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奨励賞記念 ジン×デュラム
最終話 ボスとエッチ デュラム視点*
「ッ……んっ……ぅ」
ジンが突然激しい口付けを仕掛けてきた。ちょっと……いや、かなりこういう展開は期待してたけどな!
変装用の眼鏡が、キスで大きく存在を感じるのがなんだか新鮮だ。口付けに応えていると、ジンは俺のベルトを外してシャツの下から手を入れた。乳首を摘ままれ、指の腹で擦られると、俺の口からは堪らず声が出る。
「ァッ……はぁ……ッ」
「いやらしい声だな……いつもより感じているのか?」
そりゃいつもより強引に迫られたら興奮して敏感になっちゃうよ! しかも耳元で、ボスに甘く低い声でそんな事聞かれたら腰砕けですよ! 支配者の空気に飲まれてどう答えるべきなのかも判断できすにいると、返事が遅いとばかりに乳首を強く引っ張られた。
「んあッ……!」
「この口は飾りか? 身体に聞いた方が早いな」
「申し訳、ございません……」
俺マゾだったのかな。ジンに言葉責めされて、触られてもいないのに俺のモノは完全に勃起している。ジンもそれをわかっていて、緩く布越しに撫でてきた。
「んんッ……!」
「許可する。イってもいいぞ」
「ぇ……し、かし……」
そんな事言われても困る。まず脱がされてもいない下着の中が汚れちゃうよ。ジンの事だから着替えの用意はあるのかもしれないけど。それにイってもいいと言うのに、ジンはわざと、軽~く指の腹で形をなぞるように触れるだけで、刺激としては物足りない。足りないはずなのに、細やかな刺激にすらもゾクリと俺の全身に震えが走る。
「できないと?」
「う……は、ぁ……アッ……」
「では命令だ。イけ」
「ひ……んッ──!」
無理だと思っていたのに、その一言で俺の身体が跳ねた。俺は突然の快感に理解が追い付いていない。自分がイったのだと理解するのには少し時間がかかった。
「優秀だな。流石はディー、といった所か」
「……はぁ……はあ……光栄、です……」
へたり込みそうな俺を自然と支えるジン。絶対ないのはわかってるけど、部下全員抱いてるぜって言われても信じちゃうよボス。帝王ムーブにドキドキしっぱなしだよ。こんなん誰だって股開くでしょ。そんな事を考えてたらジンが俺を横抱きにして豪華そうな木製の両袖机の上に座らせ、そのまま押し倒してきた。
「あっ……ボス……いけません……こんな、所で……ッ」
いけませんとは言ったものの、机は整理されていて全然物も置かれていないし問題無さそうだった。抜かりが無い。あれよあれよと下着ごとボトムスを脱がされ、ジンは俺のアナルに指を這わせた。
「いけないと言いつつ、ココはしっかり準備が整っているじゃないか。本当に私のディーは優秀だ」
そりゃ俺だってしたかったもん。仕事が終わったらすぐにヤれるようにって準備してた。想像よりちょっと早かったけど、早い分には嬉しい。中を確かめるように、ジンの指が複数入って来た。ジンの存在を喜ぶみたいに身体は勝手に締め付けてしまう。気持ちいい。
「あ、あ……ッ」
「そんなに私が欲しかったか?」
「……はい……ボスが欲しい、です……はしたない私に、早く……お情けを……」
俺は自ら膝の裏を抱えて脚を広げた。本当に心の底からジンの性器で埋めて欲しかったから。情欲に染まった俺を見て、ジンは満足気に目を細めて願いを叶えてくれる。
「いいだろう。しっかり受け取れ」
「んんっ……アッ……あぁ……!」
お互い忙しくてセックス自体が久し振りってのもあって、すげぇ感じる。何よりボスがカッコイイ。いつもの『いいですか』『大丈夫ですか』と気遣う感じはなくて、ボスは行動の全てに自信を持っている。態度は別人みたいだけど、触れる手付きはいつもと変わらない優しさがあるから安心もする。
「んっ、んっ……う、アッ……あぁ、ボス……っ」
「気持ち良さそうな顔をしている……そんなに好きか?」
腰を叩きつけながら、余裕のある笑みでジンが問う。ジンも好きだしちんこも好きだよ。でも言葉にできるほど余裕がない。俺はジンにしがみついて頷くので精一杯だ。
「ふふ、中が反応している。そろそろだな」
「あっあっあ……ボス、あぁッ……イって、しまいます……ッ」
突かれる度に腹の奥に熱さを感じる。コレが雄としての根本を覆されてしまいそうな快楽を運んで来るのを知っている。迫る快感の波に、俺の目尻に涙が溜まり、声にもどんどん力が無くなっていく。
「あ……ッ、は、あ……やぁ……も、らめ……」
「私も、共に……ッ」
「ボス……ボス……!」
「……デュラム……」
名前を呼ばれると胸と腹の奥がギュッとなる。俺達は自然と唇を求めて貪り合う。口内も下半身も同時に刺激したことで快感はより高まった。
「は、あ、ヒッ……ん、あぐッ……うあ♡」
「デュラム……イくぞ……」
静かな室内に響く俺達の荒い息遣いと、グチュグチュと激しさを増す卑猥な水音が更に欲を増幅させ、絶頂はすぐそこだ。より深く激しくジンに中を抉られた事で、俺の目の前がチカチカと光った。
「んっ……う、あっあ……んんぅ──!!」
「はぁっ……く……ッ!」
意識が飛びそうな程の強烈な快感の後、腹の奥にジンの精液が注がれるこの瞬間がとても好きだ。熱が引き、少しずつ冷静になる感覚も好き。ジンの表情にボスの余裕が無くなって、いつものジンになっている。可愛さもカッコ良さも揃った俺の自慢の旦那様。
ふと天井を見れば俺が全然知らない景色だ。今更ここがジンの職場なんだと実感した。もうこんな機会ないかもしれないと思ったら、俺はつい、ジンの腰に手をまわしてこう言っていた。
「ボス……♡ 優秀な部下に……もっと、ご褒美くれませんか?」
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