。噛みつかれた相手に対しての慈悲すご。
今度は俺に向き直ると、俺にもごめんと、頭を下げた。
「別に俺はいいけど。あ!それより!手!!」
俺のハンカチで止血しようとするが、もちろんそんなことしたことないので、ただ縛っただけの結果になった。
「本当にごめん…止血すらできないとは…今度覚えておく。」
「大丈夫だ。これくらい。父にヒールでもかけてもらえば治る」
そ、そうか!この世界にはヒールがあるのか!得意魔法以外が使えないわけではなく、威力が弱くなるだけで、この世界の人は一般的な魔法は使える。
しかも、俺の家系は水!つまりヒール系が普通の人より得意なのだ!!連れてこう!
「よし!行くぞ!!」
「え?」
俺は少年の怪我してない方の腕をつかむと父のところまで走り出した。
「父上!!」
「り、ヴァイス?どうしたんだい?」
父は友達とお話していたようで、驚いた顔をしている。俺はそんな父の前に縛っただけの手を差し出す。
「シュヴァが怪我させてしまったのでヒールかけてください」
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