【R18】入れ替わり農民の殿様ハーレム物語

県田 星

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第3章 江戸へ

第32話 初対面の正室

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「殿、昨日はいかがでしたか?」

迎えに来た側室のきゅうが善久に尋ねる。

「うむ、潤栄院じゅんえいいん様はもちろん、ともさだからも、いろいろご指南いただけいな」
「それはそれは、ようございました」

久が「クスッ」と笑って、母親である潤栄院じゅんえいいんを、そしてともさだを見る。

「どちらかと言えば、母上の方が楽しまれたように見えますが?」
「な、何を…」
「首筋の血色はよろしいですし、化粧のノリも良いみたいですし…」

言われた潤栄院はもちろん、智と貞も首をすくめる。

「それで花はいかがでしたか?」
「うむ、芍薬しゃくやく

善久が潤栄院を見ると、潤栄院は股間に手を置いた。
昨晩、散々と刺激された腰の奥が熱くなる。

「紅梅」

智は体をよじる。
2年ぶりに流し込まれた善久の精がまだ残っていた。

「そして白梅」

貞も反対側に体をよじった。
昨夜の刺激を思い出すだけで割れ目が潤っていた。

「いずれも見事な咲きっぷりだったな」
「うふふ、想像がつきますわ」

久はクスクスと笑う。
おそらく国元における自分達と大差ない光景が繰り広げられたのだろう。

「菊はいかがでしたか?」

久の言葉に潤栄院らは身を固くする。自然に尻に力が入る。

「うーむ、硬かった。まだまだ菊はツボミだな」
「さようでございましたか」
「うむ、久から菊の手入れを指導しておくとよかろう」
「かしこまりました」

あえて久はうやうやしく頭を下げる。
潤栄院らはまだ見ぬ“指導”を思い浮かべて尻穴がむずがゆくなった。

「それでは、そろそろ…」

久に促されて善久が「うむ」と立ち上がる。

「度々、とは行きませぬが、月に2、3度は遊びに来られるでしょう」

寂しそうな顔をした潤栄院だったが、善久の言葉を聞いてパッと顔が明るくなる。

「その時は、また花見でもいたしましょう」
「は、は、花見」

潤栄院の目が泳ぐ。
智と貞は互いの手を取り合った。

「いずれ菊も愛でたいものですな。楽しみにしておりますぞ」

潤栄院も智も貞も尻に両手を回す。

善久と久が去った後、3人は手に手を取り合う。

「大奥様、いかがいたしましょう」
「いかがと言われても…」

智に聞かれた潤栄院が言葉に詰まる。

「善久様のものが、われらの尻に…」
「とても考えられませぬ」

そこで貞が「でも…」と口を開く。

「怖いような楽しみなような…」
「え、ええ」
「そ、そうね…」

3人の割れ目は早くも汁気を湧き出していた。



「殿!ご無事のお戻り、執着至極に存じます」

江戸の黒峰藩邸に到着した善久を家臣らが迎えた。

「うむ、出迎えご苦労」

ここがひとつの山だった。

黒峰藩にも多くの家臣がいたが、顔を合わせるのは少しずつ実行していった。
しかし江戸藩邸ではそう言う訳には行かない。

江戸家老を始め、高位や勤めの長い家臣から、善久は順に目通りしていく。

「一年間ご苦労」
「はっ」

「大儀であったな」
「ははっ」

「これからもたのむぞ」
「ははーっ」

しかし先着していた岡岳権兵衛おかたけ ごんべえと側室のきゅう、そしてけいの気配りによって、いずれも無難に済ませることができた。

家臣の中には多少違和感を抱く者もいたようだが、善久は育ちざかりであり、国元に戻って1年開いたことで、あえて家臣らも違和感を口にすることは無かった。

そして、もうひとつの山を迎える。

美智みち様のお越しでございます」
「うむ」

黒峰善久くろみね よしひさの正室であり、善久の正体である善吉ぜんきちにとっては初対面となる公家の娘が、側使そばづかえの女に手を引かれて入って来た。

『おおう!』

善久は内心で声を上げる。
伏し目がちのため顔はよく見えないが、結い上げていない長い髪は目にも新鮮だった。

美智みちは善久の前に座り、両手を付くと額を畳み寸前まで下げる。

「お殿様にはお国元からの無事なお戻り、美智はうれしゅうございます」
「うむ、そなたにも心配かけたな」

美智が少しだけ顔を上げた。

善久が手にした扇子を振って合図すると、岡岳権兵衛おかたけ ごんべえや女らが部屋を出ていく。
パタンと障子が締まる音がすると、夫婦2人きりとなった。

「本当に久しぶりだな、顔をよく見せてくれ」
「…はい」

美智が顔を上げて善久を見据えた。

『うーむ、これが貴族のお姫様か…』

髪型が違い、化粧も違う。全身から立ち上る雰囲気も違った。

善久は立ち上がって歩を進めると、美智の間近に座る。
いきなりの接近に美智は少し体を反らしたが、正面から善久を見て小首をかしげた。

「お顔立ちが…少し変わられましたか?」

何人かの家臣が口にできないことを美智は言ってのけた。

「うむ」

善久は美智の手を取ると自らの頬に当てる。

「国元に戻ってな。藩士達や領民らを見て肩に乗ったものの重さを実感した」
「まあ…」
「腹が座ったというか、腰を据えたというか、まあ藩主としての自覚であろうな」

善久なりに考えた言い訳に、美智は「そうなのですね」とうなずいて頬を撫でた。

「それでも寂しい思いをさせて申し訳なかった」
「いえ、こうしてお会いできたのですから」
「今夜はねやを共にしてくれるな?」

いきなり聞かれて美智は戸惑う。

「お殿様、長旅でお疲れではございませぬか?」

善久は「ふふっ」と笑う。

「いやあ、昨夜も潤栄院じゅんえいいん様とともさだを相手にズッコンバッコン4度もしちゃったし、連戦くらい何ともないさ」

などと、余計なことは言わない。

「いや、そなたの顔を見たら、疲れなど吹き飛んだぞ」
「まあ」

美智はうれしそうに微笑んだ。

「しかし、美智に差しさわりがあるのなら…」
「いいえ」

美智は首を振る。

本来なら1年以上前に行われていたはずの初夜。
“喪に服する”と分かっていても、ひとり寝が続くのは寂しかった。

「お殿様がお望みでございましたら…」
「そうか!」

善久は美智を抱き寄せると、そのまま顔を近づけた。

「あれ、お殿様、まだ日が高こうございます」
「ふむ?日が高いと、夫が妻の口を吸うのもいかんのか?」

問われた美智は微笑んだ。

「いいえ、それくらいなら…」

美智は目を閉じて唇を突き出す。
善久は軽く一度唇を重ねた後、強めに唇を吸った。

予想以上に強く吸われた美智が驚いて目を開く。
しかし善久が唇を吸い続けているのが分かって身を任せた。

ちゅっ、ちゅっ、ちゅばっ

2人きりの部屋に唇を吸い続ける音が響いた。
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次回はもちろん善久と美智のイチャコラです。
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