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二章 レベル50までの道のり
5 俺以外実力派
「うわぁぁぁぁ」
俺は必死でゴブリンの群れから逃げる。ゴブリン達はギーギー言いながらこっちに向かって猛スピードだ。手には棒が握られており、当たれば絶対に痛いとわかる。
「やっぱり俺が倒そうか?」
隣でシュヴァが囁いた。さすが魔族すごく甘い囁きだ。しかし、それでは意味がない。
「大丈夫だから手を出すなって」
なぜこんな事になったのか…それは数時間前に遡る。
「ゴブリン退治ですか?」
先生に呼び出されるとそこにはカードを発行してくれた、眼鏡のお兄さんがいた。
「そうです」
お兄さんは相変わらず厳しい顔で、ギロッと見てくる。頼むから本当にやめてほしい。
「えっと…なんでしたっけ、メガネ様? なんで俺が…」
「メガローネです。カード出してください」
カード?
俺は学生服の内ポケットからカードを出す。
「裏面を」
「裏面?」
ペロッとひっくり返すとそこにはFと書かれていた。
「F?」
「それは総合です。はっきり言って貴方は問題児すぎます。寮の貸し切り、花見、友人との問題…。貴族は優雅で、憧れられる存在でなければなりません」
寮は親が勝手にだし、花見もシュヴァが最初だし…半分以上俺のせいではなくない?
「最近では、シュヴァ様がシルヴィア家の子息と思われていると伺いました」
まぁ、シュヴァの方がそれっぽいし、イケメンだもの。身内のひいき目が入るけど。
「嘆かわし事この上ありません。そこで本日から、本来なら高等部の教師である私が貴方に指導する事になりました」
メガローネ様って教師なんだ。すごいハイスペックだな。教師✕福マス✕貴族…もしかして…。ちらっと見るとそこには控えめに言っても知的そうな眼鏡イケメンの顔がある。
「あちゃ~」
俺はバンっと顔を抑える。これは…あれだな。イケメン教師枠だな。
「そんな態度しても無駄ですよ。とりあえず冒険者ランクは上げやすいのでゴブリン100体倒してきてください。もちろんシュヴァ様の手伝いは無しで1人で倒してくださいね」
「100!?」
「はい」
「なんで俺だけ…」
そもそも、シュヴァ達も騒動の当人なのに俺だけってのも酷くない?100とかムリだし。どこのクソゲーだよ。あ、乙女ゲームか。
「それはですね…貴方だけFランクだからですよ」
え…?
「お兄様方は総合Bランク、リディア様も総合Dランク、ましてやシュヴァ様は総合Aランクです」
「なぜ!?」
「お兄様方は実力でしよう。リディア様は影武者ギルドですから、最近偽装調整をしまして、貴族ランクCとなり、冒険者としても成長しているそうです。シュヴァ様は…学園での振る舞い的に貴族ギルドはFなのですが、まだ1年生なのに、冒険者としてのレベルと実力が凄まじく、最近、冒険者ランクSになりました。…これ以上説明が必要で?」
「行ってきます」
こうして、俺は1人で狩りに来たのだが、もちろんシュヴァが見逃してくれるはずもなく、ついてきた。どうにかお願いして、手出し無用とはいってるけど…。
「一緒に逃げるの飽きた」
『ヴァウゥゥゥ』
シュヴァの吠えで数十体のゴブリンが吹き飛ぶ。
「シュヴァァァァ!」
「倒したよ。偉い?」
いや、偉くねぇよ。3回目だぞ。飽きたで、獲物取られるの。確かに、逃げまくってる俺もいけないけど…。
「はぁ、また1から探さないと…」
なんでゴブリンって群れるのかな?
