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第一章
10 二人目の儀式に向けて
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「聖女ヒナリ様。お口に合いますでしょうか」
ヒナリはナイフとフォークを皿の端に置いて料理長に振り向くと、浮かれる心のままに顔を綻ばせてみせた。
「はい、とても美味しいです。ありがとうございます」
途端に料理長が、ほっと胸を撫で下ろす。
ヒナリもまた、『出された料理を美味しく食べられて良かったな』としみじみと思った。
もしもこの世界の人たちの味覚がヒナリと全く違っていたら、毎日が苦行だったに違いない。それが辛いからと自分で料理するにしても作れる料理のレパートリーは少なく、それらをローテーションしていったとしてもすぐに飽きてしまったことだろう。
賢者たちはヒナリの隣と向かい側とに座り、時折にこやかにヒナリの食事風景を見守るだけで声を掛けては来ず、思い思いに食事を楽しんでいる。
『前世では普段ひとりで食事してばかりだったから、大勢の前だと落ち着かない』と言ったからだろうか――。ヒナリは適度に放っておいてくれる賢者たちの気遣いに、心の中で感謝した。
微炭酸水を口に含みつつ、飲み物を選んだときのことを思い出す。
ワインで良いか確認されたとき『お酒は嫌いじゃないんだけど、あまり強くないから』と断ったのだった。
その理由は嘘ではなかったが、本当は、前世で死ぬ間際に酒を飲んでいたから――この世界で酒を飲み、もしまた突然死してしまうかも知れない可能性を思えば積極的に飲む気にはなれなかった。
(でももし飲んでも平気そうなら、私も飲んでみたいな。少しずつ飲めば平気かな。それとも、そもそも体が違うんだからアルコールに弱くないかも? 生活が落ち着いたら試させてもらおうかな)
グラスを傾ける賢者たちの絵になる姿をちら見しながら、ヒナリは優雅に酒を楽しむ自分の姿を思い描いたのだった。
明くる朝、目を覚ましたヒナリがふかふかのベッドの上で体を起こすと、すぐにミュリエルとレイチェルが寝室に入ってきた。ずっと待機していたのだろうか。召し使いという存在の献身性に改めて驚かされる。
ミュリエルが、社長秘書のようなきびきびとした態度で話し出す。
「おはようございます、ヒナリ様。本日は賢者アルトゥール様と儀式をおこなっていただきます。夕食後にしばらくお休み頂いたのち、湯浴み、お召し替えをしていただき、アルトゥール様のお部屋をお訪ねいただきますのでご承知おきください」
「あ、そうなんだ……。うん、わかった」
まさか二日連続で儀式という名のセックスをさせられるとは思っておらず、ヒナリは面喰らわずにはいられなかった。
朝食と昼食のあと、ヒナリはすぐに自室に戻ってそわそわと落ち着かない時間を過ごしていた。
油断するとすぐに昨日のベルトランとの儀式の光景が脳裏に浮かんできてしまい、人前に居たくなかったのだった。
何かしら聖女らしいことをしなければと、この世界について学ぶべく本を用意してもらった。早速開いたそれは、知らない文字が羅列していたものの、自然と意味が理解できる。
しかし文章自体には集中できず、内容が全く頭に入ってこなかった。
そんな風にして過ごす中、ミュリエルたちに出された茶を飲むうちに眠気を覚え始めた。
「ちょっと寝ちゃっても大丈夫かな」
「もちろんです。ヒナリ様のお気の向かれるままにお過ごしください」
ベッドに入ったところで、ふと疑問が浮かんでくる。
「もし私が寝過ごして儀式に行かなかったらアルトゥールさんに怒られちゃうよね。あ、もちろん儀式をサボるつもりは全然ないけど」
ふたりのメイドはそれぞれ別方向に視線をやったあと、再びヒナリに目を向けた。
レイチェルがにっこりと笑う。
「アルトゥール様の場合、恐らくこちらにヒナリ様をお迎えにいらっしゃるかと存じます」
「あ、そうなんだ」
「はい。もしヒナリ様がお目覚めにならなかったとしても、きっとヒナリ様を抱き上げてご自身の部屋に運ばれるかも知れませんね」
「えええ……。まあもし私が寝てたとしたら、待たせた私が悪いんだけどさ」
「とはいえアルトゥール様がヒナリ様に対してお怒りになることは、絶対にあり得ません」
「絶対に?」
「はい。アルトゥール様は国中の女性から憧れられる世界最強の騎士様でいらっしゃいますが、昔から聖女様ひとすじであることは有名で、他の女性に心を許されたことは一度もございませんので」
「あ、そうなんだ……」
そこまで想いを寄せてくれる人に、今晩抱かれることになる――。そう思えば心臓が騒ぎ出し、眠気が霧散してしまう。
ふたりのメイドが寝室を去っても、ヒナリはなかなか寝付くことができなかったのだった。
