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4-145 クイーンズランド州の星空🇦🇺🎹🇫🇷🌌
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4-145 クイーンズランド州の星空
俺: ガチャと玄関の扉を開ける〕
ただいま
愛弟: おかえり、にいちゃん
笑顔〕
俺: うがい、手洗い、着替えてソファに座って足を伸ばす〕
テレビをつける。チャンネルをザッピングして消す
愛弟: にいちゃん、何聴く?笑顔〕
俺: なんも聴きたくない
それより…オーストラリア🇦🇺の荒涼とした大地の風景が……
バラックの窓には灯りがポツンとあって 周囲は何もなくて真っ暗で 星空が輝き始める夕方遅くの風景が見たい
愛弟: ああ、インスタにあったね
遠くに山々があって
愛弟: ラジオつけない?
と言いながらラジオをつける
好みでない音楽が流れてきた
目がしらがとろんとする俺
俺: こんなどーでもいい音楽をダラダラ聴いていると作業所から異空間に到達した気分になる
クイーンズランドの田舎の荒涼とした大地の風景が俺の心を占めて
こころからリラックスしてきて
ポケッーとした気分になる俺
愛弟: にいちゃん、待ってて 熱い麦茶飲もうよ キッチンへ向かう愛弟ちゃんの図〕
俺: ……、
キッチンでは愛弟ちゃんが甲斐甲斐(かいがい)しくポットから茶器にお湯を入れている音が聞こえてきた。
しばらくして……
カチャカチャとマグカップをキッチンから持ってくる愛弟〕
愛弟: はい。
マグを傍らのテーブルに置く愛弟ちゃん
俺: おっ、サンキュー 笑顔
愛弟: アニキ、オレ『月の光』〔🇫🇷ドビュッシー〕聴きたい いいしょ?
レコーダを取り出す〕
俺: うなづく俺
満点の星空の下で、窓の外から涼しい夜風が吹いてきたようなカンジ
そんなピアノの音色が静かに流れる……
俺: 3月初旬、暖房があって、茶が飲めて、バナナがあって、ビターチョコがあってミックスナッツがあって、
かわいい愛弟がいて、ドビュッシーが聴けて俺はいつ死んでもイイくらいしあわせだよー笑顔
愛弟: にいちゃん、死んだら⚪︎⚪︎すからね
〔ニヤニヤ顔で言う愛弟ちゃんの図〕
ふたり: 見つめ合う 爆笑
『月の光』がふたりの部屋に流れる
ストーヴの音も静かに聞こえていた…
啓蟄の頃の雪国にて〕
俺: ガチャと玄関の扉を開ける〕
ただいま
愛弟: おかえり、にいちゃん
笑顔〕
俺: うがい、手洗い、着替えてソファに座って足を伸ばす〕
テレビをつける。チャンネルをザッピングして消す
愛弟: にいちゃん、何聴く?笑顔〕
俺: なんも聴きたくない
それより…オーストラリア🇦🇺の荒涼とした大地の風景が……
バラックの窓には灯りがポツンとあって 周囲は何もなくて真っ暗で 星空が輝き始める夕方遅くの風景が見たい
愛弟: ああ、インスタにあったね
遠くに山々があって
愛弟: ラジオつけない?
と言いながらラジオをつける
好みでない音楽が流れてきた
目がしらがとろんとする俺
俺: こんなどーでもいい音楽をダラダラ聴いていると作業所から異空間に到達した気分になる
クイーンズランドの田舎の荒涼とした大地の風景が俺の心を占めて
こころからリラックスしてきて
ポケッーとした気分になる俺
愛弟: にいちゃん、待ってて 熱い麦茶飲もうよ キッチンへ向かう愛弟ちゃんの図〕
俺: ……、
キッチンでは愛弟ちゃんが甲斐甲斐(かいがい)しくポットから茶器にお湯を入れている音が聞こえてきた。
しばらくして……
カチャカチャとマグカップをキッチンから持ってくる愛弟〕
愛弟: はい。
マグを傍らのテーブルに置く愛弟ちゃん
俺: おっ、サンキュー 笑顔
愛弟: アニキ、オレ『月の光』〔🇫🇷ドビュッシー〕聴きたい いいしょ?
レコーダを取り出す〕
俺: うなづく俺
満点の星空の下で、窓の外から涼しい夜風が吹いてきたようなカンジ
そんなピアノの音色が静かに流れる……
俺: 3月初旬、暖房があって、茶が飲めて、バナナがあって、ビターチョコがあってミックスナッツがあって、
かわいい愛弟がいて、ドビュッシーが聴けて俺はいつ死んでもイイくらいしあわせだよー笑顔
愛弟: にいちゃん、死んだら⚪︎⚪︎すからね
〔ニヤニヤ顔で言う愛弟ちゃんの図〕
ふたり: 見つめ合う 爆笑
『月の光』がふたりの部屋に流れる
ストーヴの音も静かに聞こえていた…
啓蟄の頃の雪国にて〕
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