転生ちびっ子の魔物研究所〜ほのぼの家族に溢れんばかりの愛情を受けスローライフを送っていたら規格外の子どもに育っていました〜

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1章 赤ん坊生活 0〜3歳

お誕生日にお世話係がきた!

-side アクシア-



「ふんふーん!」
「アクシア、今日本当に機嫌がいいわね」
「それもそうだろう。良かったなアクシア」


 えへへ……。今日の俺はご機嫌だ!なんたって、今日は2歳のお誕生日!
 みんながたくさんお祝いしてくれて、美味しい食べ物やおもちゃ、可愛いぬいぐるみを貰ったのだ!嬉しい!


「今日はそんなアクシアに紹介したい子がいるのよ。きっと喜ぶわ!」
「だーれ?」
「今向かっている先にいるのだけれども……、もうすぐ着くわ」


 今は家の敷地内を馬車で移動中。
 シュタイン辺境伯家の屋敷の端から端までは、歩いて30分くらいかかる。
 小さい俺を連れて、みんなで移動する時は大体馬車だ。
 大きくなったら、馬に直接乗って、移動するらしい。
 馬を維持するのにもお金がかかると言うし、移動が大変そうだし、自転車とか発明したら喜んでくれるだろうか?


 そんな事を思いつつも、目的地らしき塔が見えてくる。
 確か使用人の塔だっけ?前に来た事がある。なら、俺にもとうとうお世話係がつくという事なのかな?
 どんな人だろう?わくわく。
 中に入って待っていると、15歳くらいだろうか?黒髪黒目、誠実そうな騎士の格好をした優しそうなお兄さんが来た。


「アクシア。こちらはエリック=シュナイダー。お前の執事兼護衛だ。賢いお前にはお世話係として、執事兼護衛を付けようという話になったんだ」
「初めまして。エリック=シュナイダーと申します」
「はじめまちて!あっ……」


 あっ……噛んじゃった。
 むむむ……!最近は以前よりも大分上手く言葉を発音できるようになったと思ったが、大人のように発音するのは難しいらしい。
 しょぼーん。


「……!確かに、噂に聞いていたように随分聡明でいらっしゃるのですね」
「そうだろう!噂通り、うちのアクシアはとても賢いんだ」


 エリックが驚いた様子で俺のことを褒めてくれる。
 父上も俺の頭を撫でてくれて、俺のことを褒めてくれた。えーー!俺のことそんな風に噂してくれてたの?わー!嬉しいな!
 

「アクシア。エリック君はね。王立ロンバル騎士学校を飛級して、主席で卒業して天才なのよ」
「ふぇ!?すご!!」


 王立学校を主席で卒業……、日本の感覚で言うと、国公立大学を主席で卒業したって事かな?飛級でってなると、どれだけ優秀か想像もつかないや。


「あはは……、運が良かっただけですよ」


 エリックは褒められ慣れてないように、困って感じのいい笑みで、少し照れながら笑って受け流した。
 いやいや、その謙遜は無理があるよ!
 でも、今の反応を見るに優秀なだけではなくて、人柄もいいみたい。よくこんな優秀な人材雇えたね。なんでだろ?やっぱり、パパがすごいからかな?
 まあ、なんにせよまずはよろしくお願いしますの挨拶だよね!


「これから、よろしくおねがいします!エリック!」
「アクシア様。よろしくお願いいたします!精一杯支えさせていただきます!」


 エリックはきっちりと頭を下げる。
 うんうん、やっぱり誠実そうだし、優しそう。
 これから、賑やかで楽しくなりそうだね!


 そうだ!大丈夫だと思うけど、一応念のため鑑定しておこ!


 名前:エリック
 種族:人間
 魔法:不明
 スキル:不明
 参考:戦闘狂、バトル大好き!バトルジャンキー、優男、秀才
 詳細


 ちょっと待って。うん?見間違いかな?
 そう思って、再度鑑定スキルを発動するが結果は同じ。
 バトル大好きってことを3回書いているんだけど……、どんだけバトル好きなの……?
 まあ、これだけ優秀な人がこんな辺境になんで来たのかは、分かったから良かったのかも?
 人は見た目によらない。
 そんなことを学んだ2歳の誕生日だった。


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