その日の晩、湯浴みを終えたヒナリはメイドのふたりから下着を着けさせられていた。
姿見の中の自分の淫らさに、驚かずにはいられない。
上半身はブラジャーなしで、透けた生地でできたベビードールを着させられた。胸の谷間の下からふたつに割れていて、へそもショーツも丸見えだった。
そのあらわになったショーツはというと、相変わらず両サイドをリボンで結ぶデザインで、降臨直後に穿かせられたものよりも布の面積が少なかった。
下着姿のすぐ上から滑らかな風合いのガウンを羽織らされそうになったところで、ヒナリは鏡の中のメイドたちに尋ねた。
「え、ちょっと待って、ガウンの中はこれだけなの!?」
「はい。すぐにお脱ぎになるかと存じますので、下着のみをお着けいただきました」
「あー。そりゃそうだよね……」
今から賢者の部屋へと遊びに行くわけではない。昨日に引き続きこれから恥ずかしいことすると思えば、たちまち全身が熱くなった。
ガウン姿で鏡台の前に座らされて、ふたりがかりで念入りに髪を梳かされる。
赤面したヒナリが押し黙っていると、鏡越しにレイチェルが微笑みかけてきた。
「ヒナリ様のお召しになる物は、全てベルトラン様がお選びになったのですよ。他の賢者様がたは『選んで差し上げたいけど詳しくない』とのことでしたので」
「そういえば、昨日ベルトランもそう言ってたなあ」
「ただ、今お着けいただいているようなセクシーなお召し物をこの邸宅から直接発注すると『聖女様にこのような淫らな装いをさせるなどとんでもない』と国民から抗議の声が挙がる恐れがありますので、ベルトラン様のご兄弟の奥方様にご協力いただき、ご実家からから送られてくる荷物に潜ませて運び込んでおります」
「そこまでするんだ? 徹底してるね」
「はい。聖女様をお護りするためです。このような下着ひとつでも、聖女様がそれをお召しになったお姿を想像し、妄想の中で汚す輩が現れますので」
「え? あ、そうなんだ……」
(妄想するのも許されないってこと?)
聖女という存在は、世間一般では随分と高貴なものとして扱われているらしい。その一方で、神殿の奥に建つ邸宅の中で、儀式と称して賢者たちとセックスをする――。
(なんか、みんなを騙してるみたいになってない?)
高尚なのか、低俗なのか。自分の存在をどう受け止めれば良いのだろう――ヒナリは自分の置かれた立場に戸惑わずにはいられなかった。
今聞かされたことを考えるうちに、ふとある疑問が湧いてきた。
「聖女って、何でそんな風に高潔なイメージが保たれるんだろう? 儀式の内容からすると、妄想……されるのはイヤだけど、連想してしまうのは仕方ないんじゃない?」
ヒナリはナイフとフォークを皿の端に置いて料理長に振り向くと、浮かれる心のままに顔を綻ばせてみせた。
「はい、とても美味しいです。ありがとうございます」
途端に料理長が、ほっと胸を撫で下ろす。
ヒナリもまた、『出された料理を美味しく食べられて良かったな』としみじみと思った。
もしもこの世界の人たちの味覚がヒナリと全く違っていたら、毎日が苦行だったに違いない。それが辛いからと自分で料理するにしても作れる料理のレパートリーは少なく、それらをローテーションしていったとしてもすぐに飽きてしまったことだろう。
賢者たちはヒナリの隣と向かい側とに座り、時折にこやかにヒナリの食事風景を見守るだけで声を掛けては来ず、思い思いに食事を楽しんでいる。
『前世では普段ひとりで食事してばかりだったから、大勢の前だと落ち着かない』と言ったからだろうか――。ヒナリは適度に放っておいてくれる賢者たちの気遣いに、心の中で感謝した。
微炭酸水を口に含みつつ、飲み物を選んだときのことを思い出す。
ワインで良いか確認されたとき『お酒は嫌いじゃないんだけど、あまり強くないから』と断ったのだった。
その理由は嘘ではなかったが、本当は、前世で死ぬ間際に酒を飲んでいたから――この世界で酒を飲み、もしまた突然死してしまうかも知れない可能性を思えば積極的に飲む気にはなれなかった。
(でももし飲んでも平気そうなら、私も飲んでみたいな。少しずつ飲めば平気かな。それとも、そもそも体が違うんだからアルコールに弱くないかも? 生活が落ち着いたら試させてもらおうかな)
グラスを傾ける賢者たちの絵になる姿をちら見しながら、ヒナリは優雅に酒を楽しむ自分の姿を思い描いたのだった。
明くる朝、目を覚ましたヒナリがふかふかのベッドの上で体を起こすと、すぐにミュリエルとレイチェルが寝室に入ってきた。ずっと待機していたのだろうか。召し使いという存在の献身性に改めて驚かされる。
ミュリエルが、社長秘書のようなきびきびとした態度で話し出す。
「おはようございます、ヒナリ様。本日は賢者アルトゥール様と儀式をおこなっていただきます。夕食後にしばらくお休み頂いたのち、湯浴み、お召し替えをしていただき、アルトゥール様のお部屋をお訪ねいただきますのでご承知おきください」
