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第一章
15 奔放な女神の仕打ち
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一枚の葉を自分の世界に呼び込みたいからといって大雑把に範囲指定して、何人もの命を巻き添えにするなんて――改めて、目の前に居る女性が現実の理から外れた存在であることを思い知らされる。
神というものの恐ろしさに、ヒナリは身震いした。
「では、例えば……あなたはこの世界を滅ぼすこともできるのですか?」
「あら、また質問ね? んーそうねえ、初回サービスってことで答えてあげましょうか。世界を滅ぼすなんて、できるけどそうそうしないわよ~」
事も無げにそう言って、ころころと笑い出す。周りに侍る天使たちも笑顔になった。
「何度も繰り返してると、しばらく世界を創らせてもらえなくなってしまうのよね~」
(は!? アカウント停止みたいなこと!? どういうシステム!?)
ヒナリが絶句している間にも、説明は続く。
「あなたが居た地球の時間で言うと……十万年くらいかしら? 世界を構築する資格を剥奪されちゃうの。あの時は本当に退屈だったわ~」
「ね!」と女神が明るい声を響かせると、天使たちが一斉に頷いた。
世界を何度もいたずらに滅ぼすなんて――絶対にこの神の意に沿わぬことをしてはならない――そう痛烈に、心に叩き込まれる。
と同時に疑問も湧いてくる。
(世界を創る資格を剥奪って、誰に剥奪されるの?)
そう思った瞬間。
「こらこら」
女神が指先で空中をつんと突いた。同時にヒナリの眉間に軽い衝撃が走る。
「わたくしたち神より上位の存在について、人間が考えてはダメよ。狂ってしまうから」
笑みの失せた女神の冷めた目に射抜かれる。
やや低くなった声音には『人間ごときが』というニュアンスが込められていた。
「……じゃ、そろそろお帰りなさいな」
その言葉と共に、指が打ち鳴らされる。
次の瞬間、視界が真っ白に染まったのだった。
「ヒナリ、ヒナリっ……!」
遠くから――ではなく、すぐそばで幾度も呼び掛ける声。
ヒナリがゆっくりとまぶたを押し上げると、アルトゥールのほっとした顔がそこにはあった。
アルトゥールが口を開きかけた矢先、ヒナリは手の甲を額に当てて視線を遮った。
「ごめんなさいアルトゥール、しばらくひとりにしてもらえるかな……」
「……! 分かりました……」
その声はひどく落胆しているようにも聞こえた。しかし今のヒナリには、アルトゥールを気遣う余裕はなかった。
私は特別な理由もなく、この世界に飛ばされた――。
女神に知らされた事実が胸を締め付ける。
裸のまま横たわっている間、アルトゥールと入れ替わりで入ってきたミュリエルとレイチェルは、広げたバスローブをヒナリの体に掛けてくれただけで、あとは何も言わずにただベッドの傍らに待機していた。
体を動かす気力もなく、何かを考える気力もない。濡れた肌に肌寒さを感じても、立ち上がる気にもなれない。
数分か、数十分か。ずっとそうしていると、
「ヒナリ様。そのままではお風邪を召されます。どうか湯に浸かってはいただけないでしょうか」
レイチェルが呼び掛けてきた。
(侍女としては、聖女に風邪をひかせるわけにはいかないものね)
自身に向けられた優しさも、今は素直に受け取ることができない。ヒナリはのろのろと体を起こすと、メイドたちと目を合わせないように床を見つめたまま湯殿に向かったのだった。
一晩中起きている羽目になったが眠気はなかった。
アルトゥールの部屋の浴室で体を洗ってもらい、自室に戻って朝食を摂ったあと、賢者たちが普段集まっているという一階の居間へと向かう。
夜通し貪り続けられた体は重く、腰から下が自分のものではないような気がした。
ソファーの背もたれの向こうに赤い髪が見える。ヒナリはその後ろ頭に呼び掛けた。
「ごめんなさいアルトゥール、あなたのお部屋を占領してしまっ――」
