【R18】おのぼりさんが帝都の貴族屋敷で奉公することになりました【完結】

県田 星

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第12章 再びお嬢様(善吉編)

第34話 猫のいたずら(少しH描写あり)

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「お嬢様、大丈夫ですか?」

股間をさらしたままで春奈は天井を見つめていた。

肉棒から精液を放ち終えた善吉は、目隠し-何も隠さなくなっていたが-をしていた手ぬぐいで、飛び散った精液を手早く拭き取る。

股間をさらしたままでいる春奈の両足をそろえると、着物と腰巻の裾を整えた。

「…善吉」
「はい?」
「いつから?」

春奈は善吉の目を指さす。
善吉はわずかにのけぞった。

「申し訳ありません」
「今更謝っても遅いわよ。で、いつからなの?」
「お嬢様が足で強く頭を挟んだ時にずれました」

その時を思い出して春奈は真っ赤になる。

「な、何にせよ、やっぱり罰ね」
「罰?もしかして百叩きですか?」

春奈は「ええ」とうなずいた。

着物をまくって尻を出した善吉が四つん這いになる。
もちろんふんどしはつけたまま。

「いくわよ!」
「…はい」

右手を高く掲げた春奈が勢いよく振り下ろす。

ビチャン!

おかしな音がしたかと思うと、春奈が「いったーい」と悲鳴を上げた。

「お嬢様!?」
「痛いじゃないの!」

いつぞやに引っぱたいた絶頂を迎えた後の肉棒ならともかく、日々鍛錬に精を出している善吉の尻。
武道どころか、何ひとつ鍛えている訳でも無い、春奈の手には硬すぎた。

「尻じゃなくって、まらを百叩きにしましょう」
「それは勘弁してください」

善吉は股間を押さえた。

「何を言ってるの!私のお尻のあ……まで舐めたくせに!」

善吉は首を振る。

「いいえ、お嬢様、それは違いますよ」
「違う!どこが?」

反論してくる善吉を春奈が睨む。

尻の穴を舐められて、さらには舌の先までねじ込まれて気持ち良くなったのは覚えている
しかし、それとともに恥ずかしさもあった。

罰はともかく、善吉をいくらか懲らしめたい気持ちが春奈には止まらない。

「お嬢様の尻の穴を舐めたのは…」
「な、舐めたのは善吉でしょ?」
「いいえ、お嬢様には見えなかったかもしれませんが、猫です」
「猫?そんなのどこにも…」
「私の唇を舐めたのも、お嬢様の尻の穴を舐めたのも猫なんですよ」
「あっ!」

春奈は言葉に詰まる。この場で最初に猫を持ち出したのは春奈だった。

「ああ、私の顔におならをしたのも猫でしたね」
「そう、そうそう、猫よ、猫なの」

あわてて春奈も話しを合わせる。

「その猫が私の脇から忍んできまして、お嬢様の尻の穴を…」
「むー、猫なら仕方ない…わね」
「ええ、仕方ありません」

いつの間にか善吉の目隠しが外れたことは、春奈の頭の中から消えていた。

「しっかし、あのおならは臭かったなあ」
「何よ!臭いなんて…」
「猫のおならですよ」
「そう、そうね、猫のよね」

春奈は着物の上から尻をさする。

意図せずに漏らしてしまったおならなだけに、ある意味では恥ずかしさが一番大きい。
もしも善吉が目隠しをしていなかったら。それを思うと春奈は尻の穴に力が入る。

その反面、機会があれば、またいたずらしてみたいと思う気持ちがあるのは否定できなかった。

「まあ、おならは誰でも、お嬢様でも臭いますからね」
「何を言ってるの!」
「えっ!」
「私は生まれてからずっと、おならなんてしたことないんだから」
「いや、さっき…」
「猫!」
「ああ、そうでしたね」

善吉は半ば呆れながらもうなずいた。

「それでも、生まれてから一度もおならをしたことが無いなんて…」
「何よ!善吉は私が嘘を言ってるとでも?」
「いや、まあ、分かりました」
「それに、私のおならは臭くなんてないんだから?」
「え?」
「私のおならは、クチナシとキンモクセイとジンチョウゲを足して3で割った香りなのよ」
「はあ?一度もおならをしたことないのに、香りがわかるんですか?」
「きっとよ、きっと。た・ぶ・ん、なんだから」

善吉は微笑みを浮かべる一方、春奈はふくれっ面でそっぽを向いた。

「ところでお嬢様」
「何よ?」
「まだ、お返しは要りますか?」

春奈の頬がますます膨らむ。

「知らない!」

結局、お返しに端を発した善吉の目隠しはこの夜限りとなった。

もし春奈が希望すれば、善吉は今度こそ目隠しをしたまま何でも言うことを聞く気だ。

しかし春奈からすると恥ずかしさの気持ちが勝る。そして思わぬ時に尻の穴から空砲を放つようなことは2度としたくないとの面もあった。

ただし変わった部分もある。

「あ、猫が入って来たわ」

そう言って春奈が善吉の目を塞ぐように手を当てる。

「へえ…」

善吉は何も抵抗することなく、そのまま目を閉じた。

部屋に入って来た猫は、善吉の膝にまたがったり肩にもたれ掛かったりする。
そして猫は善吉の唇を舐め、唇を舐められつつ善吉は猫を抱きしめたり頭を撫でたりした。

「出て行ったわ」
「ふーん」

善吉が目を開けると、猫はどこにも見当たらない。
いたずらっぽく微笑む春奈が小さく舌を出して唇を舐めるばかりだった。
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この話で何とか10万字を越えました。
ご愛読ありがとうございます。m(_ _)m

次章から終息に向かって進みます。
現在の所15話(千寿と善吉が各7話+後日談)の予定です。
いましばらくお付き合いくださいませ。 .....φ(。。;)ガンバラナクッチャ
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