【R18】魔王様は勇者に倒されて早く魔界に帰りたいのに勇者が勝手に黒騎士になって護衛してくる

くろなが

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【番外編】ジン×デュラム

六話  デュラムの後悔 *自慰

 

 窓から見える空が白んできて、ジンの行為が落ち着いた。
 若いって凄いね。


「……ジン……」
「う、うぁ……!」


 俺が声をかけると、怯えた声をあげたジンは出て行ってしまった。


「えっ!? ジン!?」


 追いかけようにも俺はすぐに外に出られる状況じゃなくて、呆然と座り込む。
 俺は嫌な考えがよぎり、サッと顔から血の気が引いていた。


「もしかして、準備万端だったことにドン引きした!?」


 だって、ジンが俺をそういう目で見ているってことは、いつエロい事が起きるかわかんないじゃん!
 女じゃないし、そんな簡単にセックスできないし。
 せっかくそういう雰囲気になっても、用意がなくて面倒だなって思われるのも嫌だし、やっぱり女の子がいいなんて結論になったら凹む。
 だから俺はジンが帰ってくる日は、いつも尻を完璧に整えていた。
 テリアから貰った魔法液を常に仕込み、事前にマッサージもして解しておいた。
 ジンにどれほどの知識があるかわかんないし、とりあえず即突っ込みオッケー状態にして万全を期していたのだ。


「冷静になったら、俺、だいぶ気持ち悪いな……?」


 いい歳したオッサンがヤる気満々とかジンが怯えるのも当然だろう。
 いやでも、今回はその備えが完璧に機能したと言える。
 俺は勇者だから、見ようと思えば相手のステータスを見ることができる。
 帰って来た時のジンは明らかに状態異常だった。種類としては混乱に近い。
 具体的にどんな作用かまではわからないが、生命に関わるものじゃなかったし、俺は安心していた。
 そしたらなんか襲われた。
 媚薬的なアレだったようだ。

 さすがにあの前後不覚なジンの状態でなんの準備もなくヤられてたらケツが死んでいた。
 そうなると俺に怪我をさせたとジンが傷付く。トラウマになって二度と俺に触れなくなるはずだ。
 我ながら無傷で終えたのはグッジョブだったと思う。

 だが、結果ジンは逃げてしまった。
 即ハメできるほど使い込んでると思われた……?
 状態異常が治って、実際男を抱いたらダメだと気付いた?
 ネガティブな理由だけは次々浮かんでくる。


「すぐに状態異常を治さなかったのを怒ってる……?」


 俺はあんまり回復魔法が得意ではないため、状態異常までは対処ができない。
 でもジンを捕まえてフランセーズか魔王の所に連れて行くくらい造作もない事だ。
 なのに俺は自分の意思で流された。


「だってなぁ……俺もヤりたかったし……」


 ブレドに欲求不満かと聞かれた時は否定したが、圧倒的に欲求不満だ。
 もちろん誰も彼もという訳じゃない。
 ジンを好きだと気付いてから、成長して格好良くなっていく姿に正直めっちゃムラムラした。
 でも俺はジンの保護者だし、そりゃもうストイックに接してきたよ。
 こんな機会そうないから、つい無抵抗で受け入れてしまった。
 さすがに尻は初めてだし、突っ込まれてイクってまでには至らなかったけど、めちゃくちゃ満たされた。


「はぁ……」


 これ以上一人で悩んでも仕方ない。俺はノロノロと起き上がり、床を綺麗に拭いた。
 残滓の量でジンの行為の激しさが改めて浮き彫りになる。
 服を脱いで洗濯カゴに放り込んで、俺は風呂場へ向かった。
 鏡で肩や背中を身を捩って確認すると、歯型とキスマークが沢山ついていた。
 ジンの俺への想いの強さのように感じて口元が緩んでしまう。

 炎の力で湯を作り、俺は大量に付着した体液を洗い流す。
 外側が綺麗になったら次は中だ。脚を開いて自らの穴に指を差し込む。
 ついさっきまでここにジンがいたんだと思うと、俺の身体が熱くなる。


「ジン……」


 今まで解すという目的以外でここに触れた事はなかった。
 しかし、先程までの行為を思い出し、俺は初めて快感を探るように指を動かした。


「はぁ……ジン……あぅ……ッん」


 陰茎を握り、前後同時に快楽を求める。
 不完全燃焼だった俺の性器は簡単に精を吐き出した。
 一度の射精で頭を冷やし、その間に中からジンの精液を取り除く。
 綺麗になる頃には、また犯された時を思い出し、俺のモノは興奮で勃ち上がっていた。


「ジン……もっと……っ」


 中を指でなぞり、イイ場所を探す。
 じんわりと心地よさを感じる部分に触れ、俺は何度もジンを呼んだ。


「あ、はぁ……ジン……好きだ……ジン、すき……」


 きっとジンはしばらく帰ってこないだろう。
 昔から、悩んだり、俺と顔を合わせたくない時は姿をくらます事があった。
 過酷な環境で少年時代を生きていたジンだから、俺はあまり心配せずにただ待つのが常だ。
 たとえ今回、ジンが俺に引いてなかったとしても、自分を責めているだろう。
 ジンは俺を強姦したと思っている。合意なのにな。


「ん、う……クッ……はぁ……あ……」


 何度も何度も中を抉られた感触を思い出し、俺はジンの事を考えながらイった。
 身体を繋げてしまった事で、俺の欲望のタガが外れた気がした。


「はは……サイテーだな」


 本当だったら止めてやるべきだった。
 ジンのためを思うなら、こんな事させてはいけなかったんだ。
 今更出て行ってしまったジンを思い出し、後悔があふれ出した。

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