僕の憂鬱な日常

綺羅

文字の大きさ
上 下
1 / 1

僕の憂鬱な日常

しおりを挟む
僕の日常は全てにおいて憂鬱なのだ。
朝起きるにせよ、食事、学校への登下校、友達といる時間、家族といる時間、風呂、テレビ、ゲーム、寝る時間…全て僕にとっては憂鬱なことだ。
まずは朝。
僕の憂鬱を生み出すのは必ずこの時間だ。
ジリジリ…とやかましい目覚まし音で目を覚ます。目を覚ましても僕の目に映るのはいつも同じ真っ白な高い天井。
それを見て「また、同じ朝なのか」なんてくだらないことを考えて1日が始まる。
顔を洗い親に呼ばれ家族全員で食事を取る。
全員で食事を取るのに誰1人として言葉を発しない。それならばなぜ、家族で食事をするのだろう…。誰か1人言葉を発せば皆がそれを合図に言葉を発するはずなのに。
何も無いまま僕は学校へ向かう。
誰とも行かないただ1人の投稿時間は唯一僕が落ち着ける時間なのかもしれない。この時だけは憂鬱だとは思わない。僕に必要な時間だ。
そして、学校に着き。くだらない授業をのんびりうけそして昼休みという1番の憂鬱な時間がやってくる。
昼休みは昼食の時間だ。僕は別に1人で食べても問題はないのだが、周りのやつはら僕を1人にはさせてくれずいつも一緒に食べている。
そこまでなら別に問題はない。しかし、この後が問題なのだ。
「そのおかずうまそーだからくれー!!」や「交換しよーぜ」、「足りねぇからパン買いこー」などと僕にとって憂鬱な会話が始まる。
なんで、こんな会話が毎日のように行われるのかは知らないが…とてもいらない会話に僕は思える。
そんな昼休みを過ごし午後の授業をうけ下校。
僕は部活動に入っていない。もちろん勧誘はされた。それなのに入っていない。その理由はもうすでに分かっていると思うけど、僕にとって部活動は憂鬱な時間なのだ。
なぜ、わざわざ疲れないといけないのか僕には分からない。「青春しようぜ」とは一体何なのだろうか…。
そのままなにもせず家に着き、宿題を行い、また誰1人言葉を発しない食事をとり、風呂に入り、僕には面白さがまったく分からないテレビを見るという作業を行いベッドに潜り込む。
朝と同じ真っ白な天井を見て。
最後に就寝。
これが僕のくだらない憂鬱な日常だ。
明日もその後もこれが流れ作業のように進んでいく。
いつになればこの憂鬱な日常、日々の終わりが来るのかは僕も誰も知らない。

しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...