1体ならやれそうなんだけど、10体とか来ると放つのが追いつかない。明日と明後日は休みなので、最悪野宿すればいいかと思いながらゴブリンを探す。
すると、1体が目の前でキョロキョロしていた。
そ~と近づくと近くには誰も居ないようだ。
「よし、殺れる」
俺は木に登り狙いを定める。またとない絶好のチャンス。スーと息を吸い、止める。
ーツパァン。
俺は必死でゴブリンの群れから逃げる。ゴブリン達はギーギー言いながらこっちに向かって猛スピードだ。手には棒が握られており、当たれば絶対に痛いとわかる。
「やっぱり俺が倒そうか?」
隣でシュヴァが囁いた。さすが魔族すごく甘い囁きだ。しかし、それでは意味がない。
「大丈夫だから手を出すなって」
なぜこんな事になったのか…それは数時間前に遡る。
「ゴブリン退治ですか?」
先生に呼び出されるとそこにはカードを発行してくれた、眼鏡のお兄さんがいた。
「そうです」
お兄さんは相変わらず厳しい顔で、ギロッと見てくる。頼むから本当にやめてほしい。
「えっと…なんでしたっけ、メガネ様? なんで俺が…」
「メガローネです。カード出してください」
カード?
俺は学生服の内ポケットからカードを出す。
「裏面を」
「裏面?」
ペロッとひっくり返すとそこにはFと書かれていた。
「F?」
「それは総合です。はっきり言って貴方は問題児すぎます。寮の貸し切り、花見、友人との問題…。貴族は優雅で、憧れられる存在でなければなりません」
寮は親が勝手にだし、花見もシュヴァが最初だし…半分以上俺のせいではなくない?
「最近では、シュヴァ様がシルヴィア家の子息と思われていると伺いました」
まぁ、シュヴァの方がそれっぽいし、イケメンだもの。身内のひいき目が入るけど。
「嘆かわし事この上ありません。そこで本日から、本来なら高等部の教師である私が貴方に指導する事になりました」
メガローネ様って教師なんだ。すごいハイスペックだな。教師✕福マス✕貴族…もしかして…。ちらっと見るとそこには控えめに言っても知的そうな眼鏡イケメンの顔がある。
「あちゃ~」
俺はバンっと顔を抑える。これは…あれだな。イケメン教師枠だな。
「そんな態度しても無駄ですよ。とりあえず冒険者ランクは上げやすいのでゴブリン100体倒してきてください。もちろんシュヴァ様の手伝いは無しで1人で倒してくださいね」
「100!?」
「はい」
「なんで俺だけ…」
そもそも、シュヴァ達も騒動の当人なのに俺だけってのも酷くない?100とかムリだし。どこのクソゲーだよ。あ、乙女ゲームか。
「それはですね…貴方だけFランクだからですよ」
え…?
「お兄様方は総合Bランク、リディア様も総合Dランク、ましてやシュヴァ様は総合Aランクです」
「なぜ!?」
「お兄様方は実力でしよう。リディア様は影武者ギルドですから、最近偽装調整をしまして、貴族ランクCとなり、冒険者としても成長しているそうです。シュヴァ様は…学園での振る舞い的に貴族ギルドはFなのですが、まだ1年生なのに、冒険者としてのレベルと実力が凄まじく、最近、冒険者ランクSになりました。…これ以上説明が必要で?」
「行ってきます」
こうして、俺は1人で狩りに来たのだが、もちろんシュヴァが見逃してくれるはずもなく、ついてきた。どうにかお願いして、手出し無用とはいってるけど…。
「一緒に逃げるの飽きた」
『ヴァウゥゥゥ』
シュヴァの吠えで数十体のゴブリンが吹き飛ぶ。
「シュヴァァァァ!」
「倒したよ。偉い?」
いや、偉くねぇよ。3回目だぞ。飽きたで、獲物取られるの。確かに、逃げまくってる俺もいけないけど…。
「はぁ、また1から探さないと…」
なんでゴブリンって群れるのかな?
1体ならやれそうなんだけど、10体とか来ると放つのが追いつかない。明日と明後日は休みなので、最悪野宿すればいいかと思いながらゴブリンを探す。
すると、1体が目の前でキョロキョロしていた。
そ~と近づくと近くには誰も居ないようだ。
「よし、殺れる」
俺は木に登り狙いを定める。またとない絶好のチャンス。スーと息を吸い、止める。
ーツパァン。
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