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二章 レベル50までの道のり
3 いざ入寮
4月、それは桜の季節。実はこの世界にも桜がある。たぶん日本の乙女ゲームが元だからなのだろう。きっとオープニングの転入時に、桜が舞っているのではないかと思う。
「お花見したいな」
「お花見ってなんだ?」
「ヴァイス様、シュヴァさま。今日から入寮ですので言葉には気をつけて下さい」
ルイに注意される。さすがに今日から入寮なので執事モード全開だ。誰が見てるかわからないためなのだが、俺としてはあまり面白くない。
「はいはい。ってか、なんでルイこの馬車に乗ってるの?」
「それは…」
俺達が入学する際に、お付の者を誰にするかの話になったのだが、双子にマリとフィラが付いているので、ツバキのお付がいなくなってしまったのだ。
ツバキは影武者ギルドから暗殺学も学んでいるようでメキメキと成長してる。正直お付きなどいらないが、リディアがゴリラだとおかしいので、ルイが候補になっているのだ。俺のお付きはシュヴァがいるし、人型で入学すると言った時はすごく驚いた。
ルイは答えない。代わりに目で何かを訴えてくる。
「なー、お花見ってなにって?」
「え? あぁ、桜の下でご飯食べたりする事だよ」
シュヴァからの質問で流れてしまった。
「したい。今日」
「えっ 今日!?」
「シュヴァ様。我儘言ってはいけませんよ」
今日は流石に…これから入寮だろ。その後挨拶まわりして、部屋の整理して、うーんできるかな?
でも、やったことないだろうし。部屋の整理は明日でいいか。
「よし! やるか」
そんな話をしている間に寮についた。
城のようなでかさである。さすが、貴族用の部屋。
「「まってたよー」」
双子が出迎えてくれる。
反対の馬車ではツバキがマリとフィラに出迎えられていた。
「「部屋の準備もできてるからね」」
「え?」
急に部屋と言われてびっくりする。準備って…?
「あれ? 父様からきいてない?」
何も聞いてないけど?
「今日から同じ部屋ですよ。ちなみに部屋の並びはこれです」
レオ兄様から見せられた紙をみると、ツバキとダリアの隣が双子と俺達でその隣がルイとマリとフィラの部屋になっていた。
全然聞いてないし、ガード固っ。こんなんで友達とかできる気がしない。女子寮は別じゃなかったのか?
「ってか、ダリアもいるって聞いてないけど!?」
「あら? 言ってなかったかしら?」
ツバキの馬車から降りてくるのはメイド服に見を包んだダリアだった。魔王がいる学校ってどうよ!?
始まりの街に魔王みたいなもんだよ?
えげつなさすぎるだろ。
俺が頭を抱えていると、ダンディーなおじさんが出てきた。
「「あ、タナート」」
タナートと呼ばれたおじ様が頭を下げてくる。
「はじめまして、この寮を任されているタナート・ダンディーです。ヴァイス様の事情は知っておりますので、ご安心下さいね」
父様が先生とかには話しているからねって言っていたのはこれだったのか。
「はじめましてヴァイス・シルヴィアです」
「リディア・シルヴィアです」
「シュヴァ・シルヴィア」
「ルイと申します」
「ダリアよん」
あからさまに何人か礼儀知らずがいるので、タナートさん苦笑いしている。
「これはこれは、あの4人も大変でしたが、今年も忙しくなりそうですね…。」
あちゃー、これはめっちゃ迷惑かけてるやつじゃん。
「申し訳ない」
「良いのですよ。本当は女子と男子はわけられているのですが、それを無理やり最上階のフロア貸切って皆さんだけ入れたりなどされましたが、ヴァイス様の事情では仕方ありません」
あっちゃっちゃ。これは父様から迷惑かけてるやつじゃん。身内のやばい話に頭が痛くなる。俺だけは大人しくしよう。タナートさんに迷惑かけないように。そう誓うのだが、このメンツでそれができるのかは別である。
「ヴァイス! 速くお花見いこ」
「お花見するのですか? 楽しみです」
「それなら寮の後ろに桜があるぞ」
「料理は僕に任せてね」
「いや、俺がするから引っ込んでろ」
「毎回喧嘩しないで下さい」
「私より美しい桜とか嫌いだわ~」