「お許しくださいヒナリ様!」
「!?」
アルトゥールは勢いよくソファーから立ち上がると素早く振り返り、ヒナリの足元に土下座した。
「えっ、えっ? 何?」
急にどうしたのかと面食らっていると、アルトゥールが額を絨毯に付けたまま床に声を響かせた。
「貴女の御身を気遣うことも忘れ、ただただ私自身の欲望を貴女にぶつけ続けてしまった。弁解の余地もございません……!」
(ああそうか、私の態度が怒っているように見えるのか)
ヒナリは赤い頭に向かって微笑み掛けた――表情はうまく作れなかったが。
「あなたに怒っているわけじゃないから謝らないで。紛らわしい態度を取ってしまってごめんなさい」
がばっと顔を上げたアルトゥールに、もう一度笑みを浮かべてみせる。今度は先程よりかは口角を上げられた気がした。
ベルトランに促されて、三人掛けのソファーの中央に座る。
ミュリエルが茶を出してくれる。その間ヒナリはずっと、下がった視線を持ち上げることができなかった。
とりあえず茶を飲んで気を紛らそうかとカップに手を伸ばし掛けた矢先、正面に座る賢者ダリオの声に遮られた。
「何をそんなに悲しんでおられるのです、ヒナリ様」
「え?」
思いがけない問い掛けに、ぱっと顔を上げる。
赤い瞳がまっすぐに見つめてくる。全てを見透かすような眼光に気圧されて、思わず視線が逃げを打つ。
「悲しんでなんか、いないです……」
余計な心配を掛けたくないのに声が震えてしまう。
あからさまな態度を取ってしまったことを情けなく思う。この場をどう誤魔化すか悩んでいると、
「もし話せることなら聞かせて欲しいな。アルトゥールのことではない?」
隣に座るベルトランが、ヒナリの顔を覗き込む仕草をして問い掛けてきた。温かな声が、胸にそっと沁み込んでくる。
話していいことなのかどうなのか――その判断も付かないまま、ヒナリは胸を締め付ける原因を吐露した。
「……女神様に、お会いしたの」
「!」
賢者たちが息を呑む。
「それでね、なぜ私をこの世界に呼んだのかをお尋ねしたら……」
早鐘を打つ鼓動に声が震える。
「偶然、私が選ばれただけって……」
「――!」
一同に緊張感が走る。
しばしの静寂の後――ベルトランが重々しく口を開いた。
「女神ポリアンテス様が、ヒナリを指名したわけではない……。それは、秘匿しておかないといけないね。女神様の教えでは『聖女の魂は、女神様が遠く離れた世界に生きる数多の人々よりお選びになった崇高なる魂である』と言われているんだ」
「やっぱり、そうだよね……」
いっそ失笑してしまいたくなる。その建前があるからこそ、この世界の人々はいきなり異世界から来た人間であっても崇め奉ってくれたのだ。
「私、本当に何の取り柄もないのに。取るに足らない自分が勝手に聖女様の体に入っちゃって、この世界の人たちに申し訳が立たないよ」
「君がそんな風に思いわずらうことはないよ。現にこうして聖女としてのお務めを果たしているじゃない」
神というものの恐ろしさに、ヒナリは身震いした。
「では、例えば……あなたはこの世界を滅ぼすこともできるのですか?」
「あら、また質問ね? んーそうねえ、初回サービスってことで答えてあげましょうか。世界を滅ぼすなんて、できるけどそうそうしないわよ~」
事も無げにそう言って、ころころと笑い出す。周りに侍る天使たちも笑顔になった。
「何度も繰り返してると、しばらく世界を創らせてもらえなくなってしまうのよね~」
(は!? アカウント停止みたいなこと!? どういうシステム!?)
ヒナリが絶句している間にも、説明は続く。
「あなたが居た地球の時間で言うと……十万年くらいかしら? 世界を構築する資格を剥奪されちゃうの。あの時は本当に退屈だったわ~」
「ね!」と女神が明るい声を響かせると、天使たちが一斉に頷いた。
世界を何度もいたずらに滅ぼすなんて――絶対にこの神の意に沿わぬことをしてはならない――そう痛烈に、心に叩き込まれる。
と同時に疑問も湧いてくる。
(世界を創る資格を剥奪って、誰に剥奪されるの?)