「あ、そうなんだ……。うん、わかった」
まさか二日連続で儀式という名のセックスをさせられるとは思っておらず、ヒナリは面喰らわずにはいられなかった。
朝食と昼食のあと、ヒナリはすぐに自室に戻ってそわそわと落ち着かない時間を過ごしていた。
油断するとすぐに昨日のベルトランとの儀式の光景が脳裏に浮かんできてしまい、人前に居たくなかったのだった。
何かしら聖女らしいことをしなければと、この世界について学ぶべく本を用意してもらった。早速開いたそれは、知らない文字が羅列していたものの、自然と意味が理解できる。
しかし文章自体には集中できず、内容が全く頭に入ってこなかった。
そんな風にして過ごす中、ミュリエルたちに出された茶を飲むうちに眠気を覚え始めた。
「ちょっと寝ちゃっても大丈夫かな」
「もちろんです。ヒナリ様のお気の向かれるままにお過ごしください」
ベッドに入ったところで、ふと疑問が浮かんでくる。
「もし私が寝過ごして儀式に行かなかったらアルトゥールさんに怒られちゃうよね。あ、もちろん儀式をサボるつもりは全然ないけど」
ふたりのメイドはそれぞれ別方向に視線をやったあと、再びヒナリに目を向けた。
レイチェルがにっこりと笑う。
「アルトゥール様の場合、恐らくこちらにヒナリ様をお迎えにいらっしゃるかと存じます」
「あ、そうなんだ」
「はい。もしヒナリ様がお目覚めにならなかったとしても、きっとヒナリ様を抱き上げてご自身の部屋に運ばれるかも知れませんね」
「えええ……。まあもし私が寝てたとしたら、待たせた私が悪いんだけどさ」
「とはいえアルトゥール様がヒナリ様に対してお怒りになることは、絶対にあり得ません」
「絶対に?」
「はい。アルトゥール様は国中の女性から憧れられる世界最強の騎士様でいらっしゃいますが、昔から聖女様ひとすじであることは有名で、他の女性に心を許されたことは一度もございませんので」
「あ、そうなんだ……」
そこまで想いを寄せてくれる人に、今晩抱かれることになる――。そう思えば心臓が騒ぎ出し、眠気が霧散してしまう。
ふたりのメイドが寝室を去っても、ヒナリはなかなか寝付くことができなかったのだった。
その日の晩、湯浴みを終えたヒナリはメイドのふたりから下着を着けさせられていた。
姿見の中の自分の淫らさに、驚かずにはいられない。
上半身はブラジャーなしで、透けた生地でできたベビードールを着させられた。胸の谷間の下からふたつに割れていて、へそもショーツも丸見えだった。
そのあらわになったショーツはというと、相変わらず両サイドをリボンで結ぶデザインで、降臨直後に穿かせられたものよりも布の面積が少なかった。
下着姿のすぐ上から滑らかな風合いのガウンを羽織らされそうになったところで、ヒナリは鏡の中のメイドたちに尋ねた。
「え、ちょっと待って、ガウンの中はこれだけなの!?」
「はい。すぐにお脱ぎになるかと存じますので、下着のみをお着けいただきました」
「あー。そりゃそうだよね……」
今から賢者の部屋へと遊びに行くわけではない。昨日に引き続きこれから恥ずかしいことすると思えば、たちまち全身が熱くなった。
ガウン姿で鏡台の前に座らされて、ふたりがかりで念入りに髪を梳かされる。
赤面したヒナリが押し黙っていると、鏡越しにレイチェルが微笑みかけてきた。
「ヒナリ様のお召しになる物は、全てベルトラン様がお選びになったのですよ。他の賢者様がたは『選んで差し上げたいけど詳しくない』とのことでしたので」
「そういえば、昨日ベルトランもそう言ってたなあ」
「ただ、今お着けいただいているようなセクシーなお召し物をこの邸宅から直接発注すると『聖女様にこのような淫らな装いをさせるなどとんでもない』と国民から抗議の声が挙がる恐れがありますので、ベルトラン様のご兄弟の奥方様にご協力いただき、ご実家からから送られてくる荷物に潜ませて運び込んでおります」
「そこまでするんだ? 徹底してるね」
「はい。聖女様をお護りするためです。このような下着ひとつでも、聖女様がそれをお召しになったお姿を想像し、妄想の中で汚す輩が現れますので」
「え? あ、そうなんだ……」
(妄想するのも許されないってこと?)
聖女という存在は、世間一般では随分と高貴なものとして扱われているらしい。その一方で、神殿の奥に建つ邸宅の中で、儀式と称して賢者たちとセックスをする――。
(なんか、みんなを騙してるみたいになってない?)
高尚なのか、低俗なのか。自分の存在をどう受け止めれば良いのだろう――ヒナリは自分の置かれた立場に戸惑わずにはいられなかった。
今聞かされたことを考えるうちに、ふとある疑問が湧いてきた。
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