俺はルイと顔を見合わせる。大騒動になりそうだ。
…ごめんタナートさん。これは無理だ。
本日のUPなし。レベル15。
「お花見したいな」
「お花見ってなんだ?」
「ヴァイス様、シュヴァさま。今日から入寮ですので言葉には気をつけて下さい」
ルイに注意される。さすがに今日から入寮なので執事モード全開だ。誰が見てるかわからないためなのだが、俺としてはあまり面白くない。
「はいはい。ってか、なんでルイこの馬車に乗ってるの?」
「それは…」
俺達が入学する際に、お付の者を誰にするかの話になったのだが、双子にマリとフィラが付いているので、ツバキのお付がいなくなってしまったのだ。
ツバキは影武者ギルドから暗殺学も学んでいるようでメキメキと成長してる。正直お付きなどいらないが、リディアがゴリラだとおかしいので、ルイが候補になっているのだ。俺のお付きはシュヴァがいるし、人型で入学すると言った時はすごく驚いた。
ルイは答えない。代わりに目で何かを訴えてくる。
「なー、お花見ってなにって?」
「え? あぁ、桜の下でご飯食べたりする事だよ」
シュヴァからの質問で流れてしまった。
「したい。今日」
「えっ 今日!?」
「シュヴァ様。我儘言ってはいけませんよ」
今日は流石に…これから入寮だろ。その後挨拶まわりして、部屋の整理して、うーんできるかな?
でも、やったことないだろうし。部屋の整理は明日でいいか。
「よし! やるか」
そんな話をしている間に寮についた。
城のようなでかさである。さすが、貴族用の部屋。
「「まってたよー」」
双子が出迎えてくれる。
反対の馬車ではツバキがマリとフィラに出迎えられていた。
「「部屋の準備もできてるからね」」
「え?」
急に部屋と言われてびっくりする。準備って…?
「あれ? 父様からきいてない?」
何も聞いてないけど?
「今日から同じ部屋ですよ。ちなみに部屋の並びはこれです」
レオ兄様から見せられた紙をみると、ツバキとダリアの隣が双子と俺達でその隣がルイとマリとフィラの部屋になっていた。
全然聞いてないし、ガード固っ。こんなんで友達とかできる気がしない。女子寮は別じゃなかったのか?
「ってか、ダリアもいるって聞いてないけど!?」
「あら? 言ってなかったかしら?」
ツバキの馬車から降りてくるのはメイド服に見を包んだダリアだった。魔王がいる学校ってどうよ!?
始まりの街に魔王みたいなもんだよ?
えげつなさすぎるだろ。
俺が頭を抱えていると、ダンディーなおじさんが出てきた。
「「あ、タナート」」
タナートと呼ばれたおじ様が頭を下げてくる。
「はじめまして、この寮を任されているタナート・ダンディーです。ヴァイス様の事情は知っておりますので、ご安心下さいね」
父様が先生とかには話しているからねって言っていたのはこれだったのか。
「はじめましてヴァイス・シルヴィアです」
「リディア・シルヴィアです」
「シュヴァ・シルヴィア」
「ルイと申します」
「ダリアよん」
あからさまに何人か礼儀知らずがいるので、タナートさん苦笑いしている。
「これはこれは、あの4人も大変でしたが、今年も忙しくなりそうですね…。」
あちゃー、これはめっちゃ迷惑かけてるやつじゃん。
「申し訳ない」
「良いのですよ。本当は女子と男子はわけられているのですが、それを無理やり最上階のフロア貸切って皆さんだけ入れたりなどされましたが、ヴァイス様の事情では仕方ありません」
あっちゃっちゃ。これは父様から迷惑かけてるやつじゃん。身内のやばい話に頭が痛くなる。俺だけは大人しくしよう。タナートさんに迷惑かけないように。そう誓うのだが、このメンツでそれができるのかは別である。
「ヴァイス! 速くお花見いこ」
「お花見するのですか? 楽しみです」
「それなら寮の後ろに桜があるぞ」
「料理は僕に任せてね」
「いや、俺がするから引っ込んでろ」
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…ごめんタナートさん。これは無理だ。
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