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2章3〜4歳
最近のエリックの様子
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-side アクシア-
「ふむ~真面目にやりますか」
「ふふっ!そうですねえ」
美味しいものを食べて民の生活を満喫した俺は我にかえり、民の生活レベルを探りにいくことにした。
ご飯は美味しくても生活の質はそこまでではないのかもしれないね。
そう思ったけれど、ここにくるまでに沢山見た人はみんなそれなりに幸せそうだった治安も良さそうだった。
そりゃ、パパンはともかくママンはすごい優秀そうだし、王族をそんな適当な領地管理をしている貴族家に嫁がせるわけないから、当たり前ではあるかー。絶対、俺より先に国からちゃんとチェックが入っているだろう。
「まあけど、俺が出来ることもありかもしれないもんね!」
「そのいきです!アクシア様!」
だよねだよね。何せ俺には前世のスキルもあるし、プラスチックの生産で得たお金がある。
貴族だから優秀な人材も使える人に沢山いる。
必要な材料は全て揃っているのだ。
「見てみて!エリック!プラスチック製品が沢山!」
「ふふっ!そうなんですよ、最近はプラスチック専門店なども出来て他の領地からも商人がやって来るそうです。シュタイン辺境伯家にも問い合わせ殺到中なのだとか」
「そうなんだ!」
経済効果は絶大なようだ。俺がやったことで、民の生活を豊かにしている。それを自分の目で確かめられたのは嬉しいな。
隣を見ているとエリックも嬉しそうである。最近ふと彼を観察していて思ったんだけど、エリックが国のお偉いさんからうちみたいな辺境の貴族家の執事に転職して来たのって多分うちみたいに自由に色々できるところを探して来たのではないのかな?
うちは結構仕事さえちゃんとしていれば結構自由なところだ。今の仕事を変えたいなと思ったら希望さえ出せれば変えられる。例えば、メイドの人が事務作業の人になったと言うことはよく聞く。それに、ちゃんと護衛が務められていれば、貴族家にしては珍しく服装の規定も結構緩い。実際、うちに来た当初はエリックもちゃんとした格好をしていたけれど、今ではすっかりうちに馴染みラフな格好をしている。最初の方は固かった表情も緩んでいる。
そりゃこれだけ優秀だったらそのまま王都に居続けても色々なところから引くて数多だったんだろうけれど、そういったところであえて働き続けると言うことを選ばなかったのはのびのび生活できて正解だったんじゃないかなあ?と勝手に推測してしまう。王都にいると色々としがらみも多いだろうし大変そう。やりたいことがあってもお偉いさんの頭が硬くで実現とかもできないだろう。その点、俺のプラスチック事業とかはエリックに結構おまかせな部分もあったからやりたい放題できていたようだ。まあ、大切な他人の人生に関してあんまり無責任な事も言えないんだけどね。
正直、エリックの能力があったら、うちに飽きたらまた別のところへ行けるだろう。少し寂しいけれど、お別れの時が来ても元気に送り出してあげればいいのだ。俺の元でこれだけ一生懸命働いてくれているんだもん、それくらい自由な選択肢を選べるようにしてあげたい。
「……?どうされました?アクシア様」
「いや?エリックが伸び伸び楽しそうでよかったなあと」
「……?確かに?ここ最近、体の調子がすごぶるいいですねえ……前は3秒かかって倒せていた魔物が今は1秒かかりません」
「う、うん?そ、それは関係ないと思うけれど……」
「……?」
前言撤回。やっぱり、普通に戦闘バカだったからだけなのかもしれない。まあ、どちらにせよ田舎で伸び伸び楽しくスローライフを送れていそうなのでハッピ~ハッピ~はーっぴー!
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「ふむ~真面目にやりますか」
「ふふっ!そうですねえ」
美味しいものを食べて民の生活を満喫した俺は我にかえり、民の生活レベルを探りにいくことにした。
ご飯は美味しくても生活の質はそこまでではないのかもしれないね。
そう思ったけれど、ここにくるまでに沢山見た人はみんなそれなりに幸せそうだった治安も良さそうだった。
そりゃ、パパンはともかくママンはすごい優秀そうだし、王族をそんな適当な領地管理をしている貴族家に嫁がせるわけないから、当たり前ではあるかー。絶対、俺より先に国からちゃんとチェックが入っているだろう。
「まあけど、俺が出来ることもありかもしれないもんね!」
「そのいきです!アクシア様!」
だよねだよね。何せ俺には前世のスキルもあるし、プラスチックの生産で得たお金がある。
貴族だから優秀な人材も使える人に沢山いる。
必要な材料は全て揃っているのだ。
「見てみて!エリック!プラスチック製品が沢山!」
「ふふっ!そうなんですよ、最近はプラスチック専門店なども出来て他の領地からも商人がやって来るそうです。シュタイン辺境伯家にも問い合わせ殺到中なのだとか」
「そうなんだ!」
経済効果は絶大なようだ。俺がやったことで、民の生活を豊かにしている。それを自分の目で確かめられたのは嬉しいな。
隣を見ているとエリックも嬉しそうである。最近ふと彼を観察していて思ったんだけど、エリックが国のお偉いさんからうちみたいな辺境の貴族家の執事に転職して来たのって多分うちみたいに自由に色々できるところを探して来たのではないのかな?
うちは結構仕事さえちゃんとしていれば結構自由なところだ。今の仕事を変えたいなと思ったら希望さえ出せれば変えられる。例えば、メイドの人が事務作業の人になったと言うことはよく聞く。それに、ちゃんと護衛が務められていれば、貴族家にしては珍しく服装の規定も結構緩い。実際、うちに来た当初はエリックもちゃんとした格好をしていたけれど、今ではすっかりうちに馴染みラフな格好をしている。最初の方は固かった表情も緩んでいる。
そりゃこれだけ優秀だったらそのまま王都に居続けても色々なところから引くて数多だったんだろうけれど、そういったところであえて働き続けると言うことを選ばなかったのはのびのび生活できて正解だったんじゃないかなあ?と勝手に推測してしまう。王都にいると色々としがらみも多いだろうし大変そう。やりたいことがあってもお偉いさんの頭が硬くで実現とかもできないだろう。その点、俺のプラスチック事業とかはエリックに結構おまかせな部分もあったからやりたい放題できていたようだ。まあ、大切な他人の人生に関してあんまり無責任な事も言えないんだけどね。
正直、エリックの能力があったら、うちに飽きたらまた別のところへ行けるだろう。少し寂しいけれど、お別れの時が来ても元気に送り出してあげればいいのだ。俺の元でこれだけ一生懸命働いてくれているんだもん、それくらい自由な選択肢を選べるようにしてあげたい。
「……?どうされました?アクシア様」
「いや?エリックが伸び伸び楽しそうでよかったなあと」
「……?確かに?ここ最近、体の調子がすごぶるいいですねえ……前は3秒かかって倒せていた魔物が今は1秒かかりません」
「う、うん?そ、それは関係ないと思うけれど……」
「……?」
前言撤回。やっぱり、普通に戦闘バカだったからだけなのかもしれない。まあ、どちらにせよ田舎で伸び伸び楽しくスローライフを送れていそうなのでハッピ~ハッピ~はーっぴー!
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