そう思った瞬間。
「こらこら」
女神が指先で空中をつんと突いた。同時にヒナリの眉間に軽い衝撃が走る。
「わたくしたち神より上位の存在について、人間が考えてはダメよ。狂ってしまうから」
笑みの失せた女神の冷めた目に射抜かれる。
やや低くなった声音には『人間ごときが』というニュアンスが込められていた。
「……じゃ、そろそろお帰りなさいな」
その言葉と共に、指が打ち鳴らされる。
次の瞬間、視界が真っ白に染まったのだった。
「ヒナリ、ヒナリっ……!」
遠くから――ではなく、すぐそばで幾度も呼び掛ける声。
ヒナリがゆっくりとまぶたを押し上げると、アルトゥールのほっとした顔がそこにはあった。
アルトゥールが口を開きかけた矢先、ヒナリは手の甲を額に当てて視線を遮った。
「ごめんなさいアルトゥール、しばらくひとりにしてもらえるかな……」
「……! 分かりました……」
その声はひどく落胆しているようにも聞こえた。しかし今のヒナリには、アルトゥールを気遣う余裕はなかった。
私は特別な理由もなく、この世界に飛ばされた――。
女神に知らされた事実が胸を締め付ける。
裸のまま横たわっている間、アルトゥールと入れ替わりで入ってきたミュリエルとレイチェルは、広げたバスローブをヒナリの体に掛けてくれただけで、あとは何も言わずにただベッドの傍らに待機していた。
体を動かす気力もなく、何かを考える気力もない。濡れた肌に肌寒さを感じても、立ち上がる気にもなれない。
数分か、数十分か。ずっとそうしていると、
「ヒナリ様。そのままではお風邪を召されます。どうか湯に浸かってはいただけないでしょうか」
レイチェルが呼び掛けてきた。
(侍女としては、聖女に風邪をひかせるわけにはいかないものね)
自身に向けられた優しさも、今は素直に受け取ることができない。ヒナリはのろのろと体を起こすと、メイドたちと目を合わせないように床を見つめたまま湯殿に向かったのだった。
一晩中起きている羽目になったが眠気はなかった。
アルトゥールの部屋の浴室で体を洗ってもらい、自室に戻って朝食を摂ったあと、賢者たちが普段集まっているという一階の居間へと向かう。
夜通し貪り続けられた体は重く、腰から下が自分のものではないような気がした。
ソファーの背もたれの向こうに赤い髪が見える。ヒナリはその後ろ頭に呼び掛けた。
「ごめんなさいアルトゥール、あなたのお部屋を占領してしまっ――」
「お許しくださいヒナリ様!」
「!?」
アルトゥールは勢いよくソファーから立ち上がると素早く振り返り、ヒナリの足元に土下座した。
「えっ、えっ? 何?」
急にどうしたのかと面食らっていると、アルトゥールが額を絨毯に付けたまま床に声を響かせた。
「貴女の御身を気遣うことも忘れ、ただただ私自身の欲望を貴女にぶつけ続けてしまった。弁解の余地もございません……!」
(ああそうか、私の態度が怒っているように見えるのか)
ヒナリは赤い頭に向かって微笑み掛けた――表情はうまく作れなかったが。
「あなたに怒っているわけじゃないから謝らないで。紛らわしい態度を取ってしまってごめんなさい」
がばっと顔を上げたアルトゥールに、もう一度笑みを浮かべてみせる。今度は先程よりかは口角を上げられた気がした。
ベルトランに促されて、三人掛けのソファーの中央に座る。
ミュリエルが茶を出してくれる。その間ヒナリはずっと、下がった視線を持ち上げることができなかった。
とりあえず茶を飲んで気を紛らそうかとカップに手を伸ばし掛けた矢先、正面に座る賢者ダリオの声に遮られた。
「何をそんなに悲しんでおられるのです、ヒナリ様」
「え?」
思いがけない問い掛けに、ぱっと顔を上げる。
赤い瞳がまっすぐに見つめてくる。全てを見透かすような眼光に気圧されて、思わず視線が逃げを打つ。
「悲しんでなんか、いないです……」
余計な心配を掛けたくないのに声が震えてしまう。
あからさまな態度を取ってしまったことを情けなく思う。この場をどう誤魔化すか悩んでいると、
「もし話せることなら聞かせて欲しいな。アルトゥールのことではない?」
隣に座るベルトランが、ヒナリの顔を覗き込む仕草をして問い掛けてきた。温かな声が、胸にそっと沁み込んでくる。
話していいことなのかどうなのか――その判断も付かないまま、ヒナリは胸を締め付ける原因を吐露した。
「……女神様に、お会いしたの」
「!」
賢者たちが息を呑む。
「それでね、なぜ私をこの世界に呼んだのかをお尋ねしたら……」
早鐘を打つ鼓動に声が震える。
「偶然、私が選ばれただけって……」
「――!」
一同に緊張感が走る。
しばしの静寂の後――ベルトランが重々しく口を開いた。
「女神ポリアンテス様が、ヒナリを指名したわけではない……。それは、秘匿しておかないといけないね。女神様の教えでは『聖女の魂は、女神様が遠く離れた世界に生きる数多の人々よりお選びになった崇高なる魂である』と言われているんだ」
「やっぱり、そうだよね……」
いっそ失笑してしまいたくなる。その建前があるからこそ、この世界の人々はいきなり異世界から来た人間であっても崇め奉ってくれたのだ。
「私、本当に何の取り柄もないのに。取るに足らない自分が勝手に聖女様の体に入っちゃって、この世界の人たちに申し訳が立たないよ」
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