愛弟日記4

けい兄たん

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4-226 うさぎさん

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4-226  うさぎさん

俺:   ション、コーヒー飲もうぜ

愛弟:   飲む!

俺:   待ってろ 

俺はキッチンへ向かった

コーヒーを淹れて居間に戻ってくると愛弟がレコーダーを手にしているのが見えた

愛弟:   兄さん、何聴きたい?

俺:   はい、コーヒー 笑顔

愛弟:   ありがとう、兄さん

俺:  コーヒーをテーブルに置いてから、

 『楓(かえで)』の次の次の次の、
ワンオクの『Good Goodbye』
がイイと言う俺

愛弟:   オッケー

再生する愛弟

One Ok Rockの名曲が居間に流れ始めた

ストーヴが静かになっていた

窓の外は曇り空で雪がちらちら降り続いていた

鳥が一羽斜め上から滑空していったのを俺たちは見た

俺:   いいな、今の一瞬で海辺にタイムワープできるよ俺

愛弟:   どんな海辺?

俺:   冬の海辺

愛弟:   明るくないんだね……

ハワイの陽気な海辺じゃないんだ

俺:   ああ

ちらちらと雪が降っていて、俺たちふたりきりで、水平線を見ているんだ

愛弟:   車で行くの?

マグを持ち熱いコーヒーを啜り愛弟は尋ねた

俺:   タイムワープだよ

想像してごらん、周りには誰もいない

ただ雪だけが降っている

俺たちは傘を持ち相合い傘で海を見ているんだ

雪の一粒一粒がふわふわと揺れながら海の上や足元に落ちたり見えなくなったり

空は灰色でどこまでも雪が天から落ちてくるのが見える

愛弟:   クルマで行くなら簡易ポット持っていこうね

熱いコーヒー入れて

愛弟は飲みかけのマグをテーブルに置いて俺の脇にちょこんと座った

俺たちは肩を並べて外の雪を見ていた

彼の着る白いセーターからほのかに甘い洗剤の香りがした

愛弟:   ボク運転するから マグを手にして彼は言った

俺:    くわばら、くわばら。

北海道の冬の道路事情は危ないんだぞ

俺はおまえと一緒ならほんとの海辺には行きたくない

愛弟:   にいちゃん❤️

にっこりと笑う愛弟

俺はその時彼の耳の美しさにハッとした 

おめえ!かわいい耳してるなぁ

俺のうさぎさん…そう言い俺は彼の肩に自分のあごを載せた

愛弟ちゃんもそれに呼応して俺たちのカラダももっとぴったりと寄り添い合った

愛弟:   兄さん、大好き❤

俺:   俺も愛してるよ

愛弟:   ボクも愛してる

ボク、兄さんのうさぎさん

愛弟は俺の即興のあだ名が気に入っているようだった

愛弟:   耳を愛してね

俺:   カラダ全部愛してあげる

耳もしっぽも

愛弟:   耳は痛さ、気持ちよい甘さがミックスして変わった感覚が味合えるかも…

彼はイタズラっぽい笑みを浮かべて楽しそうに言った

たのみし~

俺:   ええ? 引くなぁ

俺は身を彼から離しぎみに言った

愛弟:   にいちゃん?けげんそうな目で俺を見る愛弟

俺:   うっちょっーん

愛弟:   ぷぷっ あははは 

愛弟は吹き出した

にいちゃん、子供みたい

「うっちょーん」なんて

ニヤニヤと笑う愛弟ちゃん

俺:   ションたん、禁断の変態的快楽にハマるか?危うしっ

なんてねー

愛弟:   クス 笑顔 

ふたり:   見つめ合う 爆笑🤣








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