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第152話 クリスパ領から
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「少し大きいな」
ホルストからクリスパ領で収穫された芋と瓜と豆が届けられた。
豆の大きさは変わらなかったものの、芋と瓜はワーレンバーグ公爵邸で収穫されたものより、ひと回り大きい。
【土地が原因でしょうか?】
ワーレンバーグ公爵邸で収穫された芋や瓜も十分大きかった。
しかしクリスパ領で収穫されたものと比べれば小ぶりに見える。
「とりあえず料理してみませんか?」
パルマの言葉に従って芋と瓜と豆を調理場に持ち込む。
「またかい?」
「ええ、お願い」
さらにワーレンバーグ公爵邸で収穫し、寝かせておいた芋と瓜も持ってきた。
「手っ取り早く揚げてみましょう」
アリィ(アラーナ)とパルマ、そしてネリーが加わって、薄く切った芋と瓜、そして豆を揚げていく。
やがて香ばしい匂いのする皿が3つ並んだ。
「「「「「甘い!」」」」」
揚げた芋と瓜を口にした5人は同じような反応をみせた。
【瓜は随分甘くなりました】
「寝かせたからでしょう」
「しっかし芋はそれ以上だ」
「ここまで甘くなるんですね」
「甘味としても使えそうですよ」
ネリーは芋と瓜をじっくりと見つめる。
「こんな見た目なのにねえ」
アラーナ(タルバン)も芋と瓜を手にする。
「来年からクリスパ領で芋と瓜に力をいれ……ましょう」
「はい、父に伝えます」
【豆はどうします?】
揚げた豆を5人が口にする。
「まあ、おいしい…です…ね」
「芋や瓜と比べると…」
「悪くはないので、様子見として引き続き育ててみましょう」
「分かりました」
その後はワーレンバーグ公爵家の他の料理人も加わり、芋と瓜の料理方法を考える。
「粉にしたら面白そうですね」
「干しても良いのでは?」
「蜜を合わせてみましょう」
その中には「酒を造れるのでは?」との意見もあった。
「収穫量が安定したら試してみたいですね」
アラーナ(タルバン)の表情が一段と明るくなった。
その夜のワーレンバーグ公爵邸の食事は芋と瓜をふんだんに使ったものとなった。
もちろん使用人らにも提供されている。
「あまーい!」
「おいしい!」
「どんどん入っちゃう!」
侍女ら女の反応は概ね好評。
侍従や騎士と言った男達からは…
「うまい!」
「いけるな!」
「もっと!」
そうした感想があった一方…
「もうちょい塩を振った方が良いな」
酒と合わせたい者、甘味が苦手な者からは、そうした反応が多かった。
いずれにしても完全に不評な意見はなかったことから、アラーナ(タルバン)はクリスパ領の先行きに、いくらか光明が差したことを実感した。
ホルストからクリスパ領で収穫された芋と瓜と豆が届けられた。
豆の大きさは変わらなかったものの、芋と瓜はワーレンバーグ公爵邸で収穫されたものより、ひと回り大きい。
【土地が原因でしょうか?】
ワーレンバーグ公爵邸で収穫された芋や瓜も十分大きかった。
しかしクリスパ領で収穫されたものと比べれば小ぶりに見える。
「とりあえず料理してみませんか?」
パルマの言葉に従って芋と瓜と豆を調理場に持ち込む。
「またかい?」
「ええ、お願い」
さらにワーレンバーグ公爵邸で収穫し、寝かせておいた芋と瓜も持ってきた。
「手っ取り早く揚げてみましょう」
アリィ(アラーナ)とパルマ、そしてネリーが加わって、薄く切った芋と瓜、そして豆を揚げていく。
やがて香ばしい匂いのする皿が3つ並んだ。
「「「「「甘い!」」」」」
揚げた芋と瓜を口にした5人は同じような反応をみせた。
【瓜は随分甘くなりました】
「寝かせたからでしょう」
「しっかし芋はそれ以上だ」
「ここまで甘くなるんですね」
「甘味としても使えそうですよ」
ネリーは芋と瓜をじっくりと見つめる。
「こんな見た目なのにねえ」
アラーナ(タルバン)も芋と瓜を手にする。
「来年からクリスパ領で芋と瓜に力をいれ……ましょう」
「はい、父に伝えます」
【豆はどうします?】
揚げた豆を5人が口にする。
「まあ、おいしい…です…ね」
「芋や瓜と比べると…」
「悪くはないので、様子見として引き続き育ててみましょう」
「分かりました」
その後はワーレンバーグ公爵家の他の料理人も加わり、芋と瓜の料理方法を考える。
「粉にしたら面白そうですね」
「干しても良いのでは?」
「蜜を合わせてみましょう」
その中には「酒を造れるのでは?」との意見もあった。
「収穫量が安定したら試してみたいですね」
アラーナ(タルバン)の表情が一段と明るくなった。
その夜のワーレンバーグ公爵邸の食事は芋と瓜をふんだんに使ったものとなった。
もちろん使用人らにも提供されている。
「あまーい!」
「おいしい!」
「どんどん入っちゃう!」
侍女ら女の反応は概ね好評。
侍従や騎士と言った男達からは…
「うまい!」
「いけるな!」
「もっと!」
そうした感想があった一方…
「もうちょい塩を振った方が良いな」
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いずれにしても完全に不評な意見はなかったことから、アラーナ(タルバン)はクリスパ領の先行きに、いくらか光明が差したことを実感